【感想・ネタバレ】白夜行のレビュー

あらすじ

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々と浮かぶが、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い目をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別の道を歩んでいく。二人の周囲に見え隠れする、いくつもの恐るべき犯罪。だが、証拠は何もない。そして19年……。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。壮大なスケールで描かれた、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家の記念碑的傑作。

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購入済み

傑作!!

東野圭吾の傑作!!登場人物の感情を描かないからより物語に吸い込まれ想像力を掻き立てられる。クリスマスのラストシーンも素晴らしい!!!

#切ない

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

堀北真希の実写で観たことあり。30程前に読んだことがあったが、久しぶりに読んでみました。年齢を重ねてもなお、素晴らしい作品だと思いました。切なく苦しくしたたかな感情の揺れ動きと事件。とても面白く読みました。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

高校生の時に読んだことがあったのですが、その時には刺激が強くて物語の面白さにもあまり気づけず、読むには早かったみたいです。大人になってから改めて読むと、東野圭吾さん天才ですか…!ってなりました。笑

まず登場人物が多いはずなのに、ちゃんと誰だったか思い出せるし、区別がつく文章力。そしてあんなに長編なのに、長いなと思わせない物語の面白さ。あっという間に読んでしまった。

雪穂と亮司の2人のことを、本人たちの心理描写はあまり描かれていないのに、周りの人たちからの証言でどんな人物像か徐々に明らかになっていくところもすごいとなりました。最初は、得体の知れない2人だと思ってたのに、あんな過去があったなんて…結末を知って、ずーんと暗い気持ちになったし、考えさせられました。

それまでは、雪穂怪しすぎんか。あんな女の人嫌だわ、男性達もなんで騙されるんだ!ってなってたのに…最後で、そういう人生を歩むしかなかったのかーと悲しくなりました。やってることは駄目なんだけどね。

亮司も環境さえ違ったら、全然違う人生が歩めただろうに。全部周りの大人たちが、悪かった。

最後の笹垣刑事と他の人たちとの会話で、真実がどんどん明らかになっていくところは、驚きの連続でした。そして悲しい物語でした。読んでてこんなに印象が変わる小説も、なかなかないなと思いました。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

亮司と雪穂は、決して交わらない影と光のような存在だと思う。
その関係が、愛とも依存とも言えない独特の空気を作っていて、読んでいて異様な静けさを感じた。
読後は心がずしっと重くなるが、この関係性が切なくもあり、怖くもあり、妙に美しいと思う。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

流石東野圭吾ワールド。こんなに分厚い大作を2日で読み切ってしまった。最後亮司可哀想だったなぁ。不気味と思えるほど尽くしたのにねえ。
あんなにしつこく嗅ぎ回ってる笹垣がいつ殺られるのかとゾワゾワしてたけど見当違いだった(笑)

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

衝撃
久しぶりに小説を読んで、こんなに長編の作品を時間を忘れるぐらい集中して読んだ。
人間の汚さとか残酷さと、そうかもしれないけどほんとにそんな事するのか、いやするはずがないという人間の信用、先入観を巧みに使って、登場人物と読者を騙していた。
彼らは19年もの長い期間どんな気持ちで人生を生きていたのだろうか。
「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。…」
この雪穂のセリフが心に残った。2人はお互いの存在を太陽にしながら19年という長い年月を過ごしたのだろう。周りから見たら雪穂が太陽で亮司が月だが、雪穂にとっての太陽は亮司だったのだ。
残酷な方法を選んだのも、幼い頃の2人の残酷な経験がそうさせたのかもしれない。やはり幼少期の経験が当人に与える影響というものは計り知れない。
ラストシーン、追い詰められた瞬間自分の死を選択できる亮司の決断が雪穂への愛を感じた。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文庫本なのに860ページとなかなかの長編。
章が変わる度に色んな人が出てきたり、前章に出てきてた人物が成長していたりと物語の順序と伏線を整理するのがすごく大変だったが、どんどん点と点が繋がり、何かおかしいと思って読んでいた所が納得する結果になったり、何も気にも止めていなかったところが伏線だったりと読んでいてとても楽しかった。
探偵今枝氏のバイトの子の家に盗聴器が仕掛けられていたとこあたりから不穏な空気がどんどん大きくなり、青酸カリを持ち出す桐原と家のトイレで意識を失う今枝氏。直接的に桐原の犯行だとは書かれていないが、今まで接点のなかった2人だったが、そういうことだろうと思考してしまった時には自分がその立場に立っているような恐怖を感じた。
色んな人物の色んな物語が並行して進み、最後にはひとつに繋がる、とても面白い作品だった。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

