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月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ!
17歳の貴志子は、親子ほどに歳が違う恋人の有実から、彼の娘の晃子を預かってほしいと頼まれた。晃子は15歳。気が進まなかった貴志子だが…? 表題作『月の輝く夜に』のほか、同じく文庫未収録作品『少女小説家を殺せ!』『クララ白書 番外編 お姉さまたちの日々』を収録。そして文庫・単行本で134万部を記録した不朽の名作『ざ・ちぇんじ!』上下巻を併せた、氷室ファン必読の1冊! 【目次】月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ!(前編)/ざ・ちぇんじ!(後編)/少女小説家を殺せ! 1/少女小説家を殺せ! 2/クララ白書 番外編 お姉さまたちの日々 -
アグネス白書
徳心学園の高等科に進学し、寄宿舎もクララからアグネスに移った「しーの」。新しい部屋割りで誰と同室になるかが大問題。本当は親友のマッキーか菊花だとよかったんだけど、舎長のたっての頼みで、及川朝衣なる編入生に決定。それでも新しい友達になれるかもと胸ときめかせていたしーのだったが、現れた朝衣はうわさ以上のとんでもない性格で…。 -
All You Need Is Kill
「出撃なんて、実力試験みたいなもんじゃない?」敵弾が身体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に戻っていた。トーキョーのはるか南方、コトイウシと呼ばれる島の激戦区。寄せ集め部隊は敗北必至の激戦を繰り返す。出撃。戦死。出撃。戦死――死すら日常になる毎日。ループが158回を数えたとき、煙たなびく戦場でケイジはひとりの女性と再会する……。期待の新鋭が放つ、切なく不思議なSFアクション。はたして、絶望的な戦況を覆し、まだ見ぬ明日へ脱出することはできるのか!? -
戦う司書と世界の力 BOOK10
世界の滅亡間近、仮想臓腑内のルルタの目の前に現れた、かつての人間爆弾コリオ。密かにルルタを狙うのは、「死」によって本来の能力が発動したハミュッツ。世界の命運は、彼ら二人に託された。コリオの言葉は届くのか? ハミュッツの逆転はあるのか? そしてルルタの愛は何をもたらすのか? 人々が受け継いできた『本』たちが最後に示す答えは、希望か絶望か? 激闘につぐ激闘、武装司書たちのフィナーレに待つものとは――!? 『本』をめぐる壮大なファンタジー、第10巻。新人賞大賞受賞シリーズ、威風堂々の完結! -
花鬼幻燈
帰鬼節(ききせつ)、恨(うら)みを残す魂魄(こんぱく)が灯火に浄(きよ)められ天へ帰る祭礼の頃。四龍島西里(スーロンとうさいり)に本土から阿片が上等な洋灯に仕込まれ持ち込まれた。同じ頃、白龍(バイロン)屋敷には伍家(ウーけ)から祭礼の招待状が届く。禁制の品の捜査と因縁ある伍家の招待に応じるべく本土へ乗り込むマクシミリアンと飛(フェイ)。歓待の宴の晩、伍家当主がよこしたのは、亡き母を思わせる銀糸の髪の幽鬼のような女だった。四龍島シリーズ待望の最新刊! -
ゼロと呼ばれた男
米ソ冷戦時代。航空自衛隊パイロット那須野治朗は、米軍大佐バーンズから「お前はソ連機を撃墜できるか?」と問われる。陰謀をはらんだ沖縄上空での米軍機密演習。那須野が迎え撃つ相手とは。そして彼が零戦を表す「ジーク」という二つ名を得た15年前の出来事とは。四半世紀にわたり読み継がれた名作“ゼロ・シリーズ”第一巻。今こそ、男を取り戻し、そのG(重力)を体感せよ。 -
エンド・オブ・ライフ
全国の書店員が選んだ「Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年 ノンフィクション本大賞 受賞作。 ベストセラー『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』の著者が、こだわり続けてきた「理想の死の迎え方」に真っ正面から向き合った。2013年に京都の診療所を訪れてから7年間、寄り添うように見てきた終末医療の現場を感動的に綴る。 「命の閉じ方」をレッスンする。 200名の患者を看取ってきた友人の看護師が病を得た。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、自身の最期への向き合い方は意外なものだった。残された日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった著者の難病の母と、彼女を自宅で献身的に介護する父の話を交え、7年間にわたり見つめてきた在宅での終末医療の現場を静かな筆致で描く。私たちに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれる感動ノンフィクション。 -
俺だけ不遇スキルの異世界召喚叛逆記~最弱スキル【吸収】が全てを飲み込むまで~
