あらすじ
「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」
元エリートサラリーマンにして、今はドラァグクイーンのシャール。そんな彼女が夜だけ開店するお店がある。ここで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて――。
仕事一筋の40代キャリア女性へ「春のキャセロール」。
手料理を食べない中学生男子に「金のお米パン」など、心と身体があたたまる四つの物語。
10年愛され続ける名作が、ついに文庫化!
〈解説〉ドリアン・ロロブリジーダ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
お初にお目にかかります、シャールさん。
お噂はかねがね。
長身で野太い声なのに、その言葉に圧はなく、優しく染み込んできました。
特にさくらちゃんのお話は、いつか娘達も通る道かもしれないなと、ぐっときてしまいました。
シャールさんの世界で一番女王なサラダ。
影響受けまくって早速真似をしてみました。
元々作り置きが苦手なので遠く及びませんが、まず切るだけ程度のものから。
それでもめんどくさいが勝ちそうなら、また本を開いて、自分に喝を入れようと思います。
脱、三日坊主、宣言!
Posted by ブクログ
これは好み。文体も作風も好き。
ずっと気になっていたお話なので、読めてよかった。
それぞれの事情はあるのだけど、読んでいるとちょっとお腹のまんなかがホカホカしてくる。切ないような、つらいような、だけど前に進もうとする意志が感じられてよいね。
そして美味しそう。最後の料理すごい気になるー!
Posted by ブクログ
悩んだり、傷ついたり、辛い思いをしたりした人ほど、真の優しさを持てるのかもしれない。シャールさんの懐の深さと心のこもった料理にとても癒されました。人生生きていれば、苦しかったり、悩んだりしすることはたくさんあるけど、前に進もうとしているんだ!と思って乗り越えて行きます!
Posted by ブクログ
良かった〜〜〜♡
余韻が残り続きが気になりすぎて、続編の本があるのか調べたらありました!
嬉しい。またマカン・マランに行ける!
シャールさんに会える!
私の癒しの場所が本の中で生まれました。
皆さんも一緒にマカン・マランに行きませんか?
誰にでもある悩み、世の中の偏見、なーんにも気にならなくなりますよ!
⭐︎苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ
⭐︎なにもかもから自由な人なんてどこにもいないわ。誰だって、自分の荷物は自分で背負わなきゃいけないのよ
⭐︎自分の舞台から降りないために、少しずつ、ひとつずつ、足りないものを埋めていこう
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多くを語らずとも
軋んだココロとカラダを
誰にも平等に
愛がたっぷりつまったお茶や
料理を提供してくれる「マカン・マラン」
この本を勧めてくれた同僚に感謝
心がホッとする本
疲れている貴方に
疲れていることに気がついていない貴方にも
読んで欲しい。
大切に手元に置いておきたい本になりました。
Posted by ブクログ
傷つき、疲れた鳥が一時羽を休めて休息する、そんな止まり木のようなこのカフェに行ってみたい!
