配信予定・最新刊

作品一覧

  • 紙魚の手帖Vol.01
    続巻入荷

    紙魚の手帖

    小説・文芸

    5.0
    1~31巻1,500~1,699円 (税込)
    「ミステリーズ!」の後継誌ついに創刊。コンセプトは、国内外のミステリ、SF、ファンタジイ、ホラーを刊行してきた東京創元社による「総合文芸誌」。『蝉かえる』で第74回日本推理作家協会賞、第21回本格ミステリ大賞W受賞の櫻田智也が贈るシリーズ最新作。第21回本格ミステリ大賞の全選評も一挙掲載。さらに、第18回ミステリーズ!新人賞受賞作「三人書房」ほか、充実の創刊号。/【目次】『紙魚の手帖』創刊にあたって/【創刊記念特別エッセイ】投げ込みマガジン〈紙魚の手帖〉戸川安宣/【受賞作決定!】第31回鮎川哲也賞 選評  辻 真先・東川篤哉・麻耶雄嵩/第18回ミステリーズ!新人賞 選評 大倉崇裕・大崎 梢・米澤穂信/【第18回ミステリーズ!新人賞受賞作】三人書房 柳川 一●第18回ミステリーズ!新人賞受賞作。若き日の江戸川乱歩を描く、流麗な謎解き譚/【第21回本格ミステリ大賞全選評】第21回本格ミステリ大賞受賞作決定!/第21回本格ミステリ大賞選考経過/受賞の言葉 [小説部門] 櫻田智也 [評論・研究部門] 飯城勇三/選評 小説部門/選評 評論・研究部門/【日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞受賞第一作】白が揺れた 櫻田智也●ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、悲劇の真相は?〈エリ沢泉〉シリーズ最新作!/【読切】ゼロ 加納朋子●私の元にやってきたのは、カフェオレ色の天使だった。少女と犬の絆を描く最新ミステリ!/スフレとタジン 近藤史恵●コロナ禍の影響で志村さんが講師で始めた〈パ・マル〉の料理教室。タジン鍋を使うモロッコ料理を……。/フォトジェニック 秋永真琴●カメラを構える彼女の目に、この世界は、僕は、どんなふうにうつっているんだろう? 気鋭が贈る傑作掌編。/108の妻 石川宗生●点描の妻、夢見る妻、革命家の妻、お品書きの妻……様々な「妻」をお楽しみください。/セリアス 乾石智子●ひっそりと暮らす魔道師夫婦、彼らの秘密とは……/魚泥棒は誰だ? ピーター・トレメイン 田村美佐子 訳●修道院の厨房で起きた二件の事件をフィデルマが解き明かす/【INTERVIEW 期待の新人】千田理緒『五色の殺人者』/大島清昭『影踏亭の怪談』/【BOOKREVIEW】[文芸全般]瀧井朝世/[国内ミステリ]宇田川拓也/[翻訳ミステリ]村上貴史/[SF]渡邊利道/[ファンタジイ]三村美衣/『紙魚の手帖』創刊記念読者プレゼントキャンペーン/執筆者紹介/編集後記・次号予告
  • 終着駅で待ち合わせ

    終着駅で待ち合わせ

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,799円 (税込)
    仕事のストレスから過食に悩む大野由佳は、かつての同級生に紹介された向井という男性から、明晰夢を操作する方法を学ぶことになった。疑いつつも教えを実践した由佳は、夢の中で思い切り食べることで、食欲を抑えることに成功する。数ヶ月後、向井の教え子たちが集まって勉強会を開催中、滞在先のコテージで殺人事件が発生。その晩に由佳が夢の中で見た本には、犯人の名前が書いてあり…… (「夢落ち」)。日常を出発し、思いもよらぬ結末に行き着く全五編を収録した、新鋭による独立作品集。/【目次】各停十三駅分の帰り道/非運の死/天森町は今日も雨/夢落ち/写真には写らない
  • 本格王2019

    本格王

    小説・文芸

    3.0
    1~8巻814~1,045円 (税込)
    「ゴルゴダ」飴村行 「逆縁の午後」長岡弘樹 「枇杷の種」友井羊 「願い笹」戸田義長 「ちびまんとジャンボ」白井智之 「探偵台本」大山誠一郎
  • ぼくらは回収しない

