望遠ニッポン見聞録

望遠ニッポン見聞録

小説・文芸
596円 (税込)

2pt

中国大陸の東の海上1500マイルに浮かぶ、小さな島国――ニッポン。そこは、巨乳とアイドルをこよなく愛し、世界一お尻を清潔に保ち、とにかく争いが嫌いで我慢強い、幸せな民が暮らす国だった。海外生活歴十数年の著者が、近くて遠い故郷を、溢れんばかりの愛と驚くべき冷静さでツッコミまくる、目からウロコの新ニッポン論。アッパレ、ニッポン!

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望遠ニッポン見聞録 のユーザーレビュー

『テルマエ・ロマエ』の作者・ヤマザキマリさんのエッセイ集。
ご本人をして「ちょっとばかり特殊だった」とおっしゃる家庭環境の紹介で始まる1つめから怒涛の28エッセイが楽しめます。MANGAにトイレ、ビールに結婚式…とあちらこちらに話題が飛んでいるように見えて、実際は、17歳で絵画を学ぶためにイタリアへ留学して以来ずっと海外暮らしの筆者が、改めて祖国である日本について「再確認」「再発見」したことがつづられています。
海外には旅行をしたことがある程度で住んだ経験はない私でも、海外に出たからこそ気づいた日本のあれこれはありますが、やっぱりヤマザキマリさんの視点は非常におもしろくて、「なるほど!」「そういう見方があるのか…」「そんなことある!?」など、さまざまに感情が揺さぶられます。また、エッセイの間に挟まれているイラストも最高ですので、ぜひ読んでみてください。
ちなみに、私は「その二十六」がお気に入りです。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりにエッセイ読んだら新鮮(笑)
    中にいるだけじゃわからない日本を(私は一生わからないんですが)冷静に俯瞰してるのがカッコいい
    何冊エッセイ書いても尽きないネタをお持ちで羨ましい
    私の貧弱な想像力も膨らませてくれて楽しかったですありがとう

    0
    2026年07月29日

    Posted by ブクログ

    望遠ニッポン見聞録
    著:ヤマザキ マリ
    出版社:幻冬舎
    幻冬舎文庫 や 35 1

    外国から、日本を遠目で見るというのでしょうか。
    体験記と称していないのは何故?
    ヤマザキマリは、昭和42年生まれで、高度成長期のウォークマンやら
    兼高かおるの「世界の旅」とか、ポケモンカードゲームとか、けっこうかぶっていて、あるある感が。
    「おしん」あったなあ、という感じです。

    TVなどで、耳どしまになっているところに、彼女がぶつけてくる生のエピソードは違和感と臨場感とで、抱腹絶倒のかぎりです。

    外国からニホンを見た世界と、それにかぶって、漫画が挿絵としてはいっています。

    日本人と、外国人も、滑稽なほど、必死感が満載です。

    テレビドラマでみる外人というのは、落ち着いていて、大人ってかんじですが、ヤマザキマリが描く、外人は、なんかまぬけて、ぬけていて、喜怒哀楽のはげしい、落ち着きのない人。
    これじゃあ、やっぱり、日本男子と、大和撫子のほうが、一枚も二枚も上手ではなにかと、錯覚してしまいそうです。

    1つ1つの章は8頁ぐらいで、読みやすいです。たのしかった。

    目次

    【その1】世界を飛び回る、世界一幸福な人たち。
    【その2】巨大化するおっぱいMANGA。
    【その3】ぽっとんの闇が生んだ、世界最高峰トイレ文化。
    【その4】アイデンティティなんていらない日本の国酒、ビール。
    【その5】厳かに行われる俄か結婚式の妙。
    【その6】子供の物欲をあおりまくるメディアに注意せよ。
    【その7】同化しようとするカメレオンたちのストレス。
    【その8】信頼できるのは、女好きより、猫好き人間。
    【その9】ナチュラルに着飾れない、みすぼらしい東洋人の悲哀。
    【その10】伊達男は伊太利亜にはどこ探してもおらず。
    【その11】四季のある国は、毎年命がけの越冬をする。
    【その12】いっそブラジル人になれればいいのに。
    【その13】味覚は「気」から。自称グルマン民族を卒業せよ。
    【その14】キレることが苦手な一億総「おしん」
    【その15】情ではなく商品力で勝負する、意外と強気な商人たち。
    【その16】決死のディスカッション。
    【その17】全世界から憧れの眼差し。電化製品のドラえもん。
    【その18】節電してもガゼンギラギラのバブル国
    【その19】世界を侵略する変な民芸品に注意せよ
    【その20】血みどろにならない敏腕歯医者。
    【その21】何がなんでも歯をみせない、鋼のアルカイックスマイル。
    【その22】運動嫌いの応援好き。
    【その23】しゃがむ。
    【その24】想像力を刺激し、行動力を抑制する旅番組。
    【その25】平和の仮面を被ったちょっとした犯罪国。
    【その26】ドSな吹き替えに脅される民。
    【その27】大和撫子が強くなっても、日本男子は弱いまま。
    【その28】それいけセクシーナデシコジャパン。
    あとがきにかえて
    文庫版あとがき
    解説 角田光代