長かったけど、話し手が変わるごとに何が語られるのか読むのが楽しかった。
現実世界にしたら西本雪穂ほどの美人はだれにあたるんだろう笑
桐原亮司の射精障害は事件のせい??
不倫関係になっていく誠と千都留の心情を読んでいる時、なんかしんどかった、、笑

長かったけどいろんな登場人物の視点からR&Yの姿が表されるのが面白かった。伏線回収もされていた、頭良すぎる。
結局西本雪穂の好きな人、目的は??

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公たちの内面がほとんど描かれないといことで凄い奇妙で面白かった。亮司がどうしてそのような生き方を選んだのか、最後のシーンではどう思っていたのか

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本当に衝撃を受けた。今までミステリーを読まなかったが、東野圭吾が好きという意見がよくわかった。色々な犯罪が絡み合い、そして最後の回収で全てを語らない手法も考える余地を残してくれてとても楽しかった。
内容はとても重く許されない犯罪も多々出てくるが、嫌悪感すら作品の一部になっており最高だった。

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2025年11月08日

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過去に子供が犯した犯罪を暴く、という話ですが、それだけではない深くて多様な人間模様が描かれていると思います。古い言い回しかもしれませんが。
話の展開に合わせてこちらの気持ちもどんどん変化していくのが感じられ、楽しいやら切ないやら自分でもよく分からない感覚でした。既に複数回リピート読みしてますが、これからも時々読み返すと思います。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

ひとつの殺人事件から時代背景と共に20年近くに渡り事件の真相を追うストーリ。長編ですが読む手が止まりませんでした。
子供時代から、年代を変えて取り巻く人々が変わり、暮らしも変化する。そこに絡み合う思惑や残虐な出来事がひとつひとつ濃かった。また、単体で起こったことではなく、全て繋がっていく感覚が後半にかけてあり、そのプロセスが面白かったです。様々なストーリーや変化の根底に蠢く何かを常に感じながら、それが徐々に強まっていく感覚、ふたりが抱える闇、憎悪、そして愛…
最後はあっけなかったけど、読み終えた後からじわじわ広がる怖さとストーリーの奥深さを感じる小説でした。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

東野圭吾作品、2冊目でした。
なぜかは分からないけど、何かがあるんだろうなと思わせる表現力。
とても面白かったです。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

とんでもない小説でした。

「この作品を超える小説に出会いたいために、小説を読み続けている」という感想があり、気になり本屋へ。

850ページ。その存在感に圧倒され、一旦躊躇したのですが購入。

最高でした!!とにかく最高でした!!

建設中のビルの中で遊んでいた子供が死体を発見し物語が始まる。
人公の2人の子供時代から、学生時代、大人時代、19年に及ぶ壮大なストーリー。

2人の周りに起こる数々の出来事がどのようにつがなるのか、つながらないのか?

主人公の周りの人間視点で物語が進んでいく描き方、内面を描かないゆえに影の部分をより陰に想像してしまう。

ラストも良かったです。大好きな作品になりました。

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2025年10月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2回もレイプ未遂で話が動くのどうなの……?と思ってたんだけどそれこそが東野圭吾の狙いだったとわかったときはのけぞりかえった。
白夜行というタイトルは、お天道様のもとを歩けるはずもない人生だけどお互いさえいればそれでよかった2人だったからなんだと思った。

すごすぎてずっとかじりついて二日で読み終えた
本当に面白い。この内容なのに2人の視点では語られないのが本当ににくい構成だなぁと。2人のことは2人にしかわからないままなのが良い。

桐原がタバコの火を手に押し付けられても平然としてるシーンが好き。ずっとこうやって生きてきたのかなって思ってしまって。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中で他の本に何度も浮気をしたのにも関わらず読むことを辞めきることはできず半年かけて読みましたははは~
ハッピーエンドだバットエンドだとかいう終わり方ではなく、ただ事実だけを書いて締めたラストが読み終わってからの余韻をより一層引きずらせたような、 、、
それが個人的には刺さった
あーこう綺麗に上手いこと行くんだな結局はっていう印象で終わらなかったのが良かった

