講談社文庫の検索結果
検索のヒント
検索のヒント
■キーワードの変更・再検索
記号を含むキーワードや略称は適切に検索できない場合があります。 略称は正式名称の一部など、異なるキーワードで再検索してみてください。
■ひらがな検索がおすすめ!
ひらがなで入力するとより検索結果に表示されやすくなります。
おすすめ例
まどうし
つまずきやすい例
魔導士
「魔導師」や「魔道士」など、異なる漢字で検索すると結果に表示されない場合があります。
■並び順の変更
人気順や新着順で並び替えると、お探しの作品がより前に表示される場合があります。
■絞り込み検索もおすすめ!
発売状況の「新刊(1ヶ月以内)」にチェックを入れて検索してみてください。
-
薔薇のなかの蛇
可憐な「百合」から、妖美な「薔薇」へ。 変貌する少女。呪われた館の謎。 「理瀬」シリーズ最新長編! 英国へ留学中のリセ・ミズノは、友人のアリスから「ブラックローズハウス」と呼ばれる薔薇をかたどった館のパーティに招かれる。 そこには国家の経済や政治に大きな影響力を持つ貴族・レミントン一家が住んでいた。 美貌の長兄・アーサーや、闊達な次兄・デイヴらアリスの家族と交流を深めるリセ。 折しもその近くでは、首と胴体が切断された遺体が見つかり「祭壇殺人事件」と名付けられた謎めいた事件が起きていた。 このパーティで屋敷の主、オズワルドが一族に伝わる秘宝を披露するのでは、とまことしやかに招待客が囁く中、悲劇が訪れる。 屋敷の敷地内で、真っ二つに切られた人間の死体が見つかったのだ。さながら、あの凄惨な事件をなぞらえたかのごとく。 -
天皇 「君主」の父、「民主」の子
昭和二十年八月の敗戦を境に、皇室は根本から変わらざるをえなかった。平和日本を実現し、「新しい天皇像」を示さねば、皇統を維持することなどできない。そんな切迫した思いを胸に、昭和天皇と当時皇太子だった今上天皇はともに戦後を歩み、今日の礎を築いた。新時代の皇室へ至る軌跡を、天皇父子のありようから描いた好著。 -
地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団
全国の不動産関係者、デベロッパー社員必読。積水ハウス、アパグループ…不動産のプロがコロッと騙された複雑で巧妙すぎるその手口。 日本中で「地面師」という詐欺師集団が跋扈している。彼らは不動産の持ち主になりすまし、勝手に不動産を転売して大儲けするのだ。騙されるのは、デベロッパーや不動産業者などの「プロ」たち。被害者の中には信じられないような大手も含まれる。あの積水ハウスが70億円、アパグループも12億円を騙し取られている。名だたるプロがコロッと騙される地面師の手口は巧妙で複雑。その内実を知るしか、詐欺から身を守る方法はない。 -
奇跡
あのベストセラー、待望の文庫化! 「不倫」という言葉を寄せつけないほど二人は正しく高潔であった。 これは、本当にあった「奇跡」の愛の物語。 「真実を語ることは、これまでずっと封印してきました――」 男は世界的な写真家。 女は梨園の妻で、母親だった。 「不倫」という言葉を寄せつけないほど正しく高潔な二人。 これはまさしく「奇跡」なのである。 作家の私は、博子から託された"奇跡の物語"を綴ってゆく。 著者の三十八年ぶり書下ろし小説が文庫化。 〈田原桂一君へ 君が再婚したことには驚かへんけど、まさか君が梨園の妻の博子さんと「出会ってしまった」という運命的な言葉の背後にしか生きられへんと悟ったことが「奇跡」やったんか。(略) 君のあの人懐っこい微笑が、まさか死の悲しみを内包しとったんかということは知るよしもなかった。博子さんは君から生の歓びと同時に死の悲しみを贈られて、君は一人旅立った。因果な歌舞伎の前世物語みたいで、不憫でならない。〉 ――横尾忠則(「朝日新聞」2022年4月9日付) -
少女は鳥籠で眠らない
