こだまのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレオーディブルで聴いた。
ずっと気になっていた本をオーディブルで見つけて早速聴いた!
全く入らない人の話かと思ったら、他の人とはできるのか…!
この本を読んで、世の中の夫婦の子供は産まない理由って、人には言えない、言いたくないような様々な理由が色々あるのかもしれないなと思った。
子供を産まないことがおかしなことと思われたり、子供を産まない(産めない)娘を、実の親が欠陥品と言ったり、夫の両親に謝りに言ったりするところは衝撃的だった。今は結婚しない、子供を産まないことも選択肢の一つと言われているのに、少し前の時代なのかもしれないけど、そんなに悪いことのように言われたり思われたりしてしまうんだ…と -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルを見た時、私は、推察よりも先に面白さを感じてしまったのだが、読み進めて今、その真面目に取り合ってもらえなさも内包する狙いがあって作者様はこのタイトルにしたのだろうと感じた。
本作の内容は大きく分けて、
夫との関係性
仕事場での関係性
傷ついた自身を慰める行為
母との関係性
これらの部分が大きい。
傷ついた自身を慰める行為に関しては、他と質感があまりにも違い、衝撃を受けた。夫が風俗に行っている事に対し、悲しみを覚える主人公の下りがあった分、それが主人公自身に降りかかる事、内容の衝撃も相まってここだけケータイ小説読んでる気分になった。特にアリハラさんの部分やらおっさんの部分。
夫との -
Posted by ブクログ
ネタバレこだまさんは二作品目。
読んでて身を切られるようで泣いてしまうところもあった…
私はからっぽになってしまった心を、相手は制欲を満たす。私はその人でなくてよくて、その人も私なんかじゃなくていい。…私のしていることは痛みから目をそらすために、新たな傷をこしらえるようなものだった。痛みを忘れていられるのは、ほんの少しの間だけ。何もいいことなんてないのに、ただ心と身体が無闇に汚れるだけなのに、自分と同じように荒んでいる人に会うと妙に安心した。その人を通して、自分を見ているような気がした。(p.128)
でも、私は目の前の人がさんざん考え、悩み抜いた末に出した決断を、そう生きようとした決意を、それは -
Posted by ブクログ
ええ、勿論 下心全開で読みましたよ。
ってな事で、こだまの『夫のちんぽが入らない』
結論は衝撃的。小説と思ったら実話みたい。
儚さも有るけど、身体の繋がりより心の繋がりが強いんかなっと。
色んな過去から無意識に身体が拒否してるのか、責任の無い他人には無意識に身体が許すのか…。
大切に想う人ほど無意識に意識してバリアを張るのか。
色んな人が居て色んな想いが有るんじゃなぁと。
わしは責任の無い他人には優しく出来るのに、家族には優しくしてるつもりがそんなの事無くて。
まあ、自分の事しか考えてないなって、よく思うんでそれが伝わってるのかなっと。
自分の悩み(あんまり無いけど)は人には話し -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルがとにかくすごいので読まない人も多いだろうし、読んでみると内容もなかなかに凄まじい。受け入れられない人もいるんだろうな。でもわたしはこの本に出会えてよかったと思ってる。今まで男女の恋愛においてセックスのない関係性って考えられなかったけど、こういうこともあるんだって思えて、その概念が良い意味で覆された。レスではあるけど、そこにはちゃんと愛があって、仲良しで、お互いを尊重しあっていて、それでも関係は続いていく。それでいいんだなってなんか荷が解けたというか。世の中いろいろあるし、べつになんでもいいし、いわゆる普通にあてはまらなくてもいいって思えた。男女のことだけじゃなく、人間としての幅が広が