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小説 8位
7pt
1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々と浮かぶが、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い目をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別の道を歩んでいく。二人の周囲に見え隠れする、いくつもの恐るべき犯罪。だが、証拠は何もない。そして19年……。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。壮大なスケールで描かれた、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家の記念碑的傑作。
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名作中の名作
この本を超える本には出会わなかった ありがとう、東野圭吾さん。
Posted by ブクログ
800ページを超える分厚い本を読んだのだから、それなりの時間がかかったはずなのに、読み終えると「あっという間だった」と感じてしまう。 ものすごい引き込まれ方をさせられた。 危うく寝食を忘れるところだった。 亮司と雪穂が主人公であり、これは彼らの物語なのに、彼ら自身の心情が語られる場面は一切ない。...続きを読む ふたりが顔を合わせて会話する場面すら描かれない。 読者は、彼らに関わった人々の証言や視点からその言動を知り、心情はもちろん起きたことの真相まですべて推測するしかない。 しかし、そのヒントの散りばめられ方はあまりに緻密だ。 ほんのわずかな描写やたった一行から、無関係と思われたピースとピースがカチッとはまる。 思わず「うわっ!」と声が漏れてしまう瞬間が、作中のあちこちに仕掛けられている。 物語は、最後の最後まで救われない。 愛の物語と呼ぶにはあまりにも悲しく、重く、そして暗い。 それでも、ふたりが与え合い守り抜こうとするものは、読み進めるうちに愛としか呼べないものに思えてくる。 暗闇を手さぐりで逃げるように歩き続けるふたりにとって、「白夜」とはどんな意味を持っていたのだろう。 雪穂が「白夜」を思わせる話をする場面がある。 そのときだけは、雪穂の心の内にはっきりと亮司の存在が見える。 そして、あのラストだ。 胸が抉られる。
好みすぎる、、、 ドラマがめちゃ好きなんだけど、それよりも暗い要素が盛り盛りだった。文章でしか表現できないエグさがあった。
白夜・・・真夜中になっても太陽が沈まないか、または夜になっても暗くならない自然現象 生まれた時から、雪穂と亮司はずっと太陽が当たることもなければ暗闇になることもない世界で生きてきたのだと思う。暗闇にならなかったのはお互いがいたからで、でも強烈な光が差し込むこともなかった理由もまたお互いの存在があっ...続きを読むたから。光をふたりで探すこともできたはずなのに、それをしなかった。そう生きることをお互いがあの時に共有しあったのだと思う。でもそれは私の想像でしかない。 二人のことは二人にしかわからない、この先誰が二人の生き方に触れようとも…
傑作だ。描写がうますぎる。結局どうなったの?結末は?と、疑問が残らないのが面白い。文章の中に決定的な言葉もないし、絶対そうだ、という確信にはなんにも触れてないのに全てが繋がっている。なにも言わなくても伝わってくる。そこが面白い。あーそうなんだ…と。余韻がすごい。めちゃくちゃよかった。
未読の私へ 人生でいちばんの本です。 読んで後悔しません、スラスラ読めるので分厚いことにビビりすぎないでください! 既読の私より
とても良かった 小さい頃は東野圭吾難しくてあんまりビビッときてなかったけど、大人になった今となっては名作揃いだな〜と改めて感動。 最初は犯人全然わからなくて各章のつながりもはっきりとしなくて、二人周りの話のひやっとする話が続くけどこれがなんの伏線、関連なんだろうって思っていて けど読み進めていくう...続きを読むちに、あーこの背景はこれだなとかこれはこの人だなとか、この発言は伏線だなってくる部分が増えてきてミステリーとして面白かった あまり普段ミステリーを読んできてなかったから頓珍漢な感想かもしれないけど、ミステリー初心者からするととても面白かった もちろん人を殺めることは悪なので殺人犯が悪いといえばそれまでだし、その他犯罪においてもやってはいけないことではあるから犯罪に手を染めた人に同情する余地はないとは思っている。 けどやっぱりこの本で巻き起こった一連の事件は、人間の性として納得されてしまう部分もあるとは思う。 そして何より犯人が起こした数々の事件は醜悪的なものではあるものの、その周りで巻き起こる事象もまたこの人の世における醜悪の詰め合わせといったような形で。 私は人生経験こそ輝きにつながると思ってしまうタイプだし、周りに恵まれているおかげかこの世は基本的には素晴らしいものだと思い込んでいる節があるが、あまりにもそれはお花畑すぎるな〜と あとなぜか人を引き寄せる人っているよね、大してその人のことを知らない段階でこの人と仲良くなりたいとみんなに思わせる人。ずっと不思議だったけど何なんだろうねあの引力は。
中学一年生の時に読んだ記憶。 物語にこんなに没入したのは初めて。 性描写等思いのほか刺激的で朝読書の時間気まずかった。
著者の訃報を受け、一番好きな小説を再読することにした。未読の方は人生で一度でいいから読んでほしい。絶対に後悔はしない。下手な恋愛ドラマよりもよっぽど純愛である。 他の小説よりも圧巻なのは、読後感の凄まじさであった。まるで自分が小説の中の世界にいて、登場人物に対するやりきれない思いや同情を読後に強く...続きを読む抱く。本当にそうすることしか出来なかったのか。違うやり方があったんじゃないのか。そういったことを目の前に存在するかのように語りかけてしまいそうになる。それほどまでにこの小説には理屈ではない人を惹き込む力があり、没入させられる。まるで雪穂のように。 これ以上うだうだ言わない。ただ一人でも多くの方に読んでいただきたい。それだけだ。 そしてこの小説を生んでくれたことに感謝する。本当にありがとう!
めちゃくちゃ面白かった! 最初は亮司と雪穂怖いなーと思って読んでたけど、話が繋がっていくにつれて辛い気持ちが込み上げてくる。 2人はお互いのことをどう思っていたのか、最後は事故なのか助ける為なのか、雪穂はそれを見てどんな感情を抱いていたのか。 これだけ長々と読んで2人のことが全く分からなかった。...続きを読む
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