夫のちんぽが入らない

夫のちんぽが入らない

660円 (税込)

3pt

ひとりの女性の静かな叫びが、多くの心を貫いた――衝撃の感動作。同じアパートに暮らす先輩と交際を始めた"私"。だが初めて交わろうとした夜、衝撃が走る。彼の性器が全く入らないのだ。その後も「入らない」一方で、二人は精神的な結びつきを強め、夫婦に。いつか入るという切なる願いの行方は――。「普通」という呪いに苦しんだ女性の、いじらしいほど正直な愛と性の物語。

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夫のちんぽが入らない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    作者のように「入らない」わけではないけど、夫とのセックスは少々手こずる。結婚してまだ4年程だが、交わるのは年に片手で数えるほどしかない。作者ほど深刻ではないが私もそういう事情を抱えているので、タイトルが気になって読んでみた。

    すると自分のことを書かれてるのかと思うくらい共感しっぱなし。自分の胸の内...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月28日

    面白いし読みやすくて一気に読んだ。
    普通って何?と常々思うときがあって、普通の振りをしているけれど普通ではない作者にとても共感した。
    あとがきで末井昭さんが「いつ家族にバレるのか」「バレても全然問題ないと思うのですが」と書いてあるけれど私がこだまさんだったらバレたくないし墓場まで持っていきたい。その...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月26日

    ユーモラスなタイトルからは、かけ離れたかなり重たい内容。半ばモラハラの母に育てられた自己肯定感の低い女性が、初めて愛した男性と愛の営みができず、子供も授かることができない。が、それは本当に必要な行為なのか、自分の望みなのかを心に問い、精神的に解放されていく話。教師時代の鬱の話も盛り込まれかなり読むの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月13日

    これは他人事ではないなぁ…。

    幸いなことに、俺んとこは"入る"んだけど、夫婦が抱えている課題…というよりかは、これからも共存していかなければいけない事象?
    人ごととは思えず、ただただ神妙に読んでました。

    人には人の苦しみ、背景があるってことを、人は簡単に失念してしまうんだよな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月26日

    自分はなんて優しい時代の優しい世界に生きているんだろう。文調にはドライでユーモラスな面もあるけど、どんどん心がぐーっと締め付けられて(なんて抽象的…)身動きができなくなってしまう。雑巾になってぐらぐら煮出されてる気分。でも最終的に、あれ私って大丈夫なのかな?だめかもだけど、大丈夫かも?と思える気もす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月02日

    読み終えて思うのは、この本に感じるのは透明感だということ。
    不思議な本すぎる。
    まさに一生に一度しか書けない文章だ。(その後も書いてらっしゃるけど)
    いっきに引き込まれて読み終えた。
    最初は田舎もんの娘の世間知らずの流されてく様に恐ろしさを感じ、我が娘にはこうならないように口酸っぱくして躾けなければ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月25日

    タイトルにやられた!
    何それ、こっちの買う側も勇気いるぞってw

    タイトルどおり「入らない」ってなぜ?どーして?何があった?って感情で読み始め、文章が面白くてスラスラ呼んですぐ読み終えた。
    ご本人はいたって真面目な「入らない」。こっちはなぜ「入らない」??他の方は大丈夫なのに、旦那さんだけ?とんでも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月09日

    タイトルからはもっと笑える話かと思っていたが、何とも切ないお話しだった。
    でも、この作品を批判する人がいるらしい。何で?こんなに素敵な作品を貶すって、人の心がないのか?って思うよ。
    ただ、医学的にどうなのかについては作者のこだまさんも言及してないので、原因が分からないままでその辺はスッキリしないかな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月12日

    真剣に悩んでいる人の話なのにギャグ要素が至る所に散りばめられていて面白くて何度も笑いそうになっちゃった。大好き。

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    Posted by ブクログ 2023年06月02日

    2017.1.23

    「夫婦」というものが未完成ながらも互いの欠けた部分を補い合って生きていくための箱であると痛感した。
    片方がダメな時はもう片方、またその逆と面倒を見合って太く長く生きていく安全装置にすぎず、そこに「幸せ」だとか何かを求めすぎることは幻想であり、理想的な夫婦とは言えないのかな…。「...続きを読む

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