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私を助けて――。生と死の選択は誰が決めるのか!?蔑まれた者だけが知る深淵。声なき声は届くのか!?――。命の重さの重要性を問いかけ、連鎖する“いじめ問題〟に一石を投じる、青春ミステリ小説。東京の進学校に通っていた、高校一年の成瀬航基は、母の再婚をきっかけに、ある田舎町に引っ越すことになった。転入して間もない学校生活は順調に進んでいたが、そんな状況が一変し、突然いじめのターゲットになってしまう。いじめは次第にエスカレートしていき、航基は身も心も耐えられなくなっていく。不条理な目に遭うたびに心は削られ、誰にも相談できずに、我慢の限界を迎えた航基が出した結論は「死」。地元で『ゴーストリバー』と呼ばれる河を自殺の場所に選ぶが、その河でほとんど学校にも登校せず、真面目に授業も受けない、クラスメイトの月島咲真と出会う。そんな咲真が航基に対し、「報復ゲームに参加しないか」という衝撃的な一言を放つ――。
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Posted by ブクログ
読書備忘録1000号。
★★★★★。
2011年くらいから備忘録付け始めてはや15年。
やっと1000号です!
冊数で言えば1200冊くらいかな。
そう考えると、まだ人生で4000冊くらいしか読めてないんですよね。
もっともっと読書を楽しむには、読むスピードも寿命も足らん!悲しい!
さて、記念すべき1000号は由香さんを読んで苦しむシリーズ!になりました。笑
まあ、当たり外れなく苦しいわ。由香さん!
本作の終わり方は涙無くして読めない良いものでした。
ただの高校生ごときが全世界を救うとか!ないわぁ!神か!
物語の冒頭。
廃校となった小学校の一室で陰湿ないじめが繰り広げられていた。
「心から流れる血は透明だから誰も気づかない・・・」
この言葉だけで苦しい。
全裸にされて動画を撮られる主人公。
ウケまくる同級生男女たち。
虐められている主人公、高1の成瀬航基。
母の離婚から再婚で東京から片田舎に引っ越してきた。
東京のエリート中高一貫校から田舎の高校へ。
まあ、若干不器用だな。こいつ。上手いね由香さんの描写が。
東京風を吹かせるのが鼻についただんろうな。
加えてあろうことか、再婚相手の継父はこの高校の教師。そしてクラスのアイドル女子生徒に性的いたずらをしたと噂が流れたことで一気に虐めの対象になってしまった。
遺書を1通ずつ書きながら耐えてきた。
遺書が5通になるまで耐えよう。それでもダメなら死のう・・・。
そして遺書は5通になった。
自殺場所に選んだのは近くのゴーストリバーと呼ばれている川。
川に入る航基。
コツン。コツン。
ん?石が当たる?
川で水切りをしているのはクラスメイトの月島咲真。
咲真は言う。
「人の役に立っていない奴は死んでも救われない」
「カミがチャンスを与えると言っている」
カミ?神?咲真が抱えているクマのぬいぐるみ。カミ?
水きりが7回成功したら自殺を1週間延期しろと咲真が言う。
水切りは7回成功した・・・。
そして、咲真と航基の「人の役に立つ」不思議な行動が始まる!
もう辛いのよ。いじめを読むのが!
さらに辛いのよ。咲真の事情が!
そしてクズ同級生たちも若干可哀想なのよ。事情もわからなくはない。
でも絶対に許せないのは性被害者のアイドル女子生徒安藤菜々子やな。やはり。
こいつの事情はあまりに身勝手。
そして最後まで非を認めないまま許されるっぽい。
登場する大人達。
石田調査事務所所長の石田!が良い!笑
太田愛さんの探偵シリーズじゃないけど、何でも屋なのよ。
運龍寺のせっちゃんと航基のじいちゃん。良いです!マジで!
物語は後半、いじめ加害者に対する報復ゲームと、11/25世界報復デーのSNS発信!で大きく盛り上がる。
繰り返します。ラストは悲しすぎる。
チグリジアの花言葉「助けて・・・」。
勇気を持って叫ぼう!
Posted by ブクログ
『心から流れる血は透明だから誰も気づかない』
物語が始まってすぐに出てくるこのフレーズ。
ここからもう一気読みでした。
この世界に入り込んだら、もう戻れません。
二人の少年の苦しみがどこへ向かうのか、気になって、こちらも苦しくて、心配で本を閉じることができなくなってしまいました。
基本的にイジメの話です。
もう、本当に、イジメてくるヤツら○ねばいい。お前ら○ね!と思ってしまう。そのくらい、イジメのシーンが酷すぎて……イジメに苦しむ主人公成瀬の姿が痛すぎて……
同じクラスの咲真と出会い、咲真に翻弄されているうちに、成瀬の気持ちや二人の関係に少しずつ変化が現れ……最後はもう涙が止まらなかった。
イジメてる方にも理由があるのかもしれないけれど、その先、一線を越えるか越えないかは、想像力なのだと思います。
今、苦しんでいる人達へのエールの1冊。
大人は全然分かってくれないのだと思う。
でも、苦しい時は大人に助けを求めてほしい。
読んで良かったと思える1冊。
Posted by ブクログ
主人公は高校1年成瀬航基、母の再婚により転校した先でいじめの標的になってしまう。今後に絶望した航基は自殺したいと思い詰め遺書をしたためたが、決行日にクラスメイトの月島咲真と出逢い踏みとどまる…。
読み終えていじめだけではない…人々の苦しみは声を上げることが遠いようでも一番の近道であること、そんなときに声をあげた人々に寄り添える人になりたいなぁ…と感じました。航基のおじいちゃんのキャラも個人的には好きです。航基が咲真と出会えてよかった、最後は涙なしでは読めませんでした。小林由香さん、初読みでしたが他の作品も読んでみたい…この作品はおすすめです!
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