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  • お吟さま
    3.5
    千利休の娘・お吟の胸には、堺の豪商・万代屋宗安に嫁いだ後も、初恋のキリシタン大名・高山右近の俤(おもかげ)がひそかに生きつづけていた。やがて離婚したお吟の美貌は、最高権力者・秀吉の関心をひき、その軋轢が、お吟と利休を苛酷な運命の袋小路に引きずりこむ……。戦国の世を生きた薄幸の美女を描き第36回直木賞を受けた名作に、平家滅亡に生涯を賭した僧の生きざまを綴る『弱法師』を加えた本格歴史小説集。
  • お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖
    3.7
    女子が写真を学ぶ学校として、明治時代に日本で初めて設立された「女子写真伝習所」。伝習所に通う銀・基美・シズは見た目も育ちも性格も全く違うが、なぜか仲が良い三人組。ある日食いしん坊の銀は、新宿高野に「バナナ」という南国の果物が輸入されたと聞きつけた。しかしバナナは、三人のお小遣いを集めても手が届かない高級品。どうしても諦められない銀は【写真よろづ相談所】を立ち上げ、お金を稼ごうと計画するが、舞い込む依頼は、写真がらみではあるものの奇妙な謎ばかりで……。写真師になることを夢見る少女たちの美味しく楽しいミステリー!
  • 奥会津の人魚姫
    3.8
    1巻1,358円 (税込)
    娘の死を写した 一枚の写真に隠された謎に迫る 衝撃のミステリー小説 親友千景の誘いで奥会津を訪れた鍛冶内は、千景の結婚相手である美少女乙音と出会う。 美しい上に性格のいい乙音にすっかり魅了された鍛冶内だったが、 千景は彼女がいないところで意外な話をする。 それは先日湯船で溺死したのが本当は乙音で、 自分が結婚したのは乙音とは双子の間柄だった汐里ではないかというのだ。 汐里は千景との過去のいきさつが原因で性格がねじまがってしまっていたが、 唇下のホクロ以外見分ける術がない。そして溺死した全裸の娘を撮影した 絶美な写真「奥会津の人魚姫」のフレームを鍛冶内の前で露わにする。 ステージ4のガンに冒され、死期が近い千景の命を掛けた頼みを受けた、 鍛冶内による愛憎を巡る謎解きが始まった。

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  • おくうたま
    4.0
    信長によって小谷城が攻められ、浅井家は滅ぼされた。長政の庶子である喜十郎は京に逃げ落ち、疵医師の田代瑞石に預けられる。お家再興を目指す喜十郎に、織田の捕り手が迫る! 瑞石は、京を出て羽柴の軍勢に医師として加わった。瑞石の弟子として身分を隠す喜十郎だが、その正体に気づかれ……。医師としての修行に耐えながら、喜十郎は宿願を果たせるのか!?
  • 奥方様は仕事人
    3.2
    八丁堀同心の妻、留以。婚家では、夫を献身的に支え、姑や小姑との折り合いに四苦八苦する愛らしい奥方様。だが、剣術小町と称されるほどの武芸の腕前を持ち、両親を殺めた夜盗への復讐心を静かに燃やし続ける別の顔も持っていた――。留以が知り合った菩薩先生と慕われている女医者に、毒入りの薬を処方した嫌疑がかけられる。著者渾身の新シリーズ第1弾!
  • 奥様はクレイジーフルーツ
    3.4
    「私、欲求不満でどうにかなっちゃうかも」 セックスレスという名のモンスターに挑む初美は禁断の果実をかじってしまうのか? 結婚して三年ほどの三十歳の主婦、初美。 編集者の夫とは仲が良く、優しい彼に不満はないが、夜の営みが間遠に。 欲求不満で同級生の男と浮気をしそうになったり、義弟に妄想、浪人生を誘惑、果ては乳房を触診する女医にまで発情する始末。 夫婦はエロさから遠ざかる? 幸せとセックスレスの両立は難しい? “セックスレス”という名のモンスターに挑む主婦は、禁断の果実をかじってしまうのか!? 解説 小橋めぐみ
  • オクトーバー・リスト
    3.9
    ドンデン返しの魔術師が技巧のかぎりを凝らした 前人未踏&驚愕連続の “逆行” ミステリー! 本書は最終章ではじまり、第1章へとさかのぼる。 娘を誘拐され、秘密のリストの引き渡しを要求された女ガブリエラ。隠れ家にひそみ、誘拐犯との交渉に向かった友人の帰りを待っていた。 しかし玄関にあらわれたのは誘拐犯だった。その手には銃。それを掲げ、誘拐犯は皮肉に笑った……。 だが読者よご用心。全ては見かけ通りではない。章ごとに物語は時間軸をさかのぼり、あなたの知らなかった「事実」が次々に明かされ、 白は黒に、黒は白に反転をくりかえす。謎のオクトーバー・リスト。それを狙う者たち。迷路のようなニューヨークの街で展開される人狩り。 正解最強のサプライズの魔術師ディーヴァーが繰り出すサスペンスとサプライズ。そして全ての真相が明かされるのはラスト2章! 『ボーン・コレクター』『ウォッチメイカー』などでミステリー・ファンを狂喜させてきたベスト・ミステリー作家の神髄がここにある。
  • 奥能登に吹く殺意の風
    2.7
    十津川班の刑事、北条早苗は、旅行中の能登で何者かに狙撃され負傷する。当初、人違いで撃たれたのかと思われたが、犯人から早苗殺害を予告する挑発的な電話が。また東京・国立ではバスが爆破され、早苗の同僚、清水刑事が死亡した……。不可解な犯人の狙いに、十津川警部が鋭利な推理で挑む傑作ミステリー。(講談社文庫)
  • 奥のほそ道
    4.6
    ブッカー賞受賞!「傑作のなかの傑作」と絶賛 過酷な〈死の鉄道〉建設と、ある女性への思い 1943年、タスマニア出身のドリゴは、オーストラリア軍の軍医として太平洋戦争に従軍するが、日本軍の捕虜となり、タイとビルマを結ぶ「泰緬鉄道」(「死の鉄路」)建設の過酷な重労働につく。そこへ一通の手紙が届き、すべてが変わってしまう……。 本書は、ドリゴの戦前・戦中・戦後の生涯を中心に、俳句を吟じ斬首する日本人将校たち、泥の海を這う骨と皮ばかりのオーストラリア人捕虜たち、戦争で人生の歯車を狂わされた者たち……かれらの生き様を鮮烈に描き、2014年度ブッカー賞を受賞した長篇だ。 作家は、「泰緬鉄道」から生還した父親の捕虜経験を題材にして、12年の歳月をかけて書き上げたという。東西の詩人の言葉を刻みながら、人間性の複雑さ、戦争や世界の多層性を織り上げていく。時と場所を交差させ、登場人物の心情を丹念にたどり、読者の胸に強く迫ってくる。 「戦争小説の最高傑作。コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』以来、こんなに心揺さぶられた作品はない」(『ワシントン・ポスト』)と、世界の主要メディアも「傑作のなかの傑作」と激賞している。
  • 「おくのほそ道」をたどる旅
    3.4
    松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出て300余年。世界を旅した著者がたどる旅に出た。史跡を訪ねる旅のなかで、何を感じ、何を思うか。
  • おくのほそ道を旅しよう
    5.0
    みちのくは遠い。生きて戻れるだろうか――。 江戸の都の名利を捨てて、晩年の芭蕉は遥か東北へ旅立つ。 それは新境地を切り開くために、この世と人生の生々流転を見つめる旅路だった。 そして三百年あまり。芭蕉の足跡を慕う上方の作家、田辺聖子もまたおくのほそ道へと旅立った。 気むずかしい爺さんにみえていた芭蕉は、やがて、人生という旅路のやさしい友の顔を見せるようになる。 原文の滋味を掬い古典へと誘う紀行エッセイ。 (『「おくのほそ道」を旅しよう』改題)
  • 憶 藤沢周連作短編集
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    芥川賞受賞作家・藤沢周が『Web新小説』に初連載した書下し短編小説、待望の書籍化。 短編小説、 待望の書籍化。「ブエノスアイレス午前零時」119回芥川賞受賞の藤沢周が贈る自分の過去(記憶)をたどりながら現在と交錯する私小 説風書下し作品集。著者の故郷である新潟を舞台に、主人公の幼い頃の「過去」と感染症がはびこる「現在」が交錯する。 人間にとって記憶の本質を問いかける作品。
  • 億万長者とかりそめの愛を
    4.0
    逃げた姉の身代わりとして、億万長者と結婚するなんて……。 幼いころから美人の姉や優秀な弟と比較され、横暴な父に蔑まれ続けてきたエラは窮地に陥っていた。破産寸前の父が、娘と大物実業家ドナートの結婚を画策したのだ。地味な看護師の私など、億万長者が相手にするはずがないのに。だが父はエラの弟が懸命に貯めた事業資金まで使い込んでおり、ドナートから資金援助を受けた暁にはそのお金を返すと言う。仕方なく彼に会ったエラはその強烈な魅力に驚き思わず反発する。そんな彼女にドナートは言った。「僕と結婚しなければ、君の父親は破産する。君は父親が路頭に迷ってもいいのかな?」■劣等感に苦しみながらも訪問看護師として健気に自活してきたエラ。はたして彼女は、真実の愛を手に入れることができるのでしょうか……? 揺れる思いを巧みに描いた、熱く切ないラブストーリー。
