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主人公が渋い
ヒット作ハゲタカシリーズの3作目。シリーズ物がヒットし続ける最大の理由は主人公鷲津政彦の実話としても読め造形に尽きる。単なるスーパーマンではなく、弱さ 後ろ暗さ を秘めた人物設定のうまさに感心する。
ここ20年間続いている中国の台頭 膨張 傍若無人ぶりを見るにつけ、納得する作品。
Posted by ブクログ
【感想】
学校の授業で習った内容や、普段日本人が口にする「中国」という国。
皆がどんなイメージを抱いているかは分からないが、少し前までは個人的に卑下して見ていた感覚があった事は否めない。
ただ、最近GDPが抜かれ、確実に巨大化が止まらない「中国」という国の不気味さや底力に、最近は畏敬の念や憧れなどを抱いている。
(大小の差はあるとしても)国民1人1人のスペックも、日本は中国に敵わないだろうなと最近思う。
本作品もその優秀さと不気味さは健在で、あの鷲津でさえも中国の連中の掌で踊らされているような、そんな印象を抱いた。
単純に下品なだけでは決してなく、したたかさや損得勘定などを容赦なくできる辺り、中国人はとても興味がある。
最高の作品でした。下巻も楽しみ!
【あらすじ】
莫大な外貨準備高を元手に、中国が国家ファンド(CIC)を立ち上げた。
若き買収王・賀一華(ホーイーファ)は日本最大の自動車メーカー・アカマ自動車を標的にする。
さらに鷲津政彦を誘い出す。
「一緒に日本を買い叩きませんか」。
日本に絶望した男はどう動くのか。
産業界の中枢に狙いをつけた史上最大の買収劇が始まった。
【引用】
p166
「あの国には法律がない。いや、そもそも法の精神すらない。そんな国で、何をやるんだね。」
法律は無力だ。
所詮、法律はお上品な先進国のためにだけ機能する。
為政者や特権階級の人間が、法律の解釈を勝手に曲げる国に未来はない。
p247
決断に悩む時は、3日悩むといい。
最初の1日は、自分の考えを肯定して悩み、2日目は、徹底的に否定してみる。
そして最後の日は、その2つをぶつける。
そこまで悩んだ決断には、結果が自ずとついてくるものだ。
Posted by ブクログ
(上下巻合わせてのレビューです。)
真山さん最新の文庫本。
実は文庫化が待ちきれなくて、
映画まで見に行った作品(しかも一人で)。
予想通りというか期待通り、文句なしの★5つです。
日本の架空の自動車メーカー(アカマ自動車)をめぐる
主人公ゴールデンイーグルと中国ファンドの大買収合戦劇。
中国という国家の大きさや複雑さが物語に表現されていて、
今まで以上のスケールの物語になっています。
ハゲタカシリーズもこれで3作目。
もう続編はないのかなぁ。。
なかなかこれまで以上の作品を出すのは難しいですが、
真山さんには頑張ってもらいたいなぁ。。
(なんて、思っていたら、続編が次々に出ているようです。楽しみ!)
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