こだまのレビュー一覧

  • けんちゃん

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    けんちゃんに無性に会いたくなってきた。
    遠く寒い大地に行けば会えるのだろうか。
    各章に出てくる登場人物にすべて感情移入しすぎて、読み進むのが止まらず(笑)
    よい本に巡りあったなあと、3月のこの時に読めてよかったなあと。おかげでともすれば最初の多田野先生のように「なにも起こらない春」に過ぎ去られて行くところだった。
    私も仕事柄、先生であったり、障がい者であったり、それに悩んだりすることに携わる人たちと多岐に絡む人たちが多く出てくるお話。
    特別だと、思ってはいけないと思いつつ、つい対応を変えてしまう自身にときどき腹がたつ。
    だから、七尾くんへの感情移はすごいもんでしが、最後の最後。鹿野先生の言葉が

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    2026年03月06日
  • いまだ、おしまいの地

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    こだまさんの魅力が染みてきます。

    2作続けて読んでみました。
    こだまさんが、書くことに悩んだり
    挑んだりしていることが感じられて
    エッセイもおもしろいんだなーと、
    小学生のように感じています。

    回を重ねるごとに、生活がこなれていくのかと思いきや
    ギリギリで無事?なことが面白くて
    笑ってしまいます。 
    郷愁の回収には寂しさもありながら
    「あぁ、こうして前を向くんだなぁ」
    と映画の主人公を応援しているような気持ちになりました。

    あとがきに、
    こだまさんから製本に関わられた方への謝辞がありまして、
    素直な気持ちや、相手の方々の生活にも思いを向けられた感謝の文が載せられています。
    実はこれが1番

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    2026年02月25日
  • ここは、おしまいの地

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    言葉が、いちいち面白い。

    "「ドリンクバー南極事件」がある。夫がそう呼んでいる。ファミリーレストランで製氷機の氷が止まらなくなったのだ。"
    とか
    "はるばる山を越えて向かった天然酵母のパン屋には「春までお休みします」と冬眠前の熊がしたためたような看板が立て掛けてあった。"

    「気にしないこと」それができないから苦労している。
    そんなときに読むと観方は変わるし、
    気にもしなくなる

    著者の経験は、きっと大変なんだろうけど、
    「巻き込まれて大変なんじゃない」
    「アンタが周りを巻き込んで、周りが大変なのだ」

    数々の飛び抜けたエピソードに、
    ツッコミを入れな

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    2026年02月23日
  • 夫のちんぽが入らない

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    自身、そして他者の「欠陥」をやわらかく包み、嘆きの中にも希望がある、春の陽射しのようなエッセイ。

    「でも、私は目の前の人がさんざん考え、悩み抜いた末に出した決断を、そう生きようとした決意を、それは違うよなんて軽々しく言いたくはないのです。人に見せていない部分の、育ちや背景全部ひっくるめて、その人の現在があるのだから。それがわかっただけでも、私は生きてきた意味があったと思うのです。」

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    2026年02月22日
  • けんちゃん

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    けんちゃんに会いたくなりました
    どんな姿でどんな行動をしてどんな言葉を発するのか、文字から溢れる魅力を映像で実物で見てみたいと思いました。実写化希望だけど、そんな簡単にはしてほしくない。とてもとても温かい文字がたくさんあって読みやすいしすっと入ってくる。
    北海道特有の花とか自然の景色とか想像するには知らない単語とかあったけど、行ってみたいって思った。感じてみたい。みてみたい。のめり込める世界。実際にある世界。とても素敵な世界で素敵な本でした。素敵です。ほんとに。私はその時どう思うのか抵抗を感じるのか、なんとも思わないのか。なんとも思いたくないしでも情をかけたいわけでもない。ただ一人の人間として

