新撰組捕物帖

新撰組捕物帖

796円 (税込)

3pt

4.0

近藤勇、土方歳三とともに壬生浪士に参加した井上源三郎、三十五歳。おせっかい焼きの源三郎は、土方が本気になった恋の相手を探るなど、大小問わず事件をかぎつけては、首を突っ込むが、解決するごとに、ややこしい真相をあらわにしてしまう。源三郎がそれぞれに下した決断とは……。激動の時代を生きた男たちの息遣いを熱く感じる傑作捕物帖!

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新撰組捕物帖 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    新撰組におけるみんなの兄貴、源さんこと井上源三郎が、そのお人好しな性格から首を突っ込むことになる四つの事件。
    最後の第五章「源さんの忘れ形見」はさすがにしんみりした内容だけれど、その前の四章は源さんの人柄が反映された楽しい話。新撰組ものが読みたいけれど、軽めの物が読みたい時にお勧め。

    0
    2012年06月27日

    Posted by ブクログ

     一応捕物帖なのでミステリーでもいいような気がしたけど、結局のところ、新撰組の源さんを書きたかったんだろうなってことで<歴史>カテゴリーに。

     「歳三往きてまた」も滅茶苦茶よかったけど、これもすごくよかったです。
     
     ステレオな新撰組像と、秋山氏の描く新しい視点とがきれいにまざりあって、新鮮だけ

    0
    2012年06月04日

    Posted by ブクログ

    源さんこと、新撰組の井上源三郎。こんなに暖かい人だったのでしょうか。

    この源さんは、とにかく江戸の時代劇の岡っ引きの旦那のような、温かくて、世話好きで、みんなの兄のような、おじさんのような存在です。

    幕末ユーモアミステリーといったところでしょうか。5話中3話は、人殺しが発端となる話ですが、恋バナ

    0
    2015年04月27日

    Posted by ブクログ

    単行本では『源さんの事件簿』となってたように、新撰組を舞台にしたミステリという感じです。
    お人好しからいろんな事件に首をつっこみ、それを解決していくお話。

    源さん主役はあまりないのでどんなものかなと思って読み始めたけどこれが面白かった。
    途中まではミステリ感覚で楽しんでたが、最後の『源さんの形見』

    0
    2014年07月27日

    Posted by ブクログ

    井上源三郎が主役の短編集。
    人情家の源さんがよく描かれてます。
    助手的役割は中村久馬と尾形俊太郎、さりげなく土方さんや総司がフォローしてるのが好ましいです。
    最後の話は捕物帖になっておらず、歴史を駆け足でなぞってたのが残念でした。

    0
    2011年11月28日

    Posted by ブクログ

    「トシ、いつも世話になっているのにすまねえな」「源さん、な~にいいってことよ。今回はあんたが主役だ」ということで、おせっかい焼きの源さんが主役です。『新撰組血風録』では源さん危機あらば完全武装の組総動員で駆けつけ、本著では近藤局長から鬼の副長の尾行という特命も受ける新撰組の中で不思議な立場にいる源さ

    0
    2012年04月22日

    Posted by ブクログ

    井上源三郎が主人公の短編集。最初の話があんまり面白いと思えなくて途中で止めようかと思ったけど、後半になるに従って良くなっていった。
    最後の一編は、歴史の流れを短編で追おうとしているために時の流れが駆け足なのが残念だったけど、上手くまとまってると思います。土方ファンの私は函館時代が特に好きだから、思い

    0
    2011年10月27日

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