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Posted by ブクログ
ボームのオリジナルオズシリーズ完結。冒頭の「読者の皆さんへ」の雰囲気がちがうな、と思ったらもうボームはなくなっていて編集者からの言葉になっているのがすでに寂しい。中心となるのが善良でない統治者に独裁された二つの国同士の戦いであり作品が書かれた時にヨーロッパで進行していた第一次世界大戦の色も濃く感じてしまう。特にスキーザーのクーイーオーが使う潜水艇などの機械を使うための魔術にはオズマやグリンダの魔法では対抗できない、というのは戦車や毒ガスで戦争が加速度的に非人間的になった時代とおとぎ話としてのオズの関係性のよう。
ユークーフーの赤毛のリーラがなんか魅力的。
最後がこれまでのようなふわふわしたハッピーエンドというわけではなく、オズマの統治者としてのつとめ、責任を強調することばで終わっているのも印象的。
ボームさんありがとう。
Posted by ブクログ
(内容)
グリンダの<魔法の本>にギリキンの国のスキーザー一族とフラットヘッド一族が戦争をはじめようとしていると書かれたのを読んだオズマは、オズの支配者として争いをやめさせようと、ドロシーと共にギリキンに向かう。しかしどちらの一族も素直にオズマに従おうとはしなかった。戦いは始まり、その最中、オズマとドロシーはピンチに!二人を助けようとグリンダも現場に向かうが、手が出せない。
誰が二人の窮地を救えるのか?スキーザーとフラットヘッドは和解できるのか?オズマの支配を受け入れるのか?
(感想)
ハヤカワ文庫のシリーズ最終巻。「完結編」なんて背表紙に書いてあったから、何か大きな出来事が起こるのか?とどきどきして読みました。でもボーム自身は別にこれを最終巻にするつもりはなかったんですよね、病に倒れなければ。というわけで、特に大団円となるわけでもなく、物語はいつもの調子で続き、いつもの調子で終わります。ちょっと拍子抜け。話は面白かった。
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