ストーリー・セラー

ストーリー・セラー

564円 (税込)

2pt

妻の病名は、致死性脳劣化症候群。複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病。生きたければ、作家という仕事を辞めるしかない。医師に宣告された夫は妻に言った。「どんなひどいことになっても俺がいる。だから家に帰ろう」。妻は小説を書かない人生を選べるのか。極限に追い詰められた夫婦を描く、心震えるストーリー。

...続きを読む

ストーリー・セラー のユーザーレビュー

「致死性脳劣化症候群」という、複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至るという不治の病に冒された妻。小説家という職業は、この病気と最も相性の悪いものだった。妻は書かない人生を選べるのか、現実に追い立てられる夫婦の行く末とは……
本作は、不治の病にかかった妻の物語であるside:Aと、side:Aを受けて描かれたside:Bの2部構成となっています。Side:BはSide:Aを描いた小説家のストーリーになっているのですが、最後まで読み進めると、Side:Aをフィクションとは思わせないような構成と、綺麗ごとでは片付けられないような現実の描写の生々しさが読者を引き込んできます。「実は作者の実体験で、ノンフィクションなのではないか」と思わせるほどの構成は圧巻です。何度も読み直したくなります。
有川浩先生の入門編としては少し重めかもしれませんが、面白いので是非読んでいただきたい作品です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月18日

    ほんとにいちばんすきな小説かもしれない
    sideAが好きだけど、Bも最後の1行で心震えた、、

    あと小説家っていいなーって思った。主人公も小説家で、言い合いがあった時とかに思ったことが言語化できててわたしまですっきりした
    あとやっぱり言葉選び?が素敵

    微笑ましくてにやにやもするし、この夫婦かわいく...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月27日

    胸がキュッとなる作品でした。妻の心情を思うと本当に辛かったです。自分に置き換えて考えてしまうと本当に涙が止まりません。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月22日

    私は誰かにおすすめの本教えてと言われたら必ずストーリー・セラーと答えるくらいこの本が好きです。
    何度も読み返したくなる本
    SideAもSideBも最高です

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月03日

    面白い。あっという間に伏線回収された感じ。
    スッキリするような、真実を更に考えるような、楽しく疑うことができた。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月26日

    「最強の夫婦」のはなし。
    そして、作家ってすごい。

    自分もいつか死ぬ。
    たぶん、配偶者のあの人とは、どっちかが先でどっちかが後だ。
    そのときに、この物語のように残された時間を過ごせればいいな。

    そして、
    お互いの価値観を認め合って
    お互いの生きざまを支え合って
    世間体だとか前世代の常識だとか職場...続きを読む

    0
    購入済み

    友達に勧められて読んだ

    2022年11月03日

    やっぱり有川浩は読みやすい
    とても良い
    もっと早く読めばよかった

    0
    購入済み

    何故か、「やられたぁ」感が

    2018年01月08日

    ヤッパリ有川浩さんのお話は面白い。
    死と直面しているのに、フッと吹き出したくなるセリフが飛び出したりして、読後も軽やかさだけが残り、まだ続きがありそうな気さえしました。

    0
    購入済み

    再読したくなる

    2016年05月15日

    感動もつかの間、どこからどかこまでが…?と、読み終えた後のモヤモヤがすごい!再読したくなる1冊でした。

    0
    購入済み

    物語の締め方に脱帽

    2015年12月23日

    サイドAで涙が溢れてくる物語に心を掴まれ、サイドBにてさらにその意味に深みが含まれ、そしてあの終わり方。完全に物語に魅了されました。まさに、本書に書かれているように有川さんは『書く』才能をもった作者というしかありません。この作品を『読む』読者として関われて良かったです。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    サイドAの微笑ましい2人のやりとりと、あの出来事以降の物語の展開で胸が締め付けられる。大事な人を想像しながら読むと余計に涙が止まらなかったです。

    0

ストーリー・セラー の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

有川浩 のこれもおすすめ

ストーリー・セラー に関連する特集・キャンペーン

ストーリー・セラー に関連する記事

同じジャンルの本を探す