高校生の中谷夕斗は突然クラスメイトと共に異世界へ「勇者」として召喚されてしまう。クラスメイト達が強力な技能(スキル)を授かるなか、ユウトが授かったのは不遇スキル【吸】であった。 使い物にならないユウトは魔物との戦闘で致命傷を負うが、クラスメイトは彼を見殺しに…。その瞬間、ユウトにはどこからともなく“声”が聞こえて――…!? -
超人X
【ページ数が多いビッグボリューム版!】黒煙を上げ墜落していく飛行機が目撃された。それはどうやら“超人”によって引き起こされたものらしい。しかし、不思議なことにその事故は機体の損傷も少なく、何より生存者が「200名」もいた。高校生の黒原トキオと東アヅマは事故処理のボランティアの帰り、因縁の不良にいきなり絡まれるが…いつもと何か様子がちがう―― -
復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する
最強の勇者として魔王を倒したラウルは、世界の救世主となる――はずだった。 私利私欲を貪る貴族たちにより、仲間や家族を殺されたラウルは、偽りの罪で処刑される。命が潰えるその直前、ついに彼の心は悪に墜ちた。……あの裏切り者どもを、火炙りにして殺す。八つ裂きにして殺す。串刺しにして殺す。地獄のような苦しみの中で、憎き者たちを全員容赦なく殺してやる……!!!! 闇の力を手に入れ蘇生を果たしたラウルは、復讐を誓い、嗤う。「ああ、たのしみだな。――これからあいつらの血を、思う存分浴びることができる」 勇者の復活から数日後。花の咲き乱れる王都で、残虐を極めた復讐無双がはじまるのだった――。 -
パーフェクト・ドミネーション 分冊版
この世界には“Dom”と“Sub”と呼ばれる「第2の性」を持つ者が存在する。“Dom”は“Sub”を支配したい、“Sub”は“Dom”に支配されたい欲求を持つ――。10代前半に診断されることが多いが、大学生になって“Sub”が覚醒した千草。体調が悪いところを隣部屋に住む先輩・留司に助けられるが、“Dom”の留司を前に、初めての発情を抑えきれず…!? 本能に抗えない2人の運命ラブ! -
うちの上司が偽宦官で、後宮で秘密の溺愛生活しちゃってます【イラスト付き完全版】
「あなたの人生は私のものです」後宮でお針子として働く凛玲(りんれい)に、占いによって皇帝から夜伽の指名が! だが、いざ本番というときに、高齢の皇帝は頓死してしまう。一夜とはいえお手つきとなれば皇帝の墓に一緒に入ることになるのだが、生娘である凛玲に同情してくれた美形宦官の耀颯(ようそう)は、宦官の変装をすればかくまってくれると言う。ありがたく受け入れたものの実は耀颯こそ偽宦官で、凛玲に対してムラムラする気持ちをぶつけてくるのだが…!? 【目次】うちの上司が偽宦官で、後宮で秘密の溺愛生活しちゃってます/【特典SS】寝起きの戯れ/あとがき -
異世界最高の貴族、ハーレムを増やすほど強くなる
ノブレスオブリージュという言葉と謎の光に導かれ異世界に転生した男がいた。それから17年。成人の儀を迎えた貴族の三男・ユウト=ムスクーリは掟に従い初めて(17年ぶり)女を抱くことになったのだが――! 男の野望を全て叶えるセクシャル・エンターテインメントここに開幕! -
高校時代に傲慢だった女王様との同棲生活は意外と居心地が悪くない
深夜、コンビニでバイト中の大学生・山本は、高校時代の同級生・林恵と再会する。クラス一の美人でありながら勝ち気で傲慢な「女王様」だった彼女。高校時代は不仲だったが、手首の青あざを見つけたことをきっかけに、一晩だけのつもりでDV彼氏から匿う。しかし、気づけば奇妙な同棲生活が始まっていた。戸惑いながらも、互いの知らなかった一面が見えてくる二人。最悪だったはずの同棲生活は、意外と居心地が悪くない――!? 傷ついた女王様と達観男子が織りなす、じれったくも心くすぐる同棲生活ラブコメディ! -
メソポタミアのボート三人男
川旅は土地のいちばん低いところを行く――。 トルコ東部のティグリス=ユーフラテス川上流域をボートで下る辺境作家(高野秀行)と探検家(山田高司)。彼らの行く手には予想もしない出来事や人々が立ち塞がる。そして第三の男の正体は? 自然と文明、名言とぼやき、危機と笑いが交錯する前代未聞の川旅ノンフィクション。『イラク水滸伝』のB面的側面を、たくさんの写真とイラストでお送りします。 ■目次 プロローグ トリアーナの舟 第一章 川の源はトラブルの源 1-1ユーフラテス川源流はゲリラの拠点 1-2衝撃の出発 1-3妖精一家のマネージャー 1-4メン・イン・ブラックの惨劇 1-5トルコし苦労の村 第二章 不条理な人生、理不尽な旅 2-1ムシュで虫になる 2-2ハンマームでエビになる 2-3橋の下をたくさんの水が流れた 第三章 世界でいちばん美しい川 3-1知られざるトルコ最大の「秘境」へ 3-2多次元宇宙ダルスィム 3-3奇跡の聖地ムンズル 3-4大きくなった妖精たち 第四章 アレヴィーの聖なる楽器サズ 4-1「趣味」を調べることなかれ 4-2幻のサズ奏者を探せ! 4-3サズとアレヴィーとコミュニスト 第五章 川と歴史は遡るべし! 