こだまのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
けんちゃんに無性に会いたくなってきた。
遠く寒い大地に行けば会えるのだろうか。
各章に出てくる登場人物にすべて感情移入しすぎて、読み進むのが止まらず(笑)
よい本に巡りあったなあと、3月のこの時に読めてよかったなあと。おかげでともすれば最初の多田野先生のように「なにも起こらない春」に過ぎ去られて行くところだった。
私も仕事柄、先生であったり、障がい者であったり、それに悩んだりすることに携わる人たちと多岐に絡む人たちが多く出てくるお話。
特別だと、思ってはいけないと思いつつ、つい対応を変えてしまう自身にときどき腹がたつ。
だから、七尾くんへの感情移はすごいもんでしが、最後の最後。鹿野先生の言葉が -
Posted by ブクログ
こだまさんの魅力が染みてきます。
2作続けて読んでみました。
こだまさんが、書くことに悩んだり
挑んだりしていることが感じられて
エッセイもおもしろいんだなーと、
小学生のように感じています。
回を重ねるごとに、生活がこなれていくのかと思いきや
ギリギリで無事?なことが面白くて
笑ってしまいます。
郷愁の回収には寂しさもありながら
「あぁ、こうして前を向くんだなぁ」
と映画の主人公を応援しているような気持ちになりました。
あとがきに、
こだまさんから製本に関わられた方への謝辞がありまして、
素直な気持ちや、相手の方々の生活にも思いを向けられた感謝の文が載せられています。
実はこれが1番 -
Posted by ブクログ
言葉が、いちいち面白い。
"「ドリンクバー南極事件」がある。夫がそう呼んでいる。ファミリーレストランで製氷機の氷が止まらなくなったのだ。"
とか
"はるばる山を越えて向かった天然酵母のパン屋には「春までお休みします」と冬眠前の熊がしたためたような看板が立て掛けてあった。"
「気にしないこと」それができないから苦労している。
そんなときに読むと観方は変わるし、
気にもしなくなる
著者の経験は、きっと大変なんだろうけど、
「巻き込まれて大変なんじゃない」
「アンタが周りを巻き込んで、周りが大変なのだ」
数々の飛び抜けたエピソードに、
ツッコミを入れな -
Posted by ブクログ
けんちゃんに会いたくなりました
どんな姿でどんな行動をしてどんな言葉を発するのか、文字から溢れる魅力を映像で実物で見てみたいと思いました。実写化希望だけど、そんな簡単にはしてほしくない。とてもとても温かい文字がたくさんあって読みやすいしすっと入ってくる。
北海道特有の花とか自然の景色とか想像するには知らない単語とかあったけど、行ってみたいって思った。感じてみたい。みてみたい。のめり込める世界。実際にある世界。とても素敵な世界で素敵な本でした。素敵です。ほんとに。私はその時どう思うのか抵抗を感じるのか、なんとも思わないのか。なんとも思いたくないしでも情をかけたいわけでもない。ただ一人の人間として -
Posted by ブクログ
たぶん、前回読んだ時から10年近く経つ気がする。
前読んだ時はまだ学生だったか、社会人1年目とかそこらへんだったか。
そのときも、面白かったし心にしっかりささる話だった。
久しぶりに読んで。
あら、こんなに読みやすかったかしらという感じで、一瞬で数時間で読んでしまった。
そして、前以上に、第2.3章が苦しかった。
こだまさんほどでは全然ないにしろ、仕事でしんどかったり逃げてしまったり善の気持ちを持てなかったりそういう自分が嫌だったり。
それ以外もなんだか、自分のしんどい気持ちを改めて文字にして読んでいる気がして。
でも、だからといって、読めないとか苦しすぎて落ち込むとか、そういうことなく読め -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後にこだまさんの全てが詰まっていると思った。
『目の前の人が悩み抜いて出した決断を、そう生きようとした決意を、それは違うよと軽々しく言いたくはないのです。』
告白をしない彼との関係を続けている姉、明らかにモラハラをしてくる彼や彼の家族との結婚に進んだ親友、彼女の親友に言い寄ってきた男と結婚した親友、、
私は私にはわからない、それはおかしいんじゃないかと思った。でもそれは彼女らが悩み抜いた末の答えであり、それが必ずしもいい形で終わらなかったとしても尊重するべきなのだと自覚した。酷いことを言ってごめん、これからは気をつけるよ、と思った。