読んでいると心の緊張がほどけてリラックスするような、そんな不思議な時間を過ごしました。
読むだけで、滋養のあるスープを飲んでいるような印象。
この本から少し元気をもらいました。
シリーズのようなので、是非続きを読みたいです。
Posted by ブクログ
心が温まるカフェ。
私もここを訪れてシャールさんとお話したいです。
シャールさんも苦しかったり、不条理に悩まされたからこそ、悩める人の心に寄り添うことが出来るのだと思います。
私の胸をぎゅっと掴んだのは、中1男子かも。
仙台から東京に引っ越してきて、仙台にいた頃の友人が未だに仮設住宅で生活をしていると聞いて、ショックで母親の作ってくれるご飯もお弁当も食べれなくなるという、なんと純で優しい心の持ち主でしょう。
凄く分かるし、その気持ちも大事。大人になると不都合なことは人のせいにしがちだけど、その13歳の時の気持ちを将来も忘れないでいてね、とオバさんは言いたいです(^_^;)
Posted by ブクログ
本シリーズの存在は知っていましたが、
ようやく文庫化されたので購入
女王様の意味だけで、
本書の内容はまったく知らなかったのですが…
昼はダンスファッション専門店だが
夜は賄いカフェの「マカン・マラン」での
4つの優しい短編
読後に温かくなる本でした。
マカン・マランでは、
傷ついたり弱った人に
体も心もいたわる料理をそっと出して
優しく寄り添ってくれる。
「キッチン常夜灯」も夜食の店の話で
本書と似た部分もありますが、
「キッチン〜」は料理が主で、
本書は、シャールが主ですかね。
どちらも続編を読みたいけど
急いでガツガツ読むのではなく、
気が向いた時にゆったりと読みたい。
ちなみに本書を読んでいる間、
頭の中ではback numberの「ブルーアンバー」が
流れていました。
曲のMVのドラァグクイーン(ドラッグではない)に
影響されてますね。
Posted by ブクログ
友人から勧められて読みました。
シャールさんの自分自身を受け入れて、核心をついた一言と自慢の料理で必ずその章の登場人物&読者を同時に前向きにさせ、気づきを与えるとんでもない作品。なんでもっと早く読まなかったんだろう。
本の中の世界観と読者の距離が近く感じる作品で、読後にシャールさんが本を飛び越えて、直接背中を軽く押してくれたような錯覚に陥りました。
「読み終えた?面白かったでしょ?あとは貴方次第だと思うわ?頑張ってちょうだい〜。しんどくなったらまた読みに帰ってきたら良いのよ。」とか言ってきそうで笑。
キッチン常夜灯シリーズと同じくらい大当たりです。
Posted by ブクログ
何度も読み返したいと思える貴重な一冊です。
「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前に進もうとしている証拠よ」だから、今はなにも見えなくても、絶望する必要はない。
こんな言葉で人を励ませるシャールさんは、沢山傷ついて辛い思いをしてきた人なんだろうなあ。
Posted by ブクログ
買っちゃった♡
文庫化されるまで3回は読んでるにもかかわらず(*´艸`*)
だって…。
『女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ』を読めば読むほど、"はじまり"である『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』がたいせつで愛おしく…♡
文庫であれば手につつみ込める愛おしさといったら…(ღ*ˇᴗˇ*)。o♡ウットリ♡
カバーイラストの西淑さんの作品もずっと眺められるし…
正月疲れと年始の慌ただしさを癒やしてほしくて、ゆっくりゆっくり七草粥を食べるのように…
あ〜。
本当に大好きな作品♡
解説をドリアン・ロロブリジータさんが担当されていたことも購入ポイントでした
知性と毒っ気を持ち合わせたかたで、文章も素敵でした
Posted by ブクログ
『マカン・マラン』
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慈しみ
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
彩り豊か味わい深い食事
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
誰もが一歩を踏み出したくなる処方箋
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
1. 主人公・シャールが贈る「夜の癒やし」
街の裏路地にひっそりと佇む、夜食カフェ『マカン・マラン』。
店主のシャールは、ドラァグクイーンという華やかな顔を持ちながら、病を抱える身でもあります。
彼が提供するのは、季節の野菜をふんだんに使い、素材の味を活かした滋味深い料理の数々です。
「サラダはメインになれないなんて言うけど、私はそうは思わないわ。
最初からなにもかもそろってる人生なんて、面白くないじゃない。
自分を、立派なサラダにするの。そこに粗挽きの黒胡椒があれば、もっとすてきね」
という彼の言葉通り、料理には「どんな立場の人も、そのままで輝ける」という強いメッセージが込められています。
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2. 競争に疲れ果てた心を救う、温かな言葉
フリーの編集者として過酷な下請け仕事に忙殺され、「自分自身が空っぽだからだ」と自らを責めていました。
そんな彼女の背中に手を当て、シャールは静かに語りかけます。
「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ。
だから、今はなにも見えなくても、絶望する必要はない。悩むことが大切な時期だってあるのよ」
この言葉に背中を押され、彼女は「誰かの評価」ではなく、自分自身の道を歩む決断をします。
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3. 五感を刺激する、瑞々しい料理の描写
この本の最大の魅力のひとつが、行間から香りや温度が伝わってくるような、繊細な食事の描写です。
お客様は、提供された色鮮やかな料理を食します。
「美しい星屑(のような料理)たちに散々迷ったが、まずは、トマトのゼリーを食べてみた。
甘くて瑞々しくて、本当に身体の隅々まで潤っていくようだった。
次にアスパラガスを口にした。しゃくしゃくとした歯応えが堪らない」
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4.読み終えて
読み進めるうちに読者の心まで「潤っていく」ような感覚の物語でした。
心にマイナスを抱えて訪れた人々が、店を出る時には心に小さな灯がともっています。
その鮮やかな変化が、私たちの心も浄化してくれます。
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5.なぜ、『マカン・マラン』に惹きつけられるのか?