5-1非常識なほどの紆余曲折 5-2人類の歴史を塗り替える遺跡 5-3ディープグルメ vs ディープヒストリアン 5-4火と水の都ディヤルバクル 第六章 ティグリス川 世界最後の舟旅 6-1超巨大ダム湖に沈む川 6-2川の番人「バクチ」 6-3濁川芭蕉も涙する夕べかな 6-4大峡谷の探検 第七章 異世界のメソポタミア 7-1「江戸ポタミア」の舟旅 7-2十条のメソポタミア 7-3真逆のクルディスタン 第八章 帰ってきたボート三人男 8-1鳥の目、虫の目、タヌキの屁 8-2王様の川下り 8-3ソウルフードをめぐるささやかな体験 8-4ロストロストロスト 【著者プロフィール】 高野秀行(たかの・ひでゆき) 一九六六年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。 早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。〇五年『ワセダ三畳青春記』で第一回酒飲み書店員大賞、一三年に『謎の独立国家ソマリランド』で第三五回講談社ノンフィクション賞、一四年同作で梅棹忠夫・山と探検文学賞、二四年山田高司とのチームで「イラクの巨大湿地帯(アフワール)探検」により、2023植村直己冒険賞、同年『イラク水滸伝』で第三四回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。 -
星の瞳のシルエット
【全天(そら)でいちばん明るい星 遠いシリウスの星のかけら】14歳、中学2年生の沢渡香澄は少々ドジな女の子。親友の真理子と沙樹の3人組で楽しく学生生活を送っている。真理子は弓道部の男子に片想いの真っ最中。一方香澄は、幼いころ、光輝く小さな石――シリウスの星のかけら――をくれた男の子との再会をずっと夢見続けていた…。そんなある日のこと、真理子に誘われて弓道場を訪れた香澄は、的を見据える真剣なまなざしの少年に心奪われてしまう。その男子こそ、真理子が想いを寄せる“久住くん”で――。『りぼん』250万乙女のバイブル! “星のかけら”が導くドリーミィ・ラブストーリー。※りぼんマスコットコミックスとして出版したものをデジタル版に再編しました。当時の欄外コメント・イラストも再現した復刻版です。 -
透明な夜の香り 赤い月の香り
「君からはいつも強い怒りの匂いがした」――カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていた。朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり・・・・・・。香りを文学へと昇華させた、第6回渡辺淳一文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続くドラマチックな長編小説にして、直木賞受賞第一作! -
君が異端だった頃
「オレは必ず小説家になり、空回りと空騒ぎに終始した恥ずべき高校時代を全て書き換えてやる」と誓った高校時代。「英語とロシア語両方できれば、世界の美女の半分に自分の思いを伝えられる」とロシア語漬けの大学時代。ソビエト留学中に知り合った男性に、小説を持ち込むことを勧められ、『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー後、芥川賞候補になるも、その後5回も落選するとは想像もしなかった。そして、昭和の文豪たちに振り回される日々が始まり……。孤独な幼年期や若き日の煩悶、文豪たちとの愛憎劇や禁断の女性関係までを赤裸々に描く、自伝的青春私小説。第71回読売文学賞小説賞受賞作。 -
佐藤の告白
「佐藤君が鈴木君に告白したらしい」という噂が学校中に瞬く間に広まった。佐藤に片想いしているひなのは、佐藤を振った鈴木や、いじめとしては処罰されない程度に悪意のある嫌がらせを行う男子たちのことが許せず、佐藤を守れる屈強なゴリラになりたいと願う。鈴木の担任は、学生時代いじめられていたトラウマから生徒に好かれる先生を演じていたが、この問題の対応を迫られる。佐藤の母は息子が男を好きになったのは、夫のDVが原因で離婚した家庭環境のせいではと思い悩む。ある男子生徒から男子生徒への「告白」が、学校の中に次々と波紋を描く2025年ノベル大賞〈大賞〉受賞作。おかしくて愛おしくてせつない青春群像劇。 -
都市伝説解体センター 断篇集
オカルト/ホラー/インディーゲーム界隈で話題沸騰! 累計30万本を突破した人気ミステリーアドベンチャーのスピンオフノベライズが登場! 怪異、呪物、異界などの調査・解体を行う『都市伝説解体センター』。能力者でセンター長の廻屋渉、調査員バイトの福来あざみ、先輩バイトのジャスミンのもとに、奇妙なフライドチキンや首なしバイク男など、不可解な都市伝説が持ち込まれる。一方、大学生時代の山田ガスマスクは山中のキャンプで祟りに巻き込まれ、「上野オカルト&ダーク Mystery Tour」でガイドを務めた男は過去に事故物件への住み込みバイトで怪異に遭遇していた。そして、ジャスミンに託された新たな事件・・・。ゲーム本編の“隙間”に潜む、都市伝説5篇を収録! ストーリーは原作の墓場文庫が完全監修、カバーはノベライズだけの描き下ろし! ファン必読&必携のノベライズ! -
少女小説家は死なない!
