【感想・ネタバレ】本格王2025のレビュー

あらすじ

本格ミステリを愛するプロが選ぶ、傑作ミステリ短編集!
今年イチオシの「謎」はこれだ!

☆☆☆

目次

序 本格ミステリ作家クラブ会長 麻耶雄嵩

「速水士郎を追いかけて」真門浩平
「概念探偵」潮谷験
「スティームドラゴンの奇走」霞流一
「縄、綱、ロープ」青崎有吾
「放送部には滅ぼせない」坪田侑也
「誰も読めない」白井智之

解説 乾くるみ

☆☆☆

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Posted by ブクログ

ネタバレ

それ目的で買い、彼の短編と解説部しか読んでいないため、白井智之の「誰も読めない」だけのレビューです

作品自体は先行して
「もの語る一手」講談社刊 アンソロジー
に掲載済みだが、購入を迷っていたところだったので安価なこちらは有難い

ストーリーは
プロ棋士が対局中に拉致され、ある男に冤罪を証明して欲しいと頼まれる
彼の正体は、弟子を取らないポリシーがかつて一度だけ揺らいだ、将棋イベントで出会ったことのある家庭環境の思わしくない少年だった

現在と過去の対局シーンや駒の動きが本気めで描写されているし、ミステリー要素にもゆるく絡んでくるので将棋が全くわからないという方には読みにくいかも

有名な戦術くらいは分かる自分でも読み流したけど、序盤から僅かに作風の違和感があるなと思った

エロ なし
グロ なしと言えるレベル
下品 微弱
げろ 異なる表現でアリ

やはり作風を変えているのかな

固有名詞の名前(全ておかしいが特に玉城ジャコモ海・玉城バルトロメオ洋)には声出して笑ったし、多重推理パズルに「らしさ」はあるんだけど

変化球を投げてきているので評価は分かれそう、はっきり言うと否が増えそう

乾くるみが、いみじくも黒白井ならぬ「白白井」と表現していたが、それダメなやつやん(笑)
※ど素人の個人の感想です

読み終わる前から星5確定の「ぼくは化け物きみは怪物」を併読しているところなので、相対評価なら星3かな
大ファンというバフが掛かっていても星4どまりです

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2025年06月13日

Posted by ブクログ

白井智之の作品が入っているので購入!
読んでみると、他の作品もそれぞれ話の切り込み方が違っていて面白かった。
一部読んだ事のある話が混ざっていた気はするけど、
個人的には潮谷験の話も読みやすかった。
潮谷先生の作品は他の本も一度読んでみたい。

0
2025年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】
序 本格ミステリ作家クラブ会長 麻耶雄嵩
「速水士郎を追いかけて」真門浩平(『ぼくらは回収しない』所収)
「概念探偵」潮谷験
「スティームドラゴンの奇走」霞流一
「縄、綱、ロープ」青崎有吾(『有栖川有栖に捧げる七つの謎』所収)
「放送部には滅ぼせない」坪田侑也
「誰も読めない」白井智之(『もの語る一手』所収)

単行本収録の三作は既読。
鉄道物は苦手なので、「スティームドラゴンの…」は面白さがよく分からない。
「概念探偵」はシリーズ化希望。主人公のメンタルの強さが面白い。そして、まだこの手があったかという驚き。
謎解き場面の絵面を想像するとシュール。
「放送部には…」は素直な学園もの。

0
2025年08月17日

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