とんでもねえ野郎

とんでもねえ野郎

660円 (税込)

3pt

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江戸蒟蒻島「真武館」の道場主、桃園彦次郎はとんでもねえ野郎だ! 借金ふみ倒し、無銭飲食、遊廓泊りの朝帰り、……日々是やりたい放題。それでも妻の若菜はいつもニコニコと道場で子供達に剣術を教えている。時は幕末、しかしこの男にはな~んにも関係ない。起承転々、桃園彦次郎放蕩控。【対談:杉浦日向子・久住昌之氏】

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とんでもねえ野郎 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ゆるくておかしいお江戸漫画。
    主人公の桃園彦次郎は、ワリィ事坊主のまま大人になったようなやりたい放題の「とんでもねえ野郎」だけれども、なんだか憎めない。
    妻の若菜も、そんな彦次郎を微笑ましく思っているようで、なんとも良い夫婦だった。

    登場人物皆に、愛嬌があって癒される。

    0
    2015年08月14日

    Posted by ブクログ

    主人公の桃園彦次郎は確かに「とんでもねえ野郎」のようです。端から見てる分には楽しいですが、知り合いになるにはちょっと躊躇しちゃう…そんな人です(^-^;;A。

    0
    2009年11月13日

    Posted by ブクログ

    主人公は貧乏道場の道場主・桃園彦次郎。
    友人に酒をたかり、決闘をすっぽかし、鰻を食い逃げし、知人を謀って酒を飲み、まつたけをドロボウし、郭で無料で豪遊し、他人を騙して酒にありつく。武士の風上にも置けない男、まさに「とんでもねぇ野郎」。
    そんな愛すべき小悪党と彼の妻、幼友達ほか、愉快な仲間たちの短編漫

    0
    2018年09月02日

    Posted by ブクログ

    江戸もの。
    主人公の開いている道場は子供ばかりでほぼ託児所だし、決闘を挑まれようものならこずるい手でサッサと逃げる(弱いから)。
    ひょうひょうとしててダメな大人なんだけど憎めない。
    面白かった。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「浮世絵漫画」というか江戸マンガの杉浦日向子さん作品。
    江戸の下町道場主の主人公のあっけらかんとした、とんでもぶりがなかなかの傑作。

    ご新造さんや、お人よしの幼馴染の与力、犬に、吉原の呼び込みまで、みんな手玉にとったり取られたり。からりとして痛快。
    読みきりタイプで、どこを読んでも丁寧な細やかさと

    0
    2012年01月28日

    Posted by ブクログ

    決して強くはない。決してヒーローではない。
    けれど確固たる信念と正義の心…を持っているわけでもない。
    ろくでもない男のろくでもない生活。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    先生の作品の中でもダントツに明るくってほのぼのしてて大好きです。もっと脚光浴びてもいいのにとか思ってしまいますね(笑)

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    本当にとんでもねえ野郎なんだけど、憎めない。今の時代だったら何度も捕まってしまうような野郎だけど、江戸時代にはこんな感じでも許される柔らかさがあったのかな。
    何かを伝えたいとか、教訓的とは真逆の、なんのことはない話ばかりなのに、読み終えるとなんだか楽しい。
    朗らかな晴れの日のようなお話たちだった。

    0
    2025年01月18日

    Posted by ブクログ

    98冊目『とんでもねえ野郎』(杉浦日向子 著、1995年7月、筑摩書房)
    幕末期の蒟蒻島(中央区新川)を舞台に、グータラで遊び人な”とんでもねえ野郎”、桃園彦次郎が繰り広げるお江戸コメディ。
    上質な日本酒のようにスルスルと体の内に入ってくる、片意地の張らないお気楽なマンガ。しかし、リアリティのある時

    0
    2024年07月23日

    Posted by ブクログ

    時代は幕末
     開発のために造られた女郎屋が、一応道場になり、そこへなんかとんでもねぇ野郎が住みついてゐる。
     ポルタアガイストの関係、衒ひの無さ加減がよい。
     後の対談での、おに―たんの相手をさせられる杉浦日向子様のエピソードが頭の中を駆け巡る。

    0
    2018年10月27日

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