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    2026年03月06日
  • けんちゃん

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    こんなに泣いたり、気持ちが声に出てしまうような文章は初めてでした。(48才adhd障害者手帳2級当事者)ワタシは文章を読むのが好きなので、このカタチが一番ですが、ワタシの母や友人たちはそうではない人が多いので映画化ドラマ化して欲しいです。そんな風に感じた文章も初めてです。ワタシが世の中に伝えたいことが、伝えたいカタチで書いてありました。内容については何も書きたくありません。うまく表現できません。紙とかインクとか運送とか…インフラとか法律とか歴史とか…全てに感謝してしまうほど、うれしい体験でした。ありがとうございます。

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    2026年02月07日
  • 夫のちんぽが入らない

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    たぶん、前回読んだ時から10年近く経つ気がする。
    前読んだ時はまだ学生だったか、社会人1年目とかそこらへんだったか。
    そのときも、面白かったし心にしっかりささる話だった。

    久しぶりに読んで。
    あら、こんなに読みやすかったかしらという感じで、一瞬で数時間で読んでしまった。
    そして、前以上に、第2.3章が苦しかった。
    こだまさんほどでは全然ないにしろ、仕事でしんどかったり逃げてしまったり善の気持ちを持てなかったりそういう自分が嫌だったり。
    それ以外もなんだか、自分のしんどい気持ちを改めて文字にして読んでいる気がして。
    でも、だからといって、読めないとか苦しすぎて落ち込むとか、そういうことなく読め

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    2025年12月21日
  • 夫のちんぽが入らない

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    ネタバレ

    最後にこだまさんの全てが詰まっていると思った。
    『目の前の人が悩み抜いて出した決断を、そう生きようとした決意を、それは違うよと軽々しく言いたくはないのです。』
    告白をしない彼との関係を続けている姉、明らかにモラハラをしてくる彼や彼の家族との結婚に進んだ親友、彼女の親友に言い寄ってきた男と結婚した親友、、
    私は私にはわからない、それはおかしいんじゃないかと思った。でもそれは彼女らが悩み抜いた末の答えであり、それが必ずしもいい形で終わらなかったとしても尊重するべきなのだと自覚した。酷いことを言ってごめん、これからは気をつけるよ、と思った。

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    2025年11月09日
  • ここは、おしまいの地

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    「夫の…」がとても素晴らしい作品で是非エッセイも読んでみたいと思って。
    重苦しい出来事ばかりでも、センスのある文体で面白い読み物にしてしまう。このセンスがなければ、つらい重い救われない読み物になってしまう。それはそれで面白いけど。そんな救われない世界観もあっていいと思うけど。
    こだまさんらしさが十二分に溢れる一冊。こだまさんにしか書けない珠玉(そんな美しいものじゃないかも)のエッセイになっていると思います。

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    2025年10月18日
  • 夫のちんぽが入らない

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    同じ境遇ではないのに、この方が描く登場人物たちの気持ちを感じて、胸がキュとなり涙が止まらなかった。
    人生って、幸せか幸せでないか、そういう軸ではない。言い表すことは難しいけれど、生きていることの本質というか旨みというかは、こういうどうしようもないことを経験する中で、感じきって考え抜いて、自分自身の気持ちや考えに納得できた時に得られる、と思う。

    この方の語り口は不思議だ。最初から最後まで変わらず淡々としているのに、すごく切なさを感じたり、声に出すほど面白さを感じたりする。

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    2025年09月29日
  • ここは、おしまいの地

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    ネタバレ

    読むのは2回目ですが、こだまさんの産まれた田舎での生活や自身の病気について...内容は重々しいのに
    クスッとしてしまうのはこだまさんの人間性と書く素晴らしさが感じられます!
    入院中にお母さんがお見舞いにきて、無印良品がない場所に住んでいるから無印良品のパンツがどれか分からずに買えない...そんなお母さんを笑うんじゃないと。実際に読むことで愛情が感じられるエピソードが読んでいて幸せです

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    2025年08月20日
  • ずっと、おしまいの地

