ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
※こちらの作品はファイルサイズが大きいため、Wi-Fi環境でのダウンロードを推奨いたします
文化爛熟する文化文政期の江戸。葛飾北斎、娘のお栄、弟子の英泉らを主人公に、江戸の暮らし・風俗・浮世絵の世界を多彩な手法で描き出す代表作の完全版。【解説:夢枕獏】
アプリ試し読みはこちら
「おーい、応為」
2025年10月17日公開 出演:長澤まさみ、髙橋海人、大谷亮平
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
漫画はあまり読まない。 昔から好きな、北斎とお栄の漫画という事で、勧められて読んでみた。 ジャンルも、技法も、表現も、対象も、あらゆる分野に渡っていた天才親子の日常が、江戸の雰囲気とともに伝わってくるすごい作品。 面白すぎる。 何で今まで、出会わなかったのだろう。 杉浦日向子という天才にも、触れるこ...続きを読むとができたことは嬉しい。下巻は、あえて少し間を開けてから読む。急ぐと勿体ない!
久しぶりに読み返してみました。歳を取ったのか読後感が違ってきました。余韻が素敵な作品です。何かのご褒美に下巻を読もうかな。
べらぼうに映画HOKUSAIと、北斎付いている中で久しぶりに再読。やはり杉浦さんの漫画は風情があっていいな。
著者、初読み。それも漫画で。これも三宅香帆さんの本で紹介のあったものです。まず、絵が素晴らしいですね。浮世絵をベースにしてある、とありましたが、確かに絵だけでも読む価値あります。また、漫画だからこそ伝わるものもあるんだなぁ、と感心しました。ストーリーと、何気ないけど物哀しくもあり、しみじみ感、そして...続きを読む江戸下町の空気を感じさせる作品。北斎、お栄さん、善次郎、その他登場人物が、サッパリとした風でいて、さらりとあたたかいのも良い。
杉浦日向子が描くことで、北斎親子のキャラクターは輝き、北斎親子という実在の人物たちを描いたことで、杉浦日向子の世界も輝いている。う〜ん、win×winの関係。 善次郎の過去がちょっとだけ描かれる回とか、地獄絵の回とかが好きだな。
この本とは長い長い付き合いになりそうだ。 きっとこれから、何度も何度も捲る本だと読後強くそう思った。 杉浦さんの著作はエッセイも漫画も好んで読んでいたほうだけれど、この本には改めて驚かされた。 日々の生活や、ささいなことに散りばめられたしあわせや悲しみを淡々と掬いとったとても素晴らしい本だった。 竹...続きを読むを割ったような物言いのお栄ちゃんがとてもかっこいい! 登場人物それぞれに味があってすごく愛おしかった!大好き!あいしてる!
漫画家・江戸風俗研究家であった杉浦日向子のコミックである。 葛飾北斎、その娘お栄、弟子の英泉らを中心に、江戸の世界を妖しく艶やかに鮮やかに描き出す。 杉浦日向子は、1958年、日本橋の呉服屋に生まれた。時代考証の確かさや浮世絵を下地にした画風が強みの漫画家である。『合葬』や『百物語』、本作などで注...続きを読む目を浴びつつも、35歳で漫画家としての活動に終止符を打ち、以後は江戸文化研究家やエッセイストとして活躍。46歳で癌のために逝去した。一時、荒俣宏と結婚していたことでも知られる。 惜しまれつつも漫画家として筆を折ったのには理由がある。若くして、免疫系の疾患に蝕まれ、漫画を描ききる体力がなくなったのだ。ただ、生前は、「隠居生活」と称して、暗い影は面に出さず、漫画家としての活動をやめた後に手がけた著作もユーモア漂うものであった。 本書は長い間、半積ん読本になっていたのだが、今回、縁があって全体を読み返し、唸らされた。 シンプルな線の妖艶さ、がらりとタッチを替えた墨絵風の絵の力強さ。 浮世の苦さを知りつつも、ときに楽しく、ときにじたばたと、己の生を生ききる市井の人々の描写の凄み。 ときに異界と交わり、夢かうつつか判然とせぬ世界に現れる妖かしや幽霊の気配。 浮世絵や都々逸が、さりげなく引かれ、作品に花を添えている。自害する前、武家のお嬢様が膝下を紐できゅっと縛る(裾が乱れて局部が露わにならないように)場面、ほおずき市の縁日の様子、芝居のせりふをもじったひと言、など、豊富な知識がありながら、それを見せびらかすのではなく、いささか素っ気なく織り込んでしまう。なぁに、気がつく人がいたら気がつけばいいんですよぅと言わんばかりの江戸の粋。 伝法で鉄火なお栄に作者の影がちらつく。 枕絵なども出てくるので、そういった意味でも「大人向き」ではあるが、それより何より、全体に漂う機微はあまり若い人向きではないかもしれない。
絵師、葛飾北斎とその娘お栄。彼らを取り巻く人間模様を、江戸の粋な世界と織り交ぜながら展開される作品。 不思議な世界「江戸」と、そこに暮らす人々の心意気が感じられると同時に、絵師という人々の生き様が大変興味深い。 絵を描く人に限らず、何かを創作する人にはぜひ読んでいただきたい作品。
葛飾応為の絵が好きだったので、彼女の半生が知れるのかな?と思って購入。想像と違い、北斎やその弟子など、市井の人々の人生の一瞬を描いたお話だった。 説明らしい説明がなく、一人一人の行動原理や心情を想像に委ねるあっさりした展開が良かった。 ぐっちゃぐちゃに散らかった狭い部屋で量産される絵。北斎は人間的に...続きを読むもいい加減なところがあるのだが、絵に対しては視点が違うし、絵狂いであってもちゃんと人間がわかっている感じがした。なかなかかっこいいおじいさん。 応為が主役かと思っていたのだけど、そういうわけでもなく、上巻を読んだ時点では、彼女の絵に対する思いもよくわからないし、人間的な部分も理解できなかったというのが正直なところ。私の漫画スキルはさほど高くないので、読み落としをしているのかもしれないが。女としても半端者だし、下巻にストーリー的な進展があるのか気になる。 あと、この時代の生き死にとか、今でいう人権的なものの配慮が薄いのが、逆に新鮮だった。今は社会から守られている部分が多いのだけど、この当時の人たちの逞しさや、強かさには励まされる思いがする。
106冊目『百日紅(上)』(杉浦日向子 著、1996年12月、筑摩書房)浮世絵師・葛飾北斎とその娘・お栄を中心に紡ぎ出される大江戸草子。83年11月〜86年1月に発表された15作を収録。 恋物語、人情噺、怪奇譚、笑い話と、一話毎に作品のカラーがコロコロと変わる。それでいてどのジャンルの作品も一級品の...続きを読む面白さ。つくづく杉浦日向子の天才性には唸らされる。 曲者爺の北斎、蓮っ葉なお栄、女たらしの居候・善次郎、快男児・歌川国直など、キャラクターの魅力も素晴らしい。 〈ナアニ 立田川の 紅葉で ございます〉
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
百日紅
新刊情報をお知らせします。
杉浦日向子
フォロー機能について
「ちくま文庫」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
江戸へおかえりなさいませ
ゑひもせす
合葬
新装版 東京イワシ頭
新装版 入浴の女王
その日ぐらし
とんでもねえ野郎
ニッポニア・ニッポン
「杉浦日向子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲百日紅(上) ページトップヘ