  • 億万長者と囚われの君
    3.5
    なぜ、白馬の王子のようにふるまうの?わたしを軽蔑しているはずなのに……。 グレースは元恋人にだまされ、両親の家まで抵当に取られたが、どうにかお金を返してもらおうと、きっぱり縁を切れずにいた。ある日、強引に誘われ街で噂の豪邸に連れてこられる。元恋人の旧友だというその屋敷の主――ジャック・コナリーは思いがけず魅力的な男性で、グレースはひと目で彼に惹かれた。だが、彼女は呆れかえった。金の無心が訪問の目的だったのだ。きっと私も、お金目当ての女だと蔑まれているんだわ。しかし後日、彼女のオフィスにジャックがとつぜん現れる。彼はグレースの仕事のピンチを救うと、なんと唇を奪ってきた!■ハーレクイン・ロマンスは、みなさまのご愛読で3200号を迎えることができました。華々しく記念号を飾るのは、1979年の創刊時からHQを支える超大物作家アン・メイザーです! 巻頭には、作者から日本の読者へ向けたメッセージも収録。
  • 億万長者の求婚
    3.0
    この結婚は間違いだ。豪華なウエディングドレスに身を包み、手を震わせて牧師の前へと進みながら、ケリーは思った。ろくに知りもしない人と結婚するはめになるなんて。だが、目の前に立つ花婿マックを見たとたん、ケリーの心は不思議なときめきで満たされた。もしかして、彼と幸せな家庭を築けるかもしれない。マック・フォーチュンは責任感が強いことで有名だ。この結婚を決意したのも、一族にかかわったがために命を狙われているケリーの身を守るのが目的だった。たとえ、花嫁が期待に満ちた目で僕を見ようとも、誰のことも愛せるわけなどないのだ。
  • 億万長者の献身
    3.0
    情熱を分かち合った夜。彼の冷たさを知った朝……。 ジェシーはある日突然、交通事故で無二の親友を失った。喪失感のなか、孤児になった赤ん坊の養育を遺言で託されたことを知る。それには大富豪のアランと一緒に、という条件がついていた。アランとは親友同士が結婚した縁で知り合ったものの、彼の一族がジェシーとその姉妹の会社を買収したことで、もともとよくなかった関係はこじれにこじれている。でも、傲慢で大嫌いな彼のことが、脳裏から離れないのは……なぜ?慣れない赤ん坊の世話を協力しておこなううちに、いつしかジェシーはアランに身も心もゆだねていた。ほどなく、冷徹な彼に裏切られることになるとも思わずに―― ■チャンドラー三姉妹と美しき一族の男たちが愛の火花を散らす物語をお届けします。本作の主人公は次女ジェシーとその好敵手アラン。嫌い、嫌い、だけど本当は好き……ようやく素直になれたとたん、彼女は冷たく突き放されます。『大富豪の隠された天使』の関連作!
  • 億万長者のすてきな秘密 キング家の花嫁 IX
    4.0
    名門キング家のレイフ・キングは賭に負けたため、身分を隠し、偽名で一族が経営する会社で仕事をすることになった。地味な作業服姿の“レイフ・コール”は、とても大富豪とは思えない。そんな彼がひと目で恋におちたケイティは、可憐でセクシーで完璧。――ただひとつ、ある不可解な点を除いては。どういうわけか彼女は、金持ちとキング家を毛嫌いしているのだ。だから愛を交わしたあとも、レイフは事実を打ち明けられずにいた。■男らしく誠実な“レイフ・コール”に、ケイティは夢中だった。まさかそれが本当は彼の偽名で憎むべきキング家の人間だとは、知るよしもなく……。■モーリーン・チャイルドの人気ミニシリーズ〈キング家の花嫁〉をお贈りします。キング家を憎む女性に恋したレイフの苦悩――終盤に登場する、波瀾含みの恋の鍵を握る思いがけない人物とは?!
  • 億万長者の冷たい求愛
    3.0
    「きみはぼくと結婚するんだ」夫を亡くしたばかりのカサンドラは、義理の兄ドミニクの言葉に愕然とした。これは私への復讐だろうか?それが亡き夫の遺言だと聞き、さらに打ちのめされる。結婚後すぐ、夫に金目当ての浮気女と誤解され、責められ続けてきた。けれど、不治の病を宣告された夫は人工授精を望み、娘を授かった。結婚を拒否するなら親権を争うとドミニクに脅され、カサンドラは途方にくれる――愛娘を手放すことなど考えられない。でも……裁判をしたところで勝ち目があるとはとうてい思えない。私はお飾りの妻として、愛のない結婚を受け入れるほかないの?■ドラマチックかつセクシーな作風で人気のマクシーン・サリバン。本作に登場したドミニクの弟、アダムがヒーローとなる関連作は、来年3/20刊行予定です。ある事情から、金策に窮した女性に3カ月だけ恋人のふりを頼みますが……。どうぞご期待ください!

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  • 億万長者の冷たい寝室
    3.0
    夫の抱える底知れない暗い秘密が、 甘いはずの結婚生活を破滅へと導く……。 二人の出会いは電撃的だった。チェーザレの運転する車に轢かれそうになったアーヴァは、急いで車から降りたゴージャスな彼に目が釘付けになった。互いに名前を名乗り合う間も惜しいほど二人は瞬時に燃えあがり、気づけば車のボンネットの上で愛し合っていたのだ。コモ湖畔に大邸宅を構える億万長者チェーザレとの結婚と妊娠、愛娘の誕生──完璧な甘い夢だった。夫が妻子を顧みなくなるまでは。不在がちなチェーザレに寝室で冷たくあしらわれたとき、必死ですがるアーヴァの耳に、夫のとどめのひと言が聞こえた。「僕は君がほしかった。だが君を愛していると言ったことはない」
  • 億万長者への挑戦状
    3.0
    ウェディング・プランナーのレイチェルは、親友の結婚式に参列した。ネイトという魅力的な男性も列席すると聞いていたが、いくら大富豪、ラテン系、弁護士などと並べ立てられても、恋愛の苦手な彼女は興味が持てなかった――彼を一目見るまでは。ネイトの情熱的な視線にほだされそうになる自分を叱りつけ、レイチェルは努めて関心のないそぶりを続けた。ボールルームで盛り上がる人波をかき分け、彼が近づいてきて言った。「一緒に踊ってくれるかい?」きっぱり断ろうとレイチェルが顔を上げると、彼は隣にいた別の女性を連れて、ダンスフロアへ消えていった。
  • おくり絵師
    4.0
    故郷の仙台で母親を亡くし天涯孤独となったおふゆは、母の最期の言葉を頼りに江戸に行き、縁あって、絵師歌川国藤のもと、住み込みで修行中の身である。思うような絵が描けず、悩んでいたある日、亡くなった役者の姿を描いた「死絵」に出会う。一方、幼少時に仙台で知り合った昔馴染みで役者の三代目富沢市之進が、浅草の芝居小屋の夏興行でついに主役を張るという。おふゆは市之進の母親お京に誘われ、初日の舞台を見に行くことになるが……。憂き世を照らす、一途な愛と親子の絆に涙する、書き下ろし時代小説。
  • 送り火
    3.8
    1巻682円 (税込)
    家族の幸せを思うとき、自分自身は勘定に入れない。「あの頃の父親って、ウチのお父さんだけじゃなくて、みんなそうだったんじゃないの?」女手ひとつで娘を育てあげ、いまはさびれた団地で独居する母が娘にそう呟く(表題作)。パンクロック評論で注目された青年の四半世紀後を描く「シド・ヴィシャスから遠く離れて」。大切なひとを思い、日々を懸命に生きる人びとのありふれた風景。とある私鉄沿線を舞台に「親子」「夫婦」のせつない日常を描いた胸に沁みる9つの短篇。
  • 送り人の娘
    3.7
    「送り人」それは、死者の魂を黄泉に送る選ばれた存在。その後継者である少女・伊予は、ある時死んだ狼を蘇らせてしまう。蘇りは誰にも出来ぬはずの禁忌のわざ。そのせいで大国の覇王・猛日王に狙われ……。
  • 贈る証言 弁護士・朝吹里矢子
    3.5
    敏腕女性弁護士が見た、男と女の悲哀――血塗れ死体で資産家の画家が発見された。疑惑は、画家と男女の仲だった家政婦に……。老人の死の謎に迫る表題作のほか、叔父の死後、一人の女性に債務の山が降ってきた「財産放棄の謎」、恋人と分けた青酸カリが意外な事件を引き起こす「十五年の真実」など、弁護士・朝吹里矢子が解き明かす傑作推理短編集。
  • 遅れてきた青年
    3.7
    地方の一山村に生れ育ち、陛下の勇敢な兵士として死をえらびえた筈の、あの戦争に間に合うことが出来なかった一人の野心的な青年が、やがて都会に出て、外面的には社会的な成功を充分にかちえていながらも、その内面においては、限りない絶望感と失落感にさいなまれざるを得ない、言わば現代の「赤と黒」的な主題を中心に、戦後世代に共通する体験を描出する、半自叙伝的小説。
