こだまのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「俺にはコミュニケーションとか丁寧なサービスとか要らねえんだ。素早く椅子 から 降ろしてくれるのが最高の店。味気ない店ほどいい。流れ作業でいい。俺なら千円カットに五千円払うね」
「あの子はいま何を楽しみに生きているの?」
若者に「携帯電話のない時代ってどうやって待ち合わせたの」と訊かれるが
何とかなることを期待して行くしかない
行って、会えるまでひたすら待つ。会えなかったらそれまでだ
今思うと、余程の事情がない限り直前の気分で「やっぱ行くのやめた」と
手のひらを翻す人は少なかったのではないか
約束を大事にする。約束に縛られる。一概にどちらの時代がいいとは言えない -
購入済み
誰にも悩みはある
タイトルからして中々購入出来ないでいましたが今回思い切って読んでみることにしました。リアルにタイトルどおり現実の悩みを抱えて生きてきた内容でした。誰にも相談出来ず仕事でも心が崩壊してしまいそうな出来事があってもなんとか踏ん張ってきた作者を応援したくなりました。夫婦には他人には分からない様々な悩みがあるものです。自分の人生は自分だけのもの!楽しく謳歌させなくては勿体ないとつくづく考えさせられました。
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ネタバレ 購入済み
タイトルにびっくり
信じられないくらいの田舎に住んでいた主人公の鳥居さち子は閉鎖的な人間関係に嫌気が差していた。
同級生の性事情が筒抜けだったこともあって初めてはまったく知らない他人としたさち子。
終わったあとのシーツに広がる血や下腹部の痛みに後悔しているようだった。
高校卒業後は地元から離れたところに進学。
ボロそうなアパートであっても息が詰まりそうな地元よりマシだと思うさち子。
同じアパートに住む一つ年上の男子大学生の倉本慎と出会う。
倉本は初対面の時からあまり気を使わない感じの人でさち子の生活に入り込んでくるもののあまり不快感はない。
一年先輩ということもありお得な情報も教えてくれる倉本と距離が近づいていくさち子。
ついに告白され付き合うことに。
しかしお互い初体験というわけではないにも関わらず何故かさち子のそこは倉本を受け入れないのだった。
日を改めても入らない。
お互い相手の事が好きなのに心が向き合っているはずなのにできないことにもどかしさを感じたまま倉本は大学を卒業し就職する。
来年さち子の就職が決まったら結婚するぞとプロポーズされる。
両親の喧嘩ばかりな結婚生活を見てあまり結婚に対して希望を持てなかったがプロポーズによって希望を持てるようになったさち子。
このまま入らないままではいけないと思いヘビーオイルを使って欲しいと倉本にたのむのだった。
衝撃的なタイトルの本作。
メンタルなのかフィジカルなのか問題を抱えている主人公とそれを支える彼氏。
一見マイペースにいこうとしているカップルに見えて一足触発な感じなのか全編でピリピリしている雰囲気だった。
続きが気になる。
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Posted by ブクログ
個人的に旅は退屈になりがちだ。
ガイドマップに載っている名所を巡るのは情報を消費しているだけに思ってしまうし、
かと言って全然知らない路地に行って何か発見するほど感性が研ぎ澄まされているわけではない。
というのは極論かもしれないけど、まあそんなような事を思っている。
そういう意味では本作「縁もゆかりもあったのだ」は一筋の光明だった。
まさに本作の巻末に次のようにある。
「自分とは無関係と思いこんでいた人や土地が、その細い糸を辿っていくと、つながっていた。何気なく通り過ぎた場所が数十年の時を超えて急に意味を持つ瞬間もある。そんな過去の記憶とのつながりもまた、旅ではないか」
旅する土地を通して、自分の過去、家族、夫、身近な人に思いを巡らせ、その土地に縁とゆかりを見出していく。
こういう旅の仕方もあったんだと素直に気付かされた。散々自分探しをdisってきたけど、旅の中、自分と景色を重ねて見えるものもあるかもしれない。地球の歩き方としては邪道かもしれないけど、やっぱり自分は素敵だと思う。 -
購入済み
そのときどん底に悲しくても、いつか、笑いだしたくなる話にすることができたら、きっと少しだけつよくなる。 こだまさんは沼の底で苦しんで苦しんでどろどろになって、深い沼の底からはいつくばって、文章という武器を手に入れたことで少しずつ泥を吐き出して、今日をどうにか生きている。の、かも。 吐き出すのがとっても上手。危うく吐き出された泥に溺れそうになっちゃった。
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購入済み
心の痛みを知る
表題のような理由でセックスができない人は、たしかにいるのだろうなと思います。
本で読まないと想像もできなかった、心の痛みを知ることができる。
そういった作品は貴重です。 -
ネタバレ 購入済み
ここに行き着くまで…
この作品は、題名からして購入するか本当に悩みました。でも、作風が自然体で伝わるものが大きかったので、購入しました。正直、とてもしんどい内容だったので、どうしてこんなに苦しい思いをして結婚を継続するんだろうと、思いながら読み続けました。今回最終巻を読んで、ようやく筆者の深い愛を理解することができました。なぜ、ちんぽが入らないのか…物理的なのか心理的なのか結局分からなかったのですが、この夫婦はこういう形なんだなと後味スッキリしました。実話というところが、一番惹かれましたね。結婚って奥が深いです。
