十六夜荘ノート

十六夜荘ノート

836円 (税込)

4pt

英国でこの世を去った大伯母・玉青から、高級住宅街にある屋敷「十六夜荘」を遺された雄哉。思わぬ遺産に飛びつくが、大伯母は面識のない自分に、なぜこの屋敷を託したのか? 遺産を受け取るため、親族の中で異端視されていた大伯母について調べるうちに、「十六夜荘」にこめられた大伯母の想いと、そして「遺産」の真の姿を知ることになり――。誰も信じず仕事だけをしてきた雄哉に託された「想い」とは――? 文庫化を望む声多数! 古内一絵の人気作が登場!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

十六夜荘ノート のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     英国で亡くなった、会ったこともない大伯母・玉青から、高級住宅街にある「十六夜荘」という洋館を遺産として相続することになった雄哉。32歳という若さで管理職となるほど有能な彼は、この屋敷を売却しようと考え、十六夜荘を訪れる。そこに下宿する4人の住人たちと出逢い、また、大伯母の過去を知ることで、尖ってい

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    ブックファーストのイチオシ本として手に取りました。
    その時の縁に感謝するほど良い本でした。玉青さんが素敵すぎます。

    0
    2025年02月28日

    Posted by ブクログ

    ここ最近読んだ本の中で1番感性にぶっ刺さった気がした。離れに集まっていた先人たちがむごく、理不尽な世の中でも、彼らの輪の中心に灯る何かを希望として支え合い、お互いを必要とし、暗い世の中にも光を見出し生き抜いた日々が、時代を超えて1人の末裔を大きく変えたその繋がりの力にとても感銘を受けた。 そこに込め

    0
    2024年09月13日

    Posted by ブクログ

    本屋さんにて【絶対読得】のポップを見て、手に取った一冊。読み終わった今、本当に読んでよかった。大好きな作品になりました。

    人も月も満ち欠けがあるのが自然。欠けている時も大事な時期。

    玉青は戦時前から戦後にかけての壮絶な時代を、世の中の価値観や権力が好きで自分がない不気味な人々に流されず、確かな自

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    2024年47冊目
    古内一絵さん/十六夜荘ノート
    エリート社員の転落と再生を描く現在と、
    彼に遺産を残した大叔母が生きた戦前〜戦後が立ち替わる物語。

    「遺産」とは、「価値観」とは何なのか?
    心に刺さる言葉が多く、久しぶりにカフェ読書しながら目頭が熱くなりました

    0
    2024年06月16日

    Posted by ブクログ

    力作ですね!
    現代青年の雄哉は 仕事バリバリ人間
    無駄は嫌い 出世と仕事だけの人

    そこに東京の一等地 十六夜荘が 大叔母によって譲られる

    面識もない人 と思う

    そこから雄哉が会社を辞める
    周りで働いている人たちの気持ちを理解するゆとりもなかった。

    現代の生活と
    大叔母の玉青が生きた 戦中戦後

    0
    2023年06月03日

    Posted by ブクログ

    歴史のつながりと人のつながり。見えなかったものが、見えるとき、そのぬくもりを感じることがある。知らないことは、悪くないが、知ることで前に進める。過去の人とのつながりは確かにある。

    0
    2022年08月31日

    Posted by ブクログ

    どんどん話に引き込まれていき、何度か涙しそうになる場面もありました。
    英国で独りこの世を去った大叔母からの突然の遺産。
    話は大叔母・玉青さんの生きていた戦時と遺産をうけた雄哉さんを行き来しながら進められていくが上手くリンクしていて違和感がない。
    人というのはすごく身勝手で残酷でもあり、暖かく支え支え

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

    良かったです!知人の紹介で拝読しましたが、またまた良い作品を紹介してもらったと感謝です。内容としては、戦前から都内一等地に建つお屋敷「十六夜荘」、面識も記憶もほぼ無い今亡き大伯母から突然相続することになった主人公雄哉。とっととこんな物件は売ってしまおうと目論む雄哉ですが、十六夜荘はシェアハウスとなっ

    0
    2025年04月05日

    Posted by ブクログ

    とてもドラマチックな物語。1人の青年の成長と再生の物語でもあり、玉青さんの生きた過酷な時代を描くことで、戦争、人種、性別、現代にも通ずる問題を提起して散りばめていてすばらかった。玉青さんのように、戦後過酷な時代を強いられた没落華族の人々が実際にいたらしいので、そこももっと詳しく深掘りしたくなった。

    0
    2025年01月04日

十六夜荘ノート の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公文庫 の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

古内一絵 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す