  • 小栗上野介
    4.2
    安政七(一八六〇)年一月、この時三十四歳だった小栗は、遣米使節の目付として、日米修好通商条約批准のため渡米。世界を一周し九ヶ月後に帰国。その後、混乱のさなかにあった幕末期に、勘定奉行や外国奉行などの要職を歴任し、日本の構造改革に奔走した。しかし、幕府解散で上州権田村に移り住んでからわずか二ヶ月後、西軍により罪なくして斬られ、歴史の闇に葬られてしまった。司馬遼太郎が「明治の父」と評した最後の幕臣の苛烈な生涯。
  • おごそかな渇き
    4.3
    長年対面しつづけた宗教的課題を取り上げ、“現代の聖書”として世に問うべく構想を練りながらも絶筆となった現代小説「おごそかな渇き」。ほかに“下町もの”の傑作「かあちゃん」「将監さまの細みち」「鶴は帰りぬ」、“武家もの”の名品「紅梅月毛」「野分」「蕭々十三年」、“こっけいもの”の「雨あがる」、“メルヘン調の「あだこ」「もののけ」と、周五郎文学のさまざまな魅力を一冊に収めた。

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  • おさがしの本は
    3.7
    1巻660円 (税込)
    和久山隆彦の職場は図書館のレファレンス・カウンター。利用者の依頼で本を探し出すのが仕事だ。だが、行政や利用者への不満から、無力感に苛まれる日々を送っていた。ある日、財政難による図書館廃止が噂され、和久山の心に仕事への情熱が再びわき上がってくる……。様々な本を探索するうちに、その豊かな世界に改めて気づいた青年が再生していく連作短編集。
  • お先に失礼します! 共働きパパが見つけた残業しない働き方
    3.3
    1巻1,320円 (税込)
    「残業はできない。だけど仕事が終わらない」「休みたいけど、同僚からの視線が気になる……。」 残業をしない。休みを取る。ただそれだけのことが、なぜこんなにも難しいのだろう? IT企業で7年間の原則定時退社を続け、半年間の育休を取得した3児のパパがたどり着いた残業しない働き方とは。仕事以外にも“大切にしたい時間”があるあなたに贈るお役立ちエッセイ!
  • 幼き日のこと・青春放浪
    3.8
    両親の許をはなれて、血のつながらない祖母と送った伊豆湯ケ島での幼年時代――茫漠とした薄明の過去のなかから鮮やかに浮び上がるなつかしい思い出の数々を愛惜の念をこめて綴った「幼き日のこと」。ほかに、沼津から金沢・京都と移り住んだ学生時代を“文学放浪”の視点から描いた「青春放浪」、影響を受けた人物・書物・風土などを自由な感懐を交えつつ回顧した「私の自己形成史」。
  • 幼な子の聖戦
    4.2
    東京で挫折、信じかけた新興宗教にも失望した史郎は、故郷に戻り村議となり、人妻との逢瀬を楽しんでいた。幼なじみの仁吾が村長選に立候補すると、改革の理想を語る彼への応援を約束。が、県議から人妻の件で決定的な弱みを握られ、仁吾落選のための不正工作に加担。心を引き裂かれた史郎の、破壊的衝動を描く「幼な子の聖戦」(第162回芥川賞候補作)。ビルの窓拭きを専門にする会社に転職した小春は、仲間同士で命を預けて仕事をする緊張感にのめり込んでいる。ある日、ビル内の盗難事件が原因で責任者を下ろされてしまった権田にひそかに憧れていた小春は、思い切って彼を焼き鳥に誘うが……「天空の絵描きたち」。話題の2編を収録。
  • 幼すぎた愛
    3.5
    伯爵だった夫が多額の負債を遺して世を去ったあと、キャットは領主館の女主人として日々を過ごしていた。ある日、思いもよらない客が彼女を訪ねてきた。17年ほど前、母親に捨てられて路頭に迷っていたところを、キャットの父によって保護され、養子に迎えられたヒースだ。彼とキャットは幼い愛を育んだものの、兄や後に夫となる男たちから、いわれのない差別と侮辱を受け続け、彼は10年前に家を出た。今のヒースは様々な事業で成功し、外見も見違えるようになっていた。そんな彼が、兄と、そして伯爵家への復讐を誓って帰ってきた事実を、キャットはほどなく思い知らされることになる……。■イギリスの傑作古典をもとに、現代の作家たちが新たなロマンスを描く好評企画、第4弾。最終作はエミリー・ブロンテの『嵐が丘』をモチーフに、K・ウォーカーが領主館で繰り広げられる愛憎劇を描きます。今なお色あせない、名作の世界をぜひお楽しみください。
  • 幼すぎた結婚
    3.0
    天使になった子の写真を胸に、あれからもう13年が過ぎた。 レイチェルは18歳でドミニクと恋に落ち、結婚した。その若すぎる結婚は、妊娠が理由だったため、ドミニクが大学進学を延期して働き、ふたりで出産に備えた。ところが、赤ん坊を亡くす不幸に見舞われ、その日を境に、ふたりは未来も、希望も……愛さえもわからなくなってしまった。離婚後、レイチェルは看護師として自立し、今ようやく心の痛手を乗り越えて、再出発できそうだった。なのに、移り住んだロンドンで、しかも新たな勤め先の病院で、医師になったドミニクと再会するとは!とたんに、亡き息子と3人で撮った最後の写真の記憶が甦り……。 ■HQロマンスでも大活躍のスター作家キャロル・マリネッリが贈る、感涙必至の珠玉作! ドミニクとの再会を機に、失った小さな命の大きさを痛感し、今ふたたび胸を締めつけられるレイチェル。かつては幼すぎて、なすすべなく手放してしまった愛の再生物語です。
  • 推される技術 ~ 累計3億円集めた男のクラウドファンディング冒険記 ~
    3.0
    現代のビジネスシーンで必要不可欠な「推される技術」の本質は、「予算」「ムード」「ドラマ」「メリット」「ロマン」「客観視」の6要素にあった! 【内容紹介】 ゲーム開発でウン千万円の負債を追った著者がひょんなことからクラウドファンディングに出会いこれを使い倒し、ついには国内最高額(当時)となる1億3000万円を調達するまでを赤裸々に綴ったクラウドファンディング冒険記。 これまでにクラウドファンディングで累計3億円以上を調達した著者が語る唯一無二の実体験と目標金額調達のための「成功メソッド」とは?クラウドファンディング入門者向けの教科書としてだけでなく、現代のビジネスシーンで必要不可欠な「推される技術」のノウハウも満載。2018年に、当時の国内クラウドファンディング最高調達額(1億3230万2525円)を記録した美少女ゲーム「MUSICUS!」プロジェクトの内幕も明かされる。 【著者プロフィール】 Bamboo(バンブー) 結成30周年を迎えるロックバンドmilktubのボーカルとして、数々のTVアニメの主題歌などを担当。また、ゲームレーベルOVERDRIVEのプロデューサーとして、バンドや自らの体験をテーマにした「MUSICUS!」「キラ☆キラ」「グリーングリーン」など数々の作品を世に送り出した。近年はクラウドファンディングのキュレーターとして主にゲーム、音楽、声優などのカテゴリーのプロジェクトを担当している。
  • おさん
    4.1
    純真な心を持ちながらも、女の“性”ゆえに男から男へわたらずにはいられないおさん――世にも可愛い女が、その可愛さのために不幸にひきずりこまれてゆく宿命の哀しさを描いた『おさん』。芸妓に溺れ込んでいった男が、親友の助力で見事に立ち直ってゆくまでを描いた『葦は見ていた』。“不思議小説”の傑作『その木戸を通って』。ほかに『青竹』『みずぐるま』『夜の辛夷』など全10編を収める。

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  • 押入れのちよ
    3.6
    1巻693円 (税込)
    失業中サラリーマンの恵太が引っ越した先は、家賃3万3千円の超お得な格安アパート。しかし一日目の夜玄関脇の押入れから「出て」きたのは、自称明治39年生れの14歳、推定身長130cm後半の、かわいらしい女の子だった(表題作「押入れのちよ」)。ままならない世の中で、必死に生きざるをえない人間(と幽霊)の可笑しみや哀しみを見事に描いた、全9夜からなる傑作短編集。
  • 御執事様の仰せのままに
    4.3
    三度の飯より飯を作るのが好きな貧乏大学生・葛木新はある日突然、日本有数の名家の跡取り候補になってしまう。 彼に仕えることになった美貌の執事・進藤御行は、主人より百倍主人らしく、そして自分だけでなく主人にまで完璧を求める超完璧主義の『御執事様』だった。いまいち足並みの揃わない凸凹主従は、当主代理として社交界デビューに挑むことになるのだが――。 マイ・フェア・レディならぬマイ・フェア・ロード。ど庶民主人は果たして理想の主人となれるのか……!?
