【感想・ネタバレ】レッドゾーン(上)のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年05月27日

映画版ハゲタカが大好きで手を出してみた。
鷲津も中華買収王の賀一華は、映画版と違ってチャラくてモッサリめだな。というか映画版の二人が色男すぎるのか。
アカマ自動車では、映画版では登場しない創業家一族と大内社長室長がいいアクセントになっていて、映画版とは違った展開になりそうだ。
役者が出揃ってゲーム開...続きを読む始というところで上巻は終わる。上巻全体がプロローグのような感じで下巻が楽しみだ。

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Posted by ブクログ 2023年01月11日

一見関係なさそうなストーリーが最終的にどう繋がるか気になる。
バディーも読んであったため、鷲津がどうやってアハンの死の真相を解くのかも今後の見もの。

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購入済み

主人公が渋い

2022年10月04日

ヒット作ハゲタカシリーズの3作目。シリーズ物がヒットし続ける最大の理由は主人公鷲津政彦の実話としても読め造形に尽きる。単なるスーパーマンではなく、弱さ 後ろ暗さ を秘めた人物設定のうまさに感心する。
ここ20年間続いている中国の台頭 膨張 傍若無人ぶりを見るにつけ、納得する作品。

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Posted by ブクログ 2018年11月04日

鷲頭を取り込もうとする中国CICの思惑とは?中国のホリエモンは馬鹿を装った切れ者なのか、中小企業に移った柴野さんは本筋とどこで絡むのか(クリーンディーゼルってヒントは出たが)そして、鷲頭雅彦に投資が甦る!アカマ自動車の明日はどっちだ?

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Posted by ブクログ 2018年09月19日

【感想】
学校の授業で習った内容や、普段日本人が口にする「中国」という国。
皆がどんなイメージを抱いているかは分からないが、少し前までは個人的に卑下して見ていた感覚があった事は否めない。
ただ、最近GDPが抜かれ、確実に巨大化が止まらない「中国」という国の不気味さや底力に、最近は畏敬の念や憧れなどを...続きを読む抱いている。
(大小の差はあるとしても)国民1人1人のスペックも、日本は中国に敵わないだろうなと最近思う。

本作品もその優秀さと不気味さは健在で、あの鷲津でさえも中国の連中の掌で踊らされているような、そんな印象を抱いた。
単純に下品なだけでは決してなく、したたかさや損得勘定などを容赦なくできる辺り、中国人はとても興味がある。

最高の作品でした。下巻も楽しみ!


【あらすじ】
莫大な外貨準備高を元手に、中国が国家ファンド(CIC)を立ち上げた。
若き買収王・賀一華(ホーイーファ)は日本最大の自動車メーカー・アカマ自動車を標的にする。
さらに鷲津政彦を誘い出す。
「一緒に日本を買い叩きませんか」。
日本に絶望した男はどう動くのか。
産業界の中枢に狙いをつけた史上最大の買収劇が始まった。



【引用】
p166
「あの国には法律がない。いや、そもそも法の精神すらない。そんな国で、何をやるんだね。」

法律は無力だ。
所詮、法律はお上品な先進国のためにだけ機能する。
為政者や特権階級の人間が、法律の解釈を勝手に曲げる国に未来はない。


p247
決断に悩む時は、3日悩むといい。
最初の1日は、自分の考えを肯定して悩み、2日目は、徹底的に否定してみる。
そして最後の日は、その2つをぶつける。
そこまで悩んだ決断には、結果が自ずとついてくるものだ。

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Posted by ブクログ 2018年05月12日

ハゲタカ第三弾。プライベートエクイティファンドSAMURAIベンチャーキャピタルを立ち上げた鷲津と日本の象徴的企業であるアカマ自動車をめぐる買収劇。そこには中国の赤い魔の手が・・・・

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Posted by ブクログ 2015年09月05日

やっぱり鷲津はかっこいい。いつも大森南朋に脳内変換して読んでる。
映画の原作、アカマ自動車買収の話だか、映画とはかなり違う。でも、原作は原作で面白い。

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Posted by ブクログ 2021年06月23日

(上下巻合わせてのレビューです。)

