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Posted by ブクログ
面白かったです。読みやすい。
この小説は、維新後警察に入った、元新撰組斉藤一改め、藤田五郎の、密偵が主人公。だから「密偵」。
本当に、新撰組隊士たち、特に人気どころの幹部たちは、作家さんによって、全く違う描かれ方してますね。
この作家さんは、一貫して、斉藤一を、ぎらぎらした感じのしない、飄々とした人として描くので、そのファンの方が多いみたいですね。
私はぎらぎらした斉藤の方が好きだけど、飄々としてるのに、実は熱い、みたいなこの斉藤さんも好きです。
本筋に関係ないことですが、秋月作品で、斉藤一は、会津の密偵として新撰組に入ったことになっている。試衛館の同志じゃないの?うーん。
永倉新八もすごく好きなので、登場シーンはうれしかったです。
武器として、主人公は外国製のナイフを使うし、ピストルや毒手裏剣も登場し、日本刀を使うのは、藤田と永倉改め杉村だけ。そのせいだけではないんですが、藤田と杉村が、中年に関わらず、若い主人公たちを食うほどのかっこよさです。ほれぼれ。
といっても、若さゆえに悩み多き主人公も、聡明さ、土壇場の強さを持ち、とても魅力的です。
この作家さんは、ほんとに男性を、(特に女性から見て)魅力的に描くのが上手ですね。
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小説・文芸
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