  • おしまいの時間
    4.1
    「誰かのバニラエッセンスになりたい。ないと何かが足りないって思われる存在に……」そんなリカコに高校時代の先生が自殺したという知らせが届く。しかも、友人は先生の子を妊娠しているらしい。二十一歳の春、すべてに臆病になっているリカコが過ごした、二度と戻れない季節。二十歳のデビュー作で絶賛された、瑞々しい感性が描く小説第三作。
  • おしまいの日 新装版
    3.6
    春さんが、帰ってこない――。 深夜一時半。 最愛の夫の帰りを待つ三津子。無理な残業をする彼を心配する彼女の心は、決して夫には届かない。 その想いを記した日記は、やがて幻聴、幻覚、幻影、幻想に飲まれていく。そして迎える《おしまいの日》に三津子は……。 春さんは、まだ、帰ってこない――。 正気と狂気の狭間を描く、サイコホラーの傑作!
  • おしゃべり文化―会う人はみんな僕の薬
    3.5
    その言葉で励まされ、その言葉と生きてきた。――五木寛之さん、黒柳徹子さんから近所の大工さんまで。日本全国、有名無名、いろんな人と会って語って、知恵をもらった。50年の仕事で心に残った、優しく厳しい言葉の文化! 初めに言葉ありき―― その言葉にめぐりあい その言葉を友とし その言葉で励まされ その言葉のままに その言葉と生きてきた その言葉は……。 誰にもあるそんな言葉を思い起こして1冊にまとめてみた。通りすがりに聞こえた言葉。インタビューで答えた言葉。対談で忘れられない言葉。人に逢い、人と語り、マスメディアの中で、教えられ、育てられた数々の言葉。そうしたおしゃべりも活字文化や映像文化と同じ文化として考え直すべきだ。だから名づけて「おしゃべり文化」。 ●「出家」とその妻 ●坊主の息子vs.牧師の息子 ●集団離婚宣言 ●男も化粧を ●戒名のいる人、いらない人 ●「老いて美しく」の勘違い ●待ち合わせは本屋で ●「ひとりではできません」 ●恥をかくのがいい気持ち ●「心の主治医」に聞く
  • お洒落極道
    5.0
    1~2巻1,485~1,782円 (税込)
    お洒落極道。 30代、40代の男性を中心に熱狂的ファンを抱える作家、島地勝彦氏の『MEN’S Precious』誌上での連載、『お洒落極道』が、待望の単行本になりました。NHKのドキュメンタリードラマ「全身編集長」、朝日新聞連載インタビューなどでも話題を集め、新宿・伊勢丹メンズ館内のセレクトショップ「サロン・ド・シマジ」店長として熱狂的ファン層を抱える、島地氏の“男の洒落心”をテーマにしたエッセイ本です。 連載『お洒落極道』と、『お洒落極道の仲間達』と題して島地氏が行った対談インタビュー(資生堂名誉会長福原義春氏、サンモトヤマ会長茂登山長市郎氏、壹番館洋服店会長・渡邊明治氏、三越伊勢丹ホールディングス・大西洋社長)も収録します。また、すべての写真撮影は巨匠・立木義浩氏という豪華版。大人の男に取って何が必要か、そしてまた“お洒落”の本質とはなにか。そのすべてを、島地勝彦氏の豊富な知識と慧眼で解き明かす、現代の伊達男、必携の一冊です。
  • 和尚さんと小僧
    無料あり
    3.0
    1巻0円 (税込)
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  • オシント新時代 ルポ・情報戦争
    3.8
    「オープンソース・インテリジェンス(Open Source Intelligence)」、略して「オシント(OSINT)」。重要なことはすべて「公開された情報」の中にある。 身近な問題からウクライナ情勢、Qアノンまで、情報戦争の最前線を臨場感豊かに描くノンフィクション。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • おじいちゃん、死んじゃったって。
    2.8
    彼氏とのセックスの最中に、吉子が受けた電話は祖父の訃報だった――。葬儀の準備で久し振りに集まる家族たち。そんな中、残された認知症の祖母の今後、父親の失業問題、兄妹の確執、従兄のひきこもりに家族崩壊など、それぞれが抱える厄介な事情が表面化して……。生と死を通して描く、本当の家族の形とは?家族の本音が詰まった珠玉の物語。
  • おじいわんソーヤ
    4.7
    おじいちゃん犬だから、おじいわん。一緒に時を重ねていく、幸せと、せつなさと。「昔飼っていた犬に似ている」と人に言われる、懐かしい顔の白い犬、いま16歳のソーヤは、10歳でうちに来て、家族になりました。 ツイッターで静かな人気を呼ぶ、 飼い主(@goen0414)の日々の写真と言葉。 イラストレーター髙籏将雄とデザイナー川名潤とのコラボで、小さなフォトブックができました。 忘れていた大事な何かを思い出させてくれる1冊です。【目次】おじいわんと散歩/おじいわんにも花/おじいわんとセーター/老犬のかたち/少しずつ老いていくということ/保護犬を迎えて/ともに暮らす日々、ささやかな幸せ

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  • 叔父殺人事件 グッドバイ
    4.3
    叔父が死んだ。ネットで呼集された男女4人がワゴン車内で練炭集団自殺を図った。その中に"僕"の叔父の四郎がいた。リーダー格の女性だけが命を取り留めたが意識不明。叔父のふだんの言動から偽装殺人を疑う叔母の厳命で、関係者を調べ始めた"僕"に、黒い影が忍び寄る。※本書は2005年11月に原書房より刊行された『グッドバイ――叔父殺人事件』を文庫化にあたり、改題したものです。
  • おじさんは傘をさせない
    3.6
    新しい時代の常識に、変われないおじさんに、もう我慢できない! 『妻の終活』の著者が描く、現代「中年」小説! セクハラの嫌疑をかけられた男、女性の後輩に出世競争で負けた男、浮気が原因で離婚し、風俗通いを続ける男――。会社での働き方、女性への対応、家族との関係などの意識をアップデートできずに悩む「おじさん」たちが、あるきっかけから自分の人生を見つめ直していく。時代の変化という嵐に対応できない中年男性の悲哀を切なく、時にコミカルに描いた傑作小説! 『雨の日は、一回休み』を改題。
  • おじさんはどう生きるか
    3.6
    ピンチばかりの毎日に。 夫婦の冷戦、うす毛問題、時代とのズレ…… 迷える日常が楽しく化けるマナー考! ジェーン・スーさんとのナルホド対談収録 サインペンで胸毛を書いた10代。 バンド活動に苦心した20代。 おしっこをちびるようになった30代。 そして、生まれて初めて 母にプレゼントを贈った60代――  何度もの赤っ恥体験の末、今こそ綴る “意地を張らずに生きる” ヒント
  • お順(上) 勝海舟の妹と五人の男
    3.6
    自らの意志を貫き、愛に生きたおきゃんな江戸娘・お順の波瀾の生涯。 兄の剣の師との叶わぬ恋の末、佐久間象山に嫁ぐも・・・。 お順の人生を彩る五人の男たち。 父・勝小吉 初恋の人・島田虎之助 夫・佐久間象山 兄・勝麟太郎(海舟) 謎の剣客・村山俊五郎 さらに松陰、龍馬、土方歳三らも登場する 幕末から明治を描く長編歴史小説 <目次> 第一章 小吉の放ほう蕩とう 第二章 虎之助の野や暮ぼ 第三章 象山の自うぬ惚ぼれ
  • お嬢さまと犬 契約婚のはじめかた
    4.3
    「おねがい久瀬くん。お金あげるから、わたしと結婚して」 気鋭の新進画家である19歳の鹿名田つぐみと、彼女の絵のヌードデッサンのモデルを務めていた23歳の久瀬葉は、半年前に結婚したばかりの新婚夫婦だ。 幼い頃のある事件で心に傷を抱えたつぐみと、彼女をそのまま受け入れ、美味しい料理に始まり、家事全般を引き受ける、明るくおおらかな葉。 一見仲睦まじい若夫婦だが、実は葉は、つぐみが不本意な見合いから逃れるために3000万円で「買った」偽りの夫であった。 つぐみは百年以上続く旧華族の名家に生まれ、長女として幼いながら懸命に折り目正しく振る舞い、婚約者までいた。 だがある事件をきっかけに心を閉ざし、唯一優しくしてくれた祖父が遺した古い木造平屋の家に逃げ込んだのだ。 以来、画家として生計を立てていたが、新たに舞い込んだひどい見合いを断るために、葉に契約結婚を申し込んだのだった。 ひとつ屋根の下で一緒に暮らすうちに、少しずつお互いに踏み込んでいく、つぐみと葉。 けれど2人の間には、あまりにも重大なある「秘密」があって……。 これは、お金で愛を買った(つもりの)孤独な少女と、買われた(ことにした)魔性的な魅力を持つ青年の、もどかしくて切実な恋のはじまり。 第8回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞作!
