アツい作品一覧

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  • 出光佐三 反骨の言魂(ことだま) 日本人としての誇りを貫いた男の生涯
    4.7
    大正の初め、関門海峡で、「海賊」と呼ばれる男がいた。「海に下関とか門司とかの線でも引いてあるのか」と言い放ち、燃料油を売りまくった。数年後、男は満州に乗り込み、メジャー石油会社と闘い、潤滑油納入を勝ち取る。そして英国がイランと国交断絶し、ペルシャ湾に英国海軍が待ち受ける中、大海へと乗り出した。戦後日本人が意気消沈する中、米英を欺き、国家官僚に逆らい日章丸をイランに派遣した出光。海賊といわれた男の半生を活写し、その熱き言葉を披瀝する。「イラン石油に輸入は堂々天下の公道を闊歩するもので、天下に何ひとつはばかることもない。ただ敗戦の傷の癒えぬ日本は正義の主張さえ遠慮がちであるが、いま言った理由から、日本国民として俯仰天地に愧じざることを誓うものである」。出光は乗組員に堂々と胸を張れと励ました。財務諸表よりも社員を大切にした勝負師の半生を活写し、その熱き言葉を披瀝する。

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  • 「速読」実践トレーニング 実感しながら本が速く深く読める
    3.2
    1200文字が4秒で理解できる! ビジネス書だけでなく、仕事の書類、小説も速く読める! 速読というと多くの人が、表面的に読む手法と勘違いしている。実際には、速読を身につけることによって、語彙力、集中力が飛躍的にアップするという。本書は、政財界のご子息が多数通う人気の塾で教えている速読の手法を幅広い年齢層の読者に伝わるように工夫された速読トレーニングブックである。「速読を習ってみたものの、本当に使いこなせているかどうか分からない」「速読をより実践的に習いたい」――本書では、そんな読者の方に向けて、実際の書籍から問題を抽出し、速読の理解がスムーズに進むようにトレーニング問題が構成されている。また速読に必要な3つのスキルを特定し、弱点を強化する方法を採っている。目を動かさない、接続詞、文末に注意など具体的メソッドも多く盛り込まれている。仕事の生産性、読書量が飛躍的にアップする一冊。

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  • 世界でいちばん簡単な絵の描き方 パステルシャインアート入門
    4.0
    幼い頃は、誰もが楽しく絵を描いていたはずです。ところが、大人になるにしたがって絵を描かなくなります。才能がない、下手だからとあきらめてしまうからです。また、小学校の図工の時間に先生から作品を評価されなかったため、絵が嫌いになった人もいるのではないでしょうか。しかし、あきらめる必要はありません。「パステルシャインアート」は、誰でもすぐに描けて、失敗のない手法です。パステルを削って粉にし、指やティッシュ、カット綿で画用紙に粉を塗り込めるだけで、グラデーションを美しく描けるからです。また、デッサンを必要としないため、感性だけで描くことができるからです。「本当に世界でいちばん簡単なのか?」という疑問もあるでしょうが、本当です。絵心のない担当者が、たった10分で絵が描けたのですから。あなたも、今日からアーティストです!

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  • 新しい会社のしくみが見えてくる わかる! 会社法
    3.3
    会社法が一つの法典として制定されたのを契機に、ビジネスパーソンの間でも会社法への関心が高まっている。しかし、その条文はけして読みやすいものではなく、数も膨大なため、その理解のためには適切なガイドが必要となってくる。そこで本書では、企業法務全般に詳しい著者が、会社法と関連する法律を一般人にもわかりやすく解説している。本書は以下の6つが特徴である。(1)難解で詳細すぎるものは割愛 (2)改正のポイントだけでなく、完成した後の会社法をトータルに説明 (3)実務の現状を踏まえた解説 (4)会社法だけでなく、会社に関連する法律も適切に解説 (5)従業員の法的問題についても説明 (6)最近話題の事件を会社法の視点から解説自由な活動の代わりに、不適切な行為をすれば、厳しく責任を追及される「事後チェック型社会」では、「会社法・会社に関する法律」の知識は必須であるともいえる。会社法について学びながら、新しい会社の姿が見えてくる一冊。

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  • ダークマターとは何か 天の川銀河探査で挑む宇宙論最大の謎
    3.5
    宇宙に存在する「見えない暗黒物質(ダークマター)」を探せ! いま世界の宇宙論学者・素粒子論学者が、この奇妙な物質の発見に躍起になっている。宇宙の構造を調べるうちに、宇宙が通常の原子物質だけで構成されているのではなく、ダークマターと呼ばれる正体が不明な物質が原子物質の約5倍も多く存在することが分かってきた。さらに最近では、「暗黒エネルギー(ダークエネルギー)」と呼ばれる、やはり正体が不明なものが原子物質の約18倍、宇宙全体の質量の約7割を占めていることが確実視されてきた。宇宙を支配し、この宇宙の過去の姿と未来像の鍵を握るダークマターとダークエネルギー。21世紀の宇宙論最大の謎が、いま目の前に大きく立ちはだかっている。なかでも近年、ダークマター探しが、地上で、あるいは衛星を飛ばして、その正体を突きとめようとする動きが科学者たちの間で活発化している。ダークマターはどこに存在するのか? ダークマターは1種類か複数か? どうやってダークマターを探すか? ダークマターとダークエネルギーの関係とは?こうした謎解きの現況を紹介する。

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  • ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉
    4.0
    「ウォーレン・バフェットの言葉には耳を傾けなくちゃ」アマゾン創業者、ジェフ・ベゾスをしてそう言わしめる人物の、仕事と人生の極意。“成功”と“尊敬”を同時に手にする大富豪、ウォーレン・バフェット。個人資産はピーク時でなんと5兆円。でもウォール街には興味を示さず、食事はハム・サンドイッチとコカ・コーラが基本。そんな彼を、人々は「オマハの賢人」と呼び仰ぎ見る。投資家、経営者として名を馳せるバフェットだが、彼の言葉には、あらゆる職に就くビジネスパーソンの心を揺さぶるパワーがある。本書は、バフェットの名言を厳選収集、一冊でその叡智に触れられる本。マネー感覚から成功のコツ、情報や時間の使い方、人間関係の築き方、震災後の日本へのメッセージまで、幅広いテーマの言葉を整理してまとめた。
  • 高校受験すぐにできる40のこと
    3.5
    1巻950円 (税込)
    受験生、受験時代、という言葉には、つらいのをガマンして勉強しなければならない時という響きがあります。しかし、著者は「受験は野球やサッカーなどスポーツの試合と同じ。スポーツの試合をしているのを見て、かわいそうに、ガマンしてあんなことをしなければいけないなんて」という人はいない、と言います。また、進学校は、勉強することをかくしたりしない、勉強することはかっこいいと知っているから、勉強がどんどん進むとも言います。このように本書は、受験生のやる気を引き出す40のヒントをご紹介します。志望校をかくしているうちはダメで、壁に志望校の具体的な名前を張り出したら一歩リード。受験をゲームにたとえ、ノートを「攻略本」、公式を「裏わざ」と読んでみよう、予習の効用、休憩の取り方、親や先生の悪口を言うと「アウェー」になる、「無理と言われるところ」を目指そう、など、受験生だけでなく大人にも使えるお話がいっぱいです。

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  • トップセールスの段取り仕事術
    4.2
    営業に求められていることは何でしょうか?それは、お客様と信頼関係を築き、目標を達成することです。そして、目標は、短期的ではなく、長期的に達成されなければなりません。そのために必要なものは、「素質」や「才能」ではなく、「段取り」です。第1章では、「具測達一」、すなわち「具体的」「測定可能」「達成可能」「一貫性」というルールに則った「目標設定方法」を解説しています。第2章以降では、○取引先の興味分野を知るための「関心度チェックシート」○取引状況を把握する「プランスリップ」○優先順位を決める「ビジネスチャンス分析シート」など、様々な「シート」を用いながら、説得力を高め、商談相手に「イエス」と言ってもらうための「段取り」を紹介。本書は、実力主義の外資系企業で、20年間の営業・人材育成キャリアを積んだ営業力強化コンサルタントが贈る、営業鞄に忍ばせるのに最適な1冊となっています。

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  • ムリはしない、ガマンもしない 今度こそ! 続けるコツ
    3.5
    「続けるって難しい」と思っているあなた。続かないのは意志が弱いから?いいえ、続け方を知らないだけなのです。続けるためには、技術=コツがあります。そして、そのコツには、意志の強さはもちろんのこと、年齢も性格も関係ありません。本書で教えるコツは、「行動科学」という学問が基になっています。科学的方法ですから、根性なんて必要ないのです。人が何か行動するとき、必ず“しかけ”が働いています。その仕組みをひもとき、自然と続く“しくみ”を作る方法をお教えしましょう。続けるコツは、禁煙、ダイエット、片付け、英会話……、どんなことにも使えます。楽しく読みながら身に付けられるように、イラストもたくさん盛り込みました。しかも、このコツのカギは“自分に甘く”するということ。これなら自分にもできそうな気がしてきませんか?

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  • 挫折と挑戦 壁をこえて行こう
    4.0
    名門早稲田大学ラグビー部で、4年生まで公式戦経験ゼロにもかかわらず主将に選ばれ、卒業後10年目にカリスマ清宮克幸監督の後任として監督に就任。07年度の大学選手権で早稲田を優勝に導いた自称「日本一オーラのない監督」中竹竜二。本書は、思いは強くあるのに、けがや不運で思い通りにいかず辛酸を味わいながらも、けっしてくじけなかった著者の生き方・考え方を綴る。身体能力と運動能力が低いのを、とことん動くことと、恐れずに飛び込むタックルでカバーしながら続けたラグビー。高校最後の試合の準決勝と面接日が重なったために、推薦入学を辞退したが、準決勝の前に敗退。福岡大学に通いつつ早稲田に入るために取り組んだ受験勉強。早稲田ラグビーへの地獄の入部テスト。入部後にはけがの連続。英国留学時には無視といういじめにあい、監督就任後は部員から罵声をあびせられる……。どんな挫折にも立ち上がり、挑戦しつづけた著者のすごい青春!