北海道から上京して花の一人暮らし生活を満喫していた女子大生・米子のところに、少女小説家の火村彩子センセが転がり込んできたあの日から、米子の毎日は阿鼻叫喚に満ちたものに! 原稿がボツになるたびセンセは暴れ回り、ついにはライバルたちを蹴落とそうと謀略を巡らしはじめ・・・・・・!? 「売れない少女小説家」5人の血も涙もないバトルの顛末は・・・・・・!? コンプラまみれの令和の世には絶対生まれない、抱腹絶倒必至のコメディof theコメディ! 「少女小説」というジャンルを打ち立てた氷室冴子の、問題作にして伝説的な傑作『少女小説家は死なない!』をコバルト文庫創刊50周年を記念し復刊。「少女小説」ブームさなかの80年代、諧謔精神とエネルギーに満ちたこのコメディは、果たしてフィクションなのか、ノンフィクションなのか・・・・・・!? 解説は、氷室冴子とともに「コバルト四天王」と謳われた久美沙織が担当。 -
魔法使いのお留守番
大陸の果ての孤島に住み、不老不死の秘術を得たという大魔法使い・シロガネ。世界中の人間が次々と使者を派遣し、その秘術を我が物にしようとしたが、誰一人として達成できなかった。「魔法使いは、留守にしております」の言葉で島を守り続ける青年・クロとアオ。そこへ、ある日記憶を失った少年が流れ着く。ヒマワリと名付けられた少年によって、静かだった島の暮らしは一変、長らく時が止まったようだったクロの心は少しずつ変わっていく。ヒマワリは並々ならぬ魔法の才能を開花させていくが、それはどこかシロガネを思わせるものだった。魔法使いの留守を預かる「家族」の、輝く宝物のような日々を描く上巻! -
人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)
【戦争と選民ファシズムの時代が到来。「世界の終わり」を生き抜くための羅針盤!】 ★50万部超のベストセラー『人新世の「資本論」』続編!! 資本主義が招いた気候崩壊。そこから世界は極度の欠乏経済へ。奪い合いの不安のなかで、他者を切り捨てる「選民ファシズム」が蔓延し戦争も次々と勃発する。破滅への行進をどう止めるのか? 気鋭の経済思想家が、その秘策を提示する! 【各界が絶賛!】 ■落合陽一氏(メディアアーティスト) 久しぶりに赤線を引きながら唸った。反論したい箇所ほど面白い、稀有な本。 ■三牧聖子氏(国際政治学者) 飽くなき技術革新が人類を救う―― そう囁くテック・エリートが造る「ノアの方舟」にあなたの席はない。普遍的な人類の救済へ、ラディカルな希望をつなぐ書。 ■國分功一郎氏(哲学者) 「暗黒社会主義」の衝撃。この絶望的な提案が、私たちの大きな希望になる! ■柄谷行人(思想家) 資本主義の暴走による諸システムの崩壊により、少数の富裕層以外は地獄のような苦境に追いやられ始めているという著者の絶望を私も共有している。本書が提言する、新たなる「計画経済」「プロレタリア独裁」の行方を見守りたい。 【おもな内容】 ・気候崩壊によって世界は欠乏経済へ ・なぜ、戦争が止まらない時代になったのか? ・「選民ファシズム」にどう対抗するのか? ・テック・エリートたちは「世界の終わり」にどう適応しようとしているのか? ・欠乏と格差を固定化させるテクノ資本主義 ・不安の悪循環を逆回転させ、「破局」の時代を共に生き抜くための切り札とは? 【目次】 はじめに――未来はファシズムだ! 第1章:気候崩壊による恒久欠乏経済 第2章:テクノ資本主義で進むファシズム 第3章:「世界の終わり」と加速主義 第4章:計画経済が全体主義を連れてくるのか 第5章:「ハイエクの呪縛」を解くために 第6章:デジタル社会主義は可能か 第7章:ハイエクの盲点と「緑の戦時経済」 第8章:晩期マルクスの独裁論 第9章:エコロジー独裁への道 第10章:暗黒社会主義という希望 おわりに――名もなき者たちの「黙示録」 【著者略歴】 斎藤幸平 (さいとう・こうへい) 1987年生まれ。経済思想家。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy によって「ドイッチャー記念賞」を歴代最年少で受賞。『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。同書は19言語に翻訳され、世界的ベストセラーとなった。 -
チンギス紀
12世紀、テムジン(のちのチンギス・カン)は、草原に暮らすモンゴル族のキャト氏に生まれた。10歳のとき、モンゴル族を束ねるはずだった父イェスゲイが、タタル族に殺害されてしまう。テムジンのキャト氏は衰退し、同じモンゴル族のタイチウト氏のタルグダイとトドエン・ギルテが台頭、テムジンたちに敵対し始める。危機的な状況のもとで、テムジンは、ある事情から異母弟ベクテルを討ったのち、独りいったん南へと向かった……。草原の遊牧民として生まれ、のちに世界を震撼させることになる男は、はじめに何を見たのか? 人類史を一変させた男の激動の生涯、そこに関わった人間たちの物語を描く新シリーズ、待望の第一巻! -
墨繍綺譚
あんた俺が見えるのか? 見えるなら気をつけた方がいい── ある時はファッション・ビルの中。ある時は光り輝く海岸で、喧噪から逃れるように店を構える白髪の彫り師──。鋭く光る彼のその目は、彼と出会う者達に共通する不穏な“気配”を見抜いていて…? サスペンスの巨匠が贈る、ミステリーシリーズ第1巻!! -
【合本版】悪役令嬢がポンコツすぎて、王子と婚約破棄に至りません
【合本版限定★描き下ろし収録!】「私、悪役令嬢になろうと思うの!!」 天然系の侯爵令嬢・ベアトリクスから飛び出した宣言。彼女の目的は婚約破棄。誰もが一目置く婚約者シモン王子を、同じく見目麗しい令嬢セシリアと婚約させ、お似合いのカップルとして結び付けたい! そのために悪役令嬢になってシモンから婚約破棄を言い渡してもらうのだとか。そんな想いを秘めてセシリアに近づくベアトリクスだったが… -