真山さん最新の文庫本。
実は文庫化が待ちきれなくて、
映画まで見に行った作品(しかも一人で)。
予想通りというか期待通り、文句なしの★5つです。

日本の架空の自動車メーカー(アカマ自動車)をめぐる
主人公ゴールデンイーグルと中国ファンドの大買収合戦劇...続きを読む
中国という国家の大きさや複雑さが物語に表現されていて、
今まで以上のスケールの物語になっています。

ハゲタカシリーズもこれで3作目。
もう続編はないのかなぁ。。
なかなかこれまで以上の作品を出すのは難しいですが、
真山さんには頑張ってもらいたいなぁ。。
(なんて、思っていたら、続編が次々に出ているようです。楽しみ!)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月21日

感想
アカマはマツダがモデルかと思っていたが、トヨタのようでもある。日本のリーディングカンパニーのトヨタを海外からの買収で守らない国は何してるんだという感じ。

これまでの作品はある程度事実を基に作られていたと思うが、トヨタ買収騒動なんてあったかな?今作からオリジナルになったのか?いずれにしても上巻...続きを読むはこれから起こる嵐への仕込み的な感じ。鷲津のスーパービッグディールがこれから始まると思うと楽しみ。

あらすじ
中国が日本のアカマ自動車をターゲットにした買収を行おうとしていた。鷲津は、中国国家安全部の王より中国の外貨準備金を使って立ち上げたファンドCICでアカマ自動車を買収しようと誘いを受ける。

CICは、サブプライムローンで資金難にあえぐアメリカのゴールドバーク・コールズに資金出資を行い、一気にアカマ自動車の買収を行う姿勢を見せる。

一方、曙電機の再生に目処をつけた芝野は、CROを辞し、昔、銀行時代にお世話になった恩人が残した東大阪の町工場マジテックの経営に乗り出すことにする。

中国のホリエモン賀がアカマの株を買いあつめており、TOBをすると宣言していたがその後の動きがなかった。一方、鷲津はリンの進めでニューヨークに行き、GCの買収を検討するが、トップと会って中止する。その後、上海に行き、賀と会い、彼の手引きでアランの婚約者だったという美麗に会うが、彼女は精神的ショックで声を失っていた。

アカマ自動車は、社長がTOBに備えて、軍事産業部門を立ち上げ、国から守ってもらおうとするが、社内での抵抗が強い。赤間一族の副社長を担ぐ一派があり、最高顧問の赤間周平に収めてもらおうと考えていたが、周平はレースの事故で亡くなる。周平が亡くなったタイミングで賀はTOBを仕掛ける。

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Posted by ブクログ 2023年11月11日

TVドラマのハゲタカが好きだったため手に取った本。
最初は大森南朋がチラついたけど、それが消えるくらいに入り込めて面白かった。

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Posted by ブクログ 2022年12月28日

好きな登場人物の1人であるリンの露出が多くて良いです。中国が遂に描かれたな、、、という感じ。下巻へのフリが随所に描かれており、どうなるのか楽しみです。

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Posted by ブクログ 2022年04月05日

ハゲタカシリーズ第三弾。
大手自動車メーカーの買収をめぐり中国ファンドと争う話。
第二弾に続きアランの死に関する謎かけ、
上海へ戻った駆け出しの弁護士の女性の話がどのように鷲津と絡んでくるのか。
伏線だらけの上巻でした。
下巻も楽しみ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月08日

3.5
前作から半年後2007夏から始まる。日本最大の自動車メーカー(トヨタ?)アカマ自動車を巡り、米中を巻き込んだ大型ディール。国産自動車産業を作りたい中国の思惑、日本を代表する企業のM&Aと抗戦。鷲津の活躍と厳しさ、日本や企業に対する想いも光る。アカマ自動車のプライドや車に対する熱さ、コンプライ...続きを読むアンス問題、芝野が世話になった中小メーカーマジテックの再生の話などが入り乱れなかなか面白い。