この本の中のキャラでさえ雪穂や亮司、
特に雪穂の行動ひとつひとつ本当の姿なのか確信をもてぬまま終わったと思うけど
客観視していた読者側も疑ってしまうような掴みどころのない2人が読み進めていくうちにとても苦しくなった

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終始仄暗い雰囲気が漂っているのがいい。
雪穂と亮司は絶対的な信頼で結ばれていたんだろうな。果たして信頼と呼ぶのか、もっと黒い感情なのか分からないけど、個人的にはそんな二人の関係性が大好き。
雪穂はとんでもない人間だった訳だけど、それに一番振り回されたのは亮司だったと思う。途中からは亮司が哀れに見えた
ラストで亮司が死んで、雪穂は何を考えたんだろうか。雪穂のことだから、「便利だったのに残念だな」くらいにしか思ってないかな?
意図的に二人の目線から描かないことで、こんなにも読み手の想像が膨らむのかと感心してしまった。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

分厚い文庫のビジュアルに圧倒。
こんなにも引き込まれた小説はこれが一番かもしれない。
読んでいて頭の中で映像化?というかそういう読み方ができるようになった最初の本だと想う。
前提としての前半を蓄積するように読んで、後半で徐々につながっていく、明かされる。祈るように読んで裏切られて、いつしおりをはさんで本を置けばいいのか分からなかった。

これを読んだ後の読書や映画、前半がイマイチでも少し我慢して読み(観)続けることができるようになった。
何度読んでも引き込まれてしまう中毒性がある。

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2025年10月15日

Posted by ブクログ

主人公2人の心理描写がないにも関わらず、多様な登場人物たちによって徐々に謎が明らかになっていく。
ボリューミーな内容を感じさせず、ページを捲る手が止まらない。そんな初体験の一冊。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

得体のしれない怪しい雰囲気がずっと漂っている
長編なのにスルスル読め、納得できる終わりになっているのがすこい

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

最後読み終わると喪失感がすごい
そういうことだったのかってなって恐ろしくなる
2人の視点が書かれてないからこそ、すごい虚しい気持ちに最後なる
800ページくらいあるのに面白すぎて3日で読み終わった

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2025年09月24日

匿名

ネタバレ 購入済み

白鳥とコウモリを読んでから見た。あっちは被害者の娘と容疑者の息子だからこれとは違うが、この本があったからこそ白鳥とコウモリが輝くのだと思う。太陽を失った雪穂がどう生きていくのか、今まで通り何事もなかったようにできるのか、或いは・・・

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2025年03月25日

購入済み

長くて

良かった。登場人物まじ多い

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2020年06月04日

Posted by ブクログ

当時、私が小中学生の頃に放送された綾瀬はるか主演のドラマから入りました。私自身、読書する習慣がなかった子ども時代を送っていたのでページの厚さに「ヒーヒー」言いながら読みましたが、とても面白い作品をつくる著者だと思いました。この本を読んだ後、他の作品も2冊ほど読みましたが著者の作品の中では一番オススメの小説です。事件を紐解くのがメインなミステリー小説ではなく、悲惨な家庭環境がきっかけに積み重なった犯罪行為に動いていく人間関係が書かれていたのが推理小説慣れしてない私でも読みやすい一因でした。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

久しぶりに長編ミステリー小説を読みました?文庫本で小さい文字に悪戦苦闘でしたが、13章それぞれに息をつかせない展開で、あっという間でした!
姿が目に浮かぶような表現に、その場にいるような感覚で読めて面白かったです!ラスト数ページの展開、息を呑みました!
次も東野圭吾作品読みまーす

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

読み終わるのに時間かかったけど、途中で飽きることは無かった!色んな人がおすすめしてるのも納得の面白さ。最後の一ページよみきるまで、全然展開がよめない。終わり方も想像して無かった展開で、え!!って声に出たレベル。雪穂のその後は書かれてなかったけど、警察の望むような証言は最後までしないんだろうな……多分