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  • 戦国大名 県別国盗り物語 我が故郷の武将にもチャンスがあった!?
    4.0
    天下人となるチャンスが誰にでもあった動乱の時代に、我が故郷の武将は一体どうしていたのだろうか。応仁の乱ののち割拠する有力大名や、新進の織田軍団による天下統一だけが戦国ではない。地方各地にくまなく目を向ければ、室町体制のなかで生き残りをかけ、勢力拡大を目指した武将たちの姿がみえてくる。本書は、全国の戦国大名の野望と動向を丹念に調べ尽くし、「戦国」の裏側を描き出す。そこから浮き上がってくる信長・秀吉・家康それぞれの「天下盗りの論理」とは!?  47都道府県からみた戦国ダービー開幕! 目次より…武田信玄が上洛しても室町時代は終わらなかった/水攻めの発明者は畠山義就/泥棒した茶道具で生き残った秋月の殿様/島津氏が頼朝の子孫を称する意味/関西系インテリ、やり手専務だった太田道灌/しぶとく生き残った出羽の豪族たち/信長は平清盛の再来とみられていた/秀吉とナポレオンの共通点は/足利義昭の死が家康に天下を取らせた

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  • 人を動かすリーダーの言葉 113人の経営者はこう考えた
    4.5
    経営評論家として30年以上の取材歴をもつ著者が、名経営者たちへ試みた独占インタビューの数々。高い志と燃える情熱で、「失われた十年」の危機からはいあがり、日本の繁栄を支え続けるリーダー113人の言葉を厳選して紹介する。大企業のトヨタや松下、オンリーワン企業のデンソーや日本電産、急成長企業のユニクロやスターバックス……。世代や業態は異なれど、彼らはみな果敢に挑戦し、変革を推進した。それは、明日への決断、すなわち「未来への決断」であった。「昨日を切り捨てる勇気をもつ」「失敗が会社と人を強くする」「この人についていこうと思わせる」――。1995年から2006年までの10年以上にわたる日本経済の軌跡。力強く、自信に溢れ、深い教養と人間的魅力にあふれたリーダーたちの生きた言葉に、あなたは何を感じ何を学ぶだろうか。日本型経営の全貌と真髄を概観し、働くこと、生きることの指針となる、永久保存の一冊。

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  • はげまし言葉ハンドブック 周りの人をハッピーにする!
    3.0
    仲間が落ち込んでいるとき、つらいとき……。声をかけて、励ましてあげたいと思うことはありませんか? 不安になったり、自信をなくしている人も励まし言葉をかけてもらうことできっと前向きな気持ちになることでしょう。とはいえ、「頑張れ!」以外にどんな言葉をかければいいの? どんなタイミングで励ましたらいいの? など励ますというのは意外と難しいもの。そこで本書は、励ますための基本的な心得や効果的に励ますための実践スキル、さまざまな励まし言葉の実践活用法、役立つ励まし言葉を紹介しています。「あそこまで粘った人はあなただけ」「無駄なことなど、なに一つない」「あなたはここにいてほしい、大事な人だから」「あなたのなかに成功は必ずあるよ」素敵な励まし言葉は周囲も自分自身も元気にします! 「励まし上手」になって大切な人をハッピーにするための秘訣が満載の一冊です。

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  • [新装版]人を活かす経営
    4.3
    “経営の神様”と呼ばれる松下幸之助は、「松下電器は人を作る会社です。あわせて家電を作っています」という名言を遺している。それほどまでに彼が重視した“人”を、どのように活かすべきなのか。自身の経験や故事などのエピソードを用いて、それを語ったのが本書である。幼くして親元を離れ、丁稚奉公に出て働いた経験。小さな工場を経営して、商品の売りこみに奔走した経験。事業拡大のために、銀行を説得した経験。紛糾した会議をまとめた経験。業界の過当競争に直面した経験。などなど。毅然とした経営哲学が感じられる名著。

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  • 幻詩狩り
    3.6
    1948年。戦後のパリで、シュルレアリスムの巨星アンドレ・ブルトンが再会を約した、名もない若き天才。彼の創りだす詩は麻薬にも似て、人間を異界に導く途方もない力をそなえていた……。時を経て、その詩が昭和末期の日本で翻訳される。そして、ひとりまたひとりと、読む者たちは詩に冒されていく。言葉の持つ魔力を描いて読者を翻弄する、川又言語SFの粋。日本SF大賞受賞。

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  • 不確定世界の探偵物語
    3.7
    ただ1人の富豪が所有する、この世に1台きりのタイムマシン――“ワンダーマシン”という名の装置が、世界をすっかり変えてしまった。過去に干渉することで突然、目の前の相手が見知らぬ人間に変わり、見慣れた建物が姿を変えてしまうのだ・・・・・・。おれは私立探偵。だが、常に歴史が変わる──つまり現在が変わりつづけるこの世界で、探偵に何ができるというのだろう? ある日おれはワンダーマシンの持ち主である“神”同然の富豪ブライスから、直々に依頼を受けたのだった。奴の正体とは? “伝説の巨人”鏡明が描く、かつてない時間SF。