2007年当時の中国通は中国を知りたければマカオに行けと言っていた。膨張中国そのもの。
ホライズンキャピタルの歴史。プライベートエクイティと呼ばれる再生ファンドとしてビジネスを開始し、不良債権をバルクセールで一括で買いその中から黄金を見出し財産を築く。その後は経営難に陥った企業を買収し3-5年かけて再生させて利益を生むビジネス。
バブル崩壊後の失われた10年で何を学んだか。より上手な責任転嫁の方法か、外国から金だけむしり取って、今まで通り自国のルールだけで経済を回そうというご都合主義か。日本人の多くが誤解しているのは、この国は自力で復活したと思っていること。血のにじむようなグローバルスタンダードを受け入れ、国際経済社会の一員になり、それによって外国から金が流れ込んだに過ぎない。なのに、経済がちょっと回復したら鎖国しようなんて甘すぎる。
中国社会の常識は、強者が弱者を抑え込むために法律がある。そのため、人民は社会で起きる不条理には目をつぶり、コネと金と知恵を絞って渦中の人にならないように努力するのが処世術。後継者のいない日本の中小企業を買い取る中国人が増えている。
世の中で一番大事なのは諦めないこと。どんなに金に困っても仕事がなくても諦めたら負け。仕事がないなら創ればいい。
ニーチェの名言。言葉発せられた途端に嘘が始まる。
アカマの教え。決断に悩むときは3日悩むといい。最初の一日は自分の考えを肯定して悩み、2日目は徹底的に否定してみる。最後の日は、その二つをぶつける。そこまで悩んだ決断には結果が自ずとついてくる。風通しの良い会社とは、部下が面と向かって上司の悪口を言える会社だ。
買収を防ぐ方法は。ポイズンピルなどもよいが、時価総額を上げる努力を怠らないこと、アカマファンをたくさんつくること。株主や従業員、取引先、消費者に至るまで、誰からもアカマはいいよねと言ってもらえる努力。M&Aの勝敗は、時に世論が決める場合がある。

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Posted by ブクログ 2020年05月26日

投資ファンドや投資銀行の業務内容についてストーリーを通じて理解できるため腹落ちしやすく、記憶にも残りやすいと思いました。

大企業のM&A案件とか一生に一度手掛けてみたい。

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Posted by ブクログ 2020年05月05日

ハゲタカシリーズ三作目。相変わらず読者を一気に引き込み、ワクワクが止まらない展開はお見事。フィクションでありつつ、もし現実にこれが起きたら…と思わずにいられないのは、作者の丹念な取材に基づくものだとあとがきを読んで納得した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年02月26日

日本の代表的な企業でもあるアカマ自動車が、中国の賀一華が率いるファンドからTOBを受ける。

それはアカマの精神的支柱の赤間周平元社長が亡くなった2日後のことだった。

賀は謎に包まれている人物である。

鷲津はどうやって動くのか?

柴野は曙を辞任し、中小企業マジテックの社長に就任している。

...続きを読む巻では、鷲津と芝野の絡みはないが?

またアランの死の謎にせまっている?

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Posted by ブクログ 2018年09月09日

今月の1冊目。今年の19冊目。

ミーハーでドラマ化したのがきっかけでここまで読みましたが、面白いですね。自分もハゲタカになりたいなと思うくらいです。

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Posted by ブクログ 2017年06月24日

2作目(バイアウト)はもう一つカタルシスに欠けたがこの3作目は面白かった。ラストの畳み掛けっぷりと伏線回収っぷりが良い。でも相変わらず登場人物が気取っててウザい。

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Posted by ブクログ 2016年06月19日

ハゲタカシリーズ。
投資ファンドの専門用語がわからないのと
中国人の名前を覚えられなくて
読むのに時間がかかったけど、
やはりおもしろかった。

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Posted by ブクログ 2016年01月02日

モノづくり大国・日本の大手自動車メーカー・アカマの買収を画策する謎の中国人・賀一華。なんと賀はゴールデンイーグル・鷲津に対してこの買収の協力を持ちかける。盟友・アランの死の謎と賀一華。中国をも巻き込んだ買収劇が始まった!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年08月23日

『スパイラル』を読んで、こちらも読みたくなったので。
映画版ハゲタカの原作とは言え、結構ストーリーは違う
映画も面白かったですが、やっぱり原作の設定・世界観大好きです

リンが出てくる場面は急にドラマッチックになるから好き
あと飯島も好き。完全に中尾彬で脳内再生されるけどw
二人がたくさん出てくる展...続きを読む開で、うれしかったです

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Posted by ブクログ 2018年01月04日

中国に関連する本を読みたいと思っている。
真山仁のベイジンをよんで 
中国に対するイメージがかなりできあがっていることに
驚きがあった。
その上で 中国の豊富な資金を持つCICが、
アカマ自動車を 買収するために、策略を練っている。
その買収責任者に 鷲津政彦を すえようとする。
これ自体が 魅力的...続きを読むな設定で、それをいかに鷲津がことわり、
違った 展開をするのか?