  • オスカー・ワイルドに学ぶ 人生の教訓
    3.9
    1巻1,298円 (税込)
    オスカー・ワイルドという作家は、 死後100年を経た現代でこそ、輝いている。 「周りになじめない」「大勢の中でなんだか居心地が悪い」 そんな思いを抱きながら他人に対して、どこか冷めた目で見ていることはありませんか。 人と人とのつながりが希薄になってきた現代において、それは決して珍しいことではありません。 むしろ私たちの「本質」を表しているともいえるのです。 そんな現代人の本質を、じつに100年以上前から指摘していた人物がいるのをご存じでしょうか。 それがオスカー・ワイルドです。 中産階級出身、同性愛者、外国人というハンディを背負いながらも、 保守的な風潮が色濃く残る19世紀末の英国ヴィクトリア朝の社交界において、 独自の世界を確立した、売れっ子劇作家。 そんな彼は、「個」がいかに生きるかということに対して、数多くの事を教えてくれる天才です。 「常識」にとらわれない言葉に触れることで「自分は自分でいいんだ」「みんなと違う感じ方でもいいんだ」と生きる勇気が湧いてきます。 「自分自身」「人間関係」「男と女」「人生」「道徳」の5つのテーマを読み進めていくことで、 違った角度から自分自身を見つめなおすことができる「珠玉の一冊」です。 【本文より】 ○浅はかな人間だけが、己を知っている。 ○その女を愛してさえいなければ、男はどんな女といても幸せなのだ。 ○友人は外見で選び、知人は性格で選んでいる。 ○男は年寄りにはなるが、善人には決してならない。 ○老人はすべてを信じ、中年はすべてを疑い、若者はすべてを知っている。 ○人が本当に馬鹿げたことをするときは、つねにとても高尚な動機からである。 ○生きる秘訣は、とことん、とことん、騙される喜びを味わうこと。 ○真実は滅多に純粋なことなどなく、単純であることは決してない。
  • オスロ警察殺人捜査課特別班 フクロウの囁き
    3.8
    あの連続誘拐事件から半年―。 特別班に舞い込んだ新たな殺人事件はノルウェーを恐怖の渦に巻き込んだ。 おどろおどろしい儀式のいけにえのように飾り立てられ息絶える被害者たち。 彼らの胃には、共通して鳥の餌が詰め込まれていたのだ。 ネットに流れる怪映像、主人公ミアを狙う謎の女、そして、全身に羽を纏う、「梟」の男…。 殺人捜査課特別班に降りかかる第2の試練。 『アイム・トラベリング・アローン』に続く、オスロ警察殺人捜査課シリーズ第二弾。
  • オズの魔法使い
    4.1
    たつまきに巻きこまれ、妖精の国オズに迷いこんでしまった少女ドロシーと愛犬トトは、オズの魔法使いに会って家に帰してもらうため、旅立った。友だちになったブリキの木樵り、かかし、臆病ライオンと繰りひろげる冒険の数々――世界中の子供たちに夢を運ぶファンタジイの名作シリーズ登場
  • オズワルド叔父さん
    4.1
    その昔、とてつもない大儲けを企てた男がいた。彼はスーダン産のある甲虫の粉が信じられないほど強力な媚薬であることを知り、各国大使に売りつけ、ひと財産築いた。ばかりか、それを使って世の天才ピカソやフロイトの精液を奪取し、売りさばこうと考えたのだ。壮大なホラ話の楽しさが全篇に横溢する大人の童話。
  • オセロー
    3.8
    ムーア人の勇敢な将軍オセローは、サイプラス島の行政を任され、同島に赴く。副官に任命されなかったことを不満とする旗手イアーゴーは、策謀を巡らせて副官を失脚させた上、オセローの妻デズデモーナの不義をでっちあげる。嫉妬のあまり、妻を自らの手で扼殺したオセローは、すべてが、イアーゴーの奸計であったと悟り自殺する。シェイクスピアの後期の傑作で、四大悲劇の一つ。
  • 尾瀬の墓標 顔のない刑事・単独行
    3.3
    冬の白い眠りから目覚めた晩春の尾瀬で、拳銃で撃ち抜かれた男女の死体が発見された。男は現職の刑事、女は水商売に従事していた。2人は心中か、それとも……。捜査一課長の特命を受けた香月功は、ただちに捜査を開始。やがて女の背後に暴力団の存在が浮かび上がるが、直後、行方を追っていた容疑者の男が熱海で死体で発見された!事件に巨大な陰謀を感じ取る香月。警察手帳(オフダ)を持たない“顔のない刑事”の捜査の行方は? 大人気警察小説シリーズ第2弾!
  • 遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ
    4.0
    これがスズキナオ流「生活史」 遠い場所への旅や、友達とのせわしない飲み会がまるで夢のよう。出歩けるのは近所ばかりだけど、ひとり海に行き、焚き火を見つめ、オンラインで友達とゆっくり話す。それでも元気でいれば、あと何回かぐらいは今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう。 話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』待望の続編。

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  • 遅すぎた雨の火曜日
    3.0
    亡くなった養父と無念な思いを抱えたまま死んだ養母の復讐のため、彼の息子を誘拐した女。それは意外な展開に……。 雨の降る火曜日、二十三歳の花村理絵は二年前から続いていた上司との関係に終止符を打った。会社にも退職願を出した。長年住みなれた家も出た。それもこれも過去を消して、死んだ養父母の復讐を果たすためだった。医は算術を地で行く小田切病院の長男・哲也を誘拐し、身代金を要求するのだ。哲也は二十一歳。女の理絵に果たして誘拐は可能か?
  • 遅すぎたキス 恋人たちの宮殿 II
    4.0
    ユーリアはある日突然ヘレニア王国の王女だと知らされ、心の準備もないまま連れてこられて以来、慣れない環境に戸惑いを覚えていた。そこで親友であるトビーを相談相手にと呼び寄せることに。トビーが地球の裏側からやってきてくれるとわかりユーリアは喜んだ。でも彼への恋心に気づかれてはだめ。わたしは彼にとって妹のような存在でしかないのだから。強く自分に言い聞かせたユーリアだったが、トビーは到着後間もなく、ユーリアの唇を奪った。「手助けをするためにだけ来たんじゃない」と告げて。■思いがけないトビーの行動に、見せたユーリアの反応は? ヘレニア王国を舞台にしたロイヤル・ロマンス二部作〈恋人たちの宮殿〉。前作のヒーロー、チャーリーの妹ユーリアの物語をお届けします。
  • 遅すぎた診断~医者のないしょ話~
    3.0
    私の病院で、実習のため、看護学校の学生・梅沢軽子(うめざわけいこ)を預かることになった。真面目(まじめ)でその上、美人の軽子に、変な虫が付いてはいけないと、男嫌いで有名な長居(ながい)婦長と同居させることにしたのだが……。軽子は何と梅毒(ばいどく)にかかっていた!(「遅すぎた診断」より)。様々な人間模様があふれる医療現場。現役医師である著者が温(あたた)かな視線で描く、ハートフル・ストーリー!
