お誕生会クロニクル

お誕生会クロニクル

880円 (税込)

4pt

誰もが平等に迎え、一つずつ年を取るお誕生日。喜びに溢れ、生まれたことに感謝する楽しいお誕生会。大事な人たちに祝ってもらう特別な一日。でも、そんな理想の誕生日は、現実にあるの――? 昭和、平成、令和。現代を惑いながら生きる様々な世代の人々が、大切な誰かの、自らの、誕生日を迎えて新しい一歩を踏み出していく感動の連作短編集。

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お誕生会クロニクル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    短編集で読みやすく、それぞれの章で登場する人物が賞を跨いで繋がっている感じがホッコリします!!
    登場人物それぞれが様々な葛藤を抱えながらも前向きに生きる姿に感銘を受けた。

    また、「お誕生日」という1つの概念を経て、昭和・平成・令和の様々な価値観や考え方に触れることができた。
    「お誕生日会=楽しいも

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    文庫化をずっと待ってた作品!
    お誕生会に関するお話。
    だけれど、生命の物語でもあるなと感じた。

    どの話も繋がっていないようで繋がっていて、
    とても読みやすく一気読み!

    その中でも6章「あの日、この日から」のお話は
    涙が出てきてしまった。
    3.11に産まれた双子の男の子。年に一度の大切な日を心から

    0
    2024年09月13日

    Posted by ブクログ

    語り手が交代しながら続いていく連作短編集。

    それぞれの「誕生日」を通して、様々な世代の親と子が関係性や職場の人間関係、生き方をみつめなおしていく。

    いわゆる「ジャケ買い」でしたが、思いがけず素敵な作品に出会えました。

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    「お誕生日」を軸にして繰り広げられる連作短編。
    自分が主役になれるお誕生会は、ただ嬉しいだけじゃなく、時にほろ苦くせつない思い出もあるようです。
    誕生日を迎えるということは、今まで気づかなかった新しい何かに出会うこと。

    学校で、お誕生会が禁止になった小学生。
    姪のお誕生会を企画する叔父。
    夫のプレ

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    お誕生日会にまつわる、
    ちょっと切なくてほろにがい短編集。

    お誕生日のお祝いは、本当なら楽しいはずなのに、
    いろんなしがらみが邪魔をして、
    苦しく感じる時もある。

    そんな時どっちを向いているべきなのか、
    生き方にほんの少し、指針をくれるような話。

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    お誕生会なんて懐かしい!今の子たちもやるのね??こどもの頃は美味しいご馳走がたくさんあったりで、やるのも(母には感謝!)行くのもすごく楽しみなイベントのひとつで、今となっては“楽しかったな”というぼんやりした記憶しかない。自分が親になると、めちゃくちゃ気を遣ってしまうだろうし絶対やりたくないと思って

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    なんだか、共感できない…と感じた前半。ひとりひとりそれぞれ、ちょっとダークな部分があって、けれど、それは他の人から見た私自身のことでもあるのでは?と、複雑な気持ちになりながら読み進める。

    文乃先生が教えてくれた、昔は「数え」で、年が明けたらみんな一斉に歳をとる、だから端午の節句や七五三やひな祭りが

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    自分も子供の頃に友達を招いてやってたお誕生会を懐かしく思い出しながら読んだ。
    やっぱり誕生日は特別な一日。先を恐れることなくただこのひとときを祝福しよう。短編だけどつながりもあって読みやすかった。

    0
    2024年09月11日

    Posted by ブクログ

    お誕生日会は自分が主役になれる時だと感じるのはひと昔前の事なのかもしれない。
    親が張り切って子供の為にした事が、実は自分の叶えられなかった夢を押し付けであったりする。子供と親は全く別物なのに。
    短編最後の自分の事を忘れてしまったかのように思えた母を介護する娘の話に涙した。

    0
    2024年07月06日

    Posted by ブクログ

    私が一番嬉しかったお誕生日会っていつだっただろう?と考えながらの読書だった。

    読み進めながら、そんなに仲良くはない近所の子のお誕生日会に呼ばれて、どうふるまえばよいのか迷った小学生の自分を思い出した。自分のこどものお誕生日会は、お友達を招待するのもされるのもとても気を遣ったことも思い出した。お誕生

    0
    2024年06月16日

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