幼すぎた愛

ケイト・ウォーカー / 松尾当子

伯爵だった夫が多額の負債を遺して世を去ったあと、キャットは領主館の女主人として日々を過ごしていた。ある日、思いもよらない客が彼女を訪ねてきた。17年ほど前、母親に捨てられて路頭に迷っていたところを、キャットの父によって保護され、養子に迎えられたヒースだ。彼とキャットは幼い愛を育んだものの、兄や後に夫となる男たちから、いわれのない差別と侮辱を受け続け、彼は10年前に家を出た。今のヒースは様々な事業で成功し、外見も見違えるようになっていた。そんな彼が、兄と、そして伯爵家への復讐を誓って帰ってきた事実を、キャットはほどなく思い知らされることになる……。■イギリスの傑作古典をもとに、現代の作家たちが新たなロマンスを描く好評企画、第4弾。最終作はエミリー・ブロンテの『嵐が丘』をモチーフに、K・ウォーカーが領主館で繰り広げられる愛憎劇を描きます。今なお色あせない、名作の世界をぜひお楽しみください。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ハーレクイン・ロマンス小説
• 出版社: ハーレクイン
• 掲載誌・レーベル: ハーレクイン・ロマンス
• シリーズ: 古典モチーフシリーズ
• ページ数: 160ページ
• 電子版発売日: 2012年05月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

嵐ヶ丘をモチーフにした作品。ヒーローのヒースがヒースクリフほど冷酷ではなく、ヒロインも傲慢さや強さの点で嵐ヶ丘には及ばない。どちらが好きか好みが分かれると思が、私はこちらの方が好きかな。2013.8

[ブクログ · ★★★☆☆]

☆3.5
ヒースの葛藤はおいしいんだけど
ヒースが二重にかわいそうになるほどキャットがニブすぎる…
あらすじにある「幼い愛を育くんだ」って育めてなかったような…？