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Posted by ブクログ
本書って・・・タイトルだけ見ると、テロリストとか政治絡みとか思っちゃいますよね〜。ごたくにもれず、私も・・・だから敬遠しておりましたです(苦笑)。内容を知り、な〜んだ!同じマルクスでも・・・とすぐにわかったものの、これがどういう風に絡んでいるのかな?と不思議に思っていました。芸能界の暗部に焦点を集め、世論によって人生を潰された男が身の潔白を晴らすというか、真実に向かって信念を貫き通すのですが、その姿がカッコイイ! ハードボイルドの魅力ですよね。それに先が見えず、どんな展開になるのかワクワクして読めました。やっぱ受賞するだけのモノがあるんですよね〜。
Posted by ブクログ
まぁ、普通に面白かったけど。
マルクスって、表紙の絵と相まって、経済小説かなんかかと思って(アンダーグラウンド市場とかさ)、ちょっと仕事マインドが高まっていた時に買ったんだけど。
いや、お笑いって(笑)。
って感じでした。
別に、小説だから、面白けりゃいいんですけどね。
でも、なんていうか、いきなり、レイプに仕立て上げられたスキャンダル始まるし、なんか、そういうのあるよね、っていう負の部分ばかりすごい強調されて、ちょっと、辛かったかな。全体的に。
最後には、少しポジティブな話も出てくるんだけど、それも、ネガティブな中での再起、という感じだから、現実まぁそんなもんとは言え、そこまで晴れ晴れもしないし。
とりあえず、この主人公の、のんびりしつつ熱血で、それでいて社会を斜めに見ている感じは、あぽゃんに通ずるかな、と思いました!
Posted by ブクログ
第45回江戸川乱歩賞受賞作(1999年)
冒頭───
猫は眼だけを動かし、視線をよこした。
白目もないくせに小癪なまねをする。私は猫がいすわるドアのステップに片足をかけた。ここのところ三回に一回は見かける。斜めから射すスポットライトが温いのだろう。師走ももう間近だった。
会話文のぎこちなさがどうも気になって仕方ない。
ですます調で話していたかと思えば、急にため口になったりする。
特に何の理由もなくだ。
若いお笑い芸人とのやりとり。
事情聴取にきた刑事とのやりとり。
などなどで、そういう会話が多々見られる。
敢えて意図的にやる理由もないはずだから、違和感を覚えることこの上ない。
デビュー作なので、まだ蒼い部分が残っているということだろうか。
一時期は一世を風靡した元お笑い芸人の笠原雄二。
五年前のとある事件がきっかけで芸能界から離れていた。
行きつけのバーにいた笠原の前に突然昔の相方、立川が現れる。
立川は癌で残り少ない命であることを笠原に告げ、去っていった。
その後、笠原が失踪し、昔の笠原の事件の時に重大な役割を果たした
週刊誌記者片倉が殺される。
二つの事件の関係は? 立川の行方は?
芸能プロダクションとお笑い界の裏事情などを背景に展開される物語。
ラスト60Pの謎解きが少し端折り過ぎかなあ、という印象。
悪くはないが、犯人の殺人に至る動機のリアリティがやや薄い。
しかし、乱歩賞でデビューした新野剛志が、その後「あぽやん」のような作品を書くとは、当時誰も想像しなかっただろう。
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