まだ人を殺していません

まだ人を殺していません

867円 (税込)

4pt

父親が猟奇殺人を犯し「悪魔の子」と噂される少年、良世。事故で娘を失った過去を持つ翔子は、亡くなった姉の忘れ形見である良世を育てることになるが、口を閉ざし、何を考えているかもわからない。なんとか彼を知ろうと寄り添うも、ある日机で蟻の「作業」を
している姿を目撃し――。人を信じ育てることの難しさと尊さを描く、感涙のミステリ。

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まだ人を殺していません のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月16日

    良い意味で裏切られました。子育ての難しさ、人との向き合い方など。

    自分の子供であっても、当たり前だけれど一人の人間で、今の私には必要な言葉の数々でした。言葉を話して紡いでくれる子供の話を、忙殺されながら向き合えずにいました。時間がないのはいいわけですね。一生懸命に聞こうと思わせてくれました。

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    Posted by ブクログ 2024年02月19日

    解説と被る感想になってしまうが、本を手に取った時になんとなく思い浮かべるストーリーに類似している訳でも、全く異なる事もない、圧巻される内容だった。作者の意のままに感情を振り回されてしまった。

    人の感情はいとも簡単に流されてしまい、固定観念に縛られて向き合うことを放棄してしまうものだなと感じた。
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    Posted by ブクログ 2024年02月19日

    タイトルだけで手に取った本ですがその内容は衝撃的でした。読む前と読んだ後でタイトルの意味がぜんぜん違います。
    前半は不気味で不穏な雰囲気。後半は心を強く打たれて涙無しには読めなかったり心が暖かくなる様な場面がありました。
    前半の不気味さの謎が解けた時、子供の感情って繊細で複雑なのだと子を持つ親として...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月26日

    本のタイトルを見て、まず衝撃を受け、裏の紹介文を読んだら”なぜか妙に惹かれて“手に取ってた1冊。

    「僕のこと…‥嫌いになったら捨ててもいいよ」

    最初の方は掴みどころの無い男の子という印象だったけど、最後まで読んだら、よりこの言葉が胸に刺さった。

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    Posted by ブクログ 2024年01月23日

    子育てを機に、自分の生き方を振り返ることが多いと友人が言っていた。
    きっと、似ていても、似ていなくても、何か思うことがあるのだろう。
    人生ってときに考えてもみなかったことが起こる。
    生きていくってなかなか大変だ。

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    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    二転三転しながら深さを増していくストーリー展開。
    子を持つ母にはなかなか辛い内容もあるが、サスペンス要素を持ちながらラストは涙。
    最後まで一気に読みました。

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    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    葉月翔子は、5歳だった娘を交通事故で亡くし、夫と離婚してから1人で暮らしている、元美術教師だ。
    ある日、亡くなった姉の夫である南雲勝矢が、自宅に2人の遺体をホルマリン漬けにしていたという事件が起きる。
    勝矢と亡き姉の息子である良世(りょうせい)は小学生であり、もし翔子の娘が生きていれば同じ年だ。
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    Posted by ブクログ 2024年03月10日

    途中苦しくてメンタル持っていかれそうになって
    早く最後まで読んでしまいたくなった
    物事の真実が見えずうやむやにしていることは
    自分を顧みてもきっと少なくないはず
    それでも人を信じて向き合うことが救いになる

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    Posted by ブクログ 2024年02月11日

    著者初読み。
    死んだ姉の子良世と同居することになった翔子。父親が猟奇殺人を犯している良世は、場面減黙症となって口を閉ざし、何を考えているかわからない。翔子は娘を事故で亡くしており、その過去が良世との関係にも影を落とす。
    彼との関係を良好にしたい翔子は、姉の親友の助けも借り、何とか良世が口を聞くように...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月08日

    義兄が殺人犯となり義兄夫婦の息子である良世を、亡くなった姉に代わり育てていく翔子。
    良世に向き合おうと頑張るが、そんな翔子にも悲しい過去があり、、
    翔子と一緒になって良世に翻弄されてしまった。
    良世のこの先の幸せを願うと共に我が子を抱きしめたくなる1冊でした。

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