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Posted by ブクログ
女性が書いた本を読むことが多いからか、男性目線の「老い」に対する飾らない言葉が新鮮だった。
「昔はワルだった」みたいな自慢じゃなく、自虐するでもなく、淡々と自己分析をしているところがphaさんの人柄が現れていてすごく良い。
縛られるものが無い身軽さを自分の長所であり魅力であると思っていたら、それは若さに依存するものだったと実感してアイデンティティが崩れかけているのかもしれないけど、
自身の「衰退」を本に書き残すという第三者的な目線も、人生に現実感が無いまま練習のような気持ちで生きているphaさんらしくて味わい深い。
phaさんらしい年の重ね方をこれからもぜひ追っていきたい。
Posted by ブクログ
著者のphaさんは昔から存じ上げてきた。でもブログやドキュメンタリー番組で見たことがあっただけで、著作は読んだことがなかった。
若い頃の、それこそ勢いがある時代の著作を読まずに本作だけ読むのは片手落ちなのかもしれない。それでもなお、この本を今読んでよかったと断じて差し支えない。
中年になった。そのことにはもう抗えない。やっと最近そのことを受け入れられてきた。そんな僕には今こんな本が正に必要だった。
僕はいわゆる至って普通の会社員生活を歩んできて、phaさんと生き方の点で似ている部分は少ないのかもしれない。それでもなお、若い頃と精神性は変わっていない(つもりでいる)のに周りの接し方が変わってしまうことなど、中年の悲哀として描かれていることには共感を禁じ得なかった。
phaさんは「中年を生きていくしかないんだ」と、ある種諦念のようなものを提示した。でも「どうあるべきか」という答えは書かれていない。だけどそれでいいんだと思う。「中年とはどうあるべきか」は分からないながらに生きていくしかないんだな。むしろphaさんのような、社会のしがらみを超越した仙人のような人であってもそうなんだな。じゃあ僕のような凡俗なら尚更しょうがない。
そうやって低みから背中を押してくれる優しい本だった。
Posted by ブクログ
phaさんはもともと特定の個人と親密になりすぎるのを嫌う傾向がある。閉じられた関係性で行き詰まるの防ぎたいと思い、適度にいろんな人の出入りがあるように、意識的にシェアハウスを作って暮らしてきたそうだ。この辺の感覚が、自分と近しいものがあって共感した。
もう一つ面白かった視点は男性の考え方です。女性は親しくなってから、その上に趣味の付き合いが乗っかる感じだけれども、男性は自己開示なしで、いきなり趣味のところだけで付き合える。なるほど!
人間関係をめんどくさく感じたり、距離感が難しかったりすることがありますが、このような男性的な考え方を取り入れて、その時の楽しい趣味の中で遊ぶだけ、その人の個人的な事は聞かないというやり方で人と付き合っていくのはいいなぁと思いました。参考にします!
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