能登怪異譚

能登怪異譚

387円 (税込)

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市助には8人の子がいた。その子らが夜ごと寝間を抜け出して、朝まで箪笥の上に坐っている。そのうちに市助を除く家族全員が夜な夜な箪笥に上がるようになって――。(「箪笥」)。能登を舞台に玄妙な語り口で綴る9つの不思議な物語。恐怖と戦慄の半村フォークロア。

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能登怪異譚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    能登の言葉?
    最初、とっつきが悪かったんですが、すぐに気にならなくなって。

    短編集って沢山読むと、「あれ?この話、どんなのだっけ?」
    ということがよくありますが(え?私だけ?)これは忘れられない
    話のオンパレードです・・・とここまで書いて、ふと思った。
    翻訳ものを読むことが多いのですが、原題と邦題

    0
    2014年10月05日

    Posted by ブクログ

     大人がよ読んでも怖くはありませんが、とても面白い話ばかりです。
     
    ちょっとダークな、というかかなりダークな「まんが日本昔ばなし」をイメージしていただければ思います。

     実際、挿絵画家も「まんが日本昔ばなし」の方ですし。

     なんかあのナレーションが聴こえてきそうです。

    0
    2017年08月15日

    Posted by ブクログ

    【箪笥】―短篇。
    老婆による能登弁の語り口で、家にまつわる昔話。夜な夜な箪笥の上に座る家族。短いながらもその光景を思い浮かべてぞくりとさせられるのが面白い。(2008.12)

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    名の通り、能登の怪異譚を集めたもの(作者の創作が多分にある気がするが)。
    中でもオススメは「箪笥」「雀谷」。
    能登の方言で全文書かれており、
    これが恐怖感、奇怪感を増幅させる。
    村上豊さんの挿絵は元々大好きだが、
    これほどまでにマッチする作品があろうとは・・・
    この本を「面白い!」と思える人は連絡下

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    能登を舞台にした怖い…というか、シュールというか、不思議というか…そんな内容の短い話が能登弁の一人語りで書かれています。能登の方言がそのまま文章になっているので、最初はちょっとつっかえますが、脳内変換出来るようになればスムーズに入ってくるようになりました。そうすると臨場感が出てきてさらに楽しめた気が

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    半村良といえばSF作家のイメージだが、他にも夜の世界に生きる大人たちの人情を描いた『雨やどり』や本作の様なちょっとゾッとするフォークロアなどその守備範囲の広さに驚く。そしてとにかく読ませるのが上手い。

    0
    2023年01月25日

    Posted by ブクログ

    傑作「箪笥」。これは読んでおくべきだ。語り、視点、ロケーションの変化など実に技巧的ですばらしい作品だ。次の「蛞蝓」まではまだ良かったが、後がひどい。だんだんつまらなくなってくる。「箪笥」だけのために買うのはよいと思う。

    0
    2014年07月10日

    Posted by ブクログ

    まるで夜語りの民話のように、朴訥とした能登弁での一人称で語られる物語は、モダンホラ-とは対極的な位置にあるようにも思われるが、それに勝るとも劣らない怖さを味わわせてくれる。
    代表作「箪笥」の何とも説明のつかない奇妙な味とぞくりとする読後感、「雀谷」「蟹婆」で描かれるのはS・キングらのモダン-田舎-ホ

    0
    2013年04月24日

    Posted by ブクログ

     いやー,能登に住んどる者(もん)が読んだから(さかいに)余計(よけ)におもしろかった(もっしかったわいねん)。
     このような変な(もっしい)な昔話が(はなっしゃ),もともと能登地方(おらかた)にあったのかどうかは知らない(しらん)けれど,ちょっと(ちょっこり)ゾクゾクとする話でした(やったわ)。

    0
    2011年05月15日

    Posted by ブクログ

    夏に気楽に読むにはうってつけの能登を題材にした怪談。
    方言で語られているが非常に読みやすく、挿絵が恐怖を
    煽って効果的だった。

    0
    2019年07月23日

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