    ぼくらは回収しない

    小説・文芸

    3.7
    1巻850円 (税込)
    数十年に一度の日食が起きた日、名門大学の学生寮で女子学生が亡くなった。密室状態の現場から自殺と考えられたが、小説家としても活躍し、自信と才気に溢れた彼女がはたして死を選ぶだろうか? 三年間をともに過ごしながら、孤高の存在だった彼女の内心を何も知らないまま二度と会えなくなったことに思い至った四人の寮生たちは、独自に事件を調べ始める。第十九回ミステリーズ!新人賞受賞作「ルナティック・レトリーバー」を含む全五編を収録。大胆なトリックと繊細な心理描写で注目を集め、新人賞二冠を達成した新鋭による、鮮烈な作品集。/【目次】街頭インタビュー/カエル殺し/追想の家/速水士郎を追いかけて/ルナティック・レトリーバー/解説=法月綸太郎
  • バイバイ、サンタクロース~麻坂家の双子探偵~

    バイバイ、サンタクロース~麻坂家の双子探偵~

    小説・文芸

    3.4
    1巻1,980円 (税込)
    「本格シーンの次世代を担う逸材だ。確かな論理と刺激的な結末をご堪能あれ!」(東川篤哉)/「彼が狙っているのは強行突破だ。しかし、そこにこそ快楽がある。」(石持浅海)/この謎を解いたら、もう子どもではいられない。Z世代による、これが本格ミステリのネクストステージ!
  • ルナティック・レトリーバー

    ルナティック・レトリーバー

    小説・文芸

    -
    1巻110円 (税込)
    名門大学学生寮で、日食の最中に巻き起こった事件を描く。第19回ミステリーズ!新人賞受賞作。/第19回ミステリーズ!新人賞選考経過、選評=大倉崇裕 大崎梢 米澤穂信/(本電子書籍は『紙魚の手帖vol.07』(2022年10月初版発行)に掲載の同作品を電子書籍化したものです。)

ユーザーレビュー

  • 終着駅で待ち合わせ

    Posted by ブクログ

    面白い。
    短編って短い頁に起承転結がギュっと詰め込まれるので普通は長編より読みにくいんだけど、本作はすこぶる読みやすかった。プロットもバラエティ豊かで引き出しが多い。ほっこりするラストが多くて読後感も良い。まだあまり知られてない新人作家さんなので、もっと読まれてほしい。いつか長編も書いて欲しいな。

    ◆各停十三駅分の帰り道
    少年はなぜ急行から各駅停車に乗り換えたのか?
    この謎に対して女子大生二人が様々な推理をしてはロジカルに打ち消していく。このやりとりがとても楽しい。

    ◆悲運の死
    もしも家族の死をキッカケに、家族が陰謀論や新興宗教にハマっておかしくなったら?
    現実に起きた某事件を思い出した。謎解きというより人生論。不運の受け入れ方の学びになる。

    ◆天森町は今日も雨
    雨が降り続く町で傘を忘れたのはなぜ?
    優しいなーヒロ兄。
    話は逸れるが、ここ数年日差しが強過ぎるので今夏ついに日傘デビューした。もう日傘が手放せない。

    ◆夢落ち
    知人の手ほどきで明晰夢を見れるようになった由佳。夢をコントロールして予知夢も見れるようになった矢先、殺人事件が発生。由佳は夢で犯人がわかってしまうが…
    明晰夢を見たいと思ったことはあるけれど見れた試しがない。これを読みながら試してみようかと思ったけど、やっぱりやめた。何も考えずぐっすり寝るのが一番。

    ◆写真には写らない
    デートで彼女はなぜ急いで帰りたがったのか?
    『ぼくらは回収しない』にも登場した内気で繊細な探偵•速水士郎がクラスメートの依頼を受けて推理する。優しいなー速水くん。相方の一ノ瀬くんも。青春やわ。

    0
    2026年09月03日
  • ぼくらは回収しない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひとつめはSNSでの悪意、一部を見て全体を知った気になる人間の欠陥など現代における問題を書いている。人間の仮面の切り替えを文章に落としていて、とても面白いと感じた。
    ふたつめは蛙化現象について。よく聞く言葉だが、その語源となる話もかかれており、勉強になった。人生のピークで終わってしまったほうがいいというのは確かにわかる気がして、少しゾッとした。
    みっつめは亡くなった祖父との追想と時間によって変わってしまったものについて。子供の頃、大きかったものが小さくなっていたり、大好きだった人がいなくなってしまったりと身近な気持ちを感じさせる話でした。
    よっつめは心優しき探偵とコミュ力高めな相棒の話。生まれ持ったものが違くても、そこを超えて仲良くなる、そういった心温まる作品でした。
    いつつめはアンチミステリ的な話。全てのものに意味がある、なんてことはなく、現実では伏線回収がされることもない。それは人生でも小説でも同じで、最後まで意味がなかったものもあれば、ふとした瞬間に光ることもある。そんな当たり前なことに気付かされる話でした。