「ただ、覚えておけばいいよ。絶対に欲しいものが決まってる人間が、どれだけ強くて、怖いものかを……」15歳の少女にわいせつな行為をさせたとして21歳の元家庭教師が逮捕された。被疑者の大学生は何かを諦めたように本心を話さない。頭を抱える新米弁護士の前に現れた黒野葉月――被害者の高校生は、やがて途轍もない行動を起こす。法の奥深くへ分け入り、新米弁護士木村と先輩高塚のコンビが知る、四つの秘密。予測不能の事件の行方。加害者も、被害者も――相談者たちは、一様に何かを隠している。鮮烈な読後感の表題作を含む連作リーガル・ミステリ! -
法月綸太郎の消息
名探偵が挑む、名探偵たちの謎。 法月綸太郎 VS ホームズ、そしてポアロ。 名作に隠された驚愕の「真実」が今、明かされる! 躍動するロジック! これぞ本格ミステリの純粋結晶。 待望のシリーズ最新作!! ☆☆☆ ホームズ探偵譚の異色作「白面の兵士」と「ライオンのたてがみ」。 この2作の裏に隠された、作者コナン・ドイルをめぐる意外なトラップを突き止める「白面のたてがみ」。 ポアロ最後の事件として名高い『カーテン』に仕組まれた、 作者アガサ・クリスティーの入念な企みとは? 物語の背後(バックステージ)が息を呑むほど鮮やかに解読される「カーテンコール」。 父・法月警視が持ち出す不可解な謎を、息子・綸太郎が純粋な論理を駆使して真相に迫る、 都筑道夫『退職刑事』シリーズの後継というべき2編「あべこべの遺書」「殺さぬ先の自首」。 スマートで知的で大胆不敵。本格ミステリの魅力に満ちた傑作作品集、待望の文庫化! -
余命一年、男をかう
柴咲コウ、赤楚衛二 W主演で映画化決定! Netflixにて、2026年世界独占配信 『余命10年』岡田惠和・脚本 x 「silent」風間太樹・監督 タッグで本作を映画化。 「いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」この一言からすべてが変わったーー。 楽しくなくても、平気で生きてきたはずなのに。 コスパ重視の独身女性が、年下男に数十万円を渡してはじまる涙と笑いの物語 節約とキルト作りが趣味の40歳独身、片倉唯。健やかでコスパのいい老後を迎えるために頑張っていたが、 無料で受けた検診で子宮がんと告知される。病院のロビーで会計待ちをする唯に、 ピンクの髪の男がお金を貸してほしいと頼んできた。人生はどこまでお金で割り切れるのか。 涙と笑いの第28回島清恋愛文学賞受賞作。 幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。 ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。 医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。 趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。 病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭(ヘア)の、どこからどうみてもホストである男が現れ、 突然話しかけてきた。 「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。 この日から、唯とこのピンク頭の男との奇妙な関係が始まる。 <期間限定スペシャル表紙> 2026年10月15日までの期間限定表紙です。 2026年10月16日以降は順次、別の表紙に差し替えられます。 -
病弱探偵 謎は彼女の特効薬
マイは病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。ミステリー小説が大好きなマイは、ベッドにいる時間を使って謎を解く史上初(?)の「寝台探偵」。『珈琲店タレーランの事件簿』著者が放つ新たなるミステリー。「患者」と「病(やまい)」を合わせた貫地谷(かんじや)マイというおめでたい名前の主人公は高校1年生。彼女は病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。そして床にふせっている長い時間を使って謎を解く「寝台探偵(ベッド・ディテクティブ)」なのだ。マイと幼馴染みの同級生、山名井(やまない)ゲンキは「病まない」の名前通りに病気知らずの健康優良児。ひそかに想いを寄せているマイのために、ゲンキは学校で起こった不思議な事件を、今日もベッドサイドに送り届ける。6つの謎と2人の恋の行く末は? -
