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父親が猟奇殺人を犯し「悪魔の子」と噂される少年、良世。事故で娘を失った過去を持つ翔子は、亡くなった姉の忘れ形見である良世を育てることになるが、口を閉ざし、何を考えているかもわからない。なんとか彼を知ろうと寄り添うも、ある日机で蟻の「作業」を している姿を目撃し――。人を信じ育てることの難しさと尊さを描く、感涙のミステリ。
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Posted by ブクログ
読む前と後でタイトルの印象がガラリと変わる。 非現実的なあらすじに惹かれて手に取ったはずなのに主人公の葛藤は身近な現実そのものに感じた。それくらい文章がリアルだった。 本も人間も、肩書きやあらすじだけで見極めることはできない。当たり前を改めて突きつけられた。
考えても考えても答えは出てこないし、良世くんに私の考えがすべて見透かされてるようで怖かった。 でも読み進めていくと良世くんに対しての恐怖心や不信感はなくなっていって、とても考えさせられる作品でした。 読み終わってもなお答えは見つかりません。
匿名
恐ろしく何度も胸が苦しくなり辛くなりました。親の罪を子供が背負わなくてはいけないのか?親の罪によって心が傷付き一生消えないおもりを背負って生きていかねばならなく、人の目を気にして生きていくのは辛く苦しい。彼女のような人が側にいてくれて彼には希望がある。そこだけは救いです。
#切ない #深い #ダーク
途中何度か深呼吸しながら読んだ。 自分の薄っぺらい考えを見透かされて、見つめさせられるような気がした。 「プレゼントをもらわなかった子供はどうすればいいのか」 うーん。どうすればいいのかわからない。 でも、答えはないのかもしれない。
初め「良世くん」が何を考えているのか不気味で 読んでいる時から少し怖かった。 けれど話せるようになった時から180°、良世くんに対する不信感やマイナスな感情は不思議となくなった。 そして、最後の最後で涙が止まらなくなった。 やっぱり子どもを大切に思わない母親はこの世には いないと感じた。 良世くん...続きを読むには、亡くなってしまったお母さん(詩織) の分まで精一杯生きて欲しいと思った。 小林由香先生の小説は、登場人物それぞれに優しさが詰まっていて読んでいて本当に心に染みる。
一気読みしました。 福岡観光するのに飛行機の中で読む用に買ったのですが、読み始めたら止まらず、福岡着いても観光中も本の続きが気になって、観光は早々切り上げてカフェに寄り読み続けました笑 残虐な事件を起こす悪人。決して許されないことをしたことに変わりはないけれど、彼等はなぜ犯行に及んでしまったのか。...続きを読む彼等の生い立ち、バックグラウンドを考えずにはいられません。彼等の味方をするつもりはもちろんないけれど、彼等が出会う人が違っていれば、悪人にならずに済んだのではないか。表面的な出来事だけで人を判断して決めつけることは簡単。でもニュースで知らされる事実だけで、外から批判する人にはなりたくない。 人のことを大切にできるのは人から大切にされてきた人だから。 だれと出逢うかで変わりうる人生。 とても大切なメッセージが詰まった一冊。 良世が翔子と出会えてよかった。翔子が良世と出会えて心からよかった。
良い意味で裏切られました。子育ての難しさ、人との向き合い方など。 自分の子供であっても、当たり前だけれど一人の人間で、今の私には必要な言葉の数々でした。言葉を話して紡いでくれる子供の話を、忙殺されながら向き合えずにいました。時間がないのはいいわけですね。一生懸命に聞こうと思わせてくれました。
解説と被る感想になってしまうが、本を手に取った時になんとなく思い浮かべるストーリーに類似している訳でも、全く異なる事もない、圧巻される内容だった。作者の意のままに感情を振り回されてしまった。 人の感情はいとも簡単に流されてしまい、固定観念に縛られて向き合うことを放棄してしまうものだなと感じた。 そ...続きを読むもそも自分の感情や考えは相手に伝わらない、理解できない事は当たり前とわかっているつもりでも、実際自身が対面すると全く役に立たないことの方が多いと思う。 それだけ感情や考えは揺れ動くものだから答えのないものこそ、常に相手を、自身を疑い、考え続けなければいけないと感じた。
タイトルだけで手に取った本ですがその内容は衝撃的でした。読む前と読んだ後でタイトルの意味がぜんぜん違います。 前半は不気味で不穏な雰囲気。後半は心を強く打たれて涙無しには読めなかったり心が暖かくなる様な場面がありました。 前半の不気味さの謎が解けた時、子供の感情って繊細で複雑なのだと子を持つ親として...続きを読む考えさせられました。 最近読んだ本では1番おすすめの本です。
本のタイトルを見て、まず衝撃を受け、裏の紹介文を読んだら”なぜか妙に惹かれて“手に取ってた1冊。 「僕のこと…‥嫌いになったら捨ててもいいよ」 最初の方は掴みどころの無い男の子という印象だったけど、最後まで読んだら、よりこの言葉が胸に刺さった。
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小林由香
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