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    ネタバレ

    こだまさんのエッセイ大好きです。ユーモラスで声を出して笑ってしまうところもあれば繊細でしっとりした文章もあり、今回のエッセイも大好きな一冊になりました。
    【長いあいだ自分のすべてが嫌いで仕方なかった私には個性とか美しさとかありのままの自分を好きになるとかいう言葉はしっくりこない。自分にとっておもしろい部位になっているかどうか。そういう視点なら病や老いと付き合えそうな気がする。】
    この文章が私にはすごく響きました。
    私も自分の嫌いな部分を面白い部分として捉えられたら、もっと楽しく生きられそう。

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    2025年07月08日
  • 夫のちんぽが入らない

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    衝撃的なタイトルで手に取った一冊だけど、中身はとても深く考えさせられるものだった
    多様性と言う言葉は、現代社会においてよく耳にするけれど、実際は普通ではない「少数派」の人たちは排除と言うのか、受け入れられるのは難しい。
    お互いを思いやる優しい心を持って、他人と比べず自分のペースで歩みを進めていることが大切なのだと改めて思った。
    また、他人と話す時も「普通はこうだよね」といったような自分の価値観が絶対に正しいと言う話し方はしてはいけないのだと感じた。

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    2025年06月09日
  • 夫のちんぽが入らない

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    泣きそうになってしまうほどよかった。買って良かった。読んで良かった。
    主人公が不器用で自責感が強くて読んでいて辛かった。それでいて文章がすごく素直だから自分ごとのように物語に入っていけた。194ページの「行為に及ぼうとする空気を敏感に感じ取り、身構えることもない。もう必要以上に自分を責める必要もない」という素直な文章に泣きそうになってしまった。

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    2025年05月22日
  • 夫のちんぽが入らない

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    ネタバレ

    島崎和歌子さんが出てませんが、俺も大変だし俺以外の人も大変だ、という当たり前の事に気づかされました。
    笑ったりくらったりしたページの端を折りながら読んでたら、最終的にアコーディオンみたいになりました。

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    2025年05月13日
  • いまだ、おしまいの地

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    ネタバレ

    島崎和歌子さんが出てませんが、笑うし刺さるし勇気が全身の毛穴からじわっと1毛穴につき1滴ずつ滲み出てくる最高の本です。

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    2025年05月11日
  • 縁もゆかりもあったのだ

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    ネタバレ

    こだまさん、北海道の人だったんだ。
    こうして著書にヒントになるようなことを書くのも、とても勇気がいったんじゃないかな。
    お母さんに結構なひどいことを言われて育ったのに、どうしてこんなにまっすぐ家族を大切にできるんだろう。
    子どもの頃のわだかまりを解いていくこと、簡単じゃない。こだまさんのすごさが改めてわかった。
    この本だけ読んだら、とんでもない私小説を書いてる人とは思えない普通みたいなエッセイ、という気もしてなんだか面白い。
    次は小説を書くかも、とのこと。楽しみだな。

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    2025年02月28日
  • 夫のちんぽが入らない

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    タイトルを見て物理的に?非物理的に?と興味をそそられ読んでみましたが、内容はなかなかハードでした。ただ、著者の心情がストレートに書かれていて、笑える場面、胸が熱くなる場面があって引き込まれました。

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    2025年02月12日
  • 夫のちんぽが入らない

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    有名な本なので何を言うこともないと思いますが
    まぁ凄い内容でした
    でもそれでいいと思います、ウケを狙っていないリアルさ、迫力、そして男性にはなかなか理解が難しい女性特有のデリケートな事柄…
    読み応え満点の本でした。

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    2024年12月15日
  • ずっと、おしまいの地

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    この人の本は読むと安らかな気持ちになって心地良い。不思議な感覚。私も日々の生活でなかなか器用に振る舞えないので共感することがたくさんあった。

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    2024年10月26日