密室を開ける手
祖父が死んだ――疎遠だった和典は、葬儀当日も通学し参列しなかった。そんな時、母親から父親のクリーニングを取りに行ってほしいと頼まれる。面倒と感じつつも葬儀に参列しなかった引け目から、しぶしぶその役目を引き受けた和典。品物を引き取る際に、店員から依頼はなかったがシミ抜きをしておいたという伝言を受ける。そのシミは大部分にわたる血痕だった――。父親は血を浴びるようなことをしたのか、ととたんに不安になり思いを巡らせる中、母親から最近父親が頻繁に長崎に行くようになり、絶対に女がいるに違いないとヒステリックに話していたことに思い至る。本当にそうなのだろうか? そして父親が通っているという長崎は、偶然にも祖父の出身地であることに気が付いた。何かがある――そう直観した和典は、調査にのりだす。そしてだんだんと分かってきたことは、祖父が戦時中叶えられなかったある強い想いがあるということだった。 -
うたうおばけ
********************************** 上白石萌音さんが何度も読み返す、愛する一冊 れいんさんの文章には体温があり、とても人間らしくて趣深い。 言葉の楽しさが詰まっています。 素直に、真っ直ぐに人を愛する姿にあこがれると同時に、 身近にいる大切な人をより愛しく思えます。 ――「20歳の20冊」より ********************************** 全国の書店員から熱烈な支持! 最注目の著者による、大反響エッセイ文庫化。 人生はドラマではないが、シーンは急にくる。 わたしたちはそれぞれに様々な人と、その人生ごとすれ違う。 だから、花やうさぎや冷蔵庫やサメやスーパーボールの泳ぐ水族館のように毎日はおもしろい―― 。 短歌、小説、絵本と幅広く活躍する著者が描く、「ともだち」との嘘みたいな本当の日々。 大反響の傑作エッセイ! 【文庫版あとがき収録】 [目次] うたうおばけ/ミオ/アミ/まみちゃん/Sabotage/パソコンのひと/内線のひと/ 瞳さん/謎の塚澤/暗号のスズキくん/物理教師/回転寿司に来るたびに/ 雪はおいしい/一千万円分の不幸/八月の昼餉/イナダ/不要な金属/ かわいいよね/冬の夜のタクシー/ロマンスカーの思い出/抜けないボクシンググローブ/ からあげボーイズ/エリマキトカゲ/きぼうを見よう/秩父で野宿/うにの上/ まつげ屋のギャル/桃とくらげ/ひとり占め/クロワッサン/終電二本前の雷鳴/ 白い鯨/バナナとビニニ/わたしVS(笑)/ふきちゃん/ 死んだおばあちゃんと死んでないおばあちゃん/喜怒哀楽寒海老帆立/ 山さん/あこがれの杯/あとがき/文庫版あとがき -
私のことだま漂流記
すがすがしく力強い声がする。 この先、人間として小説家として迷ったとき、 私はこの本の言葉に奮い立たされることになるだろう。 ーー宇佐見りん 山田詠美は常に今を生きている。それも常に今に迎合せずに。 だからこそ、誰よりも文学を愛した少女は、誰よりも文学に愛される作家となったのだ。 ーー吉田修一 初めて「売文」を試みた文学少女時代、挫折を噛み締めた学生漫画家時代、高揚とどん底の新宿・六本木時代、作家デビュー前夜の横田基地時代、誹謗中傷に傷ついたデビュー後、直木賞受賞、敬愛する人々との出会い、結婚と離婚、そして…… 積み重なった記憶の結晶は、やがて言葉として紡がれる。「小説家という生き物」の魂の航海をたどる本格自伝小説。 私は、この自伝めいた話を書き進めながら、自分の「根」と「葉」にさまざまな影響を及ぼした言霊の正体を探っていこうと思う。 ーー山田詠美 -
霜月記