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  • かんたん ティッシュ工作
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ティッシュペーパーを「ちぎる・こよる・まるめる・くっつける」だけで、ゆびわやはくちょう、きかんしゃなど、素朴でかわいい作品がつくれます。作品は見開き2ページだけのかんたん工程でつくれるので、工作が苦手な子も最後まで進めることができます。
  • とんねるずと『めちゃイケ』の終わり 〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論
    3.4
    とんねるずの危機、ナイナイの苦悩、ダウンタウンの奮闘…… テレビを変えるキーマンの発想に迫る画期的論考 テレビバラエティの遺伝子は消えない ◎「保毛尾田保毛男騒動」が浮き彫りにしたこと ◎フジテレビが凋落した「六つの理由」 ◎お笑いBIG3、それぞれの「終活」 ◎松本人志が『ワイドナショー』に出演する意味 ◎有吉弘行とマツコ・デラックスの「テレビへの違和感」 ◎インターネットはテレビを滅ぼさない ■インターネット時代に生き残る笑いとは なぜ、『みなさん』『めちゃイケ』の時代は終わったのか。なぜ、フジテレビは低迷しているのか。なぜ、ダウンタウンはひとり勝ちしているのか。なぜ、『アメトーーク!』『ゴッドタン』『水曜日のダウンタウン』はウケているのか。なぜ、視聴者は有吉弘行とマツコ・デラックスから目を離せないのか。なぜ、大物芸人はネットで番組を始めるのか。平成が終わろうとしている現在、テレビ業界とお笑い界で巻き起こっている地殻変動を、膨大な資料をもとに徹底分析する。
  • タダより高いものはない
    4.0
    教育、医療、年金、地方創生… 本当は怖いあの経済政策 政治家や官僚が隠蔽したい、国民生活にかかわる「不都合なデータ」 ■いわゆる「国の借金」を背負ってはいけない 教育や医療がタダになる、「国の借金」がゼロになる、補助金で生活が豊かになる…… そういった政策を唱えている政治家に投票すれば、みなさんの将来不安はゼロになるだろう。 だが、それらは絵空事だ。往々にして財務省の意を酌んだ耳当たりのよい甘言にすぎない。 経済学的に思考すれば、回りまわって国民負担の増大という結果に終わる。 無料で、あるいは安価で何かを提供してくれるという話には、必ず小さな文字で但書がついている。 「知らなかった」「聞いてなかった」と後悔したときには手遅れなのだ。 賢明なる日本国民よ、この不都合な現実を直視せよ。
  • 芸能人と新宗教
    3.8
    信仰を求める芸能人の「孤独」と「不安」 清水富美加が幸福の科学に出家すると宣言したことで、 改めてクローズアップされることとなった新宗教の存在。 過去にも、オウム真理教や統一教会などに入信した女優や スポーツ選手の騒動が世間を騒がせてきた。 ほかにも、多くの芸能人たちが創価学会や真如苑などの 信者ではないかと噂され、関心を集めてきた。 なぜ、人々は新宗教の芸能人信者に注目するのか。 そもそも新宗教とはどんなものなのか。 なぜ、芸能人は新宗教にはまるのか。 芸能界と新宗教はどんなかかわりがあるのか。 宗教学者・島田裕巳が新宗教と芸能人にまつわる歴史と 事件をふり返りながら、徹底分析する。
  • 水木しげると妖怪の哲学
    3.0
    水木しげるが生涯のテーマとした、「妖怪」と「幸福」。両者には、一体どのような関係があるのだろうか。 その謎を解く鍵は、「驚き」にある。 本書では、『ゲゲゲの鬼太郎』『のんのんばあとオレ』『ねぼけ人生』『神秘家列伝』『総員玉砕せよ!』『娘に語るお父さんの戦記』『水木サンの幸福論』などの水木の作品やエッセイから、「身体知」を手がかりに「妖怪」と「幸福」との関係を解明。 数多ある「作品論」とは異なり、水木が生きた身体感覚の表現の中核にまっすぐ向かう、哲学の新たな試み。
  • ビジネスエリートの新論語
    3.6
    昭和30年、産経新聞記者時代の司馬遼太郎が、本名・福田定一で刊行した “幻の新書”を完全版として復刻刊行。 古今の典籍から格言・名言を引用、ビジネス社会に生きる人たちにエールを 送る本書は、著者の深い教養や透徹した人間観が現れているばかりでなく、 大阪人であることを終世誇りとしていた著者の、卓抜なるユーモア感覚に満ちている。 さらには、本書の2部に収録、記者時代の先輩社員を描いたとおぼしき 「二人の老サラリーマン」は、働くことと生きることの深い結びつき問う、極めつけの 名作短編小説として読むに充分である。 現代の感覚をもってしても全く古びた印象のない本書は、むしろ後年に国民作家と 呼ばれることになる著者の魅力・実力を改めて伝えてくれる。 まさに「栴檀は双葉より芳し」。ビジネス社会を生きる若い読者にも、ぜひ薦めたい一冊。
  • 県警の守護神 ~警務部監察課訟務係~
    5.0
    新ジャンルを生んだ話題の警察小説、文庫化! この新人がデビューしたら私の立場が危なくなるんじゃないか、と思うくらい評価した。 ──今野 敏氏 異色の警察小説ながら、元警察官の私も思わず「あるある!」と感じるリアリティな描写が光る作品です。魅力ある登場人物たちが織りなす緊迫のドラマ、ぜひご覧ください! ──販売担当N 憧れの警察官に転職した元競輪選手の桐嶋千隼は、ある日、バイクの自損事故現場で轢き逃げに遭ってしまう。病院で目を覚ますと、バイクに乗っていた少年は死亡していた上、桐嶋はその責任を巡る 訴訟を起こされていた。途方に暮れる桐嶋を訪れたのは、弁護士資格を持つ異色の巡査長・荒城──通称「県警の守護神」だった。真実よりも勝利を求めるやり方に反発するも、訴訟に巻き込まれていく桐嶋。さらに調査を進めるうち、訴訟は同日に起きていた警察官発砲事案にも繋がっていき……。 警察官を護り、国民を護る。警察×民事訴訟、小説界に新風が吹く! 第二回警察小説新人賞受賞作。堂場瞬一氏との特別対談も収録。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『県警の守護神 ~警務部監察課訟務係~』 の文庫版となります。
  • 役に立たないロボット 日本が生み出すスゴい発想(インターナショナル新書)
    3.3
    ロボットの存在価値は、人に変わって厳しい労働をすること。ところが、日本には仕事をしないロボットがたくさんいて、人々から愛されている。この不思議な関係の根幹にあるものを探るべく、研究者や開発者、エンジニア、イベント主催者、僧侶、SFに関わる工学者など、さまざまな立場の関係者へ取材を重ねていくと、「役に立たないロボット」には、私たちの人生を変え、社会や未来さえちょっとだけ変えてしまうかもしれない、ものスゴい力が隠されていることが見えてくる。
  • 心心 東京の星、上海の月
    4.4
    渋谷にある専門学校の声優科に入学した石森陽児は、上海からやってきたアニメ好き少女・陽心心と出会う。異国の地でひたむきに夢を追う彼女に惹かれながら、幼なじみの浩平、元高校球児の健太郎、子役あがりの遥、元キオスク女子の真琴といった年齢も出自も違う仲間たちとともに特訓の日々を送る。ある日の夜、浩平に誘われ帰宅する心心のあとを興味本位でつけたところ、彼女を見張る不審なクルマに気づく。心心が抱える秘密とは? そして彼女は何者なのか――?
  • わたしたちの怪獣
    3.8
    運転免許証を取得したつかさが家に帰ると、小学生の妹が父を殺していた。テレビからは東京湾に怪獣が出現したという前代未聞のニュースが流れている。つかさは妹を守るため、東京へ父の死体を棄てに行くことを思いつく。短編として史上初めて日本SF大賞の候補となり、第55回星雲賞日本短編部門を受賞した表題作ほか、伝説的な“Z級”映画の上映会中、街にゾンビが出現し館内に籠城した観客たちの運命「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」など全四編。日常のなかに立ちあらわれる非日常の世界の恐怖と希望を描く傑作短編集。/【目次】「わたしたちの怪獣」妹が父を殺した。姉は怪獣が出現し壊滅状態となった東京に、父の死体を棄てに行く。第55回星雲賞日本短編部門受賞作。/「ぴぴぴ・ぴっぴぴ」時を遡って犯罪や災害を防ぐことができるようになった未来。動画投稿サイトにアップされた、起きるはずのない事件の映像の正体とは。/「夜の安らぎ」家にも学校にも居場所を見つけられない孤独な少女と、ある日街に現れた美貌の吸血鬼の邂逅。/「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」伝説的な“Z級”映画の上映会中、街にゾンビが出現。映画館に籠城した観客たちの運命は。/著者あとがき
  • きらめく共和国
    3.5
    1994年、緑のジャングルと茶色い川をかかえる亜熱帯の町に、理解不能な言葉を話す9歳から13歳の子どもたちの集団がどこからともなく現れた。その存在は徐々に大人たちの日常に罅を入れていき、やがてスーパー襲撃事件という大事件を起こす。そして数ヶ月後、32人の子どもたちは一斉に命を落とすに至った──。社会福祉課長としてこの出来事に関わった語り手が、22年後のいま語る、その顛末。現代スペインを代表する作家が描く、子どものかわいらしさと暴力性、野生と文明、そして保護と支配。一読忘れがたき恐るべき寓話が、待望の文庫化。
  • 新版 アニメーション学入門
    4.0
    アニメーションとは何か。いつ、どこで、誰がどんな作品を創ったのか。今や全盛のデジタルアニメーションや著作権問題など最新事情を踏まえた、アニメーション学の新定番。
  • 声に出してよむ漢詩の名作50
    4.3
    李白や杜甫をはじめ、精選50首に読み下し・訳文・解釈、さらに中国語のピンインと振り仮名を付し、音声ダウンロードで著者による中国語・日本語の朗読が聴ける、唱和できる、参加型の一冊!
  • 岸辺露伴は嗤わない 短編小説集
    完結
    4.0
    【小説版登場!】杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。類稀なる好奇心を持つ男が出会う、この世ならざる奇怪な出来事とは・・・・・・!? 露伴がイタリアで手に入れた“何の変哲もない”人形の正体(曰くのない人形)。美しい庭園に潜む恐ろしい秘密(ペア・リペア)。ある過疎地に伝わる、一生に一度だけ見ることのできる神事(不見神事)。露伴の作品を愛する、ひとりのファンの奇譚(ファン・鏑木八平太の場合)。4つの物語を収録した小説集。
  • 転売ヤー 闇の経済学(新潮新書)
    3.7
    推しグッズに限定グッズ、発売前から人気の新商品――需要が供給を上回ると見れば、品目を問わず大量に買占めては高額で売り飛ばす。それが「転売ヤー」だ。現代社会の新たな病理となりつつある彼らは、いったいどれぐらいの利益を得ているのか。グループのリーダー、日本で“仕入れ”母国で売り捌く中国人、個人で稼ぐ日本人など、あらゆる手口でひと儲けを狙う転売ヤーたちに密着、驚愕のカラクリをレポートする。
  • 警視庁01教場
    4.0
    1~2巻946~990円 (税込)
    甘粕仁子は見当たり捜査員だったが、犯人追跡中に大けがを負い戦線離脱。警察学校の教官になった。助教官の塩見とともに1330期の学生達を受け持つが、仁子の態度はどこかよそよそしい。やがて学生間のトラブルも頻発。塩見は、教官、助教官の密な連携が不可欠と感じる。そんな矢先、警察学校前で人の左脚が発見される。一体誰が何の目的で? 教場に暗雲が立ちこめる中、仁子が人知れず抱えていた秘密が明らかに――!
  • タラント
    4.0
    学生時代はボランティアサークルに所属し、国内外で活動しながら、ある出来事で心に深傷を負い、無気力な中年になったみのり。不登校の甥とともに、戦争で片足を失った祖父の秘密や、祖父と繋がるパラ陸上選手を追ううちに、みのりの心は予想外の道へと走りはじめる。あきらめた人生に使命〈タラント〉が宿る、慟哭の長篇小説。 解説・奈倉有里
  • 経営の力と伴走支援~「対話と傾聴」が組織を変える~
    3.8
    企業経営者と支援者が「対話と傾聴」を通じ、本質的な経営課題に気づき、潜在力を活かして自立的な企業変革への道筋をつける伴走支援。東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の被災地復興の現場で、「官民合同チーム」が地元企業の経営支援の中でフレームワーク化してきた伴走支援の手法を、チームを率いた著者が実践経験とともに明らかにする。また、中村和彦南山大学教授による、伴走支援の組織開発的側面の解説を収録。
  • 漫画の未来~明日は我が身のデジタル・ディスラプション(破壊的変革)~
    3.5
    漫画が大転換期を迎えている。新型コロナ禍に娯楽のオンライン化が進み、韓国発祥のスマホ向け漫画「ウェブトゥーン」が急成長。その市場規模は今後5年で日本漫画の約5倍に達すると予測される。本書では、市場の急拡大をけん引する韓国IT企業の斬新なビジネスモデル、電光石火の海外戦略等を徹底解説。絵を自動で描く「生成AI」も進化し、時代が紙からデジタルへと変わる中、漫画は一体どこに向かうのか? その未来図を探る。
  • バチカン近現代史 ローマ教皇たちの「近代」との格闘
    3.8
    フランス革命以降、「政教分離」を推進する近代国家の登場で、ローマ教皇は領土や権威を失っていく。20世紀に入り、教皇はイタリア政治に介入し続け、ムッソリーニの思惑もあり、バチカン市国が成立する。その後バチカンは、「反宗教」の共産主義を常に敵視。ナチスに秋波を送り、戦後は米国に接近、「人権外交」を繰り広げ、それは「東欧革命」に繋がった。本書は、カトリック総本山バチカンの生き残りを賭けた200年を描く。
  • 武王の門(上)
    3.0
    儂は九州をひとつの国にする ――読み継がれる北方歴史文学の原点 叡山を出て六年余、一三四二年のその日、後醍醐天皇の皇子にして十四歳の征西将軍・懐良は、ついに九州の地を踏む。 それは九州全土を南朝の旗の下に統べるという途轍もない戦いの始まりであった。 薩南で島津と対峙していた時、菊池武光という若者が訪ねてきたことから、 懐良の運命は加速する……。
  • 新しい文学のために
    4.4
    文学とはなにか,文学をどのようにつくるか,文学をどのように受けとめるか,生きて行く上で文学をどのように力にするか――本書はこれから積極的に小説や詩を読み,あるいは書こうとする若い人のための文学入門である.著者は文学の方法的・原理的な問題について考えを進めながら,作家としての生の「最後の小説」の構想を語る.

