杉浦日向子の作品一覧
「杉浦日向子」の「百日紅」「東のエデン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「杉浦日向子」の「百日紅」「東のエデン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
下巻まで読んで、どんな漫画なのかやっと理解できたかも。
大変味わい深い作品。江戸の理不尽さや親切、愛憎をあっさり描いているのがよかった。
現代人の方がジメジメしている。今の時代の価値観と比べるのも面白い。
応為の火事好きの話や、色気のある絵を描くために女と遊ぶ話、家族の話など、応為の機微に触れられた下巻。
江戸の風情が嫌味なくさらりと描いてあり、漫画らしく一コマが目に焼きつくということも多かった。説明ではなく絵で語る。
火事を見にいくとか、死体を見たいとか、今だと確実に不謹慎だと言われることも、特別非難されることがなかった時代。そのぶん、理不尽もたくさんあっただろうけど、自由さを感じた。
やっ
Posted by ブクログ
『ふたつまくら』を読んで、日本って昔は驚くほど性におおらかな国だったんだなぁと感じた。
今とは価値観が全く違うというか、同じ国とは思えないけれど、そこがまた面白い!
物語では、吉原の遊女と客たちの日常が、切なさ、艶っぽさ、ユーモアを交えて描かれているとても粋な作品。
来世を約束した男に待ちぼうけをくらう遊女、
叔父に騙されてきた、初めての遊郭に戸惑う少年、
将来を語りたがる遊女をうまくかわす男、
棟梁をぶん殴って、やけくそで吉原にきた男、
一晩で5人の客を相手に走り回る遊女……。
遊女と客のやりとりから、遊女たちの暮らしや江戸の町や生活の様子、遊郭の建物の内部までが伝わってきて江戸の遊