東のエデン

東のエデン

770円 (税込)

3pt

※こちらの作品はファイルサイズが大きいため、Wi-Fi環境でのダウンロードを推奨いたします

文明開化……西洋がはいり込んできた〈東のエデン〉ニッポン、その時代の空気とそこに生きた人々の息づかいを身近に感じさせてくれる、味わい深い作品集。外国人の眼に映じた日本を描いた表題作をはじめ、若き書生たちのユーモラスな日常と揺れ動く心を描いた「閑中忙あり」「ぶどうのかおり」、異界をさりげなく垣間見させてくれる「やまあり」「仙境」など全9話。【解説:赤瀬川原平】

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

東のエデン のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明治の若者が描かれている。
    身分が少し平らになり、異国が少し混ざり、未だに異世界も少し顔を出す。
    あの時代にも、若者がいて、日々を過ごしていて、ものを考えている。
    あの時代の、しかし案外かわらない青春の空気を味わえる漫画だった。

    0
    2025年02月19日

    Posted by ブクログ

    2025年4冊目『東のエデン』(杉浦日向子 著、1993年7月、筑摩書房)
    1984〜1986年にかけて発表された作品を集めた短編集。9つの短編は全て明治初期の横浜を舞台にしたものであり、文明開化による西洋化と旧態依然とした価値観の混淆の中を直向きに生きる人々の姿が見事に活写されている。
    駐在欧米人

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    文明開化期の横浜を舞台にした四人の書生のお話。
    赤煉瓦倉庫の前を人力車が走って言ったり、山下埠頭に異人さんがたたずんで月を見たり、元町のハイカラな洋品店の様子・・・など、横浜の風景描写が効果的に使われている。

    せつない。
    誰もが持っている懐郷病や
    移り変わる時間の縦糸におりこまれている人達のゆらゆ

    0
    2013年04月07日

    Posted by ブクログ

    収録されている「閑中忙あり」シリーズが楽しいです。明治初期の世の中を飄々と生きる書生たち。ぜひNHKあたりでドラマ化してもらいたいものです。らしゃめんの殿に対する想いがせつない。ヨーソロ ニッポン!

    0
    2011年11月25日

    Posted by ブクログ

    ホームシックにかかった誰かが「ホーム・スイートホーム」を口ずさんでいる。----いや
    振り返るとガイドが微笑んでいた。親切なガイドは僕の感傷に伴奏までつけてくれるのだ。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    杉浦日向子といえば江戸時代だが、これは徳川の時代が終わり西洋の文化が入り始めた文明開化の明治に生きる人々を描いた短編集。江戸っぽさを多分に残した明治の雰囲気が良い。

    東のエデン
    日本に駐在するアメリカ人が日本をディスりつつも親近感を抱き始めている複雑な心境を別れた恋人への手紙に認めている。

    やま

    0
    2025年02月16日

    Posted by ブクログ

    『閑中忙あり』が好きである。黒砂糖入れたコーヒーが、安定の杉浦日向子ストロークで美味さうである。
     なんか最初の、欧州の人が日本を紹介する話が、向ふのユーモアを交へた表現で、一応上から目線の観察者の視点で、描かれてゐる割に、アレな翻訳家の人が、いい感じで謎のフォローを入れてくれて、大変良いのである。

    0
    2018年05月05日

    Posted by ブクログ

    ヨーソロ ニッポン。

    宜候(ようそろ)
    ①舟人のかけ声。また、はやし声。
    ②操船で、取舵(とりかじ)・面舵(おもかじ)の必要はなく、直進に進めという場合の命令語。
    -広辞苑・第四版-

    0
    2011年08月17日

    Posted by ブクログ

    杉浦日向子作品初体験なのですが
    この空気感、好きです。
    どの作品も甲乙つけがたく愛着の湧く1冊。
    赤瀬川原平さんの後書きの文章がとても的を射ています。
    「私たちの科学はいまだタイムマシンを持たぬかわりに、日向子のマンガが読めてしあわせです。」

    0
    2010年03月11日

    Posted by ブクログ

    初めの短編は百物語か何か妖怪とか不思議なものがテーマなのかな。
    と思っていたんですが、「閑中忙あり」では明治初期の土臭いけど何処かこれからの期待に満ち溢れてるようなそんな青年達の話でした

    0
    2009年10月07日

東のエデン の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

杉浦日向子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す