柩の中の猫

柩の中の猫

440円 (税込)

2pt

1955年、20歳の雅代は、美大で油絵を教える川久保悟郎の家に、娘の桃子の家庭教師を条件に住み込むことになる。モダンな明るさに満ちたその家に母親の存在はなく、孤独な少女の心には飼い猫のララだけが入れるのだった。緊張をはらみつつも表面は平穏な日々。均衡を破ったのは悟郎の恋人の登場だった――。30年の時を経て語られる悲劇的な事件の真相。心理の綾を精緻に紡ぐサスペンス長編。

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柩の中の猫 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月31日

    何とも切ない気持ちになった。自分が同じ立場になったらどうするのか?同じ気持ちになったのではないかと思った。

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    Posted by ブクログ 2019年04月15日

    同世代でもネコ好きでもないのにどうしてこんなに懐かしくて苦しいようなキモチになるのか、不思議です。胸の内にひっそりと、彼らの生活が息づきます。

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月06日


    8割方読んだところで、このままでは終わらない、どのような結末に落ち着くのだろうとは感じたが、予想外すぎる結末だった…。
    心理描写がうっとりするほど繊細。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    20歳の雅代は、美大で油絵を教える川久保悟郎の家に、娘の桃子の家庭教師を条件に住み込むことになる。
    モダンな明るさに満ちたその家に母親の存在はなく、孤独な少女の心には飼い猫のララだけが入れるのだった。
    緊張をはらみつつも表面は平穏な日々。
    悟郎に惹かれる雅代は、ララと少女の心を捉えようとしていた。
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    0

    Posted by ブクログ 2013年06月06日

    小池真理子ワールド大好き。苦しくて切なくて官能的そして美しい。筆者の脱ミステリー作品第一作らしいけど素晴らしい。

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    Posted by ブクログ 2013年05月29日

    読み始めると止まらない。怖いもの見たさだね。
    そして、やっぱりこうなったか、と満足してるから、怖い。

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月06日

    いろいろな愛情の形が交錯して、
    結果取り返しがつかないくらいよじれてしまった家族。

    読後は暫く呆然としたくらい私にとってインパクトが強かった。

    時間があればまた読み返したい。

    0

    Posted by ブクログ 2010年08月17日

    何年も途中放棄したままだった本。
    ふと読んでみたら、意外に次が気になる内容だった。

    桃子。ララ。千夏。色々な思いが交差して。
    人間の怖さもあり、切なく悲しい作品だった。
    終盤は一気に読んでしまった。

    (5日間)

    0

    Posted by ブクログ 2009年12月18日

    全体の流れは直木賞を受賞した『恋』と同じ。
    プロローグのせいで、どんな幸せそうな
    シーンでも不安が付きまとう。

    最期は息がつまってすごい勢いで読んだ。
    気付いたらのどがカラカラになってて
    自分でびっくり。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    タイトルの「猫」に惹かれて読みました。動かない話が、途中から急展開するところからドキドキしっぱなしでした。

    0

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