    ISBN:9784344423817
    出版社:幻冬舎
    判型:文庫
    ページ数:240ページ
    定価:570円(本体)
    2015年08月05日初版発行
    2023年07月20日3版発行

    0
    2026年02月13日

    Posted by ブクログ

    本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。 西原理恵子画伯曰く「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が、自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづった、エッセイ集であります。





    本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。西原理恵子いわく「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづったエッセイ集であります。

    もともと自らの「モーレツ家族」の日常をmixiにアップし続け、更新されているブログを拝読させていただく限りでは、筆者の文章は独特の味わいがあって好きです。

    さらに、自身がイラストを描いているので、またそれも一服の清涼剤となっております。書かれていることはいまや筆者の代表作となった『テルマエ・ロマエ』のルシウス並みに日本に驚き、日本文化を楽しみ、真面目に悩む姿であり、彼女の真剣なまなざしや苦悩する姿が真摯であればあるほど、それがユーモラスな笑いとなって行間からにじみ出てくるのでした。

    たとえば、おっぱいだけが巨大化しつづけるオタクMANGAや、日本における宴席には必ずといっていいほど出てくる「国酒」ビールについてや、伊達男は伊太利亜にはいない、という箇所にも衝撃を受けました。

    僕は「イタリア男」というのはベルルスコーニ元首相のことを考えていましたが、イタリア人の筆者の夫に言わせるとああいう男はイタリアでもまれだそうで、「その話題には触れないでくれ」というのが一般的な認識だということを読んだときには『やっぱりそうだよなぁ』と思ってしまいました。

    最後のほうに、日本の女性が強くなっても、日本の男性は弱いまま、というタイトルの文章があって、そこに関してはわれわれ男性は十分に反省しつつも、最後まで面白く読める一冊でございます。

    ※追記
    本書は2015年8月5日、幻冬舎より『望遠ニッポン見聞録 (幻冬舎文庫)』として文庫化されました。

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

    海外に行くと
    新しい文化や人、物に出あう。
    そして、知ると共に
    日本や自分について
    振り返ってみる機会にもなる。
    それが海外へ行く
    おもしろさの一つだと思う。

    いろいろな国で長く暮らしてきた
    ヤマザキさん。
    いろいろな視点から
    ニッポンを振り返って
    良いことも
    そうとは言えないことも
    感じたことが
    ありのままに綴られている。

    でも、
    母国日本に対しても
    これまで訪れたり暮らしたりした国々にも
    愛情と尊敬の念を持っていることが
    きちんと感じられる。

    0
    2023年08月06日

    Posted by ブクログ

    ヤマザキマリさんはテルマエロマエの作者さんというイメージだけでしたが、この本を読んで日本人としての感覚も持ち合わせた外国人な印象でした。海外にいるからこそ見えてくる日本であったり、面白い家族の話であったり、人の温かさや面白さを実感できる一冊だと思います

    0
    2023年04月13日

    Posted by ブクログ

    イタリアにダンディなおっさんはほとんどいない、日本も昔はJRに痰を吐くための痰壷が置いてあった、イタリアが人生に疲れると向かいたくなる真実のラテン系な国ブラジル。この辺が面白かった。

    0
    2019年03月13日

    Posted by ブクログ

    何冊かヤマザキマリさんのエッセイを読んだが、これが一番面白かった

    ただ、書かれたのが15年前なので、今の日本の状況とはだいぶ違っている部分も多い気がする
    なので、15年前を思い出しながら読んだ

    0
    2026年07月26日

    Posted by ブクログ

    テルマエやオリンピアは読んだ事はあったけど、ヤマザキマリさんのエッセイを読んだのは初めて。
    どのエピソードも面白くてサクサク読めちゃいました。
    普段当たり前に日本で過ごしているけど、世界には本当に色んな価値観があるんやなーて実感。

    0
    2024年04月27日

    Posted by ブクログ

    角田光代さんの解説にもあるように、マリさんの強烈で笑える体験談がさらっと他人事のような語られ方をするのが、物事を俯瞰するマリさんらしい。

    旅行番組を観ることで旅への意欲をかき立てられるタイプと、旅したような満足感を得て意欲がなくなるタイプがあるという話が出ていたが、
    私はマリさんのエッセイを読むとあたかも異文化体験し、日本を外部から眺めたような気になって満足してしまう。

    読んでいて楽しかった。

    0
    2024年04月17日

    Posted by ブクログ

    Eテレで「読書の森へ 本の道しるべ」の再放送をやっていてまたヤマザキマリさんの本に触れたくなり再読。若くして単身イタリア・フィレンツェの美術学校で油絵を学んでいた当時、人生で最大の貧困を強いられていた時の話など、筆舌の良いエッセイ集です。笑 
    何だか元気を貰います。

    0
    2024年02月22日

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