作品一覧 2023/12/05更新 オズと不思議な地下の国 試し読み フォロー オズのエメラルドの都 試し読み フォロー オズのオズマ姫 試し読み フォロー オズのかかし 試し読み フォロー オズの消えたプリンセス 試し読み フォロー オズのグリンダ 試し読み フォロー オズのチクタク 試し読み フォロー オズのつぎはぎ娘 試し読み フォロー オズの虹の国 試し読み フォロー オズのブリキの木樵り 試し読み フォロー オズの魔法くらべ 試し読み フォロー オズの魔法使い 試し読み フォロー オズのリンキティンク 試し読み フォロー オズへつづく道 試し読み フォロー 危機のペルシダー 試し読み フォロー 所有せざる人々 試し読み フォロー 戦乱のペルシダー 試し読み フォロー 地底世界ペルシダー 試し読み フォロー 内海の漁師 試し読み フォロー ペルシダーに還る 試し読み フォロー 魔法がいっぱい! 試し読み フォロー 1~21件目 / 21件<<<1・・・・・・・・・>>> 佐藤高子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー オズの魔法使い ライマン・フランク・ボーム / 佐藤高子 何度も読み返す一冊。 最近長男がはまったようで。 感想はまだ聞けてない。 先日オズの最初の戦いを見に行ったけど、ウィット感がそのまま。 Posted by ブクログ 所有せざる人々 アーシュラ K ル グィン / 佐藤高子 読み終わってしばし呆然。ずっしりと重い課題と、ひとかけらの希望を飲み込んだような気分。SFという括りを超えた名作だと思う。 ウラスとアナレスの双子星が舞台。ウラスは自然豊かで長い人類の歴史を持つけれど、競争主義社会で貧富の差がどうしようもなく広がっている。対するアナレスは荒涼とした植民星で、人々は協...続きを読む力し合い、飢えと闘いながら必死で生きている。一見すると共産主義礼賛のように捉えられてしまうのか、発表当時は作者の政治的思想に対して様々な批判があったらしい。私には、現代の政治的イデオロギーなどを超えた、普遍的な問題提起だと感じた。もっとも作者は、問題提起など全く意図していなかったらしいけれど。 主人公が述べた、「誰かが飢えている一方で、他の誰かが腹一杯食べているということはあり得ない」というアナレス星を表した言葉が心に残る。今、世界は「ウラス的」な方向に向かいつつあるのではないか。人類にとってのユートピアとは?それを実現するために、人間の「所有する」欲望をどのように扱っていくのか?作者の意図を超えて読み手に様々な課題を突きつける、希有な本だと思う。 Posted by ブクログ 所有せざる人々 アーシュラ K ル グィン / 佐藤高子 ル・グィンらしい名作 表紙 8点辰巳 四郎 展開 8点1974年著作 文章 9点 内容 830点 合計 855点 Posted by ブクログ オズの魔法使い ライマン・フランク・ボーム / 佐藤高子 子供時代の思い出の本を再読。 有名なのはこの1作目ですが、実はオズ・シリーズって凄く長くて、 著者・ボーム氏によるものだけで14冊、 他にも26冊(!)も他の方の書いたものもあるそうで! 今はほとんど絶版になってますが、このハヤカワ文庫から このボーム氏の14冊は全て和訳されていて、 (訳者・挿絵...続きを読む全てこの本と同じ方です) 当時何冊か読みましたね。 大人になって読み返しても凄く良かったので、 他のもまた読みたいな。 他のはかなり現在読むのが難しいですが; Posted by ブクログ 所有せざる人々 アーシュラ K ル グィン / 佐藤高子 共産主義社会を思わせる世界の荒涼とした惑星アナレスと、現代の資本主義社会や地球環境をほとんど写したかのような惑星ウラス。 この二つの惑星を舞台に、アナレス出身の科学者、主人公シェヴェックという個人の人生と社会、人々との関わりを重厚なスケールで描いた一冊。この本そのものが膨大な思考実験であり、なおかつ...続きを読む一人の男の物語としても一級品で読みごたえ抜群。 所有せざる人々の住むアナレスと、所有主義者(プロバタリアン)の住むウラス。 アナレスに生まれたシェヴェックがウラスに出発するに至るまでと、ウラスに到着後の人生が交互に描かれていくが、どちらの惑星でも個人というよりも社会そのものがシェヴェックに苦難の道を歩ませる。爽快感のある小説ではない。SFであってどこか他の惑星の物語なのに、ひたすら現実の重さみたいなのがふりかかってくる。 作品の基礎となっているだろう思想部分にはまったく自分の知識がないのだけど、確かにこれはいろいろと語ることができる内容らしい。 後半、ある惑星から来た人物の描写を皮切りに、第三の視点がはさまれ、シェヴェックの意志の強烈さが輝く場面が個人的ハイライト。 解説の作者の言葉を読むまで、本作がユートピアについて語っていたことに気づかなかった。 Posted by ブクログ 佐藤高子のレビューをもっと見る