作者のように「入らない」わけではないけど、夫とのセックスは少々手こずる。結婚してまだ4年程だが、交わるのは年に片手で数えるほどしかない。作者ほど深刻ではないが私もそういう事情を抱えているので、タイトルが気になって読んでみた。
すると自分のことを書かれてるのかと思うくらい共感しっぱなし。自分の胸の内
...続きを読むを言語化してくれてるような錯覚に陥った。
子供を欲しくないと思ってる理由が一緒。でも子供が欲しい旦那のことを思うと切なくなるのも一緒。普通じゃないことを罪深いことだと思って苦しくなるのも一緒。てか「普通」ってなんだろう。何で「普通であること」に囚われてしまうのだろう。
子供を持たず、2人だけで生きていくという選択をとる夫婦は今の時代そう珍しくない。
その結論に至るまでの過程が特殊で。特殊なのに、泣けるほど共感できてしまう。
「こうあるべきだ」という固定観念は無視して、お互いが楽な関係性で人生を共に歩めたら素敵だなと思う。
ふざけたタイトルからは想像できないほどの内容。「創作だろ」という声もちらほら見かけたけど、私はそうは思わない。
読んだら落ち込んじゃうかもな、と思ってたけど、今読めてよかったと思う。