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  • プーチンの復讐と第三次世界大戦序曲(インターナショナル新書)
    4.3
    ロシアのウクライナ侵攻により、核兵器使用の脅威が高まっている。果たして、第三次世界大戦は起こってしまうのか。「プーチン伝」「ロシア・ソ連史」「プーチン体制の光と影」「ウクライナ戦争の展開と今後の展望」「核のエスカレーション(過激化)」など、いま最も知りたい世界情勢の“これから”を、国際政治学者の舛添要一が分析。プーチンの行動原理と、世界のゆくえを論じる。
  • 東京が燃えた日 戦争と中学生
    3.5
    四十余年前,東京はアメリカ軍の爆撃で全市街の半分以上が焼け,十何万人もの人命が失われました.他の主だった都市も同様に爆撃を受けました.当時,中学生だった早乙女さんは,恐ろしかった空襲の夜を想い起こし,克明に資料を集め,生き残った人々の話を聴きなどして,東京が燃えた日々をくわしく再現しました.

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  • 経営組織
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 組織は様々な視点から捉えることができますが、本書は「組織の内部で働く個人の視点」から、組織のメカニズムを解説します。組織は、個人では実現できないプロジェクトを可能にします。組織を運営する際、モチベーション、リーダーシップ、組織文化など様々な課題に直面します。組織における個人の行動から、経営戦略との関係、組織変革まで、経営組織に関わる重要なトピックスを網羅的に取り上げました。
  • ゲーム理論入門
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ライバルの動きはどうか? 自分の情報は完全か? 経済活動は意思決定、駆け引きの積み重ねだ。そのメカニズムを解明するのがゲーム理論。もっとも現実的な枠組みである「非協力ゲーム」に基づいて、やさしく解説。  他の人々がどのような行動をとるかを常に考慮に入れながら、自分がどのような意思決定をするべきかをゲーム理論は明らかにします。人の関係から、企業、国家の関係までゲーム理論の応用範囲は広い。経済学、経営学はもちろん、政治学、社会学、生物学を学ぶ人にも欠かせない知識です。本書では、ゲーム理論のおもしろさを伝えるため、具体的な数値に基づいて解説しました。理解を深めるため、練習問題と詳しい解説を掲載しました。
  • 柴田勝家 織田軍の「総司令官」
    3.8
    織田家随一の重鎮として信長の信頼が厚く、北陸方面軍司令官に任じられた柴田勝家。だが本能寺の変により運命は暗転する。主君の弔い合戦で後れをとり、織田家後継を決める清須会議で羽柴秀吉の独断専行を許す。最後は賤ヶ岳で秀吉との決戦に敗れて自害した。「勇猛だが不器用で無策」と評されるなど、勝家には後世作られた負のイメージが根強い。信用しうる同時代史料を中心に事績を検証し、「悲運の名将」の実像に迫る。
  • ゲーセン戦記 ミカド店長が見たアーケードゲームの半世紀
    3.8
    80年代の全盛期から85%以上減少したゲームセンター。一方で高田馬場にある「ゲーセンミカド」は多彩なタイトルライナップと連日のイベント配信で「伝説のゲームセンター」として名を馳せ、国内外からゲーマーが訪れる聖地となっている。シューティングゲームブームからコロナ禍での生き残り戦略まで、人生の殆どをゲーセンの現場で過ごしてきた同店の池田店長が、数々の名作タイトルと共に現場からみたゲーセンの趨勢を語る、ゲーセンの歴史と未来を描いた一冊。聞き手・構成はミカドに関係の深いライターのナカガワヒロユキ氏。 【目次(一部抜粋)】 1 始まりから成熟の時代 1974~1996 始まりは『ゼビウス』/『グラディウス』の衝撃/ゲームセンター文化とスコア/UFOキャッチャー/対戦格闘ゲームの流行 他 2 衰退の時代 1997~2005 プリクラブーム/ネットワークシステムの登場/退職、そして起業/モンハンとコミュニケーションノート/麻雀ゲームについて 他 3 転換の時代 2006~2010 僕はゲームセンターを始めた/歌舞伎町から高田馬場へ/配信の力 他 4 淘汰の時代 2011~2018 震災と強盗事件/閉店ラッシュ/音ゲーとプライズ/ユーチューブの本領/インバウンドとメダルゲーム/eスポーツとゲーセン 他 5 混乱の時代 2019~2023 クラウドファンディング/新型コロナ……ゲームセンター最大の危機/ゲーセンの未来に向けて/生き残るための知恵 他
  • シベリア抑留 スターリン独裁下、「収容所群島」の実像
    4.3
    第2次世界大戦の結果、ドイツや日本など400万人以上の将兵、数十万人の民間人が、ソ連領内や北朝鮮などのソ連管理地域に抑留され、「賠償」を名目に労働を強制された。いわゆるシベリア抑留である。これはスターリン独裁下、主に政治犯を扱った矯正労働収容所がモデルの非人道的システムであり、多くの悲劇を生む。本書はその起源から、ドイツ軍捕虜、そして日本人が被った10年に及ぶ抑留の実態を詳述、その全貌を描く。アジア・太平洋賞特別賞受賞。
  • 官邸官僚が本音で語る権力の使い方(新潮新書)
    3.7
    総理大臣には働いてもらわなければならない。それも最初から、全力で。しかし、巨大タンカーのごとき日本政府を操るにはコツが必要だ。政治家の意思で、霞が関は動かせるのか。そして「本物の有事」に直面した時、政治は自衛隊などの実力部隊をコントロールできるのか。歴代最長の安倍政権で内政・外政・危機管理の各実務トップを務めた官邸官僚が参集し、適切な権力行使のための「官邸のトリセツ」を公開する。
  • 遺品博物館
    3.5
    遺品博物館は、その名のとおり遺品を収蔵する博物館です。古今東西、さまざまな遺品を蒐集しております。選定基準については諸事情によりお話しできません。ただ、その方の人生において重要な物語に関わるものを選ぶことになっております……生前に約束した遺品の寄贈を受けるため、契約者の遺族の元を訪れる遺品博物館の学芸員、吉田・T・吉夫。この男が収蔵品として選ぶのは、死者自身の人生のみならず、遺された人々の人生にとっても重要な意味を持つ品々だった。彼が遺品と引き換えにもたらすのは、救済か、破局か――。熟練の技巧がえぐり出す、死者と生者を繋ぐ八つの謎物語。/【目次】川の様子を見に行く/ふたりの秘密のために/燃やしても過去は消えない/不器用なダンスを踊ろう/何かを集めずにはいられない/空に金魚を泳がせる/時を戻す魔法/大切なものは人それぞれ/解説=三島政幸
  • 希釈王
    完結
    3.0
    全1巻946円 (税込)
    「たかが店でモノ買うだけで、たかが道を渡るだけで、 いちいち人に頭下げなアカンのが普通なん?」 様々な人種が暮らす都市へやって来たノームの女性。 けれど“多様性の街”とは名ばかりで、 信号、道路、店、あらゆるものが優性な人種を基準に設計されていて……。 SNSでは「はるさめごはん」「オイル富」の名で多くの読者に支持された俊英が、優しくも鋭い筆致で“現代”を描き出す。 この世界に存在する差別や偏見を見つめたオムニバス・ストーリー、全280ページ渾身のデビュー連載作!
  • あたしとママのファイトな日常
    4.7
    人間関係、職場の不満、将来への不安――全部まとめて打つべし、打つべし!  橘風花はキラキラヶ丘団地に暮らす、小学四年生の女の子。「ムカつく男子を一発殴りたい」というよこしまな動機でボクシングを始めるが、徐々にその面白さにのめり込む。そんな風花のひたむきさは周りのみんなに影響を与え、母の陽菜子の心も変わっていく……。「好き」という気持ちが世界を変える、母と娘のハートウォーミングストーリー! 『あたしの拳が吼えるんだ』を改題。 特別書き下ろし短篇「りんどうの花が咲いている」を収録。
  • 防衛省に告ぐ 元自衛隊現場トップが明かす防衛行政の失態
    4.0
    2020 年、イージスアショアをめぐる一連の騒ぎで、防衛省が抱える構造的な欠陥が露呈した。行き当たりばったりの説明。現場を預かる自衛隊との連携の薄さ。危機感と責任感の不足。中国、ロシア、北朝鮮……。日本は今、未曽有の危機の中にある。ついに国防費は GDP比2%に拡充されるが、肝心の防衛行政がこれだけユルいんじゃ、この国は守れない。元・海上自衛隊自衛艦隊司令官(海将)が使命感と危機感で立ち上がった。
  • 最期の日本史
    4.3
    知られざる「死」の歴史を紐解く! 首切り、切腹、怨霊…なぜ日本には独特の「死に方」が生まれたのか? ●憎き敵に、生首を踏ませて辱めた源義家 ●処刑された首はどこへ行く? ●刀を呑み込む今井四郎、集団自殺の加茂一族……壮絶な武士の死に方 ●なぜ、ペストは日本にやってこなかったのか? ●庶民の遺体があっても、悲しまない? 『明月記』に見る貴族の感覚 ●政治闘争に敗れて左遷され、怨霊となった菅原道真 ●悲惨な死に方をした天皇たちの名前にまつわる不思議 ●日本でも万能薬として売られていたミイラ ●当時と現代における、大きな「死」への価値観の違い
  • もののふの国
    3.6
    武士とは、何だったのか? 千年に亘る戦いの系譜を一冊に刻みつけた、驚愕の傑作歴史小説。 〈螺旋プロジェクト〉中世・近世篇。 負け戦の果てに山中の洞窟にたどり着いた一人の武士。死を目前にした男の耳に不思議な声が響く。「そなたの『役割』はじきに終わる」。そして声は語り始める。かつてこの国を支配した誇り高きもののふたちの真実を。源平、南北朝、戦国、幕末。すべての戦は、起こるべくして起こったものだった――。〈巻末付録〉特別書き下ろし短篇 【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みができます】 ※〈螺旋プロジェクト〉とは―― 「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画 〈螺旋〉作品一覧 朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』(本作) 天野純希『もののふの国』 伊坂幸太郎『シーソーモンスター』 乾ルカ『コイコワレ』 大森兄弟『ウナノハテノガタ』 澤田瞳子『月人壮士』 薬丸岳『蒼色の大地』 吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』
  • 岸辺露伴は倒れない 短編小説集
    4.0
    【小説版登場!】大人気短編小説集の第3弾! 杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。リアリティには徹底的にこだわり、妥協なき漫画制作に取り組む男が遭遇する数々の奇譚とは……!? 最上の音楽を見出そうとした男の末路(「黄金のメロディ」)。実写化を許諾したが故に起こる悲劇(「原作者 岸辺露伴」)。毎年六月に住人が蒸発する家(「5LDK○○つき」)。3つの物語を収録した小説集。
  • ルールはなぜあるのだろう スポーツから法を考える
    3.0
    サッカーのオフサイドやフィギュアスケートの採点基準など,スポーツにつきもののルールは競技をおもしろくするためにあるのだ,といったらあなたは驚くかもしれない.ルールを通してスポーツが求めるものを探り,さらに私たちの生き方と法の関係を考えていく.著者の説明にスポーツマンの息子が鋭くつっこむ親子対談形式.