  • お供え
    3.6
    毎朝、何者かに家の前の「カド」にお供えを置かれ、身に覚えのないまま神様に祀り上げられていく平凡な未亡人。山菜摘みで迷い込んだ死者たちの宴から帰れない女。平穏な日常生活が、ある一線を境にこの世ならぬ異界と交錯し、社会の規範も自我の輪郭さえも溶融した、人間存在の奥底に潜む極限の姿が浮かび上がる七作品。川端康成文学賞受賞。
  • 恐るべき太陽
    3.6
    画家ゴーギャンや歌手ジャック・ブレルが愛した南太平洋仏領ポリネシアのヒバオア島。謎めいた石像ティキたちが見守るこの島に、人気ベストセラー作家と、彼の熱烈なファンでもある作家志望の女性5人が〈創作アトリエ〉のために集まった。だが作家は失踪、彼女らは次々に死体となって発見される……。最後に残るのは、誰? 叙述ミステリーの巨匠ミッシェル・ビュッシが満を持して放つ、アガサ・クリスティーへの挑戦作! 手掛かりはたくさんあるのに騙される……。
  • 怖ろしい場所
    5.0
    厄年の小説家・羽山圭一郎はこわい夢をよくみる。のっぺらぼうの女、眉の女、声の女、額の女、唇の女たちの様々な反応を想起する。現実世界では友人の女性秘書秋岡カオルと逢瀬をかさねるが、やがて別れてパリへ旅立つ。現実と回想と夢が微妙なリアリティーを醸し出す雰囲気の中に、中年男性の心理の襞を浮彫りにする。散らかしながら纏めていく技巧冴えわたる長編小説。
  • 恐ろしき四月馬鹿
    3.2
    四月一日の朝、M中学寄宿舎内で恐ろしい事件が起きた。学生の一人が自室で、何者かに殺されたらしいのだ。現場は惨澹たる有様で、机は覆り、インクが流れ、破壊された石膏細工の破片が部屋一面に飛び散っていた。そして夜具の白いシーツには、ベットリしみついた生生しい血潮が! しかし不思議なことに、肝心の死体が部屋のどこにもなく、また夜中に物音を聞いた学生は一人としていなかった……。処女作「恐ろしき四月馬鹿」を初めとした横溝正史初期短編傑作選(大正編)! カバーイラスト/杉本一文
  • 恐ろしく奇妙な夜
    3.3
    「虚構と現実のあわいに君臨する異能の作家。」(山口雅也) 「人形は死を告げる」「つなわたりの密室」「殺人者」「殺しの時間」「わたしはふたつの死に憑かれ」「恐ろしく奇妙な夜」の6編を収録した、『赤い右手』の作者ジョエル・タウンズリー・ロジャーズによる中短編傑作集。 【アラート】ネタバレの恐れがあるのであらすじ等は一切書きません。 《目次》 【炉辺談話】 『恐ろしく奇妙な夜』(山口雅也) 人形は死を告げる つなわたりの密室 殺人者 殺しの時間 わたしはふたつの死に憑かれ 恐ろしく奇妙な夜

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  • 御館(おたて)の幻影~北条孫九郎、いざ見参!~
    3.3
    時は激動の戦国。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と天下人が現れては変わる時代に、北条家の支族城主の息子として生まれた北条孫九郎。しかし、母が今際に本当の父の名を明かしたことから、人生は波瀾に満ちたものに――。まっすぐに生きて、最後まで自分を貫き通した三国一の美将・北条孫九郎の華々しくも哀しき生涯を、歴史小説の巧者である著者が存分に描いた力作!
  • おたふく
    3.9
    冷え込んだ江戸の景気を救ったのは、一商人が始めた弁当屋――未曾有の不景気に見舞われた寛政の江戸。大店「特撰堂」の次男・裕治郎は実家を離れ、弁当屋を始める。客を思い、取引相手に真を尽くす裕治郎の商いは普請場の職人の評判をとり、火消しを走らせ、武家と町人を結び、やがて途方もなく大きく育ってゆく……。安くて美味いもので人は元気になる! 経済エンタテインメント小説。2008年10月~2009年11月、「日本経済新聞」夕刊に連載。
  • おたふく物語
    4.0
    町人たちの暮らしの姿、現実を生きてゆく切なさに焦点を絞り、すぐれた「下町もの」を数多く遺した山本周五郎。本書は、自分たちを“おたふく”と決めこんでいる明るく元気のいい姉妹をいきいきと描いた「おたふく物語」三部作(「妹の縁談」「湯治」「おたふく」)をはじめ、身分の垣根を越えた人間の交流を情愛たっぷりに綴った「凍てのあと」、女性の妖しさと哀しさを濃密に綴った「おさん」の全五編を収載。江戸に暮らす女性たちの姿を見事に切り取った名作短編集。文庫オリジナル。 (編/解説・竹添敦子)
  • 【お試し特別版】ママがもうこの世界にいなくても ~私の命の日記~
    無料あり
    3.8
    ※本商品は、2021年12月1日配信『ママがもうこの世界にいなくても ~私の命の日記~』第二章まで読めるお試し特別版です。 1才の娘と、夫に遺した「愛」の記録。 <もう、3年のうち2年半が経過した。余命は統計。私は大丈夫。>(本文の日記より) 遠藤和(のどか)さんがステージ4の大腸がんを宣告されたのは、21才のときだった。 当時交際中だった将一さんには「私、がんだった」と告げた。 将一さんは「絶対、別れない」と応じた。 22才で結婚式を挙げた。その様子は、『笑ってコラえて』(日本テレビ系)の「結婚式の旅」というコーナーで放送され、大きな反響を呼んだ。 子供がどうしても欲しかった。抗がん剤を止めなければいけない。それでも「絶対後悔する。死んでも死にきれないよ」と将一さんを説得した。 <はじめて胎動を感じた。私、ママだよ。2~3か月後には、もう会えるね> 23才で長女を出産した。 21年5月、病院で余命は数週間と宣告された。家に帰った。「それでも人生でいまが一番しあわせ」と家族3人と猫1匹の、愛しき日々を送った。 21年9月、24才の若さで亡くなった。 和さんが亡くなる10日前まで、生と死を見つめて書き続けた日記。 それは、1才の娘と、夫に遺した「愛」の記録。

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  • 小樽おやすみ処 カフェ・オリエンタル~召しませ刺激的な恋の味~
    3.5
    「あなたのお悩み、預かります」 札幌発小樽行き。途中下車で見つけた心を癒やすおやすみ処は、本日も営業中 短大卒業後、札幌で働いていた仁志日向は、人間関係に悩んで心に深い傷を負って、そのまま退職してしまう。次の仕事を探さないといけないと気は急くものの、うまくいかない就活で疲弊していく日向。そんななか、南小樽でふと立ち寄ったカフェ「オリエンタル」は、薬膳の知識を活かした料理で人々の心を癒やすおやすみ処だった。店主の旭やそこに集う人々の優しさにつつまれ、日向は自分らしさを取り戻していく――。 水溜鳥・装画
  • 小樽殺人事件
    2.8
    薄明の小樽港に女の漂流死体。取材旅行の途次、死体を発見した名探偵(ルポ・ライター)浅見光彦と、偶然事件に巻き込まれたOL津田麻衣子は、独自の捜査を開始した。さらに被害者の妹も不審な自殺。二つの死体には黒揚羽蝶が残されていた。蝶の謎を追い、浅見と麻衣子は信州・安曇野を訪れるが、そこには……? 旅情と本格推理の見事な融合(ブレンド)。

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  • お誕生会クロニクル
    4.2
    誰もが平等に迎え、一つずつ年を取るお誕生日。喜びに溢れ、生まれたことに感謝する楽しいお誕生会。大事な人たちに祝ってもらう特別な一日。でも、そんな理想の誕生日は、現実にあるの――? 昭和、平成、令和。現代を惑いながら生きる様々な世代の人々が、大切な誰かの、自らの、誕生日を迎えて新しい一歩を踏み出していく感動の連作短編集。
  • 織田作之助 女性小説セレクション 怖るべき女
    3.0
    結婚しない/できない女性や、不幸な結婚生活に立ち向かう女性、阿部定を思わせる妖婦、そして代表作「夫婦善哉」にも描かれたような、ダメ男と共にある妻…… オダサクが描いた様々な女性像から、作家が求めた「理想」の変遷を追う。
  • 織田信忠 「本能寺の変」に散った信長の嫡男
    4.6
