夫のちんぽが入らない

小説17位

夫のちんぽが入らない

作者名 :
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作品内容

“夫のちんぽが入らない”衝撃の実話――彼女の生きてきたその道が物語になる。2014年5月に開催された「文学フリマ」では、同人誌『なし水』を求める人々が異例の大行列を成し、同書は即完売。その中に収録され、大反響を呼んだのが主婦こだまの自伝『夫のちんぽが入らない』だ。同じ大学に通う自由奔放な青年と交際を始めた18歳の「私」(こだま)。初めて体を重ねようとしたある夜、事件は起きた。彼の性器が全く入らなかったのだ。その後も二人は「入らない」一方で精神的な結びつきを強くしていき、結婚。しかし「いつか入る」という願いは叶わぬまま、「私」はさらなる悲劇の渦に飲み込まれていく……。交際してから約20年、「入らない」女性がこれまでの自分と向き合い、ドライかつユーモア溢れる筆致で綴った“愛と堕落”の半生。“衝撃の実話”が大幅加筆修正のうえ、完全版としてついに書籍化! いきなりだが、夫のちんぽが入らない。本気で言っている。交際期間も含めて二十余年、この「ちんぽが入らない」問題は、私たちをじわじわと苦しめてきた。周囲の人間に話したことはない。こんなこと軽々しく言えやしない。何も知らない母は「結婚して何年も経つのに子供ができないのはおかしい。一度病院で診てもらいなさい。そういう夫婦は珍しくないし、恥ずかしいことじゃないんだから」と言う。けれど、私は「ちんぽが入らないのです」と嘆く夫婦をいまだかつて見たことがない。医師は私に言うのだろうか。「ちんぽが入らない? 奥さん、よくあることですよ」と。そんなことを相談するくらいなら、押し黙ったまま老いていきたい。子供もいらない。ちんぽが入らない私たちは、兄妹のように、あるいは植物のように、ひっそりと生きていくことを選んだ。(本文より抜粋)

ジャンル
出版社
扶桑社
掲載誌・レーベル
SPA!BOOKS
ページ数
204ページ
電子版発売日
2017年04月16日
紙の本の発売
2017年01月
コンテンツ形式
EPUB

書店員のおすすめ

ドラマ化決定で話題。これは著者が経験している本当の話。同じ大学に通う青年と交際を始めた主人公・こだま。だけど、何をどうやっても彼の性器が入らない。いつか入ることを夢見ながら、入らないまま二人の絆は深まっていく。18歳だった私は38歳になり、兄弟のように植物のように安心で清潔な暮らしを営むのもいいと思えるようになった。セックスをするのは当たり前?結婚して子供を産むのは当たり前?「普通」というイメージに当てはまらない幸せが、ここにある。心も体も痛い描写がたくさんありますが、痛みをユーモアに変換して生きていく強さを感じます。衝撃的なタイトルを上回る、新しい視点をもらえる作品。

Posted by ブクログ 2018年08月12日

タイトルの通り、入らないこと、および1人前の教師になれないことに主人公が莫大な負い目を感じているのがつらい。負い目があると人間の思考は歪むから。
”入らない”ことってそんなに大きな妻側の負債なんでしょうか?その分夫の無断の買春も認めなければいけないくらいに?
出血してる妻を見て夫は何を思うのか?1人...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年11月18日

夫婦の営みの問題を抱えて生きてきた作者の告白。

Ⅰ 春陽
Ⅱ 落日
Ⅲ 極夜
Ⅳ 朝暉
あとがき

大学で衝撃的な出会いを果たした夫妻の悩みが、ちんぽが入らない。

この絶望的でもあり、笑ってしまう出来事を20年も他人にも言わず、受け入れてきた夫妻。

その問題により夫は風俗へ通い...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年10月06日

タイトルがすごいので気になっていたけれど、性嫌悪が邪魔して読めなかった。でもネットで感想を拝見するにつれ、そういう自分にも読みやすいのでは?と思い読んでみた。読んでよかった〜。

タイトルに反して内容はかなり重い。でも語り口は清潔だしユーモアがあるのですーっと読める。読んでしまう...。状況はどんど...続きを読む

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購入済み

とても笑えてとても泣けた

あんこ 2018年09月23日

作者と同年代でとても興味深く読ませて頂きました。私は結婚し子供も育てましたが、それでも妻とはこういう物だとか母親はこうでなくてはという思いに随分と苦しめられた気がします。
作者の子供を持たないという選択肢が周りからどれだけ悪意の無い言葉や態度を取られ苦しんで来たかは想像を超える事と思います。
かつて...続きを読む

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購入済み

読んで良かった

さかみち 2018年05月08日

タイトルを見て気になり購入。
間違いなく重いテーマにもかかわらず、入らない描写がどうしてもせつなく笑ってしまいました。

当たり前とされている事が当たり前に経験できない事が、こんなにもずっしりと、人生に影響してくるのだということを、見せてくれた先生だと思います。

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