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  • 見えないものを見る「抽象の目」 「具体の谷」からの脱出
    3.7
    本書は、ベストセラー『地頭力を鍛える』によって広く認知される「地頭力」や「アナロジー思考」、「Why型思考」等の思考力に関する著作で読者を獲得してきた細谷氏の最新書き下ろし。 私たちの生きる世界は、VUCAと言われる不確実で先の見えない時代に突入したと言われています。2020年初頭からコロナやウクライナ紛争など思いもよらない事態を招き、日常生活ではスマホの普及やGAFAMと呼ばれるプラットフォーマーの台頭等により、デジタルを中心とした「見えないもの」に支配されているのです。これまで、日本では「見えるもの」を作る技術を強みにしてきた企業も多く存在してきましたが、これからの時代を生き残るには、「見えないもの」をいかに見えるようにするかが鍵となります。 本書では、著者が思考力を鍛えるために用いる「具体と抽象」のテーマに当てはめながら、この「見えないもの」を見えるようにするための考え方を提供します。 いくつもの事例を読み進めることで、これまで見えなくなっていた視野が広がり、日々のコミュニケーションや仕事の計画等に関する悩みを解消するとともに、未来に向けて将来像を描くためのツールになる1冊です。
  • アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋
    3.9
    ポピュリズムやナショナリズムの台頭,社会的分断の深化,Qアノンはじめ陰謀論の隆盛,専制主義国家による挑戦などを前に,理念の共和国・米国のアイデンティティが揺らいでいる.今日の米国内の分断状況を観察し続けてきた著者が,その実態を精緻に腑分けし,米国の民主主義,そしてリベラル国際秩序の行方を展望する.

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  • ジャズ
    5.0
    1920年代の冬のある日、男が若い娘を撃ち殺した。娘は男の愛人だった。男の妻ヴァイオレットは娘を激しく憎み、柩のなかの死者の顔に切りかかった。しかし、ヴァイオレットは次第に死んだ愛人のことを知りたいと思いはじめる……。 都会に暮らす男女のなかに生き続ける、時をさかのぼる憧憬と呪縛。過去、現在、未来を自由自在に往来しながら、饒舌な謎の語り手によって、事件の背景が明らかにされていく。ノーベル賞作家が卓越した筆致で描き出す衝撃作。
  • いままで起きたこと、これから起きること。~「周期」で読み解く世界の未来~
    3.7
    社会の姿は変われど人間の本質は変わらない。同じことを繰り返し、それが社会の循環をもたらしている。人間だけでなく万物に周期が存在する。様々な分野の専門家がサイクルの存在を指摘しており、これからの10年、あらゆる分野で大きなサイクルの転換点が重なるタイミングとなる。時代の大波を知り、示唆される危機にどう立ち向かうか。2030年代、長い冬を抜けた後に来る春の世界とは。サバイブするためのヒントを共有する。
  • 魔界都市ブルース ゴルゴダ騎兵団
    4.0
    〈新宿区〉の倉庫から、ゴルゴダの丘でイエスを刺した“ロンギヌスの槍”が強奪された。槍の持つ、世界を統べる力を封じられ るのは、神を突いたもう一本“無名兵士の槍”のみ。奪還を目指す〈区〉。一方、美貌の人捜し屋(マン・サーチヤー)・秋せつらは、槍を追うバチカンの使者・牧ラジアの依頼で、まず“楯”となる、イエスが纏った“聖衣”捜索を開始。だがその前にロン ギヌスの子孫・フロン一族が現れ、〈区〉も交えた争奪戦が勃発した! “聖衣”はどこに? 二本の槍は誰の手に? 神を殺した魔槍は〈魔界都市〉さえ滅ぼすのか?
  • 甲子園と令和の怪物(小学館新書)
    3.7
    高校野球「エースと心中」する時代の終焉。 2022年4月10日、プロ入り3年目にして完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希。高校時代から最速163キロを記録し、「令和の怪物」と呼ばれたが、「甲子園」の出場経験はない。 2019年夏の岩手大会決勝では、佐々木を擁する大船渡高校の監督・國保陽平が、「故障から守るため」に登板回避を選び、チームは大敗。当時、國保は佐々木を含む部員たちにも、決断の理由を説明していなかったが、3年弱の時を経て、著者の長時間にわたる取材に応じた。当時、32歳の青年監督はなぜ、衝撃の登板回避を決断できたのか。 当時の大船渡の部員、全国の強豪校への取材から、佐々木の登板回避をきっかけとするように、高校野球の常識が大きく変容したことが明らかになる。 江川卓(作新学院)や松坂大輔(横浜)、吉田輝星(金足農業)のように、ひとりで甲子園のマウンドを守り抜く怪物や、荒木大輔(早稲田実業)、桑田真澄(PL学園)のように、1年生から名門校のエースを張るスターは、令和の高校野球にはもう生まれないのではないか――。 2019年に刊行された『投げない怪物 佐々木朗希と高校野球の新時代』に多くの新証言を加え再構成して新書化。
  • ブラックホール 宇宙最大の謎はどこまで解明されたか
    3.0
    ブラックホールとは、重力がきわめて強く光すら脱出できない天体だ。原理は18世紀には考え出されたが、長く存在証明は困難だった。本書は前半で、存在が確認されるまでの歴史をたどりながら基礎をわかりやすく解説。後半では、最先端の物理学からブラックホールの内側に迫る。「別の宇宙」と、そこへの抜け道である「ワームホール」、さらには熱力学との関係など、さまざまな謎を解き明かす。面白く不思議な、最新の宇宙論。
  • 日本神話入門 『古事記』をよむ
    4.0
    口承で伝えられた神話・説話・歌謡を数多く収める日本最初の書物『古事記』は,私たちの遠い祖先がどのように夢み,感じ,生活していたかを語ってくれます.おなじみ国生み神話から因幡の白ウサギ,海幸・山幸,大和三山伝説など,物語にひびいている古代人の声に耳を傾けながら,神々の笑いさざめく神話世界を案内します.

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  • マトリョーシカ・ブラッド
    3.6
    1巻946円 (税込)
    『スワン』(日本推理作家協会賞長篇受賞作 第41回吉川英治文学賞新人賞受賞、直木賞候作作)、 『おれたちのうたを歌え』(直木賞候補作)など、一筋縄でくくれないエンタテイメント作品の書き手・呉勝浩の放つ警察小説。 神奈川県警と警視庁のはぐれ刑事たちが手を組んでせまる“巨悪の闇”とは! ”謎解きと人間ドラマが交差する骨太警察小説!” 文芸評論家・縄田一男氏が絶賛! 陣馬山で発見された白骨死体の傍らにはマトリョーシカが埋められていた。被害者は5年前、行方不明とされていた男だった。 神奈川県警刑事・彦坂は、青ざめる。その男こそ、5年前、組織ぐるみで隠蔽した事件の関係者だったのだ。 県警に激震が走るさなか、八王子で、第二の惨殺死体が発見される。現場には第一の事件との関連性を示すマトリョーシカが残されていた。 事件そのものを隠したい神奈川県警と、反目し合う警視庁の捜査班。 組織の論理がもたらす闇に、はぐれ刑事たちが誇りをかけて、合同捜査を始める。 異色の警察小説!
  • 子どもを壊す部活トレ 一流トレーナーが教える本当に効く練習方法
    4.3
    「そのトレーニング、子どもたちには危険です。」 皆さんは、部活動でどんな練習をしていますか? もしくは子どもの頃、どんな練習をしていたでしょうか。水分補給の禁止やウサギ跳びなど、今では考えられないようなことをしてきた人もいるでしょう。 現在ではだいぶ変化してきたものの、世界のアスリートたちをサポートしてきた著者からみると、まだまだ改善すべき点が多く、学生たちの話を聞く度、驚愕することが多いと言います。 本書は、フィジカルトレーナーとして青学駅伝チームを優勝に導いた立役者の一人である著者が、勝つためのトレーニングやケアの仕方を教えるもの。「全員で同じ練習をこなすのは無理がある」「アキレス腱のばしの準備体操には意味が無い」「負けた試合を振り返るのは逆効果」など、熟知しているからこその目から鱗の情報も満載です。 今まさに部活動に勤しんでいる若者たちはもちろん、親や家族、コーチ、教育関係者など、成長をサポートする人たちも必読の1冊。日頃のトレーニングを効率良くする方法を知るのにも、役立ちます。 《「読売中高生新聞」好評連載「間違いだらけの部活トレ」待望の書籍化!》
  • うつりゆく日本語をよむ ことばが壊れる前に
    3.6
    日本語に起こっていることを,じっくり観察してみよう.ことばはうつりゆくもの.昔と少し違っても,知らない単語が増えても大丈夫.しかし,安定したコミュニケーションを脅かす危機が,そこかしこにみられないだろうか.壊れかけた日本語と,それらが照らし出す私たちの「今」を探り,来たるべき未来へ向けた提言をする.