    「『本能寺の変』で歴史は変わった」とはよく言われることだが、信長のみならず、信忠が死んだことも見据えて、そう言っている人は少ないだろう。本能寺の変が起こった時、信忠は26歳。武田攻め、雑賀討伐などで戦功を重ね、後継者としての力量と判断がようやく信長に認められ始めた矢先の出来事だった。戦場では決して死を恐れない勇将ながら、素顔はなんとかして父に認められようと悩みもがき、そして背伸びをしていた普通の青年。しかし著者は「あとがき」でこう記している。「信長が死んでも信忠が死なずに安土に戻り、軍勢を立て直して惟任光秀に向かったならば秀吉も豊臣姓を名乗らず、家康も神君などと崇められなかったのではないでしょうか。織田幕府は充分に開ける人材だったと思います」。本書は、天才・信長との葛藤、そして弟たちとの後継者争いに悩みながらも、たくましく成長していく信忠の生涯を描いた長編歴史小説である。
  • 穏やかな死者たち シャーリイ・ジャクスン・トリビュート
    4.0
    『丘の屋敷』『ずっとお城で暮らしてる』『処刑人』「くじ」など数々の名作を遺した鬼才シャーリイ・ジャクスン。日常に潜む不安と恐怖、目には見えない邪悪な超自然的存在との出会いや家族間の複雑な関係、人間心理の奥底に流れる悪意を鮮やかな筆致でえぐりだした彼女に敬意を表し、ケリー・リンク、ジョイス・キャロル・オーツ、ジェフリー・フォード、エリザベス・ハンドら当代の錚々たる幻想文学の名手たちが書き下ろした傑作18編を収録する、珠玉のトリビュート・アンソロジー。シャーリイ・ジャクスン賞特別賞、ブラム・ストーカー賞受賞作。/【目次】序文=エレン・ダトロウ/弔いの鳥=M・リッカート/所有者直販物件=エリザベス・ハンド/深い森の中で――そこでは光が違う=ショーニン・マグワイア/百マイルと一マイル=カルメン・マリア・マチャード/穏やかな死者たち=カッサンドラ・コー/生き物のようなもの=ジョン・ランガン/冥銭=カレン・ヒューラー/鬼女=ベンジャミン・パーシィ/ご自由にお持ちください=ジョイス・キャロル・オーツ/パリへの旅=リチャード・キャドリー/パーティー=ポール・トレンブレイ/精錬所への道=スティーヴン・グレアム・ジョーンズ/柵の出入り口=ジェフリー・フォード/苦悩の梨=ジェマ・ファイルズ/晩餐=ジョシュ・マラーマン/遅かれ早かれあなたの奥さんは……=ジュヌヴィエーヴ・ヴァレンタイン/抜き足差し足=レアード・バロン/スキンダーのヴェール=ケリー・リンク/謝辞/解説=深緑野分/編者紹介/訳者紹介
  • 穏やかな死のために
    4.0
    誰でも人間らしい平穏死を迎えることができる! 病院で無理な延命をするのではなく、老衰の果ての自然にまかせた苦しみのない「平穏死」が、人生の最期にふさわしいと、著者が2010年に提唱。以来、平穏死は、本人はもちろん、介護にあたる家族にとっても、終末期のあり方の重要なテーマになっている。本書は、それを実践し、発信している芦花ホームが、いかにして平穏死を受け入れ、家族ともども人生の終盤を実りあるものにしているかを描いている。 さらに、死を先延ばしし、治すこと中心の終末期医療のあり方についても言及。その著書『「平穏死」のすすめ』はベストセラーに。2015年には芦花ホームを取材したNHKスペシャル「老衰死 穏やかな最期を迎えるには」が大きな反響を呼ぶ。
  • おだやかな隣人
    3.7
    1巻440円 (税込)
    郊外に住む平均的サラリーマン一家、小川家の隣に、ある日引っ越してきた宮沢家は、家族構成、各人の年齢までが、なぜか彼らとぴったり同じだった。つきあいが進むうち、平凡な家庭に戦慄の事件が……! 人気作家が贈るホラー・ミステリー。

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  • 落窪物語
    3.5
    『落窪物語』は、早くに母を失った姫君が、継母にいじめられ、苦労しながらも、やがてすばらしい貴公子とめぐりあい、幸せを得る物語である。このストーリーの基本的なパターンは、シンデレラに代表されるが、古来、世界各地で作られ、今に語り継がれている。平安時代に書かれたこの物語も、みやびな恋物語というより、生身の人間の喜怒哀楽を興味深く描いた大衆文学として、長く読み継がれ、語り継がれてきたロングセラー小説の一つである。
  • 堕ちたエリート 奈落の花
    3.5
    サスペンス&エロティックがノンストップ。若手エリートが捨てたバラ色の未来。追うのは、消えたAV女優!創業者一族令嬢と婚約間近、会社期待のホープ・充彦の密かな趣味はアダルトビデオ。偶然遭遇した隠し撮り現場で起きた窮地から憧れのAV女優・佑衣を救った充彦は、将来と婚約者を捨て彼女の元へ。しかし彼女は何者かに拉致される。何も生まぬ愛に堕ちる充彦に日本の裏社会の陰謀が待ち受ける。
  • 堕ちた山脈
    3.5
    正月休みで賑わう北アルプスを猛烈な低気圧が襲い、山岳遭難史上、未曾有の大量遭難者を出した。そんな中、悪天候を生き抜き無事生還した二つのパーティーがあったが…(表題作)。自らも山に登り青春を謳歌した著者が、アルプス連峰や中津渓谷などを舞台に描いた珠玉の山岳ミステリー短篇集。表題作のほか、「失われた岩壁」「虚偽の雪渓」「憎悪渓谷」「犯意の落丁」を収録。
  • 堕ちた天使と金色の悪魔
    3.5
    銃撃されても死なない、怪我もしない、傷つかない。この不死身の力を武器に、自分を虐めてきた人間への復讐を果たした"奇跡の男"八木剛士に訪れる、これまでと一変した日常。彼はもう、昔の姿には戻れない……。自分に好意を寄せる、金髪の美少女・マリアと唯一の理解者である松浦純菜の間で揺れ動く剛士。彼が選んだ道は、新たなる悪夢へと繋がっていた!
  • 落ち着いたあかつきには
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    学校に行けない自粛生活を過ごすなかで、自分の性自認が「女なのかもしれない」と気づいた男子高校生・ゆう。実は大学生になる姉の性自認も男だと発覚し、兄弟で男女逆転の大騒ぎに。いつもと違う「新しい春」を迎える。コロナ禍の高校生の青春と苦悩、春夏秋冬の様々な転機を描いた連作短篇。
  • 墜ちていく僕たち
    3.6
    ある日突然、男が女に、女が男に変わったら……? 神出鬼没の摩訶不思議なインスタント・ラーメンが巻き起こすミステリアスな5つの物語。生まれてからずっと男でいつづけるのも、女で一生終わるのも、人間ってけっこう楽じゃない。性に悩めるあなたも、悩んだことなんて全然ないあなたも、さあ、そんな綱渡りのような固定観念を捨てて、性差の呪縛ものりこえて、新しい自由な世界へようこそ。
  • 落葉同盟
    3.8
    国会議員のスキャンダルを追っていた松橋泉は、身に覚えのない殺人容疑で逮捕されてしまう。一人戦うことを決意した泉の娘、奈美の下に、高校時代に泉のクラスメートだった4人の中年男が集まった。今では、みな会社でも家庭でもトラブルを抱えた「濡れ落葉」。しかし、泉の無罪を証明するため、彼らは「落葉同盟」を結成した! きっと、誰でも、誰かの役に立つことができる――。懸命に生きる大人たちへの応援歌。
  • お茶漬けざむらい
    4.0
    尊王攘夷に揺れる幕末。舌の良さしか取り柄のない若き武士・妹尾未明は、ある晩偶然、当代随一の人気絵師・河辺仁鶴と出会う。仁鶴に背中を押されながら唯一の特技「お茶漬け」で次々と難題を解決し、本人の意思とは裏腹に「お茶漬けざむらい」と呼ばれるまでに。その未明に将軍の食を司る膳奉行の長男・四条園城華山が宣戦布告! 2人は舌勝負で対決することとなったが――。胃の腑から人々の心のこわばりを解きほぐす御膳譚。
  • 夫以外
    3.6
    わたしの人生は充実する、あの夫、あの親族さえいなければ。子供も大きくなって、両親も老齢期に入り、時間を手に入れた世代の女たち。だが家族がらみの事件が、わたしを放さない。夫が急死した40代女性。子もなく、未亡人になった彼女は、遺産相続人となった亡夫の甥に心ときめいてしまい…(「夢の中」)。共通の趣味を持った男友達がきっかけで離婚された女性が、子連れで実家へ戻ると、父の再婚話が待っていた(「セカンドパートナー」)など、“夫以外”のシチュエーションをテーマに、女たちの日常に潜むミステリー全6編。
  • 夫が邪魔
    3.3
    「殺意が見える女」(第五十一回日本推理作家協会賞短編部門候補作)を収録した名作短篇集 仕事がしたい。 なのに、あの男は“私の家”に帰ってきて偉そうに「夕飯」だの「掃除」だの命令する。 苛立ちが募る女性作家のもとに、 家事を手伝いたいと熱望する 奇妙なファンレターが届く(表題作)。 嫌いな女友達より、恋人を奪った女より、 誰よりも憎いのは……夫かも。 あなたが許せないのは誰ですか。 第五十一回日本推理作家協会賞 短編部門候補作を含む極上ミステリー七篇。 (解説:杉江松恋) <目次> 夫が邪魔 マタニティ・メニュー 二十五時の箱 左手の記憶 捕えられた声 永遠に恋敵 殺意が見える女
