成熟社会の経済学 ――長期不況をどう克服するか

成熟社会の経済学 ――長期不況をどう克服するか

836円 (税込)

4pt

需要が慢性的に不足して生産力が余り、それが失業を生み続ける現在の日本経済。これまでの経済政策はどこが問題なのか。新しい危機にはいかに対応すべきなのか。新古典派経済学の欺瞞をあばき、ケインズ経済学の限界を打破する、画期的な新しい経済学のススメ。閉塞状況を乗り越え、楽しく安全で豊かな国へと変貌するための処方箋。

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成熟社会の経済学 ――長期不況をどう克服するか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2014年05月09日

    目からウロコの本です。ある対談集で著者の名前を知り単著を読んでみたのですが、現在の経済に関する状況が次々と論破されていき、驚きの連続でした。

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    Posted by ブクログ 2013年03月05日

    不況だ不況だというネガティブなこの日本社会はなんなんだと
    もやもやしている時に出会った本。
    大企業のコスト削減による効率化の競争が結果として、自分たちの首をしめていることにつながっていることなど気にしておく必要がある。
    需要が慢性的に不足し、生産力が余っている成熟社会では、
    ・プロセスイノベーション...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月14日

    著者は菅直人氏が総理だったときに、経済政策のブレインとして起用された人物。

    本書を一言でまとめるなら「増税による景気回復」論。
    従来の経済学とは矛盾する、一見トンデモ論だが、経済社会を発展途上社会と成熟社会とに分けるとすんなりと理解できる。

    目からウロコの考え方で非常に面白い。

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    Posted by ブクログ 2012年02月17日

    成熟社会と発展途上社会では、不況に対する経済政策が同じではない!という論。生産力に余剰のある「成熟」社会での不況対策は、生産力余剰(失業者など)を使わせることが第一と主張する。
    また、生産力余剰を使うにあたっては生活を豊かにする財やサービスに対する需要(=価値のあるものへの需要)を増やせば、税金を使...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月20日

    現在の日本の経済状況の閉塞感は「発展途上社会」から「成熟社会」に移っていることを認識していないで、「発展途上社会」では有効な経済方策を「成熟社会」で実現しようとしているところにあるそうだ。

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    Posted by ブクログ 2014年05月10日

    現代日本のような成熟社会では、人々は既に欲しい物をほとんど手に入れているので、お金をばら撒いても銀行の金庫に積み上がるだけ、との説明はシンプルでわかりやすい。我が身を振り返ってみても、確かにどうしても欲しいものなんてほとんど無い(その割にはお金がウチの金庫にだけ積み上がらないのは何故なんだぜ?)。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月27日

    成熟社会である現在の日本では,ケインズ等の従来の経済学が成立しないことを数々の事例で解説している好著だ.生産力は既に十分あるので、それを活用して生活の質を向上させる必要がある,という主張はうなずけるものがある.要はお金の使い方を考えることに尽きるのだろう.

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    Posted by ブクログ 2012年09月23日

    従来の経済学は短期不況かつお金自体への所有欲は無いものとして述べており、お金自体に執着を持っている現在のような長期不況については述べられていないするもの。
    いくらか乱暴な論理展開や数字のマジックもあったが、ずっと疑問に思っていたことについて述べらていたので、衝撃的であった。ただ、創造的な仕事に主軸を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月13日

     「成熟社会」ということが、言われている。著者は1980年代から90年代を境に発展途上社会から成熟社会に「大きな変貌」(はじめに i)を遂げたとし、成熟社会を「いますぐ欲しいような物はほとんどすべてそろっています」と整理し、「(需要不足が原因)不況を長期的な現象として捉える必要がある」する。

     各...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月16日

    考え方のレンジ、時間の幅を広くすると見方が大きく変わる良い事例だ。具体的な提案に全て賛成できるわけではないが大きく参考にしたい。

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