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新元号が発表された2019年4月、老舗映画会社・銀都活劇の宣伝チームで働く砂原江見は岐路に立たされていた。長く務めた勤務先が、大手IT企業傘下の映像配信会社に買収されることが決まったのだ。すべての企画が止まった社内には弛緩した雰囲気が漂い、不穏な噂が飛び交っている。DVDの宣伝を手がける江見の部署も、一癖ある部下たちも、この先どうなるかわからない。では社名が消えるまでに、自分はどんな“仕事”がしたいのか――働き方は十人十色。時代や元号がどんなに変わろうとも、自分の働き方を決めるのは自分だけ。すべての働く大人たちにエールをおくる傑作小説!/解説=松井ゆかり
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年12月08日
自分のために仕事をする、確かにそうだ。
生きていくために仕事はしなければいけないけど、やっぱりそれだけではない。
自分1人で仕事をしているわけではないから、仕事をしていく上でいろんな葛藤がある。
特に女性は結婚や出産が絡んでくるとより複雑。
それでも、誰かのためじゃなく、自分のために仕事をする、結果...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月23日
面白い。
まず、登場人物の個性がしっかりしている、これだけそれぞれ我が確立していたら「この人にはこの人なりの考えがあるんだな」ってもっと他者を許容できるのになあと思った。
働き方との向き合い方は人それぞれだが「自分のために働く」ことが回り回って相手のために働くことなんだと思う。
由紀子みたいな働く価...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月23日
この本では、令和、平成、昭和のような世代間のギャップや、男女の価値観の違いが生む軋轢が描かれえている。
「女性は子供を生むべきだ」
「女性なら仕事よりも育児を優先するべきだ」
「男は仕事をして家庭を支えるべきだ」
「美人で料理ができるのに結婚しないのは良くない」
「ゆとり世代」
などなど。
この...続きを読む
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