名判官だった祖父・失踪した父・重責に戸惑う息子――町奉行を家職とする三代それぞれの葛藤を描く。 18歳の草壁総次郎は、何の前触れもなく致仕して失踪した父・藤右衛門に代わり、町奉行となる。 名判官と謳われた祖父・左太夫は、毎日暇を持て余す隠居後の屈託を抱えつつ、 若さにあふれた総次郎を眩しく思って過ごしている。ある日、遊里・柳町で殺人が起こる。 総次郎は遺体のそばに、父のものと似た根付が落ちているのを見つけ、また、 遺体の傷跡の太刀筋が草壁家が代々通う道場の流派のものではないかと疑いを持つ。 さまざまな曲折を経て、総次郎と左太夫はともにこの殺人を追うことになるが、 果たして事件の真相と藤右衛門失踪の理由とは。 第165回直木賞、第34回山本周五郎賞候補『高瀬庄左衛門御留書』の砂原浩太朗が描く、 令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第三弾。 ~「神山藩シリーズ」とは~ 架空の藩「神山藩」を舞台とした砂原浩太朗の時代小説シリーズ。 それぞれ主人公も年代も違うので続き物ではないが、統一された 世界観で物語が紡がれる。 -
教誨師
半世紀にわたり、死刑囚と対話を重ね、死刑執行に立ち会い続けた教誨師・渡邉普相。「わしが死んでから世に出して下さいの」という約束のもと、初めて語られた死刑の現場とは? 死刑制度が持つ矛盾と苦しみを一身に背負って生きた僧侶の人生を通して、死刑の内実を描いた問題作! 第1回城山三郎賞受賞。 -
うたかたモザイク
甘くてスパイシーで苦くてしょっぱい、人生の味わいを詰めこんだ17の物語。どんな人にも、どんな日々にも、凸凹や濃淡、裏表はかならずあるから、そんな欠片を集めたこの本のなかに、自分に寄り添う物語がきっとある。文庫化に際し「魔法少女ミラクルミルキー」「大阪の叔父さん」「前夜」「ムーンライダー」を収録。 sweet / spicy / bitter / salty / tasty 第171回直木賞受賞作『ツミデミック』で話題の著者、 一穂ミチの色とりどりの欠片をちりばめた、味わい豊かな作品集 あなたの思いや生きかたが きらめき、翳(かげ)り、 揺らいで、にじむ。 -
ニセモノ師たち
プロを騙しにかかる凄まじい人とその手口、目利きを欺く凄い人たち……人気テレビ番組「開運! なんでも鑑定団」でおなじみの著者が、禁を破って書いた、ニセモノの世界。素人はなぜ騙されるか、プロを欺く巧妙な手口、ニセモノが放つ妖しい魅力など。「品物は口を利かないが、人間は口を利く」。当代一の目利きが、骨董の真贋(しんがん)鑑定を通して明かす、ホンモノの見分け方と人間鑑定術。 -
ハロー・ワールド
エンジニアの文椎(ふづい)が作った広告ブロックアプリがインドネシアで突如売れ始めた。そこに隠された驚愕の事実とは。検閲や盗撮などの問題を描いた表題作「ハロー・ワールド」をはじめ、インターネッ トの自由を脅かす行為に、知識と技術で立ち向かう文椎の、熱く静かな闘いの物語。第40回吉川英治文学新人賞受賞作。 GoogleカーやAmazonのドローンが次々集まってくる「行き先は特異点」、バンコク出張中にドローンを使った政治運動に巻き込まれてしまう「五色革命」、Twitterが中国に門戸を開いたのを機にTwitterクローン〈オクスペッカー〉をアップデートしてインターネットの自由を守ろうとする「巨象の肩に乗って」、マレーシアのビットコインセミナーに参加中に拉致されてしまう「めぐみの雨が降る」。 単行本刊行時にAmazonランキング1位を獲得した話題作が、これまでKindle版でしか読むことのできなかった「ロストバゲージ」を新たに加え、待望の文庫化! -
兵諫
たった一人の決意が、歴史を変えた。 張学良、そのとき弱冠、35歳。 西安で蒋介石の宿営地が襲撃された。張学良軍によるクーデターなのか。 蒋介石の生命については絶望視されるがーー 「西安事件」の真相を描く、心震える歴史法廷ミステリー 一九三六年。東京で二・二六事件の動揺も収まらないころ、世界に衝撃が走る。 「西安で張学良が蒋介石の身柄を拘束した」。張学良の目的は。蒋介石の安否は。 取材を進める朝日新聞の北村に陸軍大尉の志津は、天命の証、龍玉の話を始めるーー。 壮大なスケールで日中の近現代史を描く「蒼穹の昴」シリーズ第六部。 【解説・保阪正康】 二・二六事件と西安事件。1936年に起きた2つのクーデター事件をつなぐ見えない糸をたぐることによって、歴史の転換点を描いた傑作。命や名誉よりも大切な価値を知る者が真の英雄なのである。 ――佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官) 時代の求めに身を呈した軍人、記者たちが作り上げる重層の歴史ドラマ。国境を越えて連鎖する事件の決行者の役割を照射することで、見えざる大戦前夜の構図が浮き彫りになってくる。日中の若き軍人が訴えた「兵諫」の思想とは。 ――保阪正康氏(作家・評論家) -
