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「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」 元エリートサラリーマンにして、今はドラァグクイーンのシャール。そんな彼女が夜だけ開店するお店がある。ここで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて――。 仕事一筋の40代キャリア女性へ「春のキャセロール」。 手料理を食べない中学生男子に「金のお米パン」など、心と身体があたたまる四つの物語。 10年愛され続ける名作が、ついに文庫化! 〈解説〉ドリアン・ロロブリジーダ
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Posted by ブクログ
ドラァグクイーンの方を実際に見たことはないけれど、自分も登場人物たちと同じような反応をする気がする。「多様性」と言われるけど、心のどこかで特別視してしまうと思う。 そういう苦しみを抱えたからこそ、シャールさんの言葉はまっすぐ刺さるんだと思う。 自分と似た立場の登場人物に共感できた。
シャールの人柄にドンドン惹かれて、近所にこんなお店があったら良いのにと思ってしまう。 お店に集う人、それぞれの視点からのシャールとの出会いのストーリーも読み応え有り。
好きな話だった! 満月珈琲店の星詠みが好きな人は好きだと思う。 でも、満月珈琲店よりも人間味があるというか(実際そう)もうちょっと身近な感じで、自分の街の路地裏でも探したら見つけられるんじゃないかと思える。 何かしらを抱えた人たちが、マカン・マランに引き寄せられ、シャールさんが愛を込めた料理やお茶...続きを読むに癒やされて、次の1歩を踏み出していける。 シャールさんは本当に魅力的。 自身も様々な経験をしてきたからこそだけど、シャールさんのことも心配。でもきっと大丈夫なんだろうなと読み終わった今は思える。
出会えて良かった一冊。シャールさんの温かくて柔らかな言葉と優しい料理で包み込まれた世界観。登場人物ごとに描かれた孤独、不安、虚無感はどこか他人事ではなくて世の中綺麗事だけでは生きていけないと思わされる。それでもシャールさんの存在感が圧倒的で読後は優しい気持ちになれる。時々この本を開いてシャールさんの...続きを読む言葉を思い出したい。
学生時代は生徒会長をし、男女問わず圧倒的な信頼を得ていた元エリートサラリーマンが、とある理由で仕事を辞めて都会の一角に、夜食カフェを営む。その店主シャールさんと従業員のジャダさん、クリスタさん、そしてそこに通う人々のそれぞれの人生を描いたお話。 シャールさんの言葉に、私も救われた。 「苦しかったり...続きを読む辛かったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしているからよ。」と。 自分が苦しくて辛くて、この辛さはいつまで続くんだろう。ずっとなんだろうかと思うこともある。シャールさんの言葉により、自分が答えを出せないことがそれでもいいんだと、少し心が軽くなった気がする。 「空っぽだと思ったら、そこを足せばいい。」 本を読んでいて、何で足そうかという答えは出なかったけど、きっと自分のやりたいことをやるということが、足すということなんだろうと思う。他にもいっぱいありそうな気がする。2作目3作目を読み進めながら、見つけられたらいいなぁ。 毎日、必死に生活をして自分の意思とは関係なくやらねばならないことをこなしていると、疲れてきてしまう。それはきっと、通り過ぎた時になんだか空っぽのような気がするからなんだろうな。 この本の中で、時折出てくるお料理がなんとも美味しそうで、私も食べたくなった。 春のキャセロール 金のカレーパン あわもちとかぼちゃのスフレ 秋にんじんと豆乳のポタージュ トマトゼリー などなど、、、、 全部、美味しそう! 私もマカンマランに行ってみたい。 そして、シャールさんジャダさんクリスタさんに会いたいな、、、 お話ししてみたい 刺繍を施したドレスも気になるところです。 お針子さんたちの一つ一つ丁寧な刺繍を施したドレス。きっと綺麗だろうな、、、 この一冊の最初から最後まで優しさがいっぱい。 こころ温まるお話でした。 心が優しい気持ちになりました。 面白かった!2作目が楽しみです。
シャールが発する言葉や作る料理が優しくて、読んでいて優しい気持ちになる作品。 家の近くにこういうカフェ欲しい、切実に。 シリーズ物なので続編買いに行かないと!!
文庫で所有するか、単行本でなのかをいつも迷ってしまうぐらい大好きなシリーズ。文庫化はされないのかなー?と思っていたので、また多くの方の目に触れる機会があり嬉しくも思いました。 馴染みのない人には、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、中心にいるのはドラァグクイーンのシャールさんとそのお仲間のみなさま...続きを読む。ギラギラした夜の世界ではなく、ひっそりと営まれる夜カフェのお話です。ここではお悩みにそっと寄り添う、やさしいマクロビごはんもご一緒に。
相手のことを思いやり、心を込めて作った料理が、心身疲れ切った人たちの身体に染み渡っていく様子がありありと思い浮かび、マカン・マランに訪れて食事をしてみたい気持ちにさせられた。続編も期待。
疲れ切った人々がふとやってくる夜食カフェ。 シャールさんのその人を元気にしたくてつくる一皿がとてもあたたかい。 ドラァグクイーン達がわらわらとやってくる場面、声に出して笑ってしまった。 背負っているものが多すぎるから人の痛みがわかるのだろうか。シャールさん、会いたいな。シャールさんの料理食べてみ...続きを読むたい。
シャールさんの手から生み出されるお料理が、人々の疲れた身体に染み入って、いつしか扉を開けていく。春の夜のようなあたたかな物語。読み出すのが待ち遠しく、読み終わるのが惜しかったです。
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マカン・マラン(文庫)
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