ここは、おしまいの地

ここは、おしまいの地

660円 (税込)

3pt

スーパーの鮮魚コーナーを物色していた父が、
一匹八十円と書かれた蟹を見て「虫より安いじゃねえか」と呟いた。

『夫のちんぽが入らない』から1年。
“ちょっと変わった”人生のかけらを集めた自伝的エッセイがついに書籍化!

著者の実話を描いた私小説『夫のちんぽが入らない』。その衝撃の関係性が口コミで瞬く間に広まり、2017年1月の発売からいままでで13万部(2017年12月現在)に到達し、異色のデビューとなった。主婦こだまの満を持してのデビュー2作目は、『Quick Japan』誌上で掲載した読み切りと連載「Orphans」をもとに改稿した短編集。家族や職場、これまで経験してきた著者の半生を描く。

何もない“おしまいの地”に生まれた実家は空き巣に何度も入られ、訪問販売の餌食だったこと。中学の卒業文集で「早死しそうな人」「秘密の多そうな人」ランキングで1位を獲得したこと。引越し業者でさえ「これは最強っすね」と袖口で鼻を押さえながら言ってくる「臭すぎる新居」での夫との生活。

生まれ持った気質なのか、見事なまでに災難に巻き込まれる“おしまいの地”での出来事。


歌広場淳(ゴールデンボンバー)推薦文:
「この本を読んでおじいちゃんが事故に遭う場面で爆笑してしまいました。これじゃ僕が酷い人みたいじゃないですか。こだまさん、ほんと勘弁してください。」

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ここは、おしまいの地 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「夫の…」がとても素晴らしい作品で是非エッセイも読んでみたいと思って。
    重苦しい出来事ばかりでも、センスのある文体で面白い読み物にしてしまう。このセンスがなければ、つらい重い救われない読み物になってしまう。それはそれで面白いけど。そんな救われない世界観もあっていいと思うけど。
    こだまさんらしさが十二

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    他のエッセイも読みたい!
    ついてない事が多すぎるけど、エッセイに書く事で成仏させてる感がある。笑

    0
    2023年12月11日

    Posted by ブクログ

    声に出すほど面白く描写されたシーンが多々あり、あっという間に読み終わってしまいました。
    最近まで本自体読んでこなかったので、エッセイという単語を気に留めずに読み進めていました。「おしまいの地」と呼ばれるほど、衝撃的なエピソードの数々に、僕はふんわりとフィクションだと仮定しながら楽しく読んでいました。

    0
    2022年04月07日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに面白いエッセイを読めた。
    事実は小説より奇なり、というけれど、これだけ数奇な人生を歩んでいるのか。もちろん全てが事実とは限らないが。
    本を出してくれたことにありがとうと言いたい。読めてよかった。

    0
    2021年09月12日

    Posted by ブクログ

    人生で読んだ本の中でも5本の指に入る大傑作でした。
    数え切れないほど声を出して大笑いしました。これからも何度も何度も読みます。

    (2021年 8冊目)

    0
    2021年01月27日

    Posted by ブクログ

     ちょっと最近、新しい仕事に疲れて、落ち込んでいて……こういう時って、自分よりもっともっとドン底を生きた人の経験談が読みたくなる。性悪だな…と思うけれど。
     読み進めてみると、確かに、こだまさんは、かなり運の悪い人。生まれ育った所は、ヤンキーと百姓が九割を占め、芸術や文化、コンビニも学習塾も駅も無い

    0
    2020年12月21日

    Posted by ブクログ

    こだまさんは クラスの卒業文集で
    「早死にしそうな人」ランキングの
    一位を取ったそうですので
    イメージを覆し
    ぜひ 長生きしていただき
    こんな笑ってはいけない笑えるエッセイを
    沢山書いていただきたいです

    0
    2020年01月31日

    Posted by ブクログ

    早くも今年一番の本だと思われる本に出会った予感がする。何年か前に笑福亭鶴瓶さんの鶴瓶ばなしという講演を聞きに行ったことがある。とても楽しくゲラゲラ笑っていたけれど、いつのまにか最後には感動していた。その時に話のプロのすごさを感じた。この本も同じく面白く大爆笑するが一行あとには、しんみりさせてくる。感

    0
    2018年02月21日

    Posted by ブクログ

    読むのにこんなにエネルギーが必要なエッセイがあるとは
    前向きなのか後向きなのか判断することは出来ないけど、不思議と勇気がもらえる

    0
    2024年10月12日

    Posted by ブクログ

    「夫のちんぽが入らない」を読んだ時にも感じたけど、多分私はこの作者と(ネガティブな面に関してだけ)近い思考回路をしていると思う。
    だから、「こういうときにこう考えがちだよな~!わかる〜!」とめちゃくちゃ共感できる。

    重い内容のものも多いのにそう感じさせない文章で、「まあどうにかなるっしょ」と思わせ

    0
    2024年03月05日

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