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  • 「米留組」と沖縄 米軍統治下のアメリカ留学
    4.0
    それは、“ただの留学”ではなかった――。 今日の沖縄・アメリカ・日本の関係にどう影響しているのか。 〈復帰50年〉のいま、初めて語られるライフストーリー。 ジョン カビラ氏(ラジオ・テレビパーソナリティー)推薦! 「戦敗れ、支配されるも、懐に飛び込んで学んだ先には何があったのか?」 岸 政彦氏(立命館大学教授)推薦! 「復帰前の沖縄からアメリカに渡った留学生たちの、複雑で豊かな語りに耳を傾けよう」 ***** 1945年から27年間、米軍統治下にあった沖縄で、米国陸軍による留学制度によってアメリカ留学=「米留」した1000人余りの若者たち、「米留組」がいた。 沖縄戦を生き延びた彼ら、彼女らはどのような思いで留学を志し、戦後沖縄の社会形成においてどのような役割を担ったのか――。「米留二世」でもある著者が丹念に聞き取った、留学経験者たちの語り。 「本土復帰」50年を経て、初めて明らかになる当時の米国の思惑や「米留組」の葛藤。貴重な証言と一次史料をたどることで、沖縄の今とこれからを考える。
  • 「合戦」の日本史 城攻め、奇襲、兵站、陣形のリアル
    3.7
    戦後、日本の歴史学においては、合戦=軍事の研究が一種のタブーとされてきました。 このため、織田信長の桶狭間の奇襲戦法や、源義経の一ノ谷の戦いにおける鵯越の逆落としなども「盛って」語られてはいますが、学問的に価値のある資料から解き明かされたことはありません。城攻め、奇襲、兵站、陣形……。歴史ファンたちが大好きなテーマですが、本当のところはどうだったのでしょうか。本書ではこうした合戦のリアルに迫ります。 ■第一章 合戦の真実 ■第二章 戦術――ドラマのような「戦術」「戦法」はありえたか ■第三章 城――城攻め・籠城・補給・築城 ■第四章 勝敗――勝利に必要な要素とは ◎内容例 本当に軍師は存在したのか? 川中島の戦いの勝者を考えるポイントは? 奇襲は有効だったのか? なぜ城攻めをするのか? 各城にどのくらいの兵力を置くか? お粗末すぎる日本の城壁 合戦のコストを考える 大将の討死は実は少ない 関ケ原の戦いと指揮系統 ほか……
  • 書き下ろし歌謡曲
    4.0
    『時の過ぎゆくままに』『北の宿から』『青春時代』『熱き心に』,そしてピンク・レディー-ヒットメーカーの名をほしいままにした作詞家が,100編の詞を一挙に書き下ろすという放れ業をなしとげた.時代を捉える言葉をつくり続けてきた著者の新たな挑戦,そして語りだされる歌謡曲論.〈詞〉がいま甦り,光り出す.

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  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)
    4.0
    ラグビー界、こんなハチャメチャやったんか。 2022年1月に開幕したラグビー新リーグ。その発足に向け中心的な役割を果たしていたのが、前年まで法人準備室長・審査委員長を務めた谷口真由美氏だ。彼女はなぜ突如としてラグビー界を追われたのか、その秘された理由を明らかにする。 彼女が目にしたラグビー界は、男性中心主義、時代遅れな序列主義など「おっさん」的価値観が支配する、ダメな日本社会の縮図だった--。 <あなたの会社にも、こんな「おっさん」いませんか?> ●口癖は「みんなそう言っている」「昔からそうだ」 ●ITや新しい提案には「リスクが大きい」 ●ムラの長には絶対服従、部下や下請けには高圧的 ●退職の日まで「勝ち逃げ」できれば、が本音 ●部下の功績は自分の手柄。「アレオレ詐欺」の常習犯 川淵三郎氏(日本サッカー協会キャプテン)との特別対談も収録!
  • インモラル 目覚めたら不倫漬けの人妻だった (上)
    完結
    3.0
    地味な主婦・ミチルは夫・恭介とのセックスレスに悩みながらも、それなりに平穏な毎日を送っていた。 しかしある日、勤務先から契約終了を告げられ、傷心のまま帰宅した自宅では恭介の浮気現場を目撃し、家を飛び出したミチルはバイクにはねられて意識を失う。 翌朝目を覚ますと、なぜか別人のようなキラキラ人生を送る“ミチル”に生まれ変わっていて・・・!? “ミチル”になりすますことで、ミチルは“ミチル”が実は不倫相手たちとセックス漬けの日々を送っていたことを知ってしまい・・・!? ★単行本カバー下画像収録★
  • 空貝 村上水軍の神姫
    4.0
    伝説的女武将・鶴姫は、巫女であり総司令官であった。村上水軍を率いて西国最強の水軍を迎え撃つ──数奇な運命を描く長編歴史小説! 1541年6月、西の大国・大内氏の水軍が大三島(おおみしま)に大挙襲来する。迎え撃つ三島(さんとう)村上水軍の奇襲作戦は失敗し、総司令官である陣代の大祝(おおほうり)安房が戦死。実はそれは、安房の若き軍師・越智(おち)安成による大祝家への復讐の始まりだった。大祝鶴姫は平和な今治で巫女として神事に専念していたが、最愛の兄・安房戦死の報に接し、「大内を打倒し仇を討つまでは女を捨て、男として生きる」と宣言する。陣代となった鶴姫は安成と激しく衝突しながらもその献策を採用。鶴姫の天賦の軍才と安成の奇策によって勝利を収める。安成はなおも鶴姫謀殺と三島水軍の壊滅を企むが、鶴姫から危地に陥った己の命を逆に救われるのだった……。
  • 100冊の自己啓発書より「徒然草」を読め!
    3.6
    「徒然草」は過激な思想書だった! 世をはかなんだ老人が書いた退屈な古典――。 『徒然草』をそんな風に思っていないだろうか? それは大間違いだ。 作者の兼好法師は「腐った世の中と戦え」と叫んでいる。 兼好は言う。「世論に流されるな! 」「高を括るな! 」「知ったような顔をするな! 」 「不安に支配されるな! 」「常識を疑え! 」と。 いくら知識があっても過ちを犯すのは今も昔も同じ。 そこで重要なのが「見識」だ。 『徒然草』には兼好法師の見識力の高さが至るところに見られる。 急速にデジタル化が進む現在、人間関係も言論でも本質が見えにくくなった。 そんな時代だからこそ、改めて『徒然草』から学びたい。
  • マル暴 ~警視庁暴力団担当刑事~(小学館新書)
    3.9
    この刑事は鬼か仏か。ヤクザが恐れた男。 暴力、殺人、抗争、恐喝、闇金、地上げ、反グレ、けん銃、覚せい剤、エンコ飛ばし。 社会の裏面で蠢く、そんなヤクザたちと常に対決し、身を徹して表社会との防波堤となってきた人たちがいる。 暴力団犯罪を専門とする警察の捜査員たち、いわゆる「マル暴」だ。 日々の柔剣道訓練で体を鍛え抜き、組員の威勢や恫喝にひるまず、巧妙化する暴力団の知能犯罪を見抜き、取調室でヤクザ一人ひとりの人生と対峙する。 四ツ木斎場暗殺事件、日本医科大学病院ICU射殺事件、群馬前橋スナック銃乱射事件、住吉会幹部らによる東京防潮堤工事入札談合事件、岡本ホテル預託金詐欺事件、極東会幹部らによる小指切断重傷傷害事件、山口組幹部らによるC型肝炎薬ソバルディ詐欺事件など。 警視庁において40年にわたって暴力団捜査にかかわり、社会を震撼させたヤクザ犯罪をいくつも解決に導いた「剛腕マル暴」が、その捜査秘録を初めて明かす。 これが暴力団捜査のリアルだ! (底本 2021年11月発行作品)
  • いま知らないと後悔する2024年の大学入試改革
    4.0
    2021年度から「センター試験」が「共通テスト」へと名前を変え、これまでの知識を中心とした入試から、「思考力」「判断力」「表現力」を測る入試へと変わりました。とはいえ、これはまだ、教育改革の“最初の一歩”にすぎません。一新された教科書で学んだ世代が初めて大学受験を迎える2024年、大変化の本当の姿が明らかになるのです。では、2024年の大学入試はどのように変わるのか? それに対応するにはどのような力が必要になるのか? 本書は、これから新しい教育を受ける小学生・中学生・高校生のお子さんを持つ親御さんへ、これからの教育や大学入試についてお伝えするための参考書です。まずは親御さんがこれからの新しい教育について知り、子どもが本来持つ力を発揮できるよう導いてあげましょう。
  • ピーター流生き方のすすめ
    4.5
    あなたの人生の主人公は自分ですか? ネットやテレビに主役の座を奪われてしまっている,という人には,録画と30秒ルールがおすすめ.そうでないと,ピーターみたいに大失敗をしてしまうかも?! 世界各国を渡ってきたピーターの言葉は,ふつうの大人とはひと味違う.毎日を楽しんで生きるための実践的なアイデアが満載.