賀一華が アカマに TOB をしかける。
精神的主柱の 赤間周平 75歳が 自動車事故で死亡する
ことで、一枚板が かき乱される。
アカマ自動車は どうのりきるのか。

法律というものが あってなきがごとしの中国が
どうやって、法律というルールを守るのかというのに、
興味があるが、それはやはりできない相談だ。
優秀な若手中国人弁護士が 謝慶齢 が活躍するのかがみものだ。
ニューヨークで仕事をするより、上海で仕事をする理由が
小籠包が美味しいから というのがいいな。

鷲津のパートナー アランが死んだ 原因が謎とされるが 
それがどう物語に発展するのか。

芝野健夫が 曙電機をやめて、
技術開発型のマジテックの仕事を始める。
それは,いったいどんな伏線となるのか。

下巻に向けての さまざまな 伏線が 
どうつながっていくのだろうか。

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Posted by ブクログ 2017年08月15日

 マツダがモデルと思われる自動車会社を謎の中国資本のファンドが買収しようとする話です。
 今回はハゲタカこと鷲津くんはホワイトナイトに徹してマツダ(らしき会社)を救おうとあれやこれやの手を打ちます。
 どんどんスケールが大きくなってきて、もう次回作は書けなくなるんじゃないか思います。今回はあまり芝野...続きを読むくんが活躍しません。アランの死の謎もいらないんじゃないでしょうか。
 

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Posted by ブクログ 2018年10月14日

中国の資金に翻弄される日本のモノ作りメーカーの戦いと苦悩、およびそれに絡む主人公「ハゲタカ」の活躍を描いているようだ。
仕事熱心な人々のホットでスピーディーな行動力が、元気付けのビタミンとして効く。

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Posted by ブクログ 2024年04月16日

伏線満載の上巻。
前作ほどのめり込めなかった。
賀一華が悪党という感じがしないからかも。

下巻に期待。

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Posted by ブクログ 2021年12月17日

自動車業界買収を舞台に中国の闇が現れる。感想は下巻後に述べるがアランが亡くなった事情も分かるだろう。

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Posted by ブクログ 2021年06月16日

「ハゲタカ」シリーズ3作目

アカマ自動車って、微妙にト◯タでも、ホ◯ダでもないところが、お話としてよく考えてあるなぁ、という反面、

(316ページ)CAE(キャエ)のシミュレーションでは・・・
  CAEとはコンピュータによる事前検証のことで・・・
(317ページ)CADやCAEなどを用いた計算...続きを読む機援用工学を学んでいた。


もうちょっと、ちゃんと勉強してよと云いたいところとか、ディーゼルエンジンのキーテクノロジって、多分、あの話なんだろうな・・・って理科系人間に読ませるには物足りません。

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Posted by ブクログ 2020年11月03日

11月-1。3.0点。
ハゲタカシリーズ第3弾。今回は、自動車メーカーを巡る闘い。トヨタがモデルかな。
ハゲタカ2.5に出てきた、賀一華も重要な人物に。
切れ味あるストーリー。安定感。

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Posted by ブクログ 2019年04月06日

後編に続くための、前フリ話で特に面白いってわけじゃないが、
後編をワクワクさせるような期待感の詰まったお話。
じっと我慢して読みましょう。

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Posted by ブクログ 2018年06月17日

莫大な外貨準備高を元手に、中国が国家ファンド(CIC)を立ち上げた。若き買収王・賀一華は日本最大の自動車メーカー・アカマ自動車を標的にする。さらに鷲津政彦を誘い出す。「一緒に日本を買い叩きませんか」。日本に絶望した男はどう動くのか。産業界の中枢に狙いをつけた史上最大の買収劇が始まった。

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Posted by ブクログ 2015年10月04日

今回は、中国対日本の大企業という構図。その中で鷲津がどのように振る舞うかが、ストーリーの肝に。
上巻は、中国実業家と日本企業の直接対決が始まったところまで。下巻が気になる。

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