あらすじ
15歳の少女が同級生に刺殺された。加害少女は、文学新人賞の最終選考で落選し、哀しくなったので殺したと供述する。少女はその後、犯行動機を二転三転させ、少年院にやってきた篤志面接委員に「本当の犯行動機を見つけてください」と告げる。篤志面接委員は少女の話をもとに関係者をあたるが、その中で見えてきた事件の本当の姿とは……。『ジャッジメント』で鮮烈なデビューを果たした著者が描く長編ミステリー。
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Posted by ブクログ
篤志面接官を初めて知った。少年院や少女院の子供たちに真摯に向き合う姿勢が素晴らしかった。人にはその行動に対する様々な動機が存在する。その動機が複雑に絡まり合って、最後一本に繋がっていく物語の面白さと、驚きがあった。
Posted by ブクログ
胸が苦しくて、涙が止まらず、余韻から抜け出せない……。
この小説の真髄は、ラスト50ページにあると思う。
ここのために全ては仕掛けられていたと言っても過言では無いと思う。
主人公の心の痛み、加害少女の心の痛み、登場する人全ての痛みが最後には昇華されている気がする。
気づくと進むページ、登場する人への感情移入。
他の方も書かれてたけど、今の自分に必要な小説だったからこそ、こんなに早く読み終えられたんだと思う。
あとは私の心の奥の部分に突き刺さる言葉が多かった。
私の心を救ってくれた小説のひとつになった気がする。
Posted by ブクログ
想像以上の出来の良さに感動してしまいました。
あまり期待せずに読み始めましたが、物語にどんどん入り込む自分がいて、この気持ち今の自分にはとても分かるなと思うところがあったり、この小説を通してまた私なりに人生をやり直したいと思ったりしました。
話は複雑で残酷でもありますが、私にとっては今のタイミングで読むべきだった一冊に出会えた気がします。
Posted by ブクログ
私の本当の犯行動機を見つけてください、とクラスメイトを刺殺した少女は言った。その少女は小説の新人賞受賞の一歩手前で落選した。最初はそれが哀しかったからという犯行動機を語っていたが、取り調べが続くにつれてころころ変わっていった。その小説新人賞の受賞者は自分の作品なんかが選ばれたから少女が人を殺すことになったんだ、と責めるようになり、世間からも少女の方が面白いとかなんでこっちが大賞なんだという声が上がる。1人の少女の行動がさまざまなところに影響を与える。その責任はどこにあるのか。
その少女と向き合う篤志面接委員を通して彼女の動機を探っていくこの小説。
人の心理を描くのがうまく、心に残るフレーズがいくつもあった。作中に大人は正解を隠す、とあったが、確かにそうだなと思った。子供だからという理由で詳しく言わなかったり、本当のことを隠したり。親はいつまでも子供と思っているが、子供はそう思われるのが嫌なわけでそこの区切りが難しいなと感じた。人には善と悪の両面がある、だから難しいし、犯罪を犯したとしても更生していけるんだなと思った。いい作品だった。
Posted by ブクログ
とある仕掛けがわかった時は、あっなんだそういうこと?という気持ちだったけど、そこからラストへと進むにつれての登場人物たちの気持ちや、過去にあった出来事にグッときた。
もう取り返しのつかないこともあるけれど、少しでも明るい未来が見えて良かったです。
Posted by ブクログ
面白かった
一気に読めた
読んでみても、進まない事も多いなか、久々にあっと言う間に終わってしまった
作中にでてくる本、本当にあれば、読みたいと思った
Posted by ブクログ
篤志面接委員という知らなかった世界に触れられたのは面白かった
「犯行動機を見つけてください」という帯に惹かれて購入したが、その点に関しては肩透かし感が強い
せっかくのミステリーの要素、どんでん返しはそこなの??と思ってしまった
最後の掘り下げも、私の関心と違う点にあったのが残念だった