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  • チャリティの帝国 もうひとつのイギリス近現代史
    4.0
    イギリス独自の重層的なセーフティネットの中で,社会の「錨」のように今日まで働き続けてきたチャリティ.自由主義の時代から,帝国主義と二度の大戦をへて,現代へ.「弱者を助けることは善い」という人びとの感情の発露と,それが長い歴史のなかでイギリスにもたらした個性を,様々な実践のなかに探る.

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  • 零號琴 上
    4.4
    惑星美縟の巨大埋蔵楽器が五百年ぶりに奏でる秘曲・零號琴。大假面劇上演の夜、その音が暴く美縟の真実とは? 傑作ついに文庫化
  • ニュースの未来
    3.8
    新聞は若い世代に読まれず、テレビは視聴者離れを憂い、綺羅星のようなライターを生み出してきたいくつもの雑誌の休刊が相次いでいる。ニュースはコストがかかる、という理由で十分な取材費を出せず、ニュースを巡る環境は悪くなっていくばかり……と誰もが思っているなか、本当に希望はないのか。これらのメディアの未来とは? ネットメディアの功罪を踏まえながら、気鋭のノンフィクションライターがニュースの本質を問う。
  • 人生、死んでしまいたいときには下を見ろ、俺がいる。――村西とおる魂の言葉
    4.0
    AVの帝王・村西とおる。1988年にダイヤモンド映像を設立すると、またたく間に年商100億円を突破。有名女優に囲まれ、クルーザーを保有した最盛期から一転、投資に失敗し、負債総額50億円で倒産した。その後、命すら危うい過酷な取り立て、医師に「1週間以内に死にます」と宣告された病を経て借金完済、見事に復活を遂げた。天国も地獄も味わってきた、波瀾万丈、紆余曲折の人生で会得した言葉の数々。※本書は、PARCO出版刊『村西とおる語録集 どんな失敗の中にも希望はあるのでございます』に加筆・修正、新書化したものです
  • 職業としてのシネマ
    3.3
    観るよりも働く方が人生楽しい!? 80年代以降、『テレーズ』『ギャルソン!』『ガーターベルトの夜』『サム・サフィ』『TOPLESS』『ミルクのお値段』『パリ猫ディノの夜』等の配給作品のヒットでミニシアター・ブームをつくりあげた立役者の一人である著者が、長きにわたって関わった配給、バイヤー、宣伝等の現場における豊富なエピソードを交え、仕事の難しさや面白さ、やりがいを伝える一冊。業界で働きたい人のための「映画業界入門書」である一方、ミニシアター・ブーム時代の舞台裏が余すところなく明かされており、映画愛好家にはたまらない必読書である。
  • 勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス
    3.9
    「いくら勉強してもわかるようにならない」「ちょっとした問題でも間違えてしまう」だとしたら,自分の勉強法に問題がないかな? 心理学の成果をもとに,数学,英語,国語などの問題にそって,なぜつまずいてしまうのか,もっとよいやり方はないか,具体的にアドバイスします.効率的で,しかも自分にあった勉強法をみつけよう.

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  • ひめゆりの沖縄戦 一少女は嵐のなかを生きた
    4.1
    半世紀前,一○代の少女たちが戦争の中を生きた.「飯上げ」,壕掘り,傷病兵の看護.危険な激務は彼女たちを,死の危険にさらした.壕での生活にはじまり,南部への逃避行を経て,ついに最南端まで追いつめられていく.ひめゆり学徒隊の一少女の目を通して,沖縄戦の実相が浮き上がる.戦跡ガイドつき.

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  • シドニアの騎士 トリビュートマンガ・イラスト集
    4.5
    『シドニアの騎士』の世界を、真鍋昌平をはじめとした様々な作家がマンガ・イラストで描く! 正道スピンオフから日常系ギャグまで、幅広いジャンルがそろう「シドニア」ファン必読の書! ●マンガ 「千年の執着」真鍋昌平 「ふろうじょし!」小川彌生 「圧縮教育用仮象空間」やしろ学 「弐瓶先生ごめんなさい★」東村アキコ 「命がけの週一食」蟹江鉄史 「SDN48計画」清水幸詩郎 「エナノキョウイ」タツヲ 「衛人強化の全貌」石口十 「機動衛人 ツルウチ」道明宏明 「しっぽ」小川彌生 「弐瓶勉先生からシドニアを感じれた瞬間の思い出」東村アキコ ●特別寄稿イラスト すぎむらしんいち/五十嵐大介 ●コラム シドニアの騎士誕生物語
  • コロナと無責任な人たち
    5.0
    2020年1月に始まった新型コロナによるパンデミックは、戦後の平和ボケとなれ合いを享受してきた日本のリーダーたちの本性を暴いた。数百億円を投じて世界から失笑された「アベノマスク」、反対を押し切って強行された「Go Toキャンペーン」、都民に戸惑いだけを残した「東京アラート」など、愚策の見本市のような政策が次々に発表されてきた。また、コロナ禍に乗じて畑違いの素人が根拠のないデマを声高に発信し、そのたびに国民の間で不信と分断が生まれている。本書では政治家、知識人たちの腐敗を抉り出し、知性なき国家の惨状を白日の下に晒す。
  • 勇気ってなんだろう
    4.1
    いつかニュースで見た,あるいは海の向こうに住んでいる,私たちからは遠い,「勇敢な」人たち….でも,テレビでは聞こえなかった,葛藤を語る彼らの赤裸々な声は,私たちの心にも突き刺さる.勇気ってどういうこと?もしかして意外と身近なこと?自分ととことん向き合った彼らの話を聞いて,いま,勇気を考えてみませんか.

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  • 太平天国 皇帝なき中国の挫折
    3.6
    「滅満興漢」を掲げて清朝打倒をめざし,皇帝制度を否定した太平天国.その鎮圧のために組織され,台頭する地方勢力の筆頭となった曽国藩の湘軍.血塗られた歴史をもたらした両者の戦いの詳細を丹念にたどり,中国近代化へと続く道に光をあてるとともに,皇帝支配という権威主義的統治のあり方を問い直す.

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  • ニッポン 未完の民主主義 世界が驚く、日本の知られざる無意識と弱点
    3.9
    首相交代は「禅譲」、コロナ禍の判断は専門家に頼り切り、日本学術会議の会員任命拒否の説明は支離滅裂……。大丈夫か、この国は。これじゃまるで、〝未開国〟。それもそのはず。なぜなら、戦後、ニッポンの民主主義は、世界の潮流をよそに独自の生態系に「進化」してきたのだから……。なぜ、検察を正義と誤認するのか。なぜ、「右」から「左」まで天皇制を自明のものとするるのか。世界も驚く日本型民主主義の実態を徹底分析。
  • 文在寅時代の韓国 「弔い」の民主主義
    4.0
    盧武鉉元大統領の衝撃的な死とセウォル号の惨事という二つの悲劇から生まれた文在寅政権.公正と正義の実現を追求し「積弊の清算」を掲げた変革の道は,国内外で激しい毀誉褒貶と軋轢を生んでいる.妥協を知らない民主主義への希求は,韓国をどこへ導くのか.誤解と歪曲に満ちた韓国理解を塗り替え,リアルな姿を伝える.

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  • アドラー 性格を変える心理学
    4.4
    「性格は変わらない」 と思い込んでいるあなたへ! 世の中には、「自分は性格で損をしている」などと、自分の性格を恨めしく思っている人が少なくありません。なかには、物事がうまくいかないことを性格のせいにして、「生来のもの」としてあきらめてしまう人もいます。 しかし、心理学者アドラーによれば、それは大きな間違い! 性格は、(1)生得的なものではなく、(2)対人関係の問題を解決するために身につけたもので、(3)自らが変わろうと決心すれば、必ず変えることができる。つまり、ここでもアドラーの持論である「人間の悩みは、すべて対人関係の悩み」であり、大事なことは、「まず自分を知り、他人を理解し、共同体感覚を身につけることにある」というわけです。 そこで著者は、アドラーの著作『性格の心理学』から、一般に「損」と思われがちな性格に焦点をあて(2-5章)、さらには多くの人が関心をもつ「きょうだい関係」を別立てし(6章)、一つずつ丁寧に解説していきます。 ポイントは、このタイプ分けの目的が「性格診断」にあるのではなく、個々人が自分の性格を理解し、必要があればその性格を変えていく「知的手段の場」とすること。 たとえば「虚栄心」は優越性の追求ですが、実は劣等感の裏返しで、人に認められようとする努力が原因である。だから、人の期待に合わせることをやめ、現実の自分をそのまま受け入れられれば虚栄心は払拭できる――というわけです。 「性格が変われば、人生はがらりと変わる」とアドラーは言います。現状の自分の性格や生き方に悩み、不満を持っている人たちに送る、アドラー×岸見一郎による、あなたの人生を変える一冊です!
  • ドラッグストア拡大史
    4.0
    なぜドラッグストアは一人勝ちできたのか!? 小売業が大激変に見舞われた平成時代に、急成長を遂げたドラッグストア――。薬局・薬店にしかすぎなかった個人商店から、いかにしてチェーン化を成功させていったのか。アメリカ小売業からの模倣と別様な業態への進化、食品やペットフードまで取り扱う品揃えの拡充、美容・健康ニーズという時代の追い風、そしてデジタルシフトへの取り組み。「マツモトキヨシ」「ツルハ」「ウエルシア」「コスモス薬品」……街のインフラとしての地位が確立され、スーパーもコンビニも脅かす存在となったドラッグストア、その躍進の歴史と展望に迫る。 【目次】 はじめに 第一章 薬局からドラッグストア・チェーンへの転換 第二章 ドラッグストア成長記 第三章 ドラッグストアの武器は何か 第四章 ドラッグストアの未来戦略 おわりに
  • 暴君 シェイクスピアの政治学
    4.0
    政治は行き詰まり,人々は裏切られることに慣れ,経済的困窮はポピュリストの怒りをあおり…….なぜ国家は繰り返し暴君の手に落ちるのか.暴君と圧政誕生の社会的,心理的原因を探り,絶対的権力への欲望とそれがもたらす悲惨な結末を見事に描いたシェイクスピアが現代に警鐘を鳴らす.

