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Posted by ブクログ
一応捕物帖なのでミステリーでもいいような気がしたけど、結局のところ、新撰組の源さんを書きたかったんだろうなってことで<歴史>カテゴリーに。
「歳三往きてまた」も滅茶苦茶よかったけど、これもすごくよかったです。
ステレオな新撰組像と、秋山氏の描く新しい視点とがきれいにまざりあって、新鮮だけどなんか懐かしいそんな群像劇になってます。
でもって、お人よしの源さんがめっちゃ格好いい。
まぁ、どんな媒体でも源さんの立ち位置はこんな感じなんだけど、それに過不足がないところがすごいと思う。
土方のツンデレっぷりも、沖田の無邪気っぷりも、ツボをがっつりおさえてますって感じで、もう「やられました」って平伏したいぐらいだ。
最終話の「源さんの形見」では号泣させていただきました。
不器用にしか、それでも夢を追う生き方しかできなかった、徒花としての彼らの鮮やかさが切ない…。
Posted by ブクログ
源さんこと、新撰組の井上源三郎。こんなに暖かい人だったのでしょうか。
この源さんは、とにかく江戸の時代劇の岡っ引きの旦那のような、温かくて、世話好きで、みんなの兄のような、おじさんのような存在です。
幕末ユーモアミステリーといったところでしょうか。5話中3話は、人殺しが発端となる話ですが、恋バナのエッセンスや、おいしそうな食べ物の描写が絶妙に挟まれているので、新撰組のシビアな部分を描いた本ばかりを読んで、救いを求めてるときに、お勧めです。
今まで読んだ本の中のイメージからすると、源さんが格好良過ぎるかな。決して2枚目に描かれているわけじゃないけど、この源さんは、格好いいです。
直前に、木内昇「地虫鳴く」を読んだのですが、そちらでもメインの一人である、尾形俊太郎のキャラも、かなり違っています。どちらの尾形も好きですが、格好いいのは、この秋山版の方ですね。この作品中、一番好きなキャラかも。
かなりフィクション寄りだけど、魅力的なキャラクターがたくさん出てくる、楽しい作品です。
新撰組の悲しいところは、いくら楽しい時間があっても、すぐに終わりが来てしまうところ。最終話は、源さんが亡くなったあとの話ですが、しんみり、いい話で、全体をまとめてくれます。
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小説・文芸
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