けんちゃん

けんちゃん

1,650円 (税込)

8pt

4.6

障害を抱える青年けんちゃん、18歳。
けんちゃんと出会って、みんな変わった――。

特別支援学校高等部に通うダウン症のけんちゃん(18歳)。言葉をスムーズに発することができず、不可解な言動も多い。癇癪を起しては「気持ちを落ち着かせる部屋」に閉じこもる彼に、どの職員も手を焼いている。
そんな彼と出会った人々――特別支援学校の寄宿舎で臨時職員として働く多田野唯子、校内イベントを取材する地方紙記者・水上悠介、学校の生徒たちが立ち寄るコンビニの店員・七尾光、同じ支援学校に通うことになった女子生徒・若山葉月――それぞれの視点でけんちゃんとの交流を描いた連作小説です(全5編)。

著者こだまは、かつて特別支援学校の臨時職員として三年間働いていた。そこでの経験を下敷きに物語を紡ぎ、けんちゃんという障害のある高校生を魅力的に描く。気づけば読者は、“寄り添う”ともまた違う、“あたらしい世界”にいる。
『夫のちんぽが入らない』で衝撃デビューを果たした著者渾身、9年ぶりの初創作小説!

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けんちゃん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ダウン症のけんちゃんを中心に、その周りの人たちがつながり、励まされ、成長していく物語。
    温かで前向きな気持ちをくれる、春に読みたい一冊。
    テンポが良く、すっと読みやすい文調で、「障害」とその周りに重苦しくまとわりつく何やらをそっと包み込んでくれる感じがした。

    綺麗事だけじゃなくて、障害のある人自身

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    けんちゃんに無性に会いたくなってきた。
    遠く寒い大地に行けば会えるのだろうか。
    各章に出てくる登場人物にすべて感情移入しすぎて、読み進むのが止まらず(笑)
    よい本に巡りあったなあと、3月のこの時に読めてよかったなあと。おかげでともすれば最初の多田野先生のように「なにも起こらない春」に過ぎ去られて行く

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

    けんちゃんに会いたくなりました
    どんな姿でどんな行動をしてどんな言葉を発するのか、文字から溢れる魅力を映像で実物で見てみたいと思いました。実写化希望だけど、そんな簡単にはしてほしくない。とてもとても温かい文字がたくさんあって読みやすいしすっと入ってくる。
    北海道特有の花とか自然の景色とか想像するには

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

    こんなに泣いたり、気持ちが声に出てしまうような文章は初めてでした。(48才adhd障害者手帳2級当事者)ワタシは文章を読むのが好きなので、このカタチが一番ですが、ワタシの母や友人たちはそうではない人が多いので映画化ドラマ化して欲しいです。そんな風に感じた文章も初めてです。ワタシが世の中に伝えたいこと

    0
    2026年02月07日

    Posted by ブクログ

    支援学校の寄宿舎に住む「けんちゃん」を通して変わっていく人たちの物語、といえばありきたりな気もするけど、なんか読み心地がいい。不思議だ。
    内容にも、書き口にも違和感がない。登場人物から滲み出る”良い人ぶりたくない”という精神が著者の根底にあるのかも。押し付けがましくないって本当に難しいんだなと思った

    0
    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    けんちゃんはとてもリアルで、どこかにいそうで。
    小説自体は面白くてすらすら読めたし、感情移入もしたりして。
    でも3章くらいまでは、けんちゃんがいるからみんなが変わった、みたいな感じはわからなかった。
    ただ、登場人物として「けんちゃん」はいるけれど、キーパーソンというには、ただ本当にそのままいるだけ、

    0
    2026年02月22日

    Posted by ブクログ

    特別支援の高校に通うけんちゃんに関わる4人の視点で書かれるストーリーです。

    皆それぞれに悩みや障害があって、どのように生きていけば良いのか、どうしたいのかわからず探りながら生きている。正直で素直で、時に野生動物のようなすばしっこさを見せるけんちゃんをみているうちに、その言動に惹かれ、引っ張られてい

    0
    2026年01月21日

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