マーダーズ
大藪賞受賞作『リボルバー・リリー』が2023年行定勲監督で映画化決定! 気鋭の作家による衝撃の問題作。 この街には複数の殺人者がいる。彼らが出会うとき、 法では裁き得ない者たちへの断罪が始まる――。大藪賞作家が現代を舞台に描く圧倒的犯罪小説! デビュー2作目『リボルバー・リリー』でいきなり大藪賞受賞! ストーカーに襲われる女性を助けた夜から、 商社マンである阿久津清春の日常は狂い始める。 ブラウンの瞳と褐色の肌を持つその女、 柚木玲美は言った「あなたが殺人犯だと知っています」 17歳の夏、清春は人を殺していた。誰にも知られず――。 意図的に清春に近づいた玲美は、その「事実」と引き換えに、 母の死の真相と行方不明の姉の捜索を依頼する。 パートナーとなるのは、かつて実兄の殺害容疑をかけられた組対五課の刑事・則本敦子。 彼女もまた、過去の事件の証拠を玲美に握られていた。 異様な関係で結ばれた三人の捜査は、いくつかの未解決事件を掘り起こし、 やがて社会に潜む、起こしてはならない者たちを呼び寄せてしまう……。 この10年で日本全体の殺人認知件数は1万288。検挙率の平均は98%。 単純計算で206人の殺人犯が捕まっていないことになる。 また、年間約17万人が死因不明の異状死として届けられるが、解剖に回されるのはわずか12%。 およそ15万の「異状死体」が、詳しく調べられないまま死因を特定されている。 イギリスでの解剖率は約40%、アメリカで約60%、北欧では90%を超えるところもあり、 他の先進国と比べてこの数値は異様に低い。 つまり、この国では多くの「死」が見逃されている可能性があるのだ。 -
楽園のアダム
大災厄により人類は1%未満まで減少、地球上のほとんどが不浄の土地となってしまった。生き残った人々は、わずかに残った土地で人工知能カーネにより生活を制御され、平和に暮らしていた。”殺人”などとは無縁の世界、のはずだったーー。 〈書評家、驚愕〉 (吉田伸子さん) 一読驚愕、再読感服! 1000年後の地球を舞台にして問われる人間の本質。 物語に張り巡らされた小さな棘は、やがて鋭利な刃となって 読み手の旨に突き刺さる。 (吉田大助さん) 世界文学の動向と呼応する、本格ミステリーにして本格にディストピア・ロマンス。 真相が開示された瞬間、自分の内なる先入観や思い込みの存在に気付き、 打ちひしがれた。大傑作。 (円堂都司昭さん) 人類が暴力抜きで平和に暮らせる条件とはなんなのか。 この物語世界が示す解答にショックを受ける一方、 自分は知らないふりをしていただけかもしれないと思った。 -
レペゼン母
なんと潤沢な物語だろうか。 強烈なパンチラインであり、まさに「ブレイク」作品なのだ。 ――逢坂冬馬さん 予想する「面白い」の1000倍面白い! ――大垣書店京都本店 荒川夏名さん マイクを握れ、わが子と戦え! 山間の町で穏やかに暮らす深見明子。 女手一つで育て上げた一人息子の雄大は、二度の離婚に借金まみれ。 そんな時、偶然にも雄大がラップバトルの大会に出場することを知った明子。 「きっとこれが、人生最後のチャンスだ」 明子はマイクを握り立ち上がる――! 第16回小説現代長編新人賞受賞作。 ーーーーーー 選考委員も激賞! こんなにスカッと面白い作品が新人賞なら、いっそ清々しいじゃないか!(中略)おかんのラップが響く今宵、この余韻! ――朝井まかて 「親との戦い」ではなく、親の側から「子との戦い」を力強く描いた、大人の小説であると感じさせられた。 ――宮内悠介 -
新しい恋愛