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ネタバレ 購入済み
深い愛がある…
究極、夫婦ってなんだろうと考えさせられる作品です。
辛く苦しい年月が、なぜこの2人に必要だったのか。
純粋さに惹かれたのなら、性欲に負けないで最後まで貫け!って、旦那に言いたくなる。
実話なので、読み手も余計苦しいんだろう。
どうか、納得の行く終わり方をしてほしいです。 -
購入済み
ちんぽ
学生の頃に出会ってから20年間夫のちんぽが入らない女性が葛藤するお話。でもこの人たちは性で繋がることはなくてもそれ以外のもので繋がっていてとても羨ましく思ったりもする。
昨日は好きな女の子にちんぽこが立たないホモの話を読んで今日はちんぽが入らない話か〜どちらも面白かったので時間があれば読み返したいですね。 -
整形できます
今現在ちんぽが入らず悩んでいる人へ
既にご存知のことかもしれないですが
整形手術で鼻の形が変えられるように
アソコの形も穴の大きさも変えられます。病院へ行きましょう。
あぁ、昔の作者に教えてあげたい・・・ -
Posted by ブクログ
風呂に入るまでが面倒くさい。
サッと入ってしまえばすぐに済むのに、毎夜、「あぁ、風呂に入らないとなぁ……」と思いながら、何時間も無駄な時間を過ごしてしまう。
スマホというやつは本当に良くない。テレビも見られるし、ラジオも聴ける。こうして、風呂に入るまでの時間はいくらでも溶けていく。
「5分後にお風呂に入りたくなる!」
そんな謳い文句を見て、縋るような気持ちでこの本を手に取った。
本書には、入浴にまつわる18篇の小説と4篇のエッセイが収録されている。どれも5分もあれば読み切れるような短い作品ばかりだ。
しかし、これを読んだら即座に風呂に入れる、という作品は、残念ながら一篇もなかった。
私とて、正直な話、この本を読んだからといって、簡単に風呂に入れるとは思っていなかった。
ただ、少しでも早く風呂に入る決心ができるようになるためのヒントがないかと思ったのだ。そのヒントは、結局「風呂に入らない」2篇の中にあった。
風呂に入らないと決め、痒みや気持ち悪さといった数多の「受難」を乗り越えて、ついには「思い込み」の力で、風呂に入らなくても「入浴の効用」を得られるようになったと主張する青年を描いた、さや香新山作の『プラシーボ!』。
風呂に入らなくても身体を完璧に洗浄する技術が開発された近未来で、人類が入浴という苦難から解放され、ついには入浴が法律で禁止される世界を描いた、日野瑛太郎の『そして誰も風呂に入らなくなった』。
人間というのは天邪鬼なもので、他人から「やれ」と言われればやりたくなくなり、「やるな」と言われれば、やりたくなるものだ。
同じように、風呂に入ることを固く禁じられたなら、私は今すぐ風呂に入りたくて仕方なくなるのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
本書は、お風呂にまつわる22篇の短編小説・エッセイ((小説18篇、エッセイ4篇))からなるアンソロジーです。
タイトルに「5分後に」とあるように、1篇5分ほどで読み終えられます。
大変恥ずかしながら、わたしは風呂キャンセル界隈のひとりです。
疲れて帰ってくると、そのまま寝落ちてしまいます。
ですが、疲れた時こそお風呂に入らなくてはいけないという義務感は持っています。
なので、お風呂に入るモチベーションが湧かない日に1篇ずつ読んで、これで入浴できれば最高だと思って購入しました。
が、結論から申し上げますと、本書のおかげでお風呂に入れるようになったということはありませんでした。
お風呂に入るモチベーションが湧かないくらい疲れている日は、小説にも手が伸びなかったからです。
わたしが風呂キャンセル勢なのは、モチベーションの問題ではなく、お風呂に入る体力がないからだとわかりました。
このことを明らかにしてくれたのは本書の功績です。笑
というわけでわたしは体力のある日にまとめ読みしましたが、たぶん編者のかたは、お風呂に入るモチベーションが湧かない日に1篇ずつ読むことを想定しているのだと思います。
以下、感想です。
5分で読める短編小説と言えば星新一作品ですが、本書には星新一作品ほどウィットに富んだ小説は見当たらないかなと思いました。
宇宙が舞台になっているなど、設定が奇抜な作品はいくつかあったのですが。
(ちなみに、宇宙が舞台の小説は3篇もあります。宇宙というお風呂に入りづらい環境を描くことで、逆説的にお風呂の素晴らしさを強調する意図でしょうか。)
どちらかというと、平凡な1日が描かれていて特に衝撃的なオチがあるわけでもない作品のほうが印象に残りました。
特に日向夏『回復の泉』なんかは、RPG風の軽妙な筆致が良かったですね。
「5分後にお風呂に入りたくなる!」の謳い文句からは、お風呂の素晴らしさを称賛する作品ばかり並んでいそうな印象を受けますが、お風呂に入らなくてもよくなったと主張する人を描く作品、更には「人類を風呂から解放する」と高らかに宣言する作品まであるのも非常に面白いところです。
(ネタバレ防止のために、具体的な作品名を挙げるのは避けます。)
本書が風呂キャンセル界隈の人のモチベに効くかはわかりませんが、お風呂というテーマがここまで多様な作品を生むことに感動できるのは間違いないです。