20年近くをかけて事件を追っていく物語。結構な人数が作中で登場しては、突如退場したりする。人物名が多い分、個人的に混乱しがち。人物整理必須。

雪穂と亮司の細かい関係性とか、2人が過去に起こしたであろう事件の動機とか、匂わせるくらいはあるけど明確には語られず終わった部分も沢山。こうなのかな?と自分で考える余地もあって楽しい反面、実際にはどうだったのか作者に細かくネタバレして欲しい自分もいる。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なるほどね。読みたくなる。てか知りたい。好奇心の強度ってすごい。全部読み切るていすぎる。途中ちょっとだれたかな。おもしろいと言っていいのかいやおもしろいんか

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

ずっとメインの2人が結局何故罪の共有をし続けていたのか、最後の最後までわからず前提をずっと読んでいるように思えた。しかし、真相が分かった時全く違う2人のキャラクターがそこにはあり、ガラリと本の趣旨が変わった。「大恋愛」だった。互いを守り抜くために他者をなんとも厭わず、罪を重ね、未来を見ようともがいていた。
彼が死んだ時の彼女は本当に一体どう感じたのだろうと考えただけでも、呆然としてなにも手につかなくなる。美しい作品だった。
(ただ、基本第三者目線でしか語られず、一人称で気持ちが書かれてないため、読みにくさはある。が、故の読み応えかもしれないが)

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

東野圭吾『白夜行』

物語を通して貫かれるのは、「人は光と闇の狭間でどう生きるのか」という問い。
主人公たちはそれぞれの事情と過去を背負い、時に冷酷で、時に切なく行動する。
その選択は感情だけでなく、理性や矜持にも裏打ちされており、単純な善悪では語れない。

読み進めるうちに、人の心の複雑さ、愛と罪、友情と孤独が丁寧に浮かび上がる。
最終章での結末は、儚さと美しさが同居しており、読後しばらく思考が止まらなかった。

読む時期や立場によって、物語の見え方が変わる一冊。
人間の心理と生き方について、深く考えさせられる作品だ。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

亮司と雪穂の心情描写がないにも関わらずここまで表現できる著者の技術に敬服した。登場人物が多いためメモをとりながら読んだけれど結局最後にはジワジワと関係ないように見える人たちが繋がっていってパズルのようだった。
いつもなら読んでるうちに登場人物の顔が思い浮かんで映像化されるが、ドラマで綾瀬はるかが雪穂役をやっていたのを知っていたので綾瀬はるかが苦手な私にはそれが邪魔して入り込めなかった。
やはり小説は自分の好きな通りに登場人物を想像できるのが醍醐味だと思うので、こんなにも素晴らしい名作は実写化の俳優を知る前に読むべきだと心に決めた。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

最後の解説を読むまで、第三者視点で描かれていることに気づかなかった。さすがの筆力。
登場人物が多いけど、それぞれの物語があって、複雑に絡み合ってて、その全部の登場人物をあーこういう人いるよね、って描いてるんだけど、対象の2人だけずっとよく分からないまま。
私たちは第三者視点でしか物事を考えることができなくて、何が真実かなんて最後まで分からない。
あくまでも自分視点で色眼鏡をかけてしか、他の人について考えられていないことを肝に銘じて生きていきたい。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

最後まで一気に読めた。
普段ここまで事実とか推理に基づいた小説を読まないので状況理解に少し苦労した

うーーーん、、ミステリーを普段読まない身からすると、ここまでする?!ここまで考える?ここまで覚えてるもんなの?!となりました笑

徐々に見えてくる雪穂と亮司の絆
こんな人生生きている人達が実際にいたら、それは本当の愛だなって思います

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

9/19〜10/3

ドラマ版を最初の数話だけ見たことがある。
ドラマの方とはストーリーの展開が全く違っていて、ちょっとびっくり。
雪穂のやり方はちょっとあれだけど、すごく惹かれる。
桐原の人生はあれで良かったのか。

それにしても とても分厚い本で、電車の中で吊り革を持ちながら片手で読んでいるので、腕が鍛えられた。

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2025年10月03日

ネタバレ 購入済み

長すぎ

雪穂も亮司も残酷過ぎて子供時代に親に売春させられていた悲しい背景を踏まえても最後まで好きになれない。
登場人物増えるし文量多すぎて途中でよく分からなくなる。長すぎるし雪穂が嫌いすぎて続編の幻夜を読む気は無い。けど重なっていった謎が全て明かされるのがワクワクしながら読めたので星3.5くらい。

#ドロドロ #ダーク

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2025年05月03日

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