ストーリー・セラー

ストーリー・セラー

564円 (税込)

2pt

妻の病名は、致死性脳劣化症候群。複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病。生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。医師に宣告された夫は妻に言った。「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。妻は小説を書かない人生を選べるのか。極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。

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ストーリー・セラー のユーザーレビュー

「致死性脳劣化症候群」という、複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至るという不治の病に冒された妻。小説家という職業は、この病気と最も相性の悪いものだった。妻は書かない人生を選べるのか、現実に追い立てられる夫婦の行く末とは……
本作は、不治の病にかかった妻の物語であるside:Aと、side:Aを受けて描かれたside:Bの2部構成となっています。Side:BはSide:Aを描いた小説家のストーリーになっているのですが、最後まで読み進めると、Side:Aをフィクションとは思わせないような構成と、綺麗ごとでは片付けられないような現実の描写の生々しさが読者を引き込んできます。「実は作者の実体験で、ノンフィクションなのではないか」と思わせるほどの構成は圧巻です。何度も読み直したくなります。
有川浩先生の入門編としては少し重めかもしれませんが、面白いので是非読んでいただきたい作品です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ずるい。ずるすぎる。

    学生時代に出会って、もう5度目の完読。
    何度読んでも、必ず泣いてしまう。
    展開は分かっているのに。
    描写も分かっているのに。

    ずるい。本当にずるい。

    有川浩先生はどうしてこうも人を泣かせることが上手いのか。
    植物図鑑も旅猫リポートもレインツリーの国も泣いたぞ?
    どうしてく

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    「余命3000字」という名前に興味を持ち、手に取った作品。3000字とは彼女に残された文字数。思考すればするほど死に近づく病を患った作家の女性とその読者で書くことが苦手な男性の姿を描く。sideA とsideB 、2つのストーリーからなるこの作品だがその2つが合わさって1つの意味を持つ。そんな、涙な

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    とにかく、めちゃ良かった!
    一作目の話が特に。

    主人公の女性の、小説を書くことに対する態度や信念が、自分が哲学をするものと重なりました。
    はじめから流れるような文章に身を任せて完読しました!

    優しくも力強い愛を感じる本です^_^

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    中学生の時に図書室で読んだのが初めて。
    本屋で見かけて久しぶりに読んだけどやっぱりすきだ。ぶっ通しで読んでしまった。
    aもbも両方素敵なんだよ
    大切な人との時間は大切にしていきたい。

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    普段本を読まない妻からすすめられた。予想通り当人はまだ読んでいないらしい。借りたその日に読み終え感想を求められた。

    「途中サイコ系かと思ったけど、良い裏切り方をさせられたよ。」

    「何言ってんのかわからないけど、好きなインフルエンサーがおすすめしてたから買っちゃった。」

    そういうとこだ。結局君は

    0
    2025年04月10日

    Posted by ブクログ

    自身の入院中に読んでしまって凹みました。。
    自分のことも不安になるくらいリアリティがあったので。
    感動しました。

    0
    2025年02月03日

    Posted by ブクログ

    自分自身が化学療法しか方法のない病気をしたことがあるので、SideBはなかなかリアルに胸が押しつぶされそうになりました。
    自分のときは自分で検査に行き、自分で医師から告知され、すべて自分で決めたので、配偶者は言われたようにするだけ。だったので、ここまで寄り添ってもらえるのは少し羨ましかったりした。

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    本を読む手を止めるのが惜しかった
    読み終わったあとに「この話ってどこまで本当なんですか?」と真っ先に浮かんできた。そのくらい境界線が曖昧になったところが引き込まれた

    0
    2024年12月04日

    Posted by ブクログ

     小説家の妻と夫の二つの話。夫婦愛、家族愛がテーマな作品。

    どこまでがリアルなこの夫婦の物語なのか、妻の作品の物語なのか個人的にはあまり分からなかった。そこは少しもやもやした。しかし、そんなことはあまり気にならないほどこの作品には感動できる。妻の小説家としての葛藤、推しである作家でもあり大好きな妻

    0
    2024年11月14日

    Posted by ブクログ

    2024/8/31
    普段読まないタイプの作品だが、有川浩先生とあって手に取った。
    夫の優しさと妻の優しさそれぞれを感じるとともに、人が恋をし、愛を与えることの根底を知ることができた。
    人生で読む事が出来て良かった作品の一つ

    0
    2024年08月31日

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