クロカネの道をゆく 「鉄道の父」と呼ばれた男

クロカネの道をゆく 「鉄道の父」と呼ばれた男

850円 (税込)

4pt

4.3

我が職掌はただクロカネの道作りに候――。幕末、長州に生まれた弥吉こと、のちの井上勝(まさる)は、国禁を犯して伊藤博文、井上馨らと長州ファイブの一人として渡英した。ロンドンで西欧の近代化を目の当たりにし、鉄道(クロカネ)こそが国を発展させると確信する。帰国後、伊藤らが中央政界で活躍するなか、勝は立身出世には背を向け、ひたすら鉄道敷設に邁進する。鉄道の敷設権を要求するアメリカの主張を退け、さまざまな反対の声にも粘り強く交渉し、ついには日本人のみによる鉄道敷設を成し遂げた。のちに日本の「鉄道の父」と呼ばれる、技術大国の礎を築いた“魂の技術者”の物語。『クロカネの道』を改題。

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クロカネの道をゆく 「鉄道の父」と呼ばれた男 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年07月29日

    「クロカネ」と言われると、一瞬首を傾げるのだが…「クロカネ」とは「鉄」を指す表現だ。従って「クロカネの道」と言えば「鉄道」に他ならない…そんなことを想いながら手にした一冊だが、なるほど「鉄道の父」と呼ばれた人物に脚光を当てている。
    幕末期の毛利家は、「密航」という形になってしまうが、密かに5人の若者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月22日

    長州ファイブの一人、井上勝の物語。明治の英傑、伊藤博文は有名だが、鉄道技術の導入に生涯を賭けた井上勝の情熱が伺える良書。
    JRに乗った時に、また旅に出た時に、先達の偉大さを実感する。

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    Posted by ブクログ 2020年11月09日

    幕末「長洲ファイブ」の一人でありながら、伊藤博文らとは別の道を歩んだ井上勝の生涯を描く感動の長編小説。国禁を犯して渡英した伊藤博文、井上馨、山尾庸三、遠藤謹助、らと共に「長洲ファイブ」と呼ばれ、「日本鉄道の父」と呼ばれた弥吉(井上勝)という魂の技術者の物語。

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