ドキリ、共感。 芥川賞受賞のロングセラー『おいしいごはんが食べられますように』著者 短編の天才が見透すあなたの本音! 言えなかった心のもやつきに気づく恋愛小説。 ★宇垣美里 大人になった私たちは 好きなだけでは愛せない 正しい恋だけしてられない ★朝井リョウ(「群像」2024 年 10 月号掲載の対談より) 好きと思う気持ちの中にある、その人そのものに向いた部分、その人が置かれている状況や条件に向いた 部分、それ以外の部分。そういう、感情を分解されるような感覚 ★大森時生 この小説を読んで、恋愛がしたくなった。恋愛はグロテスクで嫌悪の対象だ。だからいい。だからし たい。 ★麻布競馬場(解説より) リアルであること。僕がサラリーマン作家、あるいはいち読者として著者を心の底から信頼している のは、まさにその点にある。 ロマンチックから逃げる二十五歳のわたしと「今の」恋愛を語る中学生の姪(新しい恋愛)。内緒で付き合っていた先輩社員の別な一面に心が揺らぐ(花束の夜)。身に覚えのあるごくあたりまえの好意と悪意。好きって一体なんだっけ……。見逃していた生感情にドキリとさせられ、共感にもだえる五つの短編。 「花束の夜」 ひそかにつきあっていた先輩社員が退職、その送別会の夜に……。 「お返し」 バレンタインデーに渡されたのは、チョコレートだけではないのかもしれない。 「新しい恋愛」 プロポーズされたくない25歳の私と、まっすぐに恋愛を語る中学生の姪の2日間の物語。 「あしたの待ち合わせ」 狛村くんはずっと私が好きだ。私は好きではなけれども、手放したくはない。 「いくつも数える」 50歳課長の「年の差婚」をきっかけに社内に広がるモヤモヤと思いがけない波紋。 -
真贋
「小説や詩を読むことで心が豊かになると妄信的に信じている人がいたら、ちょっと危いと思います。世の中の『当たり前』ほど、あてにならないものはありません」――今こそ「考えること」に真剣に向き合ってみませんか。突き詰めた思考の果てにうまれた、氏の軽妙かつ深遠な語りにどうぞ耳を傾けてください。 明るさは滅びの姿 「豊かさ」に隠されたもの 自分の毒に責任を持つ 人間らしい嘘は許す 困ったらインチキでもやるしかない いいことをさりげなく、悪いことは大げさに ――<目次より> -
西南シルクロードは密林に消える
中国四川省の成都を出発し、ビルマ北部を通って、最後にはインドへ――幻の西南シルクロードに挑む著者の前には、圧倒的なジャングルと反政府少数民族ゲリラの支配する世界屈指の秘境がたちふさがっていた。混迷と困難を極める旅なのに、これほど笑えるのはなぜか。究極のエンタメ・ノンフィクションついに登場。 -
とんこつQ&A
中華店とんこつの一員でいるため奇怪な努力を続けるわたし。 ナゾの読後感に唖然・鳥肌ッ!! へんてこ小説の金字塔! ***** 常識ってなんやったっけ?と、おかしな展開になっていく。面白不気味。 ――3時のヒロイン・福田麻貴 1/11放送「王様のブランチ」(TBS系毎週土曜日 あさ9時30分より生放送) 根拠の薄い不安定な強さが周囲を引きずりこみ、世界を歪ませる―― そんな危うい実体を「ほらほら」と容赦なく描きだす今村夏子、無敵。 ――平松洋子(解説より) ***** 大将とぼっちゃんが営む町中華とんこつ。「いらっしゃいませ」もろくに言えない従業員のわたしは、接客対応マニュアル「とんこつQ&A」を自作し居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは――。表題作をはじめ、予想しえない展開に鳥肌が止まらない、ほのぼのと不穏が奇妙に交わる全4編! 「とんこつQ&A」 大将とぼっちゃんが切り盛りする中華料理店とんこつで働き始めた「わたし」。「いらっしゃいませ」を言えるようになり、居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは―― 「嘘の道」 姉の同級生には、とんでもない嘘つき少年がいた。父いわく、そういう奴はそのうち消えていなくなってしまうらしいが…… 「良夫婦」 いつもお腹を空かせている近所の少年・タム。彼の心を開くため、友加里は物で釣ることを考える。 「冷たい大根の煮物」 お金を借りて返さないことで有名な芝山さん。ずるずる仲良くなってしまった「わたし」は…… -