    全て通して読みやすく、読み手に優しいミステリーでした。

    0
    2026年06月29日
  • ぼくらは回収しない

    Posted by ブクログ

    いきなりですが、ワタシが昨今の流行りでどうにも苦手なモノが2つありまして。

    1つめが、言語化です。
    流行ってますなー、言語化。しっかし、なんでもかんでも言葉にしてしまう今の風潮…、流石に野暮っていうか、下品くないですか?
    言語化出来る能力は素晴らしいとは思いますが、そこは余白を残して良いのではと多々感じます。すべてを言葉にするのは野暮ってもんです。シンプルに冷めます。

    2つめが、伏線回収です。
    これもよく見かけますなあ、アニメや小説などで伏線をばら撒けるだけばら撒いて、ドヤ顔で回収してる作品を…。
    そら自分で撒いた伏線なんだから回収できるに決まっとるやろ…。阿呆かいな。
    そもそも人生において感じたコトを、回収できるほうが稀ですよね。だからこそ回収できたときの感動はひとしおなのにね…。

    で、本題の本書ですよ。そう、タイトルで言っちゃってます、ぼくらは回収しないと。
    キター!!回収しないでー!!
    いやー、回収への美学が炸裂してます。ワタシと同じ想いの方いるのねー!シンパシー!
    前フリが長くなりましたが、結論メチャ面白かったです。
    日常ミステリー主体の短編集ですが、新人さんのそれとは思えないレベルの作品でした。
    そもそも文章が上手です、綺麗な日本語を使われるのでストレスを全く感じません。
    また知識の幅の広さも感じました、若いのに大したものです。
    肝心のトリックなどのミステリー要素も素晴らしいです。最後のルナティック・レトリーバーは短編とは思えない出来です。あのネタで長編書けたのでわ…。
    あくまで個人的な感想を云わせて戴くと米澤穂信の初期の日常ミステリーよりレベル高くないか?です。
    真門浩平さん、覚えておいて損はないかと。いや、近い将来とんでもない作品書きますよ、カレは。
    と、伏線張っとくので、頼むから良い作品書いて回収させてくれー。おねがいします。
    とにかく良作、期待も込めて星5です。

    0
    2026年06月22日
  • ぼくらは回収しない

    Posted by ブクログ

    一本目「街頭インタビュー」、謎解きの外側に少し苦い物語が置かれていて心地よかった。大満足。

    最後の「ルナティック・レトリーバー」で題名「ぼくらは回収しない」が回収されてすっきり。

    0
    2026年06月11日
  • ぼくらは回収しない

    Posted by ブクログ

     ニュース番組で流れた街頭インタビューをきっかけに、SNSで起こった炎上。そのインタビューを受けていたのはクラスメートの姉だった。身内が理不尽な悪評の的になっている状況を救うために白羽の矢が立ったのは、人間観察眼が優れていることでちょっとした噂になっている伊達桐人だった。伊達はそのインタビュー映像に違和感を覚えるが。――「街頭インタビュー」

     結成五年目のお笑いコンビ「井の中のかわズ」。篠原美紀はその片割れであるボケの古井省吾に恋をする。うまくいきそうもない恋だったが、「井の中のかわズ」のお笑いコンテストでの受賞、省吾の気持ちの変化もあり、ふたりは付き合うことに。だけど付き合ったことで、今度は美紀に心境の変化(蛙化現象)が起こり、ふたりは疎遠になってしまう。それが悲劇の幕開けだった。――「カエル殺し」

     一作目を読んだ時、『日常の謎』でまとまった連作短編集かと勝手に勘違いしてしまったのですが、そんなことはなく、それぞれが世界観のまったく異なる独立した短編になっていて、そのどれもが切れ味鋭く、扱われる事件も『日常の謎』だけではなく殺人なども扱っていてバラエティに富んでいます。一面的な部分だけで他者を断ずることをよしとしないまなざしに貫かれているのがとても魅力的です。その視点があるからこそ、謎を解いた先に浮かび上がる光景が、時にビターで、時に読む側の心に波紋を作っても、心地良く胸に響くのではないでしょうか。素敵な作品集でした。

    0
    2026年05月31日

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