戸籍の日本史(インターナショナル新書)
古代律令制時代に生まれた戸籍はなぜ、何のために明治に甦ったのか? そしてその制度が21世紀の今日まで生き続けているのはいったいどういう理由なのか。 夫婦別姓問題、同性婚、このほか種々の国際化の「見えざる障壁」になっている、日本独自の国民管理制度を暴く。 「天皇には戸籍があるか」「江戸時代の戸籍制度は」など、戸籍をめぐる小ネタも満載! -
出戻りて、奈良。~シカ県民やりなおし日記~
海なし・美味いものなし・宿泊されない県と自虐せし奈良の民よ、立ち上がれ! 地元愛炸裂☆局地的冒険コミックエッセイ。 マスコットキャラ界の風雲児、あの「せんとくん」への直撃取材編も描き下ろしにて収録! もう、「鹿と大仏の県だろ?」とは言わせねえ。世界よ、これが奈良だ。――卑屈な奈良県民bot・あをにまる氏 【内容】 十数年ぶりに地元で暮らすことになった漫画家を待っていたのは、なーんもないのどかな奈良盆地・・・・・・では全くなかった!! ぶっとんだ伝統行事の数々、鹿たちの「夜の顔」、巨大モールの出現、サッカーJリーグ「奈良クラブ」やご当地アイドルの「ご当地推し活」事情、意外なグルメなど、修学旅行では行けないディープな奈良探訪記。 大仏さまの「お身拭い」、「若草山の山焼き」、奇祭「砂かけ祭」、正倉院展などの有名行事や、猿沢池、春日大社などの観光スポットも、めんま先生独自のゆかいな視点でご紹介。奈良旅行のお供にもぴったりな1冊です。 -
【単話売】母40歳、女子高生になりました
森 梅、40歳。22年前に娘を産んでから、生きていく一番の目的は娘を育てることでした。娘とふたり、精一杯力をあわせて生きてきました。その娘も社会人に。そして、気づいてしまったのです。「もう、母親の役目はおわった」ことに。あれ待って、私、今日からどう生きていこう。そんなとき、私の目に飛び込んできたのは…。40歳からはじまる青春も、きっとあると思うんです。 ※こちらの作品は『月刊officeYOU 2023年4月号』に収録の「母40歳、女子高生になりました」と同内容です。 -
霊感工務店リペア
東京の下町にある、上総工務店の娘・駒子は、リフォーム専門の建築士。 「見えないモノが見えてしまう」彼女のもとには今日も家にまつわる不思議な依頼が舞い込んできて!? -
宝石商リチャード氏の謎鑑定
酔っ払いに絡まれる美貌の外国人・リチャード氏を助けた正義。彼が国内外に顧客をもつ敏腕宝石商と知り、誰にも言えない曰くつきのピンク・サファイアの鑑定を依頼する。祖母が死ぬまで守っていたその宝石が秘めた切ない“謎”がリチャード氏により解かれるとき、正義の心に甦るのは……? 美しく輝く宝石に宿る人の心の謎を鮮やかに解き明かすジュエル・ミステリー!!【目次】case.1 ピンク・サファイアの正義/case.2 ルビーの真実/case.3 アメシストの加護/case.4 追憶のダイヤモンド/extra case. ローズクオーツに願いを -
HHH インド人、ジャパンの競馬をHelpします!
「HHH(エイチ エイチ エイチ)」とは、 Hindi Hokkaido Horseman(ヒンディー・ホッカイドウ・ホースマン)のこと。 インド人が急増している町が北海道にある。 競走馬の産地、浦河町。 (2025年初夏時点で、400人ほどがこの町に暮らす)。 今、競走馬の生産現場は、多くのインドからの働き手によって支えられているのだ。 そこに密着2年間。そしてわかった 「インド人がいなかったら、日本の競馬は成り立たない!」というリアル。 そして「なぜ、この町では多民族が共生できているのか?」の謎。 ・インド人は、なぜ灼熱の地から氷点下10℃の北海道にやってきたのか? ・彼らは競走馬の調教に長けているのか? ・日本社会を彼らはどのように見ているのか? ・一方で、日本社会は彼らをどのように受け入れているのか? ・そもそも、競走馬の育成システムはどのようなものなのか? ・JRAはなぜ「競走馬の育成は、外国人がいなければ成り立たない」という現状に沈黙を続けるのか? ・そして、外国籍の方に対して厳しい日本は、少しでもマシな国になっていくのか? ・・・・・・など。 何も問題がないなんてことはありえない。むしろ、毎日問題は起きている。 でも共存。だって仲間で、同じ人間じゃないか。 競走馬育成の現場を通して多文化理解を志す人々を見つめた、 友情と傷心と希望のノンフィクション! 【著者プロフィール】 河野 啓(こうの さとし) 1963年愛媛県生まれ。北海道大学法学部卒業。1987年北海道放送入社。ドキュメンタリー、ドラマ、情報番組などを制作する一方、ノンフィクションの執筆に取り組む。著書に『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(第18回開高健ノンフィクション賞)、『北緯43度の雪 もうひとつの中国とオリンピック』(第18回小学館ノンフィクション大賞)、『ヤンキー 母校に恥じる ヨシイエと義家氏』など。 -
見えない死神 原発不明がん、百六十日の記録
