Posted by ブクログ
2013年08月31日
有川浩さんの小説が好き。
哀しくて零れ落ちてしまう涙、堪えないといけない涙、そして笑顔とともにある涙。
面白い小説でした。
お話は、
桜祭りで一般に開放された横須賀米軍基地に突如海から巨大生物の大群が襲来し、次々と人を襲う。
自衛隊員2人(夏木、冬原)は逃げ遅れた子供たちを連れ、米軍基地内に停泊し...続きを読むていた海上自衛隊の潜水艦でろう城することに。
米軍、内閣、警察上層部の思惑を絡み合い、潜水艦に取り残された者は...
まず巨大生物が生きている人を次々に捕食していく描写が結構エグい。
シーンを想像すると鈍い恐怖が沸き起こってくる。
現代社会に巨大生物ってなんだよ、興ざめる...ってコトにならなかった。
極限の密室で過ごす子供たちの描写がすーっと入ってくる。
子供ってこういうコミュニティを作っちゃうし、素直だったり素直じゃなかったり。
もちろん恋愛ありです。有川浩さんの恋愛の甘さがほんと心地良い。
そして、アホなお偉いお役人と反体制なカッコイイ漢もでてきます。
怪獣に、青春に、自衛隊ネタに、恋愛まで。
またまたてんこ盛りでした!
満腹!
自衛隊三部作「陸・空・海」完食しました!
いや〜おいしかった!
有川浩さんの作品を1つでもいいなーと思った方は、ぜひご賞味ください!