シリーズを通して読みたくなるのは、物語全体が「慈しみ」に満ちているからだと感じます。
【どんなに色々なものが足りなくたって、誰もが自分の人生の女王様よ】
世間の枠組みに縛られず、自分の足で立つシャールの生き方。
それは、迷いながら現代を生きる私たちへの、最高のエールになっています。
読み終えた後、温かいスープを飲んだ後のような、優しい幸福感に包まれる一冊でした。
Posted by ブクログ
夜な夜な常連客が集まる、ネットにも情報のない秘密の夜食カフェ。元エリートサラリーマンで、今は品格あるドラァグクイーンのシャールさんが店主を務めている。
シャールさんは、相手が誰であろうと態度を変えず、自分の考えを自分の言葉で穏やかに語り、時に厳しく、時に優しく人の心に寄り添う不思議な魅力の持ち主。人生の転機に立つ人の背中をそっと押し、心の奥に小さな灯をともしてくれる。
物語には、少し人生に疲れた人たちが訪れ、心のこもった料理とシャールさんの言葉に背中を押されながら、もう一度明日へ踏み出す姿が描かれる。どこにでもいそうな誰かの人生をのぞき見しているようで、その中に自分の要素も重なり、読み進めたい気持ちと胸が痛む感覚が入り混じる。登場人物は皆魅力的で、思わず「私もシャールさんの手料理を食べてみたい」と感じてしまう。
先日、NHKの『ネコメンタリー 猫も、杓子も。』で、女装家のブルボンヌさんがトランスジェンダーであることを「今は贈り物のように思っている」と語っていた姿が、シャールさんの温かい言葉と重なった。自分と向き合うことで生まれる強さと優しさが、この物語全体にあたたかく流れている。
Posted by ブクログ
待ちに待っていた「マカン·マラン」の文庫化。
本屋さんで装丁のイラストに引き寄せられ、何度も手に取り…懐事情とにらめっこしながら、ため息をついた。
だから文庫化されると知った時は、思わず小躍りしてしまう程嬉しかった。
ドラァグクイーンのシャールさんが営む、夜のみ開店するお店。
それが「マカン·マラン」だ。
ここは、縁あって辿り着いた常連さん達が集まる、知る人ぞ知る隠れ家的な場所。
提供される料理はシャールさんの、心のこもった唯一無二のもの。
その味とシャールさんの暖かな言葉は、「自分が自分であること」に気づかせてくれ、前に一歩踏み出す力をくれる。
読み終えた時、まるでマカン·マランに自分がいたかのような錯覚を覚えた。
マカン·マランに行きたい。シャールさんに会ってみたい。
そう思いを馳せながら、再び表紙をめくる私である。。。
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おなかすくー!
出てくる食べ物がみんなおいしそう…
「心を育てるのが栄養と愛情がたっぷりつまった美味しい料理だ」
ほんとそう。
ついついコンビニ飯に頼りがちだけど、たまにでも自分の身体を労る食べ物を口にしようって思った。
Posted by ブクログ
とても美味しそうな料理が出てきて、すごく食をそそられる。隠れ家的な場所に位置している夜食屋、行ってみたいです。
悩みを抱えている人や、疲れてしまっている人に読んで頂きたい1冊。
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体のバランスと食事。ができるようになりたいな。ちっちゃい、ほっこり飲食店。人が交わって、みんな人生いろいろあるけど、温め合う感じがいいなと思うのです。
Posted by ブクログ
心が温まる〜!!どの料理もすっごく美味しそうで食べたくなる。なんだか自分も料理にこだわってみたくなっちゃうくらい。
いつかシャールさんに会ってみたくなるくらい素敵な空間だった。
続きが読みたい...!
