二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ

二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ

850円 (税込)

4pt

4.1

新元号が発表された2019年4月、老舗映画会社・銀都活劇の宣伝チームで働く砂原江見は岐路に立たされていた。長く務めた勤務先が、大手IT企業傘下の映像配信会社に買収されることが決まったのだ。すべての企画が止まった社内には弛緩した雰囲気が漂い、不穏な噂が飛び交っている。DVDの宣伝を手がける江見の部署も、一癖ある部下たちも、この先どうなるかわからない。では社名が消えるまでに、自分はどんな“仕事”がしたいのか――働き方は十人十色。時代や元号がどんなに変わろうとも、自分の働き方を決めるのは自分だけ。すべての働く大人たちにエールをおくる傑作小説!/解説=松井ゆかり

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二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    QM

    購入済み

    よく知らない業種の話で最初は入り込めない部分もあったけど、後半が面白くて止まらなかった。
    お仕事小説、特に今回のは映像関連で新鮮で楽しめた。

    0
    2024年09月25日

    Posted by ブクログ

    キネマとグラフィカの続編で、ああ〜あれねと読んでみるとすっかり忘れてました6人のあんなに癖が凄いのに、銀活の世代交代のまるで新しい物語ですね、あーでも由紀子の件はいらんかな、予想通りのイジメる側の陰険な私設警察 こんなのがいるから世の中おかしくなる、まあ対比して余計に江美の良さが際立つが。やっぱり9

    0
    2024年07月21日

    Posted by ブクログ

    自分のために仕事をする、確かにそうだ。
    生きていくために仕事はしなければいけないけど、やっぱりそれだけではない。
    自分1人で仕事をしているわけではないから、仕事をしていく上でいろんな葛藤がある。
    特に女性は結婚や出産が絡んでくるとより複雑。
    それでも、誰かのためじゃなく、自分のために仕事をする、結果

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    『キネマトグラフィカ』の続編。舞台は同じ映画会社の銀都活劇。時代は平成から令和に切り替わる頃。映画産業は末期的で銀活も身売りが間近に迫っている。退廃的になる社内。それでも諦めない人たちがいる。古内さんの描く女性がとにかくカッコイイ。メイン主人公の砂原江見は仕事や生活で悩んだりもするけど、やはりカッコ

    0
    2024年09月21日

    Posted by ブクログ

    面白い。
    まず、登場人物の個性がしっかりしている、これだけそれぞれ我が確立していたら「この人にはこの人なりの考えがあるんだな」ってもっと他者を許容できるのになあと思った。
    働き方との向き合い方は人それぞれだが「自分のために働く」ことが回り回って相手のために働くことなんだと思う。
    由紀子みたいな働く価

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    面白かったけど、前作の方が好きだった。
    夢中になれる、夢中になって仕事ができる人って羨ましいなと思う。
    譲サイドのお話も読んでみたかった。

    0
    2024年03月08日

    Posted by ブクログ

    この本では、令和、平成、昭和のような世代間のギャップや、男女の価値観の違いが生む軋轢が描かれえている。

    「女性は子供を生むべきだ」
    「女性なら仕事よりも育児を優先するべきだ」
    「男は仕事をして家庭を支えるべきだ」
    「美人で料理ができるのに結婚しないのは良くない」
    「ゆとり世代」
    などなど。

    この

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古内一絵は外さない
    各幕の最後にぐっとくるフレーズがある

    ・ちっぽけな種火を大きくして、自ら風を起こすのだ
    ・我が眼に映るこの世界は、等しく自分のためにある
    ・飛び立てる翼は、いつだってここにある

    よかった

    0
    2023年10月15日

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