夫の突然の腹痛、そして入院。検査を繰り返すが、原因は不明。 ようやく診断がついたときには、余命わずか数週間。 「原発不明がん」とは、いったい何なのか? 第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作 【各界から絶賛の声、続々!】 理不尽極まりない、まさに「見えない死神」。明日は我が身。震え上がりながら一気に読んだ。 ――成毛眞氏(「HONZ」代表) 哀しみの底に沈みながらも、決して諦めない。検証し続ける。その圧倒的な想いの強さに胸うたれる。 ――小池真理子氏(作家) 著者は、愛する人を「希少がん」で亡くすという個人的な体験を病の普遍的な記録にまで昇華させた。苦しみを同じくする人々や医療難民にとって必見の情報と知見がここにある。 ――加藤陽子氏(歴史学者) 【あらすじ】 ある休日、夫が原因不明の激しい腹痛に襲われた。入院して検査を繰り返すが、なかなか原因が特定できない。ただ時間ばかりが過ぎ、その間にも夫はどんどん衰弱していく。 入院から3ヵ月後、ようやく告げられたのは「原発不明がん」の可能性、そして夫の余命はわずか数週間ではないか、というあまりにも非情な事実だった。 この「原発不明がん」とは、一体いかなる病気なのか? 治療とその断念、退院と緩和ケアの開始、自宅での看取り・・・・・・。発症から夫が亡くなるまでの約160日間を克明に綴るとともに、医療関係者への取材も行い、治療の最前線に迫ったノンフィクション。 【著者プロフィール】 東えりか(あづま・えりか) 書評家。1958年千葉県生まれ。信州大学農学部卒。動物用医療器具関連会社で勤務の後、1985年より小説家・北方謙三氏の秘書を務める。2008年に書評家として独立。2011年から2024年までノンフィクション書評サイト「HONZ」副代表を務める(現在閉鎖)。日本推理作家協会会員。『週刊新潮』『小説新潮』『婦人公論』『本の雑誌』『公明新聞』『日本経済新聞』で書評を担当。文庫解説担当著書多数。 -
ゴールデンカムイ 鶴見篤四郎の宿願
日露戦争のさなか。戦場という巨大な密室では、正気を失うことこそ美徳とされる。鶴見中尉と第七師団の面々が出会った、驚くべき事件の数々とは・・・・・・。日露戦争での第七師団を描いた、初のスピンオフノベライズが刊行!! 野田先生による描きおろしイラスト多数!! 第一話 幽霊歩哨《谷垣源次郎》ロシア兵との死闘が続く二〇三高地。死んだはずの兵士が歩哨に立つという。谷垣源治郎はある夜、戦場には似つかわしくない、軽やかな鈴の音を聞いた。そして光の中から、先の戦いで死んだはずの戦友の姿が現れるのを見た・・・・・・。幽霊歩哨の正体とは?/第二話 白い日本兵《菊田杢太郎》ロシア兵のあいだで、「白い日本兵」の噂が広まっているという。白い日本兵は銃弾に当たっても死なずにロシア兵へ向かってくる、おそろしい存在だという。菊田はあることをきっかけに、白い日本兵の真実へ近づいていく・・・・・・。/第三話 羽二重天幕の密室《宇佐美時重》二〇三高地での戦いも大詰めを迎えようとしている。宇佐美は捕虜の尋問をするための天幕の設置を命じられた。戦局を左右する貴重な情報を持っている捕虜だという。尋問の担当は鶴見だったが、天幕のなかで事件は起こった・・・・・・。/第四話 時にはやさしく見ないふり《尾形百之助》奉天でロシア軍への包囲攻撃をかけた陣中、ありえない事件が起こった。日本兵が何者かに次々と殺害されていくのだ。犯人は恐ろしい怪力を持つ、敵の斥候というのだが・・・・・・。尾形はやがて、鶴見から事件のことで呼び出しを受ける。/第五話 鶴見篤四郎は惑わない《月島 基》奉天での戦いは膠着していた。損耗は大きく弾薬も少なく、戦いは難局を迎えていた。ある日の夕食後、月島は鶴見から密命を受けた。それは戦局を決する可能性のある驚くべき秘策であった。 -
ジョジョの奇妙な冒険 紅い遺言
『JOJO magazine』にて好評連載された「第5部」の暗殺チームやボス親衛隊たちにスポットを当てたスピンオフノベライズが、豪華装丁を纏って単行本化! リゾットの知られざる暗殺任務や、プロシュートとペッシのギャングストーリー、メローネとギアッチョが直面するベイビィ・フェイスの反抗期、スクアーロとティッツアーノの法廷劇のほか、ソルベとジェラートの単行本だけの書き下ろしエピソードなど全7本を収録。忠誠と裏切りの狭間で散っていった者たちの鎮魂歌を、ここに刻む。 -
よみがえる「学校の怪談」
恐怖が生まれ増殖する場所は、いつも「学校」だった――。 繰り返しながら進化する「学校の怪談」をめぐる論考集。 90年代にシリーズの刊行が始まり、一躍ベストセラーとなった『学校の怪談』。 コミカライズやアニメ化、映画化を経て、無数の学校の怪談が社会へと広がっていった。 ブームから30年、その血脈は日本のホラーシーンにどのように受け継がれているのか。 学校は、子どもたちは、今どのように語りの場を形成しているのか。 教育学、民俗学、漫画、文芸・・・・・・あらゆる視点から「学校の怪談」を再照射する一冊。 目次 1章 「学校の怪談」はどこから来て、どこへ向かうのか ―― 一柳廣孝 2章 「学校の怪談」と戦争の影 ―― 吉田悠軌 3章 「学校の怪談」ブームのさきがけ ホラー雑誌と怪談投稿文化 ―― 廣田龍平 4章 令和によみがえる『地獄先生ぬ~べ~』 ―― 真倉翔 岡野剛 5章 「大学怪談」の世界 ―― 吉田悠軌 6章 「学校の怪談」を調査する ―― 朝里樹 7章 特別寄稿 “つなぐ”学校の怪談 ―― 吉岡一志 8章 ブックガイド 現代ホラー小説は学校怪談をどう描いてきたか ―― 朝宮運河 -
世界99