Posted by ブクログ
読みやすさ★★★★★
学べる★★★★
紹介したい★★★★
一気読み★★★★
読み返したい★★★
2026のお正月に読んでほっこりをくれた一冊。これは女子目線だと刺さる作品だが、男子目線からは果たしてどう映るのだろう。
というのも、恐らく女子はオネエが好き、いや、神格化する傾向があるからだ。
一方で(少なくとも私の周りの)男子は、そのような対象を不快に思う傾向にある。第二話に出てきたおじさんと同じだ。
私は女なので、最初からするっと馴染むことができた。というか、この設定はもはや少女漫画である。
イケメン高身長ムキムキのビジュ強が、元エリート証券マンで社会の波にも揉まれまくった後、ドラァグクイーンに転身。女性の気持ちも理解できるどころか、占い師並みに顔色から体調を推察でき、心に響く絶対的な一言で相手を世の悩みから解放する。オーダーメイドの美と健康を追求した薬膳料理を作り、心身共に癒し尽くしてくれる。兄貴的な一面も残し、周りのオネエ達にも慕われ、もしもの時はケンカも強い。そして、不治の病に犯されているー
何だこれ、全ての女が求めるか完璧な男性像じゃないか。惚れても良いけど、手が届かない。なぜなら決して女の体には興味がないからだ。ただただ、強く美しく優しく儚い、そして性欲のない死の香りのする男性!パーフェクト!
というわけで世界観は文句無し、こんなお店近所に欲しーよという女子の贅沢がこれでもかと詰め込まれた本。疲れたときに読むと良いでしょう。
Posted by ブクログ
マカンマランはずーっと気にしていて早く文庫本になれと切に願う願いが叶う丙午。思っていたのと違うけど路地裏のここを舞台にして古内一絵さんの思い特に現代社会の矛盾をしかと書いている、社会への反発心は真骨頂、シャールを未だ掴みきれていないので次も楽しみに待つ
Posted by ブクログ
苦悩を抱え訪れる一元客を滋味深い料理で癒し受け止める店主。こんなカフェがあるなら自分も訪れ救われたい。そんな事を想像しながら読むうちに、店主自身の苦悩に思い入れ。弱さをおくびにも出さず包み込む強さはどこからくるのか。
Posted by ブクログ
ドラァグクイーンのシャールさんが営む夜食カフェを中心とした、優しくてあったかい物語。普段は文庫しか読まないため、今回の文庫化で初めて知った。帯にも書かれているが、「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」という一文には、仕事に疲れた身にはちょっと涙が出た。私の家の近所にも、こんな優しい場所があったらいいのになあ。続編もそのうち文庫化されるのかな、今から楽しみ。
Posted by ブクログ
文庫になるのをずっと待ってました。
心も身体もほっと温かく、軽くなるお料理たち。
みんな一生懸命生きているんだよなと思わせてくれる。
空っぽなら埋めればいい。
ほっと、癒されました。
〜すれば、って表現が文中にけっこう出てきて、それがだんだん気になってきたのだけど、この作家さんの文体なのかしら?
Posted by ブクログ
ドリアンさんの解説が良かった。グッときた。
人生における人との出会いの大切さを教えてくれる。自分なりに真面目に、真剣に人と向き合う気持ちがあれば、思いがけない人との出会いや言葉に出会えると思う。きっかけをもらえたら、少しだけでも良いから何か新しいことや初めてのことをやってみようかなと思わせてくれる様なそんな小説だった。
Posted by ブクログ
堂々と自己表現し、回りを気遣えるシャールさん。所謂マイノリティと言われる側かもしれないけどカッコいい生き方。
登場する料理も派手なものではないけど、食べる人それぞれのことを考えたもので素敵。物語を通して温かみを与えてくれてました。
最後気になる終わり方したなぁ‥。