小説 昭和元禄落語心中

小説 昭和元禄落語心中

704円 (税込)

3pt

4.0

昭和初期、落語の世界に入った八雲は、同期入門の落語の天才・助六と、固い友情で結ばれる。八雲は助六の芸に憧れ、嫉妬し、追いつこうともがき、芸者・みよ吉にも支えられ、成長していく。やがて、助六とみよ吉とが結ばれるが、ふたりは謎に満ちた事故死を遂げてしまう。八雲はその死を巡る秘密を抱いたまま、ふたりの遺児・小夏を引き取る。小夏は、成長し、やがて天衣無縫な八雲の弟子・与太郎とともに、両親の死の真相に迫る。

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    購入済み

    落語が聞きたくなる

    アニメを見てハマったので、小説も読んでみました。アニメとは少し話が違うところがあり、それがまた面白かったです。時代の移り変わりの中での落語の存在が丁寧に描かれていて非常に面白かったです。これを読んだ後、落語を毎日聞いています。

    1
    2021年01月23日

    Posted by ブクログ

    テレビドラマを観てたまたま書店で小説を見つけて読んでます。
    ドラマはまだ続きますが、「芸」を極めていくのって命を削っていかなきゃいけないんでしょうか?
    せつなくなります。戦争があって、終戦 ようやく落語ができる、
    だけど 菊比古と助六の進む道が変わってくる。2人で新しい落語の世界を創り上げるはずだっ

    1
    2018年11月13日

    Posted by ブクログ

    雲田はるこさんの漫画が原作です。
    落語はいちど聞いたことがあるきりだったのですが、この作品に登場する演目を聞いてみたくなって、噺家さんの動画をいくつか見てみました。話し手によって、聞こえ方も、物語のながれも、本当にひとつとして同じものはなく、落語のおもしろさと奥深さを感じました。

    八雲も小夏もそう

    1
    2019年10月07日

    Posted by ブクログ

    物語は近代文学的な進行でどこか奥ゆかしく、とこか艶めかしく、心がざわざわする作品。唯一残念なのは、落語の描写が雑であること。落語と心中したくなる思いがかけらも見られない。
    落語そのものの話をもう少し丁寧に、演ずるキャラクターの熱が全然伝わってくるような描写が欲しかった。
    アニメ版か漫画版をお勧めしま

    1
    2019年07月27日

    Posted by ブクログ

    菊比古と助六、みよ吉、そして小夏、与太郎の因縁、家族のお話。噺家として生きることってこのお話くらい大変な部分もあるのだろうな、と思いました。与太郎が本当にいい味をだしていて、彼がいるからこその物語だなと感じました。

    1
    2019年01月28日

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