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Posted by ブクログ
冒頭で高野さんは自身の「間違う力」について語っていますが、私はその後の「間違ったまま突っ走る力」にやられて高野作品を読んでいます。
ヤバいとわかっていても引き返すという選択肢は更々なく、あえて「乗りかかった船状態」を作ってから「困ったなぁ」と言ってるとしか思えない。
毎回それを期待しているし、本書も期待通りの出来事が3件。
「世にも奇妙なマラソン大会」
サハラ砂漠でフルマラソンに参加。ずっとなんで?が止まらないけど、読み終えると謎の清々しさがある。
「ブルガリアの岩と薔薇」
これは以前読んだ「メモリークエスト」の後日談。ミッションを終え帰国するために利用したバスで、岩のようなおじさんと出会います。ホントにネタに事欠かないなぁ!
「名前変更物語」
なんでそうなるんだ!キチンとしてるのかしてないのかわからない、インドに行くための策を練りに練りに練る話。奥様とのノロケ的やり取りにほっこり。私的には、高野さんのブログ読者の察しが的確すぎてツボでした。さっすが高野ファン。
その他、少し不思議でキツネにつままれたような奇譚集として7作。こういう話、もっとタンマリあるに違いないからそれで一冊出してほしいなぁ。
Posted by ブクログ
プフッと声を出して笑ってしまった。
メインの3つの話、サハラマラソン、ブルガリアの岩と薔薇、名前変更物語のどれも著者が「間違う力」でズンズン突き進み、笑わしてくれる上、何か面白い余韻を残してくれる。
◯サハラマラソン
始まりの深夜のクリックからめちゃ笑う。
しかし、ハーフマラソンに出たこともないのに、砂漠のフルマラソン…それだけでもすごいし面白い。案外タイムも早いし。
加えて、西サハラ問題(初めて知った)やそこでの暮らしぶりにも触れることができて興味深く楽しい。
◯ブルガリア
まあまあ大変というか面倒な状況になってるのに、「並大抵の心地よさじゃないのだ。ここ十年で最大のカルチャーショックかもしれない」で、めちゃ笑う。
◯名前変更物語
退去強制歴のあるインドに入国するために、名前を変更たパスポートを取ろうとする話。
いろいろ苦労した挙句…バレとるやないかい!と言いたくなる展開でめちゃ笑う。
メイン以外の話もジワジワ面白く、あっという間に読み終えてしまった。
Posted by ブクログ
-何か面白いことはないか
夜中にネットサーフィンをしていてたどり着いてしまったのが、西サハラの難民キャンプで開催される“砂漠を走る”マラソン大会。
直前の申し込みにもかかわらず、ゆる~くエントリーされ、詳しい案内もなく「夜9時マドリッド空港集合」だけ。しかも、マラソンなど経験のない著者。不安を残しながら現地へ飛んだ。
モロッコと対立する西サハラへの援助を求めることがこの大会の趣旨だったようで、ボランティアに慣れている海外の人々に比べ、著者はそんなことには思いが至らない。
難民キャンプといっても、それなりに物資は揃い、対立しているといっても平和な西サハラ。
現地の取材を行いつつも、果たして、砂漠を完走できたのか?
それと、以前インドで強制送還になったことから、再度インドへの入国するために名前を変えよう!という『名前変更物語』など、
高野さんの作品は面白い!
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