小説というものの輪郭が、いわば地球を覗く窓の形が、本書によりまた大きく更新されました。 それはつまり、この本の中で初めて寛げる人がいるということです。 救済と爆弾は同じ姿で在れるのだと気付かされました。 朝井リョウさん(作家) 本当は貴方もわかっていたんだろう? と迫る声が脳内に鳴り響く。 熱に浮かされるようにページを捲る手が止まらない。 これは本型ワクチン。 世界99に誘われ、もう元いた場所へは戻れない。 宇垣美里さん(フリーアナウンサー・俳優) 足元の地面がふいになくなり、 正常と異常の境目が消え失せ、目眩がする。 人間という生き物の滑稽さ、グロテスクさ、美しさ、不思議さが、 この本の中にすべて詰まっている。 岸本佐知子さん(翻訳家) 空子がこの世界で体に蓄積する小さな暴力の音とか、風とか、どれも僕の心に刻まれていきました。 物語で一緒に過ごせた時間は、僕の宝です。 ロバート キャンベルさん(日本文学研究者) この世はすべて、世界に媚びるための祭り。 性格のない人間・如月空子。 彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。 空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。 ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。 当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。 3年以上にわたる著者初の長期連載がついに書籍化。 村田沙耶香の現時点の全てが詰め込まれた、全世界待望のディストピア大長編! 【著者略歴】 村田沙耶香 (むらた・さやか) 1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。 -
【合本版】今夜もスパダリの腕の中で
合本版限定描き下ろしカラーイラスト収録! 【誰もが憧れるスーパーダーリンと溺れる、おとぎ話みたいな恋が、今始まる――】初めての海外、傷心旅行のイタリアで1人困っている絵里(25)を助けてくれたのは、大富豪のジンノだった。2人で夢のような甘い時間を過ごし、日本に帰っても彼のことが忘れられない絵里は……。官能恋愛ストーリー「100シーンの恋+ otona love」の超人気作、待望の漫画化! -
学歴狂の詩
あまりの面白さに一気読み! 受験生も、かつて受験生だった人も、 みんな読むべき異形の青春記。 ――森見登美彦さん(京大卒小説家) ものすごくキモくて、ありえないほど懐かしい。 ――ベテランちさん(東大医学部YouTuber) なぜ我々は〈学歴〉に囚われるのか? 京大卒エリートから転落した奇才が放つ、笑いと狂気の学歴ノンフィクション! ========== がくれき-きょう【学歴狂】 〔名〕東大文一原理主義者、数学ブンブン丸、極限坊主、非リア王など、 偏差値や大学名に異様な執念を持つ人間たち。 ========== 【目次】 第1章 〈田舎の神童〉の作り方 第2章 「こんなんもう手の運動やん」とつぶやいた〈天才〉濱慎平 第3章 〈東大文一原理主義者〉内山とスーパー学歴タイム 第4章 〈伝説の英語教師〉宮坂の恐怖政治 第5章 〈努力界の巨匠〉菅井が教えてくれたもの 第6章 ノートにappleと延々書き続ける〈大物受験生〉永森 第7章 京大生のヌルすぎる就職活動 第8章 佐川恭一以来の神童と呼ばれる〈後継者〉国崎くん 第9章 〈二浪のアニオタ〉柴原が深淵をつづった詩集 第10章 〈数学ブンブン丸〉片平のあまりに危険な戦法 第11章 神戸大学志望を貫いた〈足るを知る男〉本田 第12章 「二十時間勉強法」ですべてを突破した〈極限坊主〉野々宮 第13章 〈別次元の頭脳〉で学問の面白さを教えてくれた中村さん 第14章 『ルックバック』で思い出す〈神童覚醒前夜の親友〉大城 第15章 マウント柔術の使い手〈非リア王〉遠藤 第16章 京大卒無職〈哲人王〉栗山 おわりに -
毎日読みます
「本を読みたいけど、読めない!」 現代の忙しい私たちは、いったいどんな本を読めばいいのだろうか? または、どうやったら本が読めるだろうか? 『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』の著者が、具体的な方法と作品タイトルをもって贈る、やさしい読書エッセイ。 焦燥感と罪悪感にかられるあなたの背中を、そっと押してくれる全53章。 【著者プロフィール】 ファン・ボルム 小説家、エッセイスト。大学でコンピューター工学を専攻し、LG電子にソフトウェア開発者として勤務した。転職を繰り返しながらも、「毎日読み、書く人間」としてのアイデンティティーを保っている。 著書として、エッセイは本書のほか、『生まれて初めてのキックボクシング』、『このくらいの距離がちょうどいい』(いずれも未邦訳)がある。 また、初の長篇小説『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』(牧野美加訳、集英社)が日本で2024年本屋大賞翻訳小説部門第1位を受賞した。 【訳者プロフィール】 牧野美加(まきの・みか) 1968年、大阪生まれ。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、新聞記事や広報誌の翻訳に携わる。 第1回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」最優秀賞受賞。 ファン・ボルム『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』(集英社)のほか、チャン・リュジン『仕事の喜びと哀しみ』(クオン)、ジェヨン『書籍修繕という仕事:刻まれた記憶、思い出、物語の守り手として生きる』(原書房)、キム・ウォニョンほか『日常の言葉たち:似ているようで違うわたしたちの物語の幕を開ける16の単語』(葉々社)、イ・ジュヘ『その猫の名前は長い』(里山社)など訳書多数。 -
アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち
