作品一覧 2022/10/07更新 新装版 入浴の女王 値引きあり 試し読み フォロー 江戸へおかえりなさいませ 試し読み フォロー 新装版 東京イワシ頭 値引きあり 試し読み フォロー 新装版 呑々草子 値引きあり 試し読み フォロー その日ぐらし 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 杉浦日向子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 新装版 東京イワシ頭 杉浦日向子 三十代の師匠の体当たりルポ。最初はイワシの頭的なご利益を求めていたようだったのに、中盤以降はイワシの頭に群がる有象無象を眺めている師匠。そして最後にはストリップ劇場潜入という何が何やらという感じ。確かに観音様には違いないが……語り口調は江戸っ子の、それも男の伝法な言い回し。男性っぽい性格というのが「...続きを読む原宿占い村篇」で言い当てられていたな~。ポワール女史も良い感じだった。「ベッピン篇」の写真はホントにお笑いコンビの宣材写真だよ(笑) Posted by ブクログ 新装版 入浴の女王 杉浦日向子 各地の銭湯を浴び、地元の人と酒を酌み交わす、ただそれだけなのに、そこには極上のコミュニケーションがありました。 やっぱり、化粧を落とし、銭湯に浸かりリラックスすると素に戻るのでしょうね。 酷いニュースが多い中、こういう本を読むと、人間ってまだまだ捨てたもんじゃないなぁと思います。 もちろん...続きを読む、日向子サンの軽妙な語り口があってこその本です。 Posted by ブクログ 江戸へおかえりなさいませ 杉浦日向子 一万円選書にはいってました。歴史物は読まないんだけどなぁ‥と、なんとなく後回しにしてましたが、なんてこった。最低限の居住空間に住む江戸の豊かな精神に魅了されました。なかでも「七五三の極意」は魅力的。せかせか生きる日常で息抜きに江戸の時間を感じるのは贅沢な体験です。 Posted by ブクログ 新装版 呑々草子 杉浦日向子 杉浦日向子の呑々草子を読みました。 東京イワシ頭に続く、杉浦日向子と編集者ポワール(略してポ)が体当たりで敢行する日本各地をめぐる体験記でした。 意味なし意義なし目的なし、起承なければ転結もなし、という面白旅行記なのでした。 杉浦日向子のエッセイとイラストそしてポのイラストが旅の楽しみを感じさせ...続きを読むます。 さらに呑々(のんのん)の字のとおり、各地の銘酒が紹介されています。 konnokは酒は弱いので実体験はできませんが、呑兵衛の女性のエッセイは大好きなのでおもしろく読みました。 Posted by ブクログ 新装版 東京イワシ頭 杉浦日向子 杉浦日向子さんの突撃レポーターといったイラスト入りの取材記です。イワシ頭という表現はイワシの頭も信心からという言葉からですが、東京中のあらゆるゲテモノ的なもの、迷信、怪しげな場所、オカルト、まじない、占い、ある意味パワースポット・・人間の内に潜む欲望、願望などを吸い取るところは必ずあると20箇所を超...続きを読むえる取材の顛末記を読んでつくづく思いました。 大抵の怪しげな商売には金銭的にもかなり高額な代金が付いて回るのに成り立つところが不可思議であり、興味深々な訳なのですが、普通おいそれとは覗けません。今回と同行した妙齢の女性「ポアール」さんはそれらの場所へ果敢に出動、身体を張った体験記となっています。 彼女は江戸の粋な文化をこよなく愛した人なので、どんなところでも潔く出向き、そこでのきっぱりとした感想を述べています。飲み食いにはお酒がつきものなのも、日向子さんらしいところだと思いました。彼女のこんなところが一生分のパワーを全開で使い切ったので早く逝ってしまったのだと思えたのでした。 Posted by ブクログ 杉浦日向子のレビューをもっと見る