前人未到
史上初の八冠達成に挑む棋士・藤井聡太 × 日本を代表するノーベル賞受賞科学者・山中伸弥 常に挑戦を続ける偉才同士の熱量溢れる対談をたっぷり収録 まだ誰もみたことのない景色を見るために―― 日々努力を続けるすべての人へ贈る、白熱の対談集! 「iPS細胞という新技術をいかに多くの患者に届けるか」をミッションとする研究者。 「数字・記録よりも、自分自身としてどこまでも強くなりたい」と語る棋士。 分野は違えど、過酷な競争世界の最前線で前人未到の挑戦を続けるふたりが語り合う、 日常の準備、学び方、メンタルの持ち方、AIとの向き合い方――。 今必読の対談集! 『挑戦 常識のブレーキをはずせ』を文庫化にあたり改題しました -
台所のおと 新装版
台所からきこえてくる音に病床から耳を澄ますうち、料理人の佐吉は妻のたてる音が変わったことに気付く。日々の暮らしを充たす音を介して通じ合う夫婦の様を描く「台所のおと」のほか、「濃紺」「草履」「雪もち」「食欲」「祝辞」「呼ばれる」「おきみやげ」「ひとり暮し」「あとでの話」を収録。鋭く繊細な感性が紡ぐ名作集。 なにげない日々の暮しに 耳を澄ませ、目を配り、 心を傾ける。 透徹した感性が紡ぐ珠玉の短編集。 女はそれぞれ 音をもっている とかくあやふやに流しがちな薄曇りの感情に 端然とした言葉をあてがい、作中人物に息を吹き込む。 幸田文による人間観察の手つきについて考えていると、 江戸川乱歩とのある対話が脳裏に浮かんできた。 ――平松洋子(解説より) 新装版に寄せて、青木奈緒によるエッセイも収録 -
夫のちんぽが入らない
ひとりの女性の静かな叫びが、多くの心を貫いた――衝撃の感動作。同じアパートに暮らす先輩と交際を始めた"私"。だが初めて交わろうとした夜、衝撃が走る。彼の性器が全く入らないのだ。その後も「入らない」一方で、二人は精神的な結びつきを強め、夫婦に。いつか入るという切なる願いの行方は――。「普通」という呪いに苦しんだ女性の、いじらしいほど正直な愛と性の物語。 -
平成ジャングル探検
エロスと欲望渦巻く「大歓楽都市」東京! 盛り場から見た東京――性の王国「歌舞伎町」、疑似恋愛の街「銀座」、ルーマニアがよく似合う「錦糸町」、安吾も呻いた魔界「上野」、性活とシネマで賑わう「渋谷」……。東京の12の盛り場に分け入り、ときには高級クラブからデリヘルまで。歓楽街の成り立ちと今の容貌を捉えつつ、得体の知れないメガロポリス東京の実態に迫る! -
トライロバレット
バーナム・クロネッカーはアメリカ合衆国ユタ州のウィットロー高校に通う17歳の少年。彼は8歳のとき三葉虫に魅せられ、今ではその化石を熱心に集めつつ、静かな高校生活を送っている。そんなバーナムへのいやがらせが、ある日突然にはじまった。ロッカーの扉を接着され、頭にジャガイモをぶつけられる。体育会系の人気者コール・アボットのしわざだった。バーナムは、コールの行為を〈攻撃〉と呼ぶ謎めいた同級生、タキオ・グリーンと友人になる。そのときすでに、バーナムを驚愕の事件へといざなう運命の歯車は回りだしていた……。現代アメリカ社会の闇に光を当てながら、新しいヒーロー像を描きだす超絶エンターテインメント。 -
悪の五輪
1963年3月21日、翌年の東京オリンピック開催を前に、公式記録映画の監督を務めることになっていた黒澤明が降板した。博打をしのぎにしている白壁一家の人見稀郎は、親分からの指示を受け、中堅監督の錦田を後任にねじ込んで、興行界に打って出るべく動き出す。オリンピック組織委員会には政治家、財界関係者が名を連ねており、その下には土建業者や右翼、ヤクザ、さらには警察までもが蠢いており、あらゆる業種が莫大な利権に群がっている。稀郎は記録映画の監督選定に権限を持つ委員たちの周辺を洗い、金や女を使って言うことを聞かせようとする。東京が、日本が劇的に変貌を遂げた昭和の東京オリンピックをモチーフに、現代エンターテインメント小説の旗手が放つ、長編社会派クライムノベル。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。