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  • 激震!コロナと不動産
    3.0
    地殻変動が起きた2020年の不動産業界。2019年の自然災害、2020年の新型コロナ禍の影響で、タワーマンションや郊外のベッドタウン、商用不動産の価値はどのように変化していくのか? 2021年以降に不動産の購入を検討している人だけでなく、すでに住宅を購入した人も、「価値が出る物件」「半額になるエリア」など、興味深いテーマを深堀りする。 ~目次~ 第1章 湾岸タワマン崩壊とマンション市場リスク 第2章 郊外&ベッドタウン「住みたい街」激変! 第3章 沈みゆく商用不動産市場と投資物件の行方 第4章 コロナ禍の「買い方」と生き残る物件 ■首都圏の中古マンション市場でこれから起きる異変 ■台風被害の次はコロナ禍が襲った! 武蔵小杉タワマン売却を決意した男性の悲劇 ■コロナ後にタワマン爆買いが再び起きる!? ■五輪“事故物件”になるのか!? 湾岸エリアの2つのタワマンの行方 ■湾岸エリアや武蔵小杉は下落!? コロナ後に一変する「住みたい街」 ■神奈川の本厚木がコロナ禍で突如「賃貸で住みたい街」で1位になった理由 ■コロナで存在価値を失った郊外ベッドタウン ■タワマンを捨て中古戸建てやミニ戸建てへの「移住」が始まった ■大学の授業オンラインが賃貸市場に与える影響 ■コロナ禍でもマンションを買いたい人のために教える「値引き術」 ■ルポ 住人の相互監視に犯人探し……コロナ禍がもたらしたタワマンの「分断」 ■ルポ 羽田空港「新ルート」が不動産価格に与えた影響 ■ルポ 都内から木更津・三島に移住した!? コロナ後に中古戸建てを選んだ人々 ■ルポ 月数万円の減少……妻の「パート解雇」で住宅ローンが破綻 ■ルポ 宿泊者数が9割減! 民泊バブル崩壊とその先にある希望
  • コロナ後の教育へ オックスフォードからの提唱
    4.3
    教育改革をその前提から問い直し、神話を解体してきた論客が、コロナ後の教育像を緊急提言。オックスフォード大学で十年余り教鞭を執った今だからこそ、伝えたいこと。  そもそも二〇二〇年度は新指導要領、GIGAスクール構想、新大学共通テストなど、教育の一大転機だった。そこにコロナ禍が直撃し、オンライン化が加速している。だが、文部科学省や経済産業省の構想は、格差や「知」の面から数々の問題をはらむという。  以前にも増して地に足を着けた論議が必要な時代に、今後の教育を再構築するための処方箋をお届けする。
  • 「ハッピーな部活」のつくり方
    4.0
    自分がしたい運動や文化活動を思う存分楽しめるのが,本来の部活のあり方.しかし実際には長時間練習,勝利至上主義,理不尽な指導が幅を利かせ,生徒も先生も追い込んでいる.そんな生徒たちの日常から問題点をあぶり出し,今の時代にフィットする,未来にも続くあり方を様々な改革例とともに提案する.「部活の参考書」となる一冊.

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  • はやぶさ2 最強ミッションの真実
    4.0
    人類初のプロジェクトを取り仕切った稀代のリーダーが証言!! 10年前、満身創痍で地球に帰還した「はやぶさ」は全国民の感動を呼んだ――しかし、持ち帰られた「小惑星のかけら」は微量にとどまった。これを踏まえ、次号機として計画された「はやぶさ2」プロジェクトは、いくつもの冒険的な技術を積み込んだ、異様に野心的な計画となった――。その打ち上げ成功から6年、小惑星への2度の着陸など数々の「世界初」を劇的な大逆転で成功させてきた、日本が世界に誇る探査プロジェクトの全貌がいま明らかになる! 毎回記者会見で印象的な言葉を発してきた中心人物が、困難を極めた開発から超絶的な訓練と運用までを、臨場感とスリルをもって描く唯一無二のドキュメント。 プロローグ 第1章 「二号機」への胎動 第2章 はやぶさ2の計画づくりと設計 第3章 開発の苦闘から打ち上げへ 第4章 リュウグウへの飛行と運用訓練 第5章 着陸を目指せ――小惑星近傍運用・前半戦 第6章 50年に1度のチャンスを摑み取れ――小惑星近傍運用・後半戦 第7章 地球帰還へ
  • ほのぼの路線バスの旅
    3.3
    バスが大好き――。路線バスで東京を出発して箱根を越え、東海道を西へ、もっと西へ。山陽道をぬけて熊本、鹿児島まで。いい景色、いい飲み屋、いい人びととの出会い。ゆるり、ぶらり、ふらふら、コミさんのノスタルジック・ジャーニー。  〈巻末エッセイ〉戌井昭人 ■目次 バスが大好き  十年越しの東京湾ぐるり旅 東海道中バス栗毛  酒匂 小田原遠からず/行こか戻ろか 箱根のお山/  右手に富士 左手に海を/京都三条は終着点 出発点 山陽道中バス栗毛  海の幸を供に山陽路をいく/ふるさとの山はかわってた/  おもいでの海に抱かれて 山陽道から火の国へ  海峡の橋をわたって/二十年かけて着いた南の町 あとがき  西へ西へとバスで 〈巻末エッセイ〉今でもバスに乗るたびに 戌井昭人
  • いまこそ「小松左京」を読み直す
    4.0
    大規模自然災害、ウイルス・パンデミック、科学技術の進歩と限界――。驚くべき精度で現在を予見したSF作家の思索をたどる。 戦後日本を代表するSF作家として知られる小松左京。その作品は、大規模自然災害、ウイルス・パンデミック、科学技術の進歩と限界等、現在の私たちが直面し、未だ解決できない問題を先取りするかのようなリアリティを持っていることから、いまふたたび注目を集めている。彼は危機の予言者なのか? それとも――。 作家としての出発点『地には平和を』、日本SFのオールタイムベスト『果しなき流れの果に』、460万部超の大ベストセラー『日本沈没』、カルト的な人気を誇る『ゴルディアスの結び目』、未完の遺作『虚無回廊』等、小松の仕事を画期する代表作群を読み解き、時代を超える洞察の淵源をさぐる。小松左京を「SF作家」にとどまらない、戦後最大の知識人として捉えなおす試み!
  • 暗殺者、野風 川中島を駆ける
    3.0
    永禄四年、武田信玄と上杉謙信が対峙する川中島の戦場を駆け抜ける少女がいた。名は「野風」。密命を帯びた女刺客が目指すはただ一つ、謙信の首! 圧倒的な躍動感でおくる、アクションエンタテイメント!
  • 虹色チェンジメーカー ~LGBTQ視点が職場と社会を変える~(小学館新書)
    3.8
    いま知っておくべきダイバーシティの必読書。 近年、LGBTQに関する様々な取り組みが増えている。 本書では、多くの企業で先進的な施策の推進を支援してきた認定NPO法人「虹色ダイバーシティ」代表の著者が、職場・社会におけるLGBTQに関する施策の具体的な進め方、ノウハウを徹底解説。 実際に有名企業が実践している事例も多数紹介する。 LGBTQの当事者は日常生活でどのような困難を感じ、どのような社会を共に生きていきたいと望んでいるのか――。 人事・労務・法務担当者から就活生まで、いま知っておくべきダイバーシティの必読書。 巻末には資料として「LGBTQの基礎用語」も収録。
  • 沈みゆくアメリカ覇権 ~止まらぬ格差拡大と分断がもたらす政治~(小学館新書)
    3.5
    米国は中国の覇権主義を止められるか。  2020年11月に行われるアメリカ大統領選に世界の注目が集まっている。再選を目指す共和党のトランプ氏に挑む民主党のバイデン氏の闘いは僅差でバイデン氏がリードしているとされるが、2016年の大統領選でも大方の予想を裏切って勝ったのはトランプ氏だった。  しかし、新型コロナウイルスを軽視して、死亡者を全土に拡大させた上に、白人警官による黒人“殺害”事件でデモをする民衆に対し、軍による鎮圧をちらつかせたトランプ氏に全米で反発が広まっているのは確かだ。アメリカ国内を見てみると、新型コロナの影響で失業率は高止まりして、格差拡大は高まる一方だ。分断も進み、国民の不満は日に日に強まっている。  そんな内政を鑑みた上で外交面を見れば、覇権主義を目指す中国との対立はギリギリの緊張状態である。このまま中国への圧力が高まれば、中国も黙ってはいられないだろう。中東問題にしてもアメリカの介入によって、不安定化している。多くの地域に爆弾を抱えているようなものだ。  日本にしても対岸の火事と見てはいられないのが事実だ。かつて「世界の警察」として圧倒的な力を持っていたアメリカ1強時代は終わってしまうのか。

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