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ぼくが、少年時代をすごした沖縄は、まだ、「アメリカ」でした。チョコレートを買うのも、えんぴつを買うのも、お金は「ドル」でした。いたずら仲間といっしょに、アメリカ軍の基地にしのびこみ、自転車で走りまわって、しかられたこともありました。やがて、ぼくは野球チームに入り、将来はプロ野球選手になりたい、という夢を、もちました。目の前のことが、すべて、光りかがやいて見えました。ところが、ある日、ぼくの身に、思いがけないことがおこったのです…。いっこく堂がはじめて書き下ろした、自伝的児童文学。
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年01月08日
児童文学らしい児童文学。というよりも、子どもたちにわかりやすいように、丁寧に書かれた、自叙伝。
沖縄返還前後の沖縄が描かれるので、沖縄の辿ってきた歴史を知る上でも興味深い。著者は嘉手納基地のすぐそばに住んでいた。アメリカ軍の基地が、住民の目にどう映っていたのか、その貴重な証言のひとつでもあると思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月27日
沖縄出身のいっこく堂さん。いろいろなことをやって腹話術の世界に入ったのは30前後だったと思う。引越し、沖縄生活、野球をやったり、劇団に入ったり、色々なことをしてきて最終的に一番自分に合う職業につくことができた。
何歳でも遅くないんだと勇気をもらえた。
いっこく堂さんは何をするのにも一生懸命取り組んで...続きを読む
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