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15歳の少女が同級生に刺殺された。加害少女は、文学新人賞の最終選考で落選し、哀しくなったので殺したと供述する。少女はその後、犯行動機を二転三転させ、少年院にやってきた篤志面接委員に「本当の犯行動機を見つけてください」と告げる。篤志面接委員は少女の話をもとに関係者をあたるが、その中で見えてきた事件の本当の姿とは……。『ジャッジメント』で鮮烈なデビューを果たした著者が描く長編ミステリー。
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Posted by ブクログ
私の本当の犯行動機を見つけてください、とクラスメイトを刺殺した少女は言った。その少女は小説の新人賞受賞の一歩手前で落選した。最初はそれが哀しかったからという犯行動機を語っていたが、取り調べが続くにつれてころころ変わっていった。その小説新人賞の受賞者は自分の作品なんかが選ばれたから少女が人を殺すことになったんだ、と責めるようになり、世間からも少女の方が面白いとかなんでこっちが大賞なんだという声が上がる。1人の少女の行動がさまざまなところに影響を与える。その責任はどこにあるのか。
その少女と向き合う篤志面接委員を通して彼女の動機を探っていくこの小説。
人の心理を描くのがうまく、心に残るフレーズがいくつもあった。作中に大人は正解を隠す、とあったが、確かにそうだなと思った。子供だからという理由で詳しく言わなかったり、本当のことを隠したり。親はいつまでも子供と思っているが、子供はそう思われるのが嫌なわけでそこの区切りが難しいなと感じた。人には善と悪の両面がある、だから難しいし、犯罪を犯したとしても更生していけるんだなと思った。いい作品だった。
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