  • 夫と妻
    4.5
    西暦2000年を期して,六輔ワールド第2幕がいよいよ開幕! 〈もっと粋に生きなくちゃ〉-語録や対談〔中山千夏・辛淑玉〕,講演録のなかに,世の中の夫婦関係,男女関係の不思議さ,おもしろさが浮かび上がる.淡谷のり子さんの追悼講演には,著者だけが知るエピソードがふんだんに.〔『親と子』同時発売〕

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  • 夫の後始末
    3.8
    夫・三浦朱門はある日、崩れるように倒れた。私は日々刻々と夫の精神活動が衰えるのを感じた。その時から、覚悟を決めたのである――。作家・曽野綾子が80代なかばにして直面した、90歳になる夫の在宅介護。「介護とは」「看取りとは」そして「老いとは何か」を自問自答する日々が始まった。すべての日本人に知ってほしい、夫婦の愛のかたち。
  • 夫の彼女
    3.1
    「おれを独身にもどしてくれないかなあ……」夫がつぶやくようにそう言ったのは、結婚後も勤めていた会社を辞めて、1年が経とうとした頃だった。矛盾と気まぐればかりの夫に翻弄される、妻・涼紀。見知らぬ「夫の彼女」に思いをめぐらせ、納得のいかない別居生活が始まったが……読み出したら止まらない、自分さがしのユーモア恋愛結婚小説。
  • 夫のちんぽが入らない
    4.0
    ひとりの女性の静かな叫びが、多くの心を貫いた――衝撃の感動作。同じアパートに暮らす先輩と交際を始めた"私"。だが初めて交わろうとした夜、衝撃が走る。彼の性器が全く入らないのだ。その後も「入らない」一方で、二人は精神的な結びつきを強め、夫婦に。いつか入るという切なる願いの行方は――。「普通」という呪いに苦しんだ女性の、いじらしいほど正直な愛と性の物語。
  • 夫の火遊び
    3.5
    『桜ハウス』と名づけた家でハウスシェアをしていた女たち。蝶子36歳・遠望子31歳・綾音26歳・真咲21歳。あれから十数年の月日が経ち……。今明かされる真咲の離婚の真相。婚約破棄を繰り返していた綾音が、選んだ男。遠望子のもとを訪れた女の目的は? そして、蝶子に新しい男が!? 一生懸命に生きるからこそ、どこかコミカルになってしまう30~40代の女たち4人を小気味よく描く傑作連作集。
  • おっとり聖四郎事件控(一)
    -
    1~8巻660~715円 (税込)
    将軍家御料理番・四条流の流れをくむ備前宝楽流の庖丁人・乾聖四郎。津軽藩と南部藩の婚儀の料理を任された聖四郎は、その席に乱入してきた賊たちを鮮やかな剣で斬り伏せた。否応なしに事件に巻き込まれた聖四郎だが、その裏には幕府の巧妙で非情な謀略が隠されていた……。庖丁と剣の達人“おっとり聖四郎”が、人情の料理で人の心を救い悪を斬る、シリーズ第一弾! 『「飛蝶幻殺剣」』改題。
  • 「お手伝いしましょうか?」 うれしかった、そのひとこと
    5.0
    街で出会う、障害のある人やお年寄り、赤ちゃんを連れた人を手伝ってあげたいと思うことがあります。でも、どうしたらいいかわからず躊躇してしまうことが多いものです。声掛けやお手伝いの方法を知っていたら自信をもってできるのでは? 方法を学びながら、当事者の事情や気持ちにも寄り添い考える内容で、小学生向けですが、大人もいっしょに読んでほしい本です。【もくじ】第1章 目の不自由な人を手伝う 第2章 車いすの人を手伝う 第3章 赤ちゃんを連れた人を手伝う 第4章 耳の不自由な人を手伝う 第5章 外国人旅行者を手伝う 第6章 お年寄りを手伝う 第7章 ヘルプマークをつけた人を手伝う 第8章 補助犬ユーザーを手伝う
  • お手本なしの人生「1リットルの涙」亜也の詩
    3.0
    日本中が涙した感動ドラマ『1リットルの涙』単行本出版から20年。母・潮香さんが、遺された亜也のノートから「伝えたい言葉」を選び、新たに編纂しました。生きる意味を探し続けた亜也の人生に向き合う姿勢が胸に迫る、鮮烈な生命の詩集。「過去の生き方を悩んでいた でもいまを一生懸命生きればいいんだと悟る」「こんなに苦しんできたんだから いろんなことを知って いろんな人を慰めてあげなくっちゃ」「胸に手をあててみる。ドキドキ、ドキドキ音がする 心臓が動いている 嬉しい わたしは、生きている」。人生で厚い壁にぶつかったとき、自分の居場所を見失ったとき、岐路に立ったときに、きっと、励まされる言葉が見つかります。

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  • お天道様は見てる 尾畠春夫のことば
    4.5
    【スーパーボランティア 尾畠さんがすべて語った!】 日本を元気にする82歳の人生とことば 2018年、行方不明だった2歳児を発見し、一躍時の人となった尾畠さん。「スーパーボランティア」はその年の流行語大賞にもなった。尾畠さんとは一体どんな人物なのか。著者が3年にわたる交流を重ねると、意外な素顔が明らかに。毎朝8キロ走り、家の庭に生えた雑草を食べ、ここ十数年は病気知らず、全国の災害地を飛び回り、毎月年金5万5千円で暮らす――超元気な尾畠さんの知られざる人生と胸に残ることば。100枚近くのフルカラー写真も掲載! 目次 はじめに 序章  奇妙な生活 第1章 最後のイワシ(幼少期編) 第2章 包丁と足袋(修業と独立編) 第3章 抱き合ってな泣いた日(第二の人生編) 第4章 奮闘500日(東日本大震災編) 第5章 守り抜いた約束(2歳救出編) 第6章 土嚢とスコップ(広島・呉ボランティア編) 第7章 眠れない日々(東海道大騒動編) 第8章 愛しき由布岳(山岳ボランティア編) 終章 母なる太陽 おわりに
  • おでこちゃん
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おでこちゃんはおさる好き。そして散歩や遊びが好き。今日もトコトコ歩いてます。何かぴかりとくるものを見つけるために。かわいくておてんばな、おでこちゃんの日常。イラストストーリー。
  • オデッサ・ファイル
    4.3
    ナチス親衛隊のメンバーの救済を目的とした秘密組織“オデッサ”。その存在は公然の秘密とされている。ルポライターのペーターは、老ユダヤ人が遺した一冊の日記からその存在を知る。それによると、“リガの殺人鬼”と呼ばれた元高級将校は、今も悠々と生きている。日記のある箇所に注意を惹かれた彼は、憑かれたようにその男の追跡を始めた。だが、それはタブーへの挑戦だった――。国際諜報小説の名手が綿密な取材をもとに描いた傑作長編。 ※この電子書籍は1980年に刊行された文庫に、新たに校正を加えた形で電子版のみ発売。
  • お父さん大好き
    3.5
    収録作『手』が映画化。2022年9月16日公開。監督・松居大悟、出演・福永朱梨/金子大地ほか。 『人のセックスを笑うな』『論理と感性は相反しない』など、ビビットな文体とセンスで時代の空気感をすくい取る、山崎ナオコーラの中短編集。 年配の男性の顔や指の写真を集め、ブログに載せることは罪であろうか?  おじさんを研究する25歳の女性の視点から、異性を個人ではなく集合体として捉える切なさを描いた「手」。 NHKラジオ文芸館で紹介され異例の話題となった、血のつながらない娘と暮らす44歳のサラリーマンが主人公の、『お父さん大好き』など4作を収録。おじさんたちが可愛く思えてくる、ウィットと切なさに満ちたナオコーラ・ワールドが堪能できます。(※2009年刊の単行本『手』を改題)
  • お父さんは認知症 父と娘の事件簿
    3.8
    父が認知症になった!  それなのに運転免許を絶対に手放そうとしない父。もうちょっとで火事を出しそうになったり、病院で大暴れをしたり。気付くと部屋は血の海で、その中、驚愕の姿で佇む父……。これはもう、事件簿としか言いようがない! バブル期にOL生活を送り、自由を謳歌してきた著者が、独りで認知症の父と向き合うことに。人が変わってしまった父と娘の毎日をコミカルにつづった介護奮闘記。

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