マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

902円 (税込)

4pt

「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」

元エリートサラリーマンにして、今はドラァグクイーンのシャール。そんな彼女が夜だけ開店するお店がある。ここで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて――。
仕事一筋の40代キャリア女性へ「春のキャセロール」。
手料理を食べない中学生男子に「金のお米パン」など、心と身体があたたまる四つの物語。

10年愛され続ける名作が、ついに文庫化!
〈解説〉ドリアン・ロロブリジーダ

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マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ずっと気になっていたけど、読んでいなかった本。
    やっと読み終えましたが、、、
    心につっかえたモヤモヤした感情を、シャールさんが温かく、優しく拭き取ってくれる感じ。最高です。
    もっと早く読めばよかった!!!!
    最後の、ドリアン・ロロブリジータさんの解説も読み応えがあり、解説まで含めて、何度も読み返した

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    とても温かくて、やさしい一冊なんだけど、
    今生きながら毎日感じる焦燥感とか劣等感とか、苦しみも凄くリアルな描きた方で自身とリンクして、すごい没入しながら読めました。
    昔、摂食障害いわゆる〝拒食症〟になった経験が
    あるのですがあの時私もシャールさんとマカンマランに出会っていたらなと心の底から思いました

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    たまたま本屋で見かけたので、読んでみました。

    読み終わりたくないな、と思う読書体験は久々でした。
    物語の主要人物であるシャールはもちろん、キャラクター全員が魅力的かつ、お話の構成もサクサクと読みやすく、本当に素晴らしい本でした!!
    続編もあるとのことなので、引き続き読んでみようと思います。

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    初めての、古内一絵さん。
    昨年、読書YouTuberがオススメされてて気になっていたものの、文庫を待とうと思ってた矢先に先月文庫で出たので購入。

    元エリートのシャールが夜に開く『マラン・マカン』で、自分に自信がなく不安な日々を送る人たちに、温かく体に優しいご飯を提供する。
    そんな彼(彼女というべき

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    ドラァグクイーンのシャールさんの言葉ひとつひとつが優しい。彼はきっと辛いこと、悲しいことが沢山あったのだと思う。だからこそこんなにも人に寄り添える。私もそんな風になりたいと思う。なれるかどうかは分からないけど、なりたいと思う心はずっと持っていたい。

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    backnumberのブルーアンバーをバックミュージックに読みたい本だった
    みんなが自分が幸せだと感じる方を選択できますように

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    マカン・マラン。インドネシア語で夜食という意味のカフェ。おかまのシャールこと御厨清住がドレスの店をやりながら、夜には夜食のお店を営む。シャールは癌を患っており、抗がん剤治療中。

    第1話 中堅社員への早期退職勧告が始まり、塔子はどうするか決めあぐねていた。そんな時貧血で倒れ、シャールに介抱される。

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    文庫化するのに10年待っただけあった⋯!
    特に第一話や第三話、10年前なら青二才ゆえにちょっと自分には味わいきれなかった箇所もあると感じたから、社会人経験をいくらか積んだ今にぴったりだった。

    そんな風に、いつ読んでもその時々で誰かに沁みるような言葉が紡がれていて、心解けた。
    これからも何度も読み返

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    本書が単行本として出版されたのは、およそ10年前、その時には余り深夜カフェ形態のグルメ小説は余り出版されていなかったはずですが、10年も経てばあちこちに似たような設定の作品も多く出版されていて、正直そんなに心を動かされるのか⁉️半信半疑で読み始めました。

    『第一話 春のキャセロール』を読むと、5年

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    以前から「いつか読もう」と思いつつ、文庫本の発売を機に購入した。

    本書は4つの短編から成っている。どの物語を読んでいる間も、私の中にはずっと優しい風が吹いていた。
    温かい食事と寄り添いによって、人生の答えを他人から与えられるのではなく、自分の力で見つけだそうとする人たちの姿に、そう感じたのかもしれ

    0
    2025年12月20日

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