LGBTに関する議論から取りこぼされてきたものがある。それが「アセクシュアル」「アロマンティック」などのセクシュアリティだ。アセクシュアルとは「他者に性的に惹かれない」という指向で、アロマンティックとは「他者に恋愛的に惹かれない」指向をいう。私たちは「誰しも他者を恋愛的な意味で『好き』になったり、性的な関係を持ちたいと思ったりするはずだ」という前提で日々を過ごしがちだが、そういった思い込みは彼らの存在を否定することになる。本書ではアセクシュアルやアロマンティックの人々の経験や置かれている状況、歴史、そして関連する用語や概念を詳細に解説し、性愛や恋愛の「常識」を再考する。 -
冤罪 なぜ人は間違えるのか(インターナショナル新書)
無実の罪が相次いで産み出される真の原因を「冤罪の科学」が解き明かす――◎人間は間違いから逃れられない ◎人の心には「盲点」がある ◎黒の捜査、白の捜査 ◎なぜ「直感的判断」は危険なのか ◎ノーベル経済学者が指摘した「結論バイアス」のリスク ◎ジェンダー・バイアスが生んだ冤罪事件 ◎裁判官も陥ってしまう偏見と差別 ◎正義感が冤罪をもたらすわけ ◎人間は自己正当化する生き物だ ◎「引き返す勇気」は持てるのか ◎「集団浅慮」のリスク ◎失敗が放置される「現状維持バイアス」のトラップ -
はじめての日本国債
「国債」とは何か。おそらく多くの人が「国の借金」と答え、いい印象は抱いていないだろう。しかし、国債が経済においてどのような役割を果たしているかはあまり知られていない。実は国債の仕組みがわかれば、いま日本経済で起こっている変化を理解するのが容易になるのである。国債の定義、価格決定メカニズム、発行方法、主要投資家(日銀、銀行、生命保険会社等)の役割、そして金融政策との関連性について等、日本における国債の仕組みを入り口に、債券や証券、日銀の市場操作などの金融政策、銀行や生命保険の運用などの解説を通して、日本経済の見方が身に着く入門書。 -
グランドワーフ~町工職人、匠の技で異世界無双~
その道一筋52年、腕を磨き続けた熟練の町工場職人・藤村匠は、長年の無理がたたって倒れ…目覚めるとそこは異世界であった! 勇者を目指す少女・フラウと出会ったフジムラは、職人魂と匠の技で異世界最高の武具職人を目指す! -
失業賢者の成り上がり ~嫌われた才能は世界最強でした~
【賢者】の刻印を与えられた13歳の少年カルナは、得意の死霊魔術が災いし、勇者パーティーから追い出されてしまった。路頭に迷い、仲間の幽霊達と洞窟探索をしているとき、カルナは偶然あっさりと魔王城の結界を破壊。色欲の魔王を名乗る妖艶なお姉さん・セシリアに見初められ、魔王軍に就職することに…!! 失業した少年賢者が魔族の社会を駆け上がる! 無自覚無双の逆転成り上がり物語、華々しく開幕!! 勇者に追放された魔術師の、無自覚チートな逆転無双劇!! -
対馬の海に沈む
2024年 第22回 開高健ノンフィクション賞 受賞作。 JAで「神様」と呼ばれた男の溺死。 執拗な取材の果て、辿り着いたのは、 国境の島に蠢く人間の、深い闇だった。 【あらすじ】 人口わずか3万人の長崎県の離島で、日本一の実績を誇り「JAの神様」と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落し溺死した。44歳という若さだった。彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だったのか………? 職員の不可解な死をきっかけに、営業ノルマというJAの構造上の問題と、「金」をめぐる人間模様をえぐりだした、衝撃のノンフィクション。 【選考委員 大絶賛】 ノンフィクションが人間の淋しさを描く器となれた、記念すべき作品である。 ――加藤陽子(東京大学教授・歴史学者) 取材の執拗なほどの粘着さと緻密さ、読む者を引き込む力の点で抜きん出ていた。 ――姜尚中(政治学者) 徹底した取材と人の内なる声を聞く聴力。受賞作に推す。 ――藤沢 周(作家) 地を這う取材と丁寧な資料の読み込みでスクープをものにした。 ――堀川惠子(ノンフィクション作家) 圧巻だった。調査報道の見本だ。最優秀な作品として推すことに全く異論はない。 ――森 達也(映画監督・作家) (選評より・五十音順) 【著者プロフィール】 窪田新之助(くぼた しんのすけ) ノンフィクション作家。1978年福岡県生まれ。明治大学文学部卒業。2004年JAグループの日本農業新聞に入社。国内外で農政や農業生産の現場を取材し、2012年よりフリーに。著書に『データ農業が日本を救う』『農協の闇(くらやみ)』、共著に『誰が農業を殺すのか』『人口減少時代の農業と食』など。 -
アフター・サイレンス
高階唯子は警察から依頼され、事件被害者やその家族のカウンセリングを行っている。彼女は様々な傷を抱えたクライエントと向かい合う。夫を殺されたのに自分こそ罰を受けるべきだという妻。誘拐犯をかばい嘘の証言をする少女。心の傷から快復したはずなのに、姉を殺した加害者に復讐した少年……。多くを語らないクライエントが抱える痛みと謎を解決するため、唯子は奔走する。絶望の淵で、人は誰を想い、何を願うのか。そして長い沈黙の後に訪れる、小さいけれど確かな希望――。80万部突破「MOMENT」シリーズ、ドラマ化で話題となった『dele』の著者が贈る、深く胸に響く物語。 -
石橋湛山を語る いまよみがえる保守本流の真髄
世襲、裏金、カルトとの癒着、経済失政、そして、アメリカに何もものが言えない自民党政治。この自民党の源流は岸信介・清和会にあると言える。しかし戦後、岸やGHQとも一線を画す、保守本流の源流となった政治家がいた。石橋湛山。その湛山に今、国内外から注目が集まっている。そこで湛山の孫弟子である元衆議院議員の田中秀征と、湛山に関する著作もある評論家の佐高信が、彼の思想や真髄を語り、日本政治に必要な保守本流の考え方、政治家像、日本はこの先世界でどうふるまって行くべきかという改革の方向性を語り尽くす。
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