杉浦日向子のレビュー一覧

  • 新装版 東京イワシ頭
    三十代の師匠の体当たりルポ。最初はイワシの頭的なご利益を求めていたようだったのに、中盤以降はイワシの頭に群がる有象無象を眺めている師匠。そして最後にはストリップ劇場潜入という何が何やらという感じ。確かに観音様には違いないが……語り口調は江戸っ子の、それも男の伝法な言い回し。男性っぽい性格というのが「...続きを読む
  • 新装版 入浴の女王
    各地の銭湯を浴び、地元の人と酒を酌み交わす、ただそれだけなのに、そこには極上のコミュニケーションがありました。

    やっぱり、化粧を落とし、銭湯に浸かりリラックスすると素に戻るのでしょうね。
    酷いニュースが多い中、こういう本を読むと、人間ってまだまだ捨てたもんじゃないなぁと思います。

    もちろん...続きを読む
  • 新装版 呑々草子
    杉浦日向子の呑々草子を読みました。

    東京イワシ頭に続く、杉浦日向子と編集者ポワール(略してポ)が体当たりで敢行する日本各地をめぐる体験記でした。
    意味なし意義なし目的なし、起承なければ転結もなし、という面白旅行記なのでした。

    杉浦日向子のエッセイとイラストそしてポのイラストが旅の楽しみを感じさせ...続きを読む
  • 新装版 東京イワシ頭
    杉浦日向子さんの突撃レポーターといったイラスト入りの取材記です。イワシ頭という表現はイワシの頭も信心からという言葉からですが、東京中のあらゆるゲテモノ的なもの、迷信、怪しげな場所、オカルト、まじない、占い、ある意味パワースポット・・人間の内に潜む欲望、願望などを吸い取るところは必ずあると20箇所を超...続きを読む
  • 新装版 東京イワシ頭
    杉浦日向子の東京イワシ頭を読みました。

    杉浦日向子が講談社の新人編集者ポワールといっしょに流行迷信(イワシの頭も信心から)を取材するというエッセイでした。
    新興宗教のようなもの、占い師のようなもの、エステ、ギャンブル、人面魚、ストリップ、げてもの料理、と言ったいろいろな人物や団体を取材して絵付きの...続きを読む
  • 新装版 呑々草子
    『東京イワシ頭』に続くシリーズ第2弾。
    これに『入浴の女王』を加えて、シリーズ3部作となりました。


    楽しい、ほんと、楽しめる体験話。
    気が向くままの、のんびり旅行、体験。
    ポアール嬢との会話もなんかいい。

    杉浦日向子さんが、あんまりにも活き活きとしているのでうれしくなってきます。
    ...続きを読む
  • 新装版 東京イワシ頭
    おもしろかった。
    杉浦日向子が、東京の1996年ころの怪しい文化を実体験しながら文章にしたもの。
    あのころの日本の、怪しさを満喫できる。

    今の日本も怪しいけれど。

    あの頃の怪しさは、世紀末に向かう時期の怪しさとでもいえるのかな、ちょっと、怪人20面相、小林少年といった、昭和初期のころのよ...続きを読む
  • 新装版 入浴の女王
    新装版です。

    杉浦さんが今、この世にいて、同じような旅ものとか、訪ねものとかしていたら、どんなだったかなぁ。

    楽しい気分になれる、ほんと、ゆったりとした気分になれるいい1冊です。
  • その日ぐらし
    後半は付いて行けないような話になってるけど、前半はほんとにおもしろい。自分の人生観が変わる。気楽に生きるってこういうことなのかと、目が覚める。
  • 新装版 呑々草子
    「呑々は、雑文中の雑文を目指すもので、起承もなければ転結もなし。いつでも単なる思い付き。ちっちゃなネタで、たっぷり無駄口」という日向子の言葉通り、軽妙そのものの珍道中体験記です。

     >  わしのてのひらの生命線は、生まれつき、とても短い。
     >  左右とも、てのひらの真ん中のくぼみ辺りで、すっ...続きを読む
  • 新装版 東京イワシ頭
    バブルでござる。

    杉浦さんの軽妙な語り口調を彷彿とさせる文章で、
    言っちゃ悪いがだいぶ腐ったバブル時代のヘンテコ怪しげあれやこれや。
    思わず噴き出すこと数回。
    二重の意味で楽しい本でありました。

    ヅカの回は、当時どっぷりハマっていた側ですので
    かえって面白く読みました。
    あの公演を生でご覧になっ...続きを読む
  • 新装版 入浴の女王
    杉浦日向子の入浴の女王を読みました。

    東京イワシ頭、呑々草子に続く、銭湯と街の素顔を堪能するエッセイでした。
    杉浦日向子と編集者ポワールが全国各地の銭湯をまわって、入浴している女性たちや、街の風景をレポートします。

    杉浦日向子のレポートは面白く読んだのですが、前2作に描かれているような杉浦日向子...続きを読む
  • 新装版 東京イワシ頭
    けっこう時がたっている、その当時のはやりもの?のエッセイなので、懐かしく感じるところも多かったが、やはり、江戸の粋な感じが底にあるので、楽しく読めた。
  • 新装版 東京イワシ頭
    早逝した杉浦日向子さんの雑誌連載エッセイの復刻版。「イワシの頭」は迷信の象徴で、ダイエット、占い等々やや怪しげながら一部の人に支持を受けているような事柄を紹介。杉浦さんは江戸研究家として有名で、赤瀬川原平さんの路上観察学会会員。いろいろ面白いものを見つけてくるのは得意なんでしょうけど、雑誌連載ものと...続きを読む