こだまのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
好き。
誰かにこの本を勧めるかどうか、時間を置くかもしれない
タイトルのせいもあるし、自分はこの本を読んでどう思うのか
立ち止まって、頭をまとめておいた方がいいぞと警戒している
この作品は、作者のこだまさんの恥ずかしい部分を
これでもかと披露している
なかなか凄まじい過去のオンパレード
なのにとても面白い
そう感じるのは
こだまさんが書けば書くほど、強くなっているからか
フツーじゃないんだけどさ
それはそれで不運なんだ
でも不幸ではないという夫
何なんでしょうか。
こだまさんが、くらっている挫折の大波は
誰しにも襲ってくるし
誰だって立ち向かえないぐらい大きい
自分だって無理だよ、とはなるのに
なぜだろう
こだまさんが大丈夫そう
こだまさんのエッセイにはまったけど
ようはこのご夫婦のフツーじゃない
幸せが羨ましいのかもしれない
普通の範囲から離れていても大丈夫そうなんだな
という安心感?
こだまさんのお人柄か、本編も好きですが
周りの方々への御礼と
作品が作れた嬉しさがまとめられた
あとがきにほっとする -
Posted by ブクログ
ネタバレ素晴らしかったー。なんかふわっと手に取って読みたいやつだ、とすぐにわかった本で、やっぱりすごい吸引力で読んでしまった。
けんちゃんいい!いつも今を生きているんだね。
だけどけんちゃんの中にも色々な感情が吹き荒れてるんだろうなあ。
特に自動販売機のお兄さんを追いかけて行ったら騒ぎになってた時とか。
そしてけんちゃんを取り巻く人々もよかったな〜。
わたしはたまに自分に対してわたしこの性質は障害者と言ってもいいのではないのか、と思うことがある。主に人と違い過ぎる点に於いて。
だけどなんとか擬態して学校でも会社でも、まあ浮いてはいたんだろうけどやってきてはいた。
今は自分でわたしはこういう者です、というところで仕事を見つけられたから、それも多少のエクスキューズはあるものの、なんとか存在できているけど、やっぱいわゆる普通と言われる場所で生きることは無理だと思う。
でも、多分みんなそうなんじゃないかなと思う。その出方が千差万別というだけで。
あと10代の頃、駅のベンチに座ってたら、たぶん今思えば自閉症の男の人に肩を掴まれて何か言われた時に、変質者かと思って、やだー!って言って逃げてしまったことがあった。
わたし的にはすんごい怖かったけど、後から考えたら、変質者ではなくて、自閉症の人だったのかな?悪いことしてしまったなと思ったのを思い出した。
だからと言って、わたしはこういう者ですと首からぶら下げておくわけにもいかないんだろうし、そう思うと、ご家族は心配なことが多いんだろうなあと思った。
葉月ちゃんのところを読んでいてすごく思った。
そしてわたしはけんちゃんが大好きでお手紙を書いてほしい。書いてくれるだろうか。
お返事を書きます。
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Posted by ブクログ
ダウン症のけんちゃんを中心に、その周りの人たちがつながり、励まされ、成長していく物語。
温かで前向きな気持ちをくれる、春に読みたい一冊。
テンポが良く、すっと読みやすい文調で、「障害」とその周りに重苦しくまとわりつく何やらをそっと包み込んでくれる感じがした。
綺麗事だけじゃなくて、障害のある人自身の、そして周りの人間の「障害」を受け入れられない気持ちをも取り上げられているところが好き。特別支援学校で働いた経験があるからこそなのかな、と。
障害を持つ人を支援するような対人援助職を目指す人にとっては、お仕事小説としても読めるのではないかな。
「あしたの君へ」(こちらは家裁調査官補の話)と近い感じ。 -
Posted by ブクログ
けんちゃんに無性に会いたくなってきた。
遠く寒い大地に行けば会えるのだろうか。
各章に出てくる登場人物にすべて感情移入しすぎて、読み進むのが止まらず(笑)
よい本に巡りあったなあと、3月のこの時に読めてよかったなあと。おかげでともすれば最初の多田野先生のように「なにも起こらない春」に過ぎ去られて行くところだった。
私も仕事柄、先生であったり、障がい者であったり、それに悩んだりすることに携わる人たちと多岐に絡む人たちが多く出てくるお話。
特別だと、思ってはいけないと思いつつ、つい対応を変えてしまう自身にときどき腹がたつ。
だから、七尾くんへの感情移はすごいもんでしが、最後の最後。鹿野先生の言葉が一番すんと降りてきました。自身も気を付けなきゃと思いつつ日常にそんな風景や諸情があるから時折忘れていること。
「障がい者の人の行動をみてパニックになる人もいるということ」
「恐怖を与えてしまった障がい者の人を嫌いになってもいい、でも、その人だけを見て障がい者の全てだと思わないで欲しい」
真理だ。前田敦子〜真理だ(笑)
けんちゃんにありがとうと言いたい。
けんちゃんのプリン食べたいな。
最後に、いろんな人に読んで欲しい。
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Posted by ブクログ
こだまさんの魅力が染みてきます。
2作続けて読んでみました。
こだまさんが、書くことに悩んだり
挑んだりしていることが感じられて
エッセイもおもしろいんだなーと、
小学生のように感じています。
回を重ねるごとに、生活がこなれていくのかと思いきや
ギリギリで無事?なことが面白くて
笑ってしまいます。
郷愁の回収には寂しさもありながら
「あぁ、こうして前を向くんだなぁ」
と映画の主人公を応援しているような気持ちになりました。
あとがきに、
こだまさんから製本に関わられた方への謝辞がありまして、
素直な気持ちや、相手の方々の生活にも思いを向けられた感謝の文が載せられています。
実はこれが1番好きな章です。
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Posted by ブクログ
言葉が、いちいち面白い。
"「ドリンクバー南極事件」がある。夫がそう呼んでいる。ファミリーレストランで製氷機の氷が止まらなくなったのだ。"
とか
"はるばる山を越えて向かった天然酵母のパン屋には「春までお休みします」と冬眠前の熊がしたためたような看板が立て掛けてあった。"
「気にしないこと」それができないから苦労している。
そんなときに読むと観方は変わるし、
気にもしなくなる
著者の経験は、きっと大変なんだろうけど、
「巻き込まれて大変なんじゃない」
「アンタが周りを巻き込んで、周りが大変なのだ」
数々の飛び抜けたエピソードに、
ツッコミを入れながら、
自分のこととして描いていく。
ツッコミが、ホントその通りだなと笑ってしまうのですが
辛い目にあったらこう生きろ
という道筋を見せてくれています。
こだまさんの他の作品も読みたいと思います。
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Posted by ブクログ
けんちゃんに会いたくなりました
どんな姿でどんな行動をしてどんな言葉を発するのか、文字から溢れる魅力を映像で実物で見てみたいと思いました。実写化希望だけど、そんな簡単にはしてほしくない。とてもとても温かい文字がたくさんあって読みやすいしすっと入ってくる。
北海道特有の花とか自然の景色とか想像するには知らない単語とかあったけど、行ってみたいって思った。感じてみたい。みてみたい。のめり込める世界。実際にある世界。とても素敵な世界で素敵な本でした。素敵です。ほんとに。私はその時どう思うのか抵抗を感じるのか、なんとも思わないのか。なんとも思いたくないしでも情をかけたいわけでもない。ただ一人の人間として見て感じて、受け取りたい。会話してみたい。思ってるけどやれないもどかしさとか、偏見とか持ちたくないけど怖さとか。いろんな感情がこみ上げてきて、でも捨てきれなくて。素敵な本に出会